最近になり、諏訪大社への参拝、御朱印を頂きにいきたいという思いが強くなった、
しかし日程が合わず、「当分は先かな・・」などと考え、
久しぶりにフィーチャープラン(FP)でもアップするかなと先週から作成にとりかかっていた。
※フィーチャープラン(FP)とは・・
⇒簡単に言うと、旅行計画である、
遠くない将来に行きたいと考えている旅行先の計画を作成してネットにアップするということだ。
しかし突然、3/31(金)に「明日、諏訪大社に行こう!!」と電撃的に決定した!!
※旅行の欲望に負けてしまった・・・。
そしてFPの完成を待たずに、決行することになった。
今、御朱印がブームになっている、
京都に、奈良に、鎌倉に、様々な寺社仏閣がある、人で賑わっている。
「行ってみたい」と思っている人も多いかもしれない。
そして、諏訪大社に2社・4宮あることを初めて知る人もいるかもしれない、
4宮あるという事は、4回参拝を行い、御朱印を4つ頂くことができるのだ。
「なぜ、4つあるか」は別の機会に譲るとして、
1日に4宮を周るプランを今回の私の旅行記を読むことにより、参考にして頂ければ、うれしい。
車で行けば、4宮周りは何も考えず、問題なく周れる、
しかし、横浜地区から(東京も同様だが)、公共交通機関を使い、「無理なく周るにはどうすれば良いのか」、同じような考えを持った人の一助になることを願う
(なにを、おおげさに!!)
長ったらしい前置きはこの辺にして、「諏訪大社に行こう!」 スタートです。
あと、今回の旅は1泊して、2日目は「松本城に行こう!」になってますので・・。
諏訪大社について、詳しくはFPで見て欲しいと言いたいが、簡単に説明をします。
■諏訪大社には2社4宮ある。
2社とは、上社と下社のことである。
4宮とは、上社:前宮・本宮と下社:春宮・秋宮のことである。
※それぞれ、独立した社である。
■場所は、
上社の最寄り駅が、JR中央線・茅野駅。
下社の最寄り駅が、JR中央線・下諏訪駅となる。
※2社の場所は分かれており、歩いてはいけない距離だ、
そして、上諏訪駅を中心として、その両側に茅野駅と下諏訪駅がある。
■ちなみに・・・
グーグルなどのマップで見ると、
諏訪湖の上部にあるのが、下社であり、
諏訪湖の下部になるのが、上社である、このことがより一層把握しずらい事象を生む。
では、横浜をAM7:00に出発して、PM9:00に帰ってくる方法を考えよう、
では旅行記、今度こそスタートします。
横浜駅にAM7:15に到着した。
みどりの窓口の自動券売機に行き、特急のチケットを購入する。
乗車する特急は、「はまかいじ号・松本行」である。
※茅野・下諏訪駅に行く場合、特急あずさ号で行くのが基本であるが、
横浜駅から直行で行く特急があるのだ、その特急が「はまかいじ」である。
特急かいじという列車があるが、これは新宿始発となり名前の通り、甲斐路の為の特急であり、甲府行である。
しかし、この「はまかいじ」は甲府を飛び越え、松本駅まで突っ走るのだ。
おそらくは、横浜のはまとかいじを合わせ、「はまかいじ」としたのだろうが、ネーミングセンスは悪すぎる。
①AM7:51 横浜発 特急はまかいじ
※はまかいじは、京浜東北線の東京方面行(上り)ホームに入線するのだ。
お間違いなく・・、京浜東北と横浜線の合間に入線するので、結構あわただしい。
ちゃんと「特急はまかいじ」の乗車位置がホームに書いてあるので安心です。
横浜駅は雨模様。
雨降りの為、誰も走っておりません・・・。
土曜日は全国的に天候が不安定であった、諏訪地方は今朝のネット天気予報では、
晴れと予測しているサイトもあった、悪くて曇り。
「これは大丈夫だ」と直感をしたのだ!!
大月を過ぎ、しばらくすると景色が変わった、
雪景色に変わっていたのだ、「おいおい、大丈夫か!?」
不安な気持ちになりつつ、「諏訪は大丈夫、諏訪は大丈夫」と念仏を唱えながら、
「はまかいじ」の車内はそれなりに賑わっていた、
年配グループの温泉旅行が多いように感じた。
②AM10:46 茅野駅着
「はまかいじ」は去っていく・・・、降車客は多くない。
そして天気は・・・、雪がぱらぱらと降っている!!(ショックを受けるKIT)
重い足取りで階段を上がり、改札を出た先の観光案内所で作戦会議である。
上社の観光マップをゲット、30分ほど今後の方針を検討する。
茅野駅からは上社を周る、周り方は、前宮⇒本宮の順だ。
茅野駅から前宮へ、歩きで行く場合、2.6km前後、30分で行くことができる、
しかし雪が降っている為、タクシーで行くことを選択した。
コインロッカーにバッグを放り込み、西口に降りる。
駅には客待ちタクシーがいるので、(写真左下のタクシー)
運転手さんに聞くと、前宮までは約1,100円とのことだ。
③AM11:25 茅野駅発 タクシー移動
移動時間は10分もかからなかった、タクシー代は1,200円であった。
④AM11:32 諏訪大社上社前宮着
車で来た場合は、左の車道を登り、右にある駐車場に停める。
タクシーは坂を上ったところで降りた。
雪と神社の取り合わせも良いが、少し中途半端な感じかな。
「それでも、良い感じだ!」
御朱印の看板があるほど、御朱印がブームなんだな。
内御玉殿、
さらに上に行きます、傘を差しながらの観光は何年ぶりか。
遠方に茅野の町が見えます。
雪の旅行には全く興味なかったが、はまるかも・・・。
上社・前宮本殿。
前宮とは本宮より以前にあった宮という意味であるという。
祭神は建御名方命と八坂刀売命である。
水眼といわれる神水(清流)がある。
これで身を清めるのだ。
前宮之御柱がある。
初めて御柱を見る、大きいな~。
こちらで御朱印を頂く、
参拝客は5組ほどしかいなかった。
前宮は4宮の中で最も小さく、最も参拝者は少ないのだろう、
しかし諏訪大社信仰の原点はこの前宮と考えられている。
順序が違ったが、鳥居をくぐり参拝を終える。
所要時間は30分あれば問題ないだろう。
⑤AM12:00 諏訪大社上社前宮 発 徒歩
次に向かうのは、上社・本宮である、
本宮は前宮から1.6km・徒歩20分ほどかかる、
微妙な距離であるが、歩いて行こう。
※お金がある人、時間を大事にする人などなどは、タクシーに待ってもらい、本宮にいきましょう。
県道16号線を歩く、歩いている人は皆無である、誰とも会わなかった・・・。
駅から来る場合、この分岐を通ることになる。
ようやく、本宮の標識がでてきた、安心できる瞬間だ。
ここで16号線とはお別れだ、排気ガスよ、グッバイ。
北斗神社、
雪の階段は怖くて登れないし、降りるのはもっと怖い。
「やめておこう・・」遠くから合掌。
若宮社一の御柱。
御柱のことがよくかわらなくなってきた。
「結構、御柱ってあるだな~。」
鳥居が見えてきた、駐車場が見えるがあまり停まっていない・・・、
いやいや、こちらは正面ではございません、メインの駐車場は正面にあります。
⑥AM12:20 諏訪大社上社本宮 着
上社・本宮に着いた、
この口は地図でいうところの左側にある入口といったところか。
格式が高そうなつくりだ。
入口御門、長い回廊、その先には何があるのか。
回廊を歩いていくと、左右に様々なものがある。
回廊を抜けると、拝殿に続く道へでる。
本宮は、4宮の中でもっとも規模が大きく、参拝客も多い。
拝殿への入口。
御神体は、背後にある守屋山であり本殿は無い。
本宮一之御柱。
味のある造りだ。
御朱印をこちらで頂く、2社目となる。
こちらが正面の参道となる、
店が多い、さすが規模が大きい、今日は閑散とはしているが。
こちらにも店が囲んでている、この規模の神社はそれほどないだろう。
そしてバス停を探す、次はバスによる移動となる。
バス停の場所は県道16号線沿いにある、
車道にでて右折して少し歩くとある。
周遊バス「かりんちゃんバス」に乗る。
しかしながら運行時間に注意、本数もあまりない。
⑦AM12:57 諏訪大社上社本宮 発 かりんちゃんバス
ようやく諏訪湖が車窓に見えてきた、
かりんちゃんバスは運行ルートに無駄が多い為(笑)、乗車時間が長いのだ。
※その間に旅行プランを練るのであれば有効だし、バス旅もたまには良い。
AM13:53 上諏訪駅西口 着
高島城に興味がなければ、ここで降車して下諏訪に向かっても良い。
しかしせっかく、目の前にお城があるのに素通りをするのはもったいない。
■少しの寄り道を・・・。
⑧AM14:07 高島城前 着
「さらば、かりんちゃんバスよ。」
長かった・・・、1時間以上乗って、150円(均一)である、安い。
陸橋を渡り、高島城公園へ。
桜祭りの準備かな、あと2週間ほどか?!
これが、諏訪高島城、どうですか??
「どうですか??」
なんか、お菓子のおまけについていそうな感じだ(スイマセン)
高島城・展望台より、
眺望がいい、柵などがないと景色が壮大になる。
雲に蓋をされた諏訪の町、見方を変えれば良いものだ。
ただ、諏訪湖が見えるだけで感動する、なぜだろう。
高島城は「浮城」とも呼ばれている。
⑨PM2:20 高島城前 発 徒歩
下諏訪への移動があるので、高島城は早々に終えて、上諏訪駅に向かう。
あわただしい登城となった。
高島城から上諏訪駅までは、13分前後かかる、
このときは10分ほどで着くことができた。
小さな飲食街になっている、夕飯はこの辺りにするかな・・・。
⑩PM2:30 上諏訪駅 着
上諏訪駅、長野県で良くあるような駅舎だ。
駅看板が良い感じだ。
これから向かうのは、下諏訪駅、
下諏訪駅は松本方面となる、乗り場は2番ホームとなり、階段を登った先にある。
とこの時に考えていれば、間違いはなっただろう・・・。
上諏訪駅の1番ホーム内に足湯がある、
以前、テレビで紹介されていたことを思い出した、
時間がなかったので、写真を撮るだけとなる。
さぁ、14:37、列車が入線してきた。
この時はまだ気づいていない・・・、
ドアが開き、車内に入った時、違和感をおぼえた・・・、
慌てて運転手に聞くと、「下諏訪から来た」という、
向かいのホームを見ると、別の列車が入線している。
このとき、ようやく理解した、
上り・下りともに14:37発なのだ、
乗車する電車はスマートフォンで事前に確認しており、14:37発と頭にインプットされていた、駅の電光掲示板で14:37と両線とも同時刻であったが、
先に目に入った茅野駅行と思いこみ、1番線と間違えたのだ。
ダッシュで階段を駆け上がるが、降りている途中で松本行の列車は無常に発車した。
「なんたる失敗!!」
次は、15:14発 長野行 まで待たなくてならない・・・。
上諏訪駅ホームで30分以上、待つことになる。
風は冷たくなり、わびしい気持ちになってきた。
まさに暗雲立ち込めてきた・・。
ホームで30分以上、たたずむ経験はない・・、
下諏訪の下社の参拝ルートのシミュケーションがでてきてない為、この30分が致命的になる可能性もある。
別のかりんちゃんバスが行く、
今にして思えば、タクシーに切り替え、下諏訪に向かってもよかったかもしれない。
⑪PM3:14 上諏訪駅 発 JR中央線 長野行
⑫PM3:19 下諏訪駅 着
ようやく下諏訪駅に到着、長かった。
気持ちを乗り換えて行こう!!
下諏訪駅、
⑫PM3:30 友之町レンタサイクル 発 電動自転車
駅を出て真っ直ぐ歩いていくと、道を挟んだ正面にレンタサイクルがある。
観光客用駐車場の真ん中に受付がある。
ここのレンタサイクルは電動自転車であり、とても楽である。
これなら多少の遠距離であっても苦にならん!
友之町レンタサイクルはこちらです。
まずは諏訪大社下社・秋宮に向かう。
600m先となり、3分ほどで着く。
⑫PM3:34 諏訪大社下社秋宮 着
4宮で最も行きやすい社がこの秋宮となる。
駐輪場は右の駐車場に入り、その奥にある。
駐輪場、その先に御朱印を頂く場所がある、そしてこれが今日の相棒である。
温泉が湧き出ている、温泉町ならではだな。
左右片拝殿。
本殿はなく、拝殿背後の自然林が御神体となる。
秋宮の御柱である。
入り口近くに御柱祭のミニチュアがあった。
もちろん、御朱印をもらい、最終目的地に向かう。
3社目、もらいました、残りは1社である。
⑬PM3:50 諏訪大社下社秋宮 発
ゆるやかな坂を上るが、電動自転車の為、楽々だ。
景色が開けた場所に出る、遠方に諏訪湖が見える。
イオンの主張が強いが、冠雪した山が良い感じに、良い光景だ。
秋宮を出発して、1.2km先の分岐を左折して、坂を下っていけば春宮があるのだ。
しかし、「木落し場・この先2km」という看板が目に入り、急きょ進路を直進にとる。
ゆるやかな坂を上っていく、電動パワーでスイスイだ。
「まだか、まだか」と思いながら漕いでいく。
時間が心配だ、最後の春宮の御朱印の受付時間があるのであれば、最悪の事態になる。
普通の自転車ではしんどい坂もスピードを上げて登ることができる、
当然、パワフルモードで走る。
ようやく「木落とし」の看板が現れた!!
⑭PM4:11 木落し坂 着
頂上へ登る階段が見えるが、ロープが張られており、立ち入りが禁止されている。
ここで下社の御柱祭が行われるのだ、
それにしても斜度がスゴイ。
イメージしやすく、御柱がセットされている。
丸太でこの坂を下る、非日常的な行為であり、まさに奇祭である。
相棒が待っているので、春宮に行こう。
⑮PM4:15 木落し坂 発
⑯PM4:27 諏訪大社下社春宮 着
自転車の駐輪所が無かったので正面に停めさせていただく。
当然、御柱がある。
秋宮と同じように見える、
そう、春宮は秋宮と同じ設定で建てられている為だ。
16:30、こちらで最後の御朱印を頂く、
前宮、本宮、秋宮、そして春宮ときた、4つ目の御朱印を頂いた、
4宮を周った記念として、木製のしおりとご神供として落雁を頂く、
これで4宮巡り達成である。
そして春宮にあるもう1つの名所に向かう。
砥川に浮かぶ浮島神社を越していく。
万治の石仏がある。
参拝に仕方が独特であり、しっかり覚えて臨みたい。
⑰PM4:45 諏訪大社下社春宮 発
諏訪大社下社・春宮の鳥居前の下馬橋である。
道のど真ん中にある、ここからの神域であり参拝者はここで下馬するのだ。
レンタサイクルを返し、下諏訪駅に向かう。
⑱PM5:01 下諏訪駅 着
下諏訪駅、ロータリー。
⑲PM5:13 下諏訪駅 発 JR中央線・大月行
⑲PM5:36 茅野駅 着
茅野駅に来た理由は、
朝預けた荷物を取りに来たからだ。
上諏訪駅方面に行く電車にはまだ時間があるので、お土産屋に入る。
朝来た町も、もう陽が沈みかけている。
■ここで、ifの話しを少しだけ・・・。
日帰りで横浜に帰る場合、
PM8:15 新宿発→PM8:48 横浜着
このルートであれば、横浜に21:00まで帰ることができる、
そもそも日帰りであれば荷物を茅野駅に預ける必要は無いので、もっと早く横浜駅に着くことができる。
⑳PM6:10 茅野駅 発 JR中本本線 長野行
㉑PM6:16 上諏訪駅 着
そして駅から5分ほどにあるホテルに向かう、
明日は早朝から松本へ向かい、松本城を観光する、寝坊しないように早めの就寝とする。
上社・前宮
上社・本宮
下社・秋宮
下社・春宮
諏訪大社2社・4宮巡りも完遂して、パワーをもらい、感無量である、
明日の松本観光はそのご褒美としよう。
諏訪大社へ行こう! 1日目 完。