日本人にとり、桜とは特別な何かがある、
春のこの時期になるとどうしても「桜がみたい」というどこからしか湧き上がる感情がある。
しかし先週で南関東の桜の季節は終わったのだ・・・、
しかし落胆することなかれ、日本列島は縦に長く、桜の開花時期が異なるのだ、
なんと素晴らしいことだ!!
桜並木、桜の群生など、桜の木が多いだけで花びらやかになる、
しかし、1本の木でありながら、それだけで感動を引き起こす桜もあるのだ、
それが三大桜を飛ばれている、
どれも実物を見たことがない、
岐阜県はあまりにも遠い、山梨はもう桜の季節は終わった、
福島県は今が満開であるという・・。
しかし便利になったもんだ、
昔は役場などに電話などして、桜の開花状況を聞くほかなかった、
今はネット検索で簡単にわかってしまうのだ。
今週は、土曜出勤で、金曜日が代休となる、
条件はそろった、「もう三春に行くしかない!」
観光地には土・日には行ってはいけない場所がある、
それはメチャクチャ混む場所だ、三春滝桜もその1つに入る。
桜・そして期間限定とくれば、一局集中するのだ。
まずは三春町を見てみよう、
東京から行く場合、
そこからはバスでいくことになる。(これが一般的だ)
なぜ、「三春」というのか?
いろいろな諸説があるのだが、「ウメ・モモ・サクラ」の花が一度に咲き、三つの春が同時に来るところからつけられた。
これが一番、美しい由来だ。
出発は東京駅、
普段とあまり変わらない時間に家を出る、
隣のホームをみると、いつもと変わらない通勤風景が広がっている。
なんか、落ち着かない気分であるが、心はもう旅モードである。
やまびこ127号 8:08発に乗車。
やまびこに乗るのは初めてか記憶にない、
福島などに行くことはなく、はやて号が停まる駅への観光が多いためだ。
そごう大宮店、閉店しないことを祈る。
それはさておき、空は雲に覆われている。
でもそれを承知で旅にでたのだ!
9:30頃、郡山駅に到着、
つばさ号が出ていく・・、このカラーリング、センスあるよ。
次にやまびこも出ていく。
商圏的にはそれなりなのか、かなりの人数が郡山で下車した。
乗り換え、磐越東線というあまりなじみの無い電車に乗る。
もうすでに車内はいっぱいである、これも三春の滝桜効果なのか?!
まぁ、車両も2両だしな~。
9:55発⇒10:07分:三春駅着。
乗車時間も12分ほど。
でも電車の本数は少ないので、事前チェックが必要だ。
満員の為、ドア前に立っていたこともあり、先頭集団に位置しており、
早歩きで改札を出る、
駅舎を出ると、係の人がすでにスタンバイ、歓迎ムードである
バスの看板も出ており、迷う事は全くない。
この時期限定で特別運行バスがでている、
「滝桜号」という名前だ、JR線の到着に合わせて便が出ている。
※詳しくは、三春町のホームページでチェック!
並んでいると、チケットを売っている係員がいる、
¥1,000で「滝桜号乗車券」を販売しているのだ、買ったほうが良い。
滝桜号は乗り降り自由、運賃が煩わしくない、そして観桜券も含まれているので、
現地で入場チケットを買う必要が無い、そして価格もとってもお得だ。
後ろを振り向くと、大勢の人が!!
バスルートとは少し違うが参考に・・。
三春駅から6.4kmほどの距離がある。
バスでも17分ほど、ゆられることになる、当然車内は満員であり、
乗れない人も多くいた。
ところどころに桜をみることができ、飽きさせない。
ちなみに、駅前にはレンタル自転車(電動もあり)、体力と時間があれば、
のんびりサイクリングもいいかもしれない、
でも坂が多い為、慎重に・・・。
そして到着、
チケット売り場が見える、右側が入場口だ、
先ほど買ったチケットを見せて入場、トンネルをくぐって行く。
ちなみに帰りのバス停も、降りた場所と同じだ。
トンネルを抜けると、お土産屋と飲食のブースがあり、大勢の人で賑わっている。
まずは滝桜だ!!
ゆるやかな坂を上り、すぐ入口に着く。
それまでに、お店やが数件あり、一大観光地を思わせる。
「三春の滝桜」とついに初対面である。
正面から滝桜を見る。
これだけ、写真を撮っている人を見たのは、金閣寺以来だ。
流れ落ちる滝のような桜の花びらである、だから滝桜というのだ。
桜の枝が地面につきそうだ。
大きすぎて見上げるとこんな感じ、立派だ。
高さは約13.5mもある。
あれはハチの巣かな、かなりの大きさである。
樹齢は1,000年以上と言われている、その時は何時代であろうか。
ここはそんなに変わっていないのかもしれない。
滝桜を中心に半円を描き道が伸びている。
黄色の菜の花とのコントラストもいい。
ライトアップもされるので、夜に来るのも良いかもしない、
その場合は泊まりになるけど。
上にも桜並木が広がっている、行ってみよう。
滝桜の背後に周る、どこから撮影しても絵になる。
階段を登り、桜並木へ。
1つ1つの花びらもキレイだ。
何かなつかしさを感じる、日本の風景だ。
稲荷神社もあった。
親子の狐は珍しい、ほほえましい。
うーん、どのような意味があるのだろうか。
城と桜も合うが、神社と桜も良い。
遠景・滝桜。
ここから見ると桜というより、巨大な何かだな。
天然記念物・三春滝櫻。
福島の名物土産やB級グルメなど、賑わっていた。
途中の店舗に三春にちなんだ、三種類のソフトクリームが売られていた、
ウメ・モモ・サクラ、一度に三種類の味が楽しめるという・・、心残りだ。
もう一般車両の渋滞が始まっていた、
土・日はどうなってしまうのか・・、恐ろしい。
すでに停まっていた滝桜号(11:55発)に乗る。
帰りは行きとは別ルート、ダムを経由していく。
三春町役場で降りる。
三春駅発の郡山行の電車は13:30発の為、かなりの時間がある、
三春の町を散策しよう。
三春の町はとても整地されている、
昔の町並みを期待しているなら、すこし落胆するかもしれない、
しかし裏道など、処々にはその面影をみることができる。
歴史民俗資料館がある。
今回は行きません。
自由民権発祥の地。
三春の町はこのように案内マップが建てられており、
散策するのにとても助かる。
藩士たちの教育の為の藩講所の表門、これは移築されたものだ。
今は三春小学校の校門として存在している。
ここが三春のメイン通りになるのだろう、
近くには三春町役場にある、とてもキレイな町であるが、歩いている人があまりいないので少し寂しい感じもする。
知らない町の裏道の散歩はなかなかに楽しい。
ここにもマップがある、電車の時間もあるので、
駅との位置関係がわかるのも助かる。
紫雲寺に登る、少し高台にあるのだ。
紫雲寺の隣には公園があり、桜がキレイに咲いていた。
ブランコと桜も素朴でとれもいい。
王子神社の鳥居を抜ける、静かな昼下がりの散策。
三春駅でもらった観光マップがとれも役に立つ、地図片手に散策する旅はとれも楽しい。
次に高乾院。
高乾院桜。
次に龍穏院に寄る。
龍穏院桜も素晴らしい。
今が満開の時。
特徴的な形をしている、
昔は三春城の出城のような使われたをされていた。
バス停・渋池。
この道を真っ直ぐいけば、三春駅に着く。
のどかなJR単線、公園を囲む桜もキレイだ。
三春駅に到着、
この頃にはこれから向かう人はいなかった、
丁度、バスが行った後だからかな?
タクシーも常駐、三春滝桜にも客待ちタクシーがいた、
片道の料金は約3,000円ほど。
満開、ベストタイムである!!
愛姫の生まれた里、それが三春という。
今日、初めて知りました。
駅舎内にお土産屋があり、
・「おたりまんじゅう」を購入、
柏屋の薄皮まんじゅうに負けないぐらい美味しかった。
・どこかでおすすめと書いてあった「ビスまん」、ものめずらしさで購入。
・さくらサブレーを購入、これは無難だな、塩漬けされた桜がのっている。
駅構内も桜一色、
町、駅を上げての歓迎姿勢はいいな。
観光客もとても楽しい気分になる!
「三春駅」、良い名前だ。
駅ホームからも桜並木が見える。
この通り、帰りの電車ももちろん混む、
乗車時間12分だし、立っても問題なし。
郡山駅、新幹線コンコース。
とても見やすい看板たち。
上りのはやて号、とんでもないスピードで通過。
おまけの新幹線もついていた。
14:05発、やまびこ号が到着、
これにのれば、1時間30分後には東京だ。
これで2017年の花見も終わりだ、
2018年は残りのどちらに行こうか、楽しみである。
三春に行こう! 完