東武線は広い、その線路は1都4県にも及ぶのだ。
今回の旅は、その中の1つである、東武伊勢崎線をメインに乗ることにした。
そして、東武伊勢崎沿線の有名なお寺・神社に行こうではないか。
では、「東武伊勢崎沿線に行こう!」スタート!
まず、向かう先は、
「不動ヶ岡不動尊」である。
歩きでは駅から、2.1kmあるが、この季節に歩くのは得策ではない、体力的には問題はないのだが、汗をかき気持ち悪いし、匂ってしまう。
だからできる限り、バスを利用していきたい。
この駅は、中継点であるらしく、すでに乗客1名が乗っていた。
バスで2.1kmは近い、もう少し涼んでいたかったが、降りなければならない。
降車バス停は、終点の加須営業所である、
ここからお寺へは、徒歩5分ほどの距離である。
周りには、人は誰も歩いていない、車ばかりである。
写真では暑そうに見えないかもしれないが、暑い、熱いのだ!!
正面の木々が目的地のお寺である。
到着しました、関東三大不動の1つである、總願寺(不動ヶ岡不動尊)
まずは、金色の山門が目に飛び込んでくる、こんな山門は初めてかも。
賛否両論になりそうだな。
恐らくは、
平成の大改修工事の一環でこのような色となった、昔は金色ではなかったという。
最近増えてきた、センサーで水が出る手水屋である。
普及してきているのか・・・。
不動堂にて参拝をしよう。
参拝客はほぼいない、会ったのは2人のみ、日曜日・朝の静かな参拝である。
本堂にも歴史を感じる、迫力ある造りとなっている。
正面には張り紙がされており、御朱印を頂く場所が案内されている、
とても配慮があり、とても好感がもてます、
これにより、インターフォンを押す気持ちが和らぐ(笑)
不動堂の周りには、年男が掛けられている、
楽しんごには目を引かれた!!、これはいるのか?! ※こちらも賛否両論(笑)
これだけ、書くのも相当大変だろうに・・・。
大日堂の隣の建物にて、御朱印を頂こう。
こちらは、鐘付き堂。
こちらが、赤門。
不動ヶ岡不動尊の由来の説明版。
こちらは、黒門。
忍城の北谷門を移築したものだ。
これはポイント高いです!!
この寂れ感が歴史を感じる。
不動堂の裏手に来た、これはなんだろうか・・・、説明は無かった。
銅剣が刺さっているように思えるのだが・・。
さらに裏には、大型駐車場がある、だが今は閑散としている。
中央の看板は、平成の大修理の案内板である。
静かなる参拝も終わり、加須車庫・バス停に戻ってきた。
隣りが車庫となっているので、時刻前に車庫からバスが出てきた。
この辺りはうどんが名物なのだろう、立派な建物のうどん屋が2件ほど、目についた。
駅までのほんの数キロ、バスの車内で一時の涼をとる。
ここで失敗!
間違って、加須駅入口で降車してしまう、入口とは駅ではないよね・・・、
少しの距離を汗をかきながら、駅へ急ぐ、電車は待ってはくれないのだ。
暑い!!
暑さで悪名高い(笑)館林は近い、距離にして20kmもない、加須も暑いはずだ。
加須駅、レトロな感じの駅ビル、ビル名の筆記体が昭和を感じさせる。
時間があれば散策したかったのだが・・、
その中にあった鯉のぼり大判焼きが気になった。
東武伊勢崎線が入線、館林方面に向かって進みます。
加須駅から4つ先の茂林寺前駅に向かう、時間にして15分ほど。
茂林寺は今回初めて知った駅である、何を目当てで降りるのか?
駅名通り、茂林寺である。(わかりやすい!!)
茂林寺前駅ホームに降り立つ、初めて来る駅は楽しいものだ。
ここは群馬県、東京・埼玉と入り、とうとう群馬に来た(しみじみ)
森が線路により分断されている光景。
駅前には、たぬき2匹がお出迎え。
そして、ぶんぶく茶釜のお話しがパネル形式で掲示されている。
駅前のこれは①話である、茂林寺前が⑬話で終わっている。
駅から茂林寺までは、徒歩8分ほど。
この頃はまだ元気だ。
駅前は三叉路になっているが、看板があるので迷う事はない、
こういうのを親切という。
赤い提灯か、繭か?
あれはうどん屋である、冷たいうどんが食べたい・・、冷えた部屋で!!
茂林寺の参道入口に着く、
ちょっとした驚き、参道にお店がある!!
しかも参道が赤い、いやベンガラ調とでも言おうか。
参道の半分はシャッター街、寂しいな・・・、参拝客がいないからな・・・。
観光・参拝客は、10名弱しかいなかった。
お土産屋はやはり、たぬきばかり、これは買いずらい、お土産にもしずらい。
総門、通称黒門。
応仁2年に建てられてという。
さぁ、入ろう! ぶんぶく茶釜ゆかりのお寺へ!!
境内案内図が歴史を物語る・・・のか。
最終話13話が案内図横にある。
コンパクトにまとめらており、とても読みやすい。
総門を出ると、21体の狸が迎えてくれます。
茅葺屋根と狸がとても良い雰囲気、期待が高まる!
山門、通称赤門という。
山門下にベンチがあり、憩いの山門とは初めてだ。
いいな~、この感じ。
境内を歩くと、大きな素晴らしい木々が目に飛び込んでくる。
右側の建物で、お守りなどが置かれており、
このお寺独自の狸のストラップなどがあった。
こちらで御朱印を頂く。
待っている間に、見学参拝者が数名、建物に入っていく、
もちろん私も御朱印を頂いた後、拝観料を払い、見学させていただく。
館内に入り、本堂を通る、法要中の為、静かに後ろを通っていく、
それを抜けると、狸がいっぱいいる部屋に出る、これまでのコレクションだろうか。
さらに先に進んでいくと、伝説の茶釜が展示されている。
周りの展示品にも興味がひかれるものが多い。
撮影が禁止の為、画像はないが、拝観料に見合う内容であった。
本堂、
とても雰囲気がマッチしている、まさに分福茶釜ゆかりのお寺である。
本堂の茅葺も素晴らしい、これは一見の価値あり、おすすめできる場所だ。
ぐんまちゃんのノボリがある、ここが群馬県と思い知らされる(笑)
本日は法要中の為、静かに参拝させていただく。
本堂を正面から。
雨に濡れなさそうな木だ。
狸が見送りをしてくれる、駅に戻ろう。
茂林寺前駅、都会と違い電車の間隔は少し長い。
※茂林寺駅で良いのでは?
「茂林寺前駅前で集合な!」う~ん、言いずらい・・・。
当初の予定は、ここでUターン、鷲宮駅から鷲宮神社に行くつもりでいた、
鷲宮であればホームは逆である。
私は決断した、先に進むことを!(笑)
この先には、館林があり、さらに先には足利市がある。
そこには2兎ならぬ、3兎がある。
「計画より帰宅時間は遅くなるが、行こうではないか。」
※3連休の中日であればこそ、
もし最終日なら、おとなしく鷲宮神社に行っていただろう。
茂林寺前駅から足利市駅へは、約25分ほど、館林駅で電車を乗り換える。
同じ伊勢崎線であるが、すべて館林で乗り換えになるのかな?
車両も違うよね?
これで合ってますか?(誰に言っているのか・・)
足利市とは日本のここだ!
あと少しで本州の半分まで来る。
ここはもう群馬ではない、栃木県である。
まず目指すのは、織姫神社である。
足利市駅から歩きでいくのは、正直しんどい、30分以上かかる。
バスに乗ろう、周遊バス・あしバスアッシーに乗る。
通り5丁目・バス停で降車。
道路の正面に織姫神社がある。
足利織姫神社、足利を代表するスポットの1つである。
織姫公園となっており、ハイキングコースにもなっている。
大鳥居を通り、階段を登っていきます。
この階段がかなりしんどい、かなりの高台にある。
登ってきた、旗が優雅になびく。
地上がかなり下に見える、左奥に渡良瀬橋が見える。
あの有名な(?)渡良瀬橋。
朱塗りの社殿が映える、青空であればもっと映えているはずだ。
足利は、織物を中心に栄えてきたという。
足利織物の守り神がこの足利織姫神社である。
歴史も長く、1,300年以上となる。
美しい藤、緑であっても美しい。
この先は駐車場となっているようである。
右手のプレハブ小屋で御朱印を頂いた、結構な列を作っていた。
本日、3つ目の御朱印である。
4つ目をもらう前に少しだけ寄り道をしよう。
歩いていくと、神社を発見! 寄ろう。
厳島神社。
こちらも、朱が映える神社だ。
特筆すべきは、社殿横に池がある、鯉が優雅に泳いでいる。
良い神社に出会った、素晴らしい。
しばらくすると、「渡良瀬橋」の看板があった。
渡良瀬橋とは、森高千里の代表曲である、その歌の舞台がこの足利なのである。
寄り道とは、その曲の舞台を訪問することである。
「床屋の角にポツンとある公衆電話」という歌詞の舞台がここだ。
グーグルマップでも「床屋の角の公衆電話」という場所がある。
では次に、「八雲神社」に向かいます。
水路がある道を歩いていく、水質はあまりよくはないが、雰囲気は良い。
水路のある町並みはあこがれるよね!
八雲神社は、足利市に複数ある、どれが渡良瀬橋の八雲神社か、把握しよう。
足利公園の八雲神社がその舞台である。
現在、修復中である八雲神社。
小さいが良い神社になりそう
次は実際の渡良瀬橋に向かう。
暑い中、徒歩15分はしんどい、でももう少しだ。
渡良瀬橋が見えてきた、なんか、緊張してきた、
でも、いたって普通の鉄橋ですが。
普通ですね。
夕焼け時は美しいかも。
せっかくなので、途中まで橋を渡る。
これが渡良瀬川である。
渡良瀬川の源流はどこだろう・・、ネットで調べてみよう。
こちらが、渡良瀬橋の歌碑である。
歌詞がかかれており、ボタンを押すと曲が流れるのだ、結構鮮明に聞こえて驚いた。
歌碑もマップにしっかりのってます。
鑁阿寺に向かう途中、足利の丸二紋が。
途中に昭和の劇場があった。
栄枯盛衰の悲哀・・・。
鑁阿寺に向かう。
これは、 鑁阿寺(ばんなじ)と読みます、普通は読めない。
楼門をくぐる、境内の周りは堀のようになっており、さながら城跡のよう。
さぁ、入りましょう。
本堂に行き、参拝だ。
御朱印は本堂の左横にて、いただく。
鑁阿寺の境内を出て、しばらくすると、征夷大将軍・足利尊氏の像がある。
足利学校跡地に来た、
昨年来た時には、見学をしているので、今回はパスする。
そして、太平記館(お土産屋兼観光案内所かな)にも寄ります、
ここでの目的は、古印最中を買う為だ、
鑁阿寺うどんというものを買ってしまった。
昨年もここで最中を買い、とても美味しかった憶えある。
ここ以外でも売っているのだろうが、私はここしか知らない。
太平記館の場所。
裏には観光駐車場になっているので、車で来た場合はこちらに停めることをお勧めする。
JR足利駅に到着した。
人がいなくパッとしない、両毛線の駅舎である(関係者の人、すいません)
このときは横浜までの接続が悪く、足利市駅(東武線)で帰ることにした。
しかし!!
渡良瀬川を渡り、コの字で行かなくてはならない。
疲れた体に、炎天下の最後のこの距離はしんどい、
しかも、鑁阿寺うどんがすごく重い!!
目は死んでたであろう・・・、でも必死に歩いた(笑)
渡良瀬川を渡った所、サイクリングロードが整備されており、とても良い場所だ。
足利市駅、ゴールだ!!
救われた瞬間であった・・・、
特急りょうもう号のチケットを購入。
足利市駅ホームから。
足利観光は良かった、コンパクトであり、
炎天下でなければ、楽しい散策となるはずだ。
あとは東武特急に乗り、浅草までボーとしていよう。
今度は西武線の旅にしてみようか・・・・。
東武伊勢崎沿線に行こう! 完