JR東日本の「びゅうカード」のポイントが貯まると、様々な商品と引き換えができる、
いつもは商品券に交換するのだが、今回は気まぐれか?!、
「新幹線の普通乗車券料金でグリーン車に乗ることができるチケット」に交換したのだ。
期限はもう少し先だと思うのだが、このまま忘れさられてしまう未来が見えたので・・、
思ったが吉日かどうかはわからないが、今回使うことにした。
当然、東海道新幹線には使えない、なぜならJR東海だからである。びゅうカードは東日本である。
それでは、どこに行こう??
以前から直江津には行ってみたいと考えていた、終着点的なイメージがある駅である、それに名前の響きもいいよね。
プランとしては、どうするか?
今回は周遊をしよう!!、上越新幹線で長岡経由で直江津まで行き、直江津から上越妙高から北陸新幹線で帰る!、なかなか良いプランである。(自画自賛)
観光ポイントは、青海川駅、直江津、春日山城、親不知、高田城とした。
題名に書いた通り、メインは上越市である、上越市とは以前の直江津市と高田市が主であり、その他の市町村が合併してできたものである。歴史はまだ浅いほうである。
しかし戦国時代には、上杉謙信の居城である春日山城があり、越後地方の中心地であった。
今は、新潟市が中心となり、西には富山がある、二つの都市に挟まれ、がんばれ上越市!!
では、上越の旅、スタートである!!
11月12日、AM4:00に起きる、朝からせっせと旅支度をする、いつものKITらしくない、
いつもであれば前日に用意をしているのである、さらにはチケットすらないのだ
ホテルは出発1時間前にネット予約をした。
泊まるところさえあれば、あとはどうにでもなるのである。
6:05、自宅を出発する。
前日雨が降り、まだその余韻が残っている、そしてまだ空は薄暗い。
でも直江津は今日・明日と晴天となる予報だ。楽しみである。
7:00 東京駅に到着、
まず向かったのは、丸の内側のみどりの窓口である、久しぶりにチケット申し込み用紙を書いた、窓口には4・5人の客はいたが、待つことはなかった、窓口のお姉さんは早い指技でパシパシと叩いていく、もちろん満席という想定はない、さらに今回はグリーン車であり、窓側も堅いであろう・・・。
往復ともに、D席である、グリーン車は4列の為、窓側はAとDである。
今回はクーポン券を使った為、みどりの窓口ではいつも以上に時間がかかった、プラス5分かな。
東京駅構内に入場、
エレベーターで上がり、新幹線口に移動する、コンコースには人が多く、まともに真っ直ぐ歩けない。
皆、それぞれの目的地を持ち、東京駅を出港していく、どんな旅をするのだろう・・・、という事は考えず、自動改札機に2枚のチケットを入れる。
もっとも手前のエレベーターを上がり、21番線にホームに立つ。
東京駅20・21番線には、はやぶさとやまびこが入線していた、新幹線はテンションが上がる。
どちらにも乗らないけどね。
ホームの弁当屋で昔ながらのとんかつサンド(だっかたかな?)とレモンケーキとお茶を購入。
規則正しく、指定号車のライン枠内に並ぶ、まだ時間は結構ある。
発車10分ほど前に、MAXときが入線する。やはりデカい!
壁である。なぜ2階タイプは新潟行だけなのだろうかと考えながら、ドアが開くのを待つ。
しかし1階席の悲惨さも考慮していかなければならない。
7:48 MAXときは定刻通り、東京駅を出発する。
進みにつれ、天候は悪化していく、越後湯沢では小雨が降りそうな天候にまでなっていた、
長岡に着いた頃には、天候は曇りになっていた。
どこから晴れになるのだろうか、少し不安にもなったが、必ず現地は「晴天」なのである。
9:34 長岡駅到着。
すでに信越本線が入線していた、
9:48 長岡発、最後尾の席に陣取る、出発の頃には、それなりに人が乗っていた。
この列車はワンマンカーであり、無人駅も多い為、降車するときには先頭車両まで行かなければならない。
また、ドアの開閉は自らボタンを押さなければならない、気をつけよう。
長岡からは内陸を走ることになる、農村風景を見ながらの車窓の旅とばる、
しかし柏崎駅から一変することになる、
柏崎は名が知れただけに乗車・降車がそれなりにあった、また越後線の乗り換え駅でもある。
柏崎を過ぎると日本海沿岸の雰囲気を感じることができてくる、
そして次の駅である鯨波駅手前から様相が変わってきた。
晴天に変わったのである、馬の背ではないが、ここが天候の転換点であった。
そしてあの駅に到着する。「青海川駅」である、読みは「おうみがわ」と読む。
ここは最も日本海が近い駅として知られ、ドラマのロケなどにも使われ、鉄道唱歌にもでてくるほどの駅なのだ。(鉄道唱歌を知っている人は少ないとおもうが・・)
最初のプランニングでは、
10:39 青海川駅に降りる予定であった、でもやめた。
次の電車が来るまで、1時間近くあるのだ、それに今日行く親不知の所要時間が気になっていたからだ。
直江津駅、このとき時刻は11:17である。
直江津は晴天であった、
構内には弁当が売っており、すごーく気になったが、カツサンドでおなかいっぱいになり、食べるタイミングが無かった。
ホテルハイマートで作っている駅弁である、今思えば食べればよっかたと、少し後悔してる。
駅外の連絡通路の窓から撮影、ローカル線・起点駅の名に恥じない雰囲気である!!
直江津駅・北口。閑散とした雰囲気がまた郷愁をさそう。
そういえば、南口にはいかなかったなぁ・・・。
もう一度言おう、閑散としてます、いい意味で。
レンタカー会社には13:00で予約をしていたが、青海川をスルーした為、1時間早く着いてしまった、
さっそく電話をして、1時間の前倒しを依頼した。
レンタカー会社は快く快諾、しかも今北口にいることを告げると、ではタクシーで来てくださいとの事、
想定外のラッキーである、20分かけて歩いていくつもりが、ショートカットできた。
車を借りて、11:45頃スタートである。レンタル期間は24時間として、翌日の12時返却である。
まず向かったのが、船見公園。駅から5分のかからない距離にあります。
特段何かあるわけではないが、海がある!!
以前、直江津・船見公園にはロードバイクで江の島から来たいと考えていた、(時期があった)
今までの最長距離が長野であった為、トレーニングを積んでいつかは行ってやると考えていた場所なのだ。
ロード乗りなら、誰もが憧れる太平洋から日本海への横断の旅である。
今ではその目標も遠ざかってしまったが。
船見公園駐車場には、おさんぽMAPなるものが完備、
しかも船見公園にはそこそこ車がきているのだ。なぜなんだ??結局理由がわからないまま、次の目的地に向かう・・・。
ナビを親不知観光ホテルにセットする、
しかもこのナビ、すごく古いのだ、画面はなぜかナナメで表示されるし、10年前以上のナビで間違いない。
それでもナビはナビ、適格に行き先を案内してくれるのである。
上越ジャンクション(JCT)から北陸自動車道を走る、まずは最初のSAである名立谷浜に入る、
SAでこれである、
東名高速や関越を使うことが多い為、感覚がマヒしているのだが、
地方の、本来のSAはこうなのかもしれない。
「ん?!」 隅の広場に何かを発見した。
奴奈川姫である。「ぬなかわひめ」と読む。
古事記の大国主の神話の段に登場する姫である、糸魚川にはその伝承が残っているのだ。
全くのノーマークだったので、うれしい出会いである。
その他のSA利用者は全く、興味をしてしていなかった・・・。
13:20頃、親不知ICを出る、
不思議な名称である、これもまた諸説があるのだ・・・・、なぜいつも諸説があるのだ、もやもやするな~。
親不知インター降りてすぐに車を止める、
親不知と言えば、これだよね、北陸自動車道が海の上を通っている、この光景。
東名高速道路にも似たような風景があったような・・・・・。
親不知観光ホテルに到着。
この駐車場はホテルのものではなく、一般に開放されている無料駐車場である。
看板も多くあり、観光客にやさしい作りになってます。マスコットキャラがいい感じですな。
マップで位置関係を確認することができます、これらを見て行き場所を決めました。
助かりました。
上の看板の脇には道があり、ここを下れば絶景を見ることができます。
このような道を下降していく、周りには人はいない・・・。
先ほど、車は4・5台は止まっていたような。
滝のようなものが見えてきた、この少し手前で男性1名をすれ違う。
下降途中にトンネルに遭遇、まずは海を見てから、少し待っていてくれ。
とうとう、海にでた!! 難所、親不知の海に到達したのだ。
波が岩にぶつかり、轟音が響く、正直すこし不安な気持ちになった。
下は岩場となっており、波で削られ丸くなった石が無数ある。
波打ち際までは怖くていけない、本能がストップをかけるのだ。
さぁ、階段を登り上に向かう、階段を登り少し高い所まできた時、心に少しの余裕が生まれてきた。
先ほどのトンネルに突入する。
親不知レンガトンネルという、昔はSLも走っていたとか、ホントかよ・・長さは、670mとなる。
途中、このようなパネルがある、先に急ぐ気持ちが強いが、折角だからしっかり読みます!!
暗すぎて、距離感がつかめん、中には誰もおらず、自分の足跡としずくが落ちる音しか聞こえない。
平衡感覚がなくなる、非常に長く感じる・・。
ようやく到達できた。
この先が展望台となっていたが、それほど展望がいいわけではない。
歩いている最中に、懐中電灯があったらいいな と考えていたら、
「あった!!」、全く気がつかなった。
ここから長い階段を登ることになる。結構急で息が切れる。
ようやく着いた~。
あとはこの平坦な道をホテルに向かい歩くだけ。
ここは親不知コミュニティーロードを言われていた。
しばらくすると・・・・、展望スポットが見えてきた。
展望台からは、この光景を見ることができる。
素晴らしい光景だ!!親不知の険しさがわかる画だ。
駐車場まで戻ってきた、これで周遊することができた、結構面白いコースであった。
ホテルに併設されているレストラン・土産屋。
最初はただのつぶれた土産屋かと思ったら、観光ホテルであった・・・。
そろそろ、出発しますか。親不知、ホントにいい観光地だった。
栂海新道の看板が。
そう、先ほどの海岸が栂海新道の出発点なのです、
日本海からアルプスをつなぐ登山道、それが栂海新道です。
アルプスからおりてきて、目にする親不知の海は格別なんだろうな~。
14:16 親不知観光ホテル近くの駐車場を出発。
しばらくすると展望台に遭遇する、もちろん停車する。
上の写真にも写ってますが、このあたりは洞門が多く、かなりスリリングなドライブが楽しめます。
しかもトラックが多い。
そして、親不知ICを通り過ぎ、道の駅・親不知に向かう。
「道の駅・親不知ピア・パーク」
ここにはかなりの観光客がいました。
砂浜を歩く、穏やかでありながらも日本海の力強さも感じる波であった。
このように道路下にお店が数多く並ぶ、土産屋・レストラン・観光インフォメーションなど、
ここでお土産のクッキーを購入。(たしか、大糸線のクッキーだったと記憶している・・)
14:50頃、なんとなく、日が傾いてきたように感じる、晩秋の昼は短いな~。
次に、一般道を走り、糸魚川方面に向かう、
特に目的地は無かったのだが、糸魚川駅に向かい進路をとった。
駅南口から入り、左手の駐車場に停める、目的は糸魚川駅の土産屋と町並み散策である。
踏切が目に入る、ジオパルという施設である、ここに来るまで知らなかった。
模型やプラレールが展示されており、鉄道好きの交流館である。
本物か?!期待に胸膨らむ。 国鉄的な感じがいいな。
名の通り、少し商店街を歩けば日本海にでる、こんな駅・町があるとは。
ここにも登場します、奴奈川姫。糸魚川は全力で押します!!
地方の町はどこも同じだ、過疎化が進んでいる。
古い看板がある、狙ってつけているのか、昔からの名残か。
再び、糸魚川駅に来た。
各種時刻表が大型ディスプレイに映る、ここだけはすごい、近代的だ。
先ほどの電車を直に見に来た。これはモノホンだな。
駐車場のある北口に戻った、
お土産屋は無かったのが残念だ、あと駅弁もなかったよ・・、さてとホテルに行きますか。
16:01、あと1時間もしないうちに日は沈む。
途中、名立谷浜PAによるが、やはりしょぼい。
高田に着く頃には完全に夜の帳がおりた。
すこし迷いホテルの駐車場に到着、夜の高田は閑散としている。
ホテルを通り過ぎ、高田駅に向かう、この駅は変わった形をしている駅舎である。
何かをモチーフにしているのかな?
駅ナカには、コンビニがあり、せっかく入ったのでビールなどを購入。
どこか食事をとれるお店がないか、少しだけ歩いたが見るけることができなかった、
今日は結構疲れたので、散策をこの辺にして、ローソンでお寿司を買ってホテルで食べることにした。
そして夜は更けていく・・・・。
上越に行こう! 1日目 完。