小京都・・・
小京都という言葉はよく聞く、おそらくは京都に似た町並をそのように表現するのだろう。
実際にはどうだろうかと、少し調べてみた。
全国京都会議という組織が存在しており、小京都を下記のように定めた、らしい。
・京都に似た自然と景観があること。
・京都と歴史的な繋がりがあること。
・伝統的な産業と芸能があること。
上の3つのうち、どれか1つでも満たしていれば、小京都の条件を満たし、認定されるらしい。
全国で小京都と名乗っている地域は多いのだが、自称小京都も多数存在している。
広島県竹原は、果たして加盟をしているのか?
加盟うんぬんは関係なく・・・、京都の名など借りずとも、己の名前だけで売るべきと思うのだが。
竹原はそれだけ素晴らしい町なのである。
ということで、竹原観光・広島旅行について少し書いていきます。
竹原市は、広島県中央南部に位置している、瀬戸内海に面しており、製塩業が江戸後期より発達、特産品は名の通りタケノコ、海上航路の要衝として栄えておりました。
横浜に住むKITとしては、遠い場所である、しかし山陰とは違い交通網が多いため、交通手段としては問題はないのである。
広島という地は大変微妙な距離であり、飛行機を使うか・新幹線で行くか、迷う土地なのである。
瞬間的な距離感としては圧倒的に飛行機が早いのだが、
自宅から広島駅と考えた場合、接戦の上、良い勝負をするのである。
飛行機は、時間的余裕が必要となり待機時間が多く発生する、さらに空港は都市部から比較的離れた場所にあるため、バスによる移動が主となる。
そのため、トータルで考えた場合、良い勝負をするのである、
広島県は、航空機vs新幹線の激戦区なのである。
今回行く竹原は、地図上では広島空港の下方に位置します、車で約30分未満で着くことができる。
しかしながら、バスは乗り合いバスの小さなものであり、定員人数が少ない、乗れない場合のリスクが高いのである、タクシーを使う場合は約5,000円はかかってしまう。であれば、レンタカーを借りて、観光をしつつ空港に乗り捨てが理にかなっていると思う。
今回については、新幹線を選択することにする、理由は新幹線のほうが旅情があるから!!
ルートとしては、東海道新幹線のぞみ号で福山駅まで向かい、そこから新幹線こだま号で三原駅まで向かう。
三原駅からは呉線に乗り継ぎ、のんびりと車窓の旅をすることになる。
残念ながら、その時の写真がない・・・、今となって後悔である。
旅を楽しむことに集中して、記録を残すことをすっかり忘れていた。
呉線は沿岸をなぞるように走っており、進行方向左手に瀬戸内海を見ることができる。
これこそ、列車の旅の醍醐味であると思う!!(力説)
14:45頃に竹原駅に到着する。
季節は夏、くそ暑い、この時刻特有の照り返しが厳しく表情をゆがめ、町を歩く。
15分ほどかけて、町並み保存地区に向かう、そうすると格子の建物が並び、石畳が京都を思わせる?!光景が広がる。
まずは、西方寺(さいほうじ)に向かう。
ここは、戦国武将・小早川隆景が京都の清水寺を似せてつくった普明閣がある。
※京都とのつながりがありました。
ここからは竹原の町並みと瀬戸内海が見ることができる、・・・らしい。
西方寺の階段から町並み保存地区をのぞむ。
竹鶴酒造があります、
NHK連続小説マッサンの竹鶴政孝は竹原出身なのである。
日本ウィスキーの父と呼ばれ、ニッカウヰスキーの創業者である。
このようにこじんまりとしてますが、とても良い町並みでした。
そこから6分ほどのところに、道の駅・たけはらがあり、そこでお土産を購入。
再び竹原駅に行き、呉線で広島駅を目指します。
ここからが遠い、広駅で乗り換え、広島駅に向かうのだが、2時間弱はかかるのだ。
いつしか、車窓は真っ暗となった。
1日目終了。
◆7月11日 2日目
タイムズレンタカーでマツダアクセラを借りる、旅先ではほぼタイムズを使うようになった、
昔のマツダレンタカーだと思うのだが。
価格帯も低めで、マツダ車が中心というのが、KITのポイントだ。
目的地は、御手洗(みたらい)である。
広島駅から距離にして約60km、時間にして1時間40分ほどかかる。
呉より、島3を経て、大崎下島に向かう。
あいにく、天候は曇りであり、さわやかな瀬戸内海とまではいかなかった。
御手洗とは「見たらい町」とダジャレがあるほど、とてもいい町である!! ↓
御手洗は、瀬戸内海の海上・中継所として発展しており、町を歩くと昔の栄華がわかる気がします。
町が密集しており、迷路に迷い込んだ気になります、迷って道に出るとそこには静かな瀬戸内の海が迎えてくれる。日頃の東京とは全く異なる、穏やかな時間を過ごせる町並みです。
是非、再訪したいと思った町でした。
カモメの鳴き声とともに、穏やかな時間が流れる。
1時間もあれば周ることができる。
観光客は、KIT以外では1人でした。
なんで、こんないいところにこないのだろうか。
御手洗を離れ、竹原・道の駅により、府中市の上下町に行き、町並み散策をした。
2日目終了。
◆7月12日 3日目
帰る日の為、コンパクトな定番観光をする。
広島城入口
広島城・別名:鯉城
この日も晴れ間が見えることは少なく、ちょこちょこと傘をさすことになった。
KITの旅には珍しく雨に会った。
広島駅の巨大なお土産屋で買い物をして、リムジンバスで広島空港に向かう。
時間の余裕はあるので、レストランでカキ御前とビールを飲みながら、出発の時間を待った。
竹原・広島旅行 完。