秘境駅・・人里離れたアクセスが困難な駅の事である。
今回は小和田駅の訪問記を書いていきたいと思います。
小和田駅の場所は、静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家に位置する、少し先は長野県であり、愛知県である。
要するに県境に位置するのだ。
普通に生きている人は、この駅の存在を知る機会は少ないだろう、
しかし一時、有名になったことがあった。
小和田雅子さんが皇太子と結婚した時である、読み方は違うのだが、漢字は同じである、
KITの記憶にはないが、フィーバーしたらしい。
小田和駅は車ではアクセスできない秘境駅と言われている、であれば車で行ってみよう。
横浜からのアクセスは、中央高速道路を使い飯田ICを下りる、
そこから一般道、251号線を通り、喬木ICから152号線(秋葉街道)を南下していく。
しばらくすると、道の駅・遠山郷があるので休憩をとる。
自然の中にいきなりコンクリートの構造物が現れる、これが三遠南信道の始点である。
※画像は、喬木IC手前である。
遠山郷は、鹿やイノシシなどの山肉が有名である。
※ここいらの話しは別の時に書きたいと思います。今回は休憩のみの通過点となる。
話を進めよう。
遠山郷から418号線に入り、1号線に分岐する、そしてすぐに左折する、この道には名前はない。
このあたり特有の景色である、段々茶畑と天竜川である。川色の緑がなんとも言えない。
中井侍駅周辺である。
秘境駅・中井侍駅はこの坂を下りていかなければならない、当然ながら離合はできない。
中井侍駅より先には道が繋がっておらず、U ターンすることになる。
今回の目的地はこの先にあるのだ。
※写真の右前方の頼りない道をひらすら走っていく。※まだこれは良いほうであるが・・・。
目指す先は、塩沢集落である、ここに小和田駅へ続く道があるのだ。
普通に走行していたら、その存在には気づくことはない、
情報を持つ人しか、到達することはできないのである。
写真のガードレールの切れ目が入口となっており、階段を下っていく。
車はこの付近に停めさせていただきました、ここには路肩を広くとったスペースがあり、ここに停めれば2台がすれ違えるスペースが確保できる。 本日はこちらに停めさせていただきます。
ちなみにここまで来るのに、1台の車とも合わなかった。
階段をひらすら下りていく、らせん状の階段もある。
しばらくすると天竜川が見えてくる、かなり高度が下がったとわかる。
不気味な船(笑)がポンポンと音を立てながら、上流に向かう。
今度はこんな心もとない道を歩くことになる。
しばらくすると左手に民家1軒、現れる、こんなところにとびっくりである。
個人宅なので、写真は控えます。
鉄柵が現れた、もうゴールは近い。
建物が見えた!! もう小田和駅は至近である。
塩沢集落まで1時間、こんなに歩いてきたのか・・・。
これを登ればゴールだ、ヴィクトリーロードである。
小和田駅舎に入る、立派な駅舎である。
飯田線の時刻表はこの有様である、電車で来るのも大変なのだ。
駅周辺案内板。
配色に並々ならぬセンスを感じる、衝撃的である、まさに秘境駅(笑)
昔の診療所みたいだな。
三県境の駅である、全身を使えば同時に三県にまたげるのだ。
小和田さん関連のものもございます。
門谷・大津峠とは?? 行く人がいるのだろうか? もちろん、行く勇気はない。
KITは来た道、散策道入口方向に帰る。
寄り道をする、高瀬橋である。
ようやく名も無き道路に到着、無事に帰ってきました。
こんなの気づかないよね。
こうして、秘境・小和田駅に行くことができた。
塩沢集落、駅に行くまで1時間以上かかるとは、まさに秘境駅である。
はたして行きたいと思う人がどれほどいるのだろうか。
秘境・小和田駅編 完。