今回の旅先はどうするか?
「房総特急に乗りたい!」と思い、房総半島に的を絞ることにした。
内房か外房か、悩んでいた・・・・、
「鵜原理想郷に行ってみたい」と考えていたが、その日はあまり晴天が望めない、
やはり鵜原理想郷には青空の時に行ってみたい。
そもそも、鵜原理想郷とは?? (強調することか?!)
「なんか、うさんくさい名前だな~」と思っている人も多いだろう。
私もその中の一人だ、この謎を今秋には解き明かしていきたいと考えている。
※本当か?!
ということで、銚子に行くことにした。
銚子に決めたのは、「なんとなく」ではない、理由はあるのだ。
そして、東洋のドーバーと呼ばれる場所があり、銚子電鉄も走っている、
そしてなんだか、怪しい神社もあるという情報も入手した。
では、プチプラン(PT)・銚子に行こう、スタート!!
横浜から東京に行き、これはいつもの通勤コースだな・・・。
しおさい号の指定席チケットを東京駅で購入、
「満車でなければいいな~」と考えながら・・・。
しかしながら、そんな考えは杞憂に終わる。
車内は快適、半貸し切り状態、大丈夫か?、しおさい号。
東京駅から銚子駅は約1時間50分ほどで行くことができる。
適度な乗車時間であり、車窓を楽しんで行こう。
銚子駅に到着。
意外にかっこいい房総特急。
これは、しおさい号であるが、
兄弟特急がおり、わかしお・さざなみ・・だったかな。
適当な知識でスイマセン。
駅舎を出ると、パッとしない天気。
そして、「ようこそ銚子へ」という中途半端な看板がある。
駅前の開放感はいい感じかな・・・。(褒めておこう)
銚子とは千葉県の東端にあり、チーバ君の後頭部あたりか?!
これから、千葉の秘境・屛風ヶ浦に向かう。
公共交通機関で行くにはとっても不便であるがチャレンジだ。
新車を買ったのなら、「新車で行け!」とを心が叫ぶが、列車の旅も好きなんだ。
千葉交通バスに乗る。
本数は少ないので事前に確認をしないととんでもないことになるので注意しよう。
駅前で時間をつぶし、ようやくバスに乗車する。
行き先は「千葉科学大学マリーナ前」である、あまり聞きなれない大学である。
少し前、今もか、話題になっている「加計問題」、
※あまりためにならない知識かな。
乗客は3人、皆同じバス停で降りるが、私だけ目的が違った。
2人は加計学園に入り、私は海に向かう。
実際のバスルートとは異なるが、イメージである、
銚子駅から千葉科学大学マリーナ前は、距離にして4kmほどで近い。
正面の建物が千葉科学大学の関連施設、
その前にバスのロータリーがある。
「そうこそ、ジオパーク」と歓迎ムードである。
海水浴場として、多少賑わっていた。
「まだ、海に入れるのか・・・」などと思いながら海岸に向かって歩いていく。
途中、伊能忠敬の測量記念碑がある。
これは石碑をおくべきものなのかは、ここでは論じない。
屛風ヶ浦の説明板がここ以外には建てられており、
銚子市がそれなりに力を入れていることがわかる。
そう!ここは歴史的価値のある場所なのだ。
「ジオパークは伊達ではない」
海食崖を近くで見ることができる。
詳しくは論じないが、かなり古い地質であり、文化財としての価値が高いのだ。
※かなりアバウトな説明・・・。
なんだか、寂しい海だ。
晴れていれば、まったく異なる印象になるのだろう。
遊歩道が整備されており、かなり先まで行くことができる。
かなりの迫力だ、何万年前どころのものではないのだろう。
まだまだ、先に続く。
草むらを歩き、先の海岸線の遊歩道に向かう・・・。
このとき、少し飽きてきた。(ダメじゃん)
私にとって、ここは陸の孤島。
車もないし、バスの本数も少ない、あと15分ほどで銚子駅行のバスが出るのだ。
迷っていたのだが、バス停に戻ることにした。
千葉科学大学マリーナ前・バス停に戻る。
最初は屛風ヶ浦から歩いていくつもりでいた、距離にして約2.2km。
そんなに遠い距離ではない。
しかしバスで銚子に戻り、銚子電鉄で行くことを選択してしまった。
バスの中で間違いに気づく・・・、
東京の感覚でおり、いかに銚子と言えど、1時間に3本ぐらいは走っていると勝手に考えていた。
全く走っていなかった・・・・・・・。
仕方がないので、バスで外川に向かうことにした。
出発まで時間があるので、昼食を食べることにした。
そして、レストランを探しに大通りを歩く。
「・・・・・・無い!!」
「駅前にマクドナルドがあった、そこにしよう。」
フィレオフィッシュセットを注文、久しぶりだなマックも・・・。
銚子まで来てマックに入るとは思わなかった。
またしても、千葉交通バスに乗り、終点・外川車庫に向かう。
今日はぶらりバスの旅になってしまったかのようだ。
銚子駅から外川車庫に向かう、
上記はイメージだ、実際には銚子電鉄に近いルートで来たように感じた。
外川車庫は外川駅から、ほんのすこし離れており、すこし迷った。
外川駅・駅舎である。
まさにローカル線の終着駅の見本のような駅だ。
不思議なオブジェがあり、ひまわりが咲いて・・しおれていた。
ホームの中を見学させていただく。
このスノコのようなものはなんだろうか。
そうこうしているうちに銚子駅から列車が来た。
「あれ、これで来ればよかったのか?!」
「まぁ、いいか」
「澪つくし」のロケ地であった。
名前だけは知っているが、内容は知らない。
では、今回の旅の目的地の神社に向かう。
「シュクラン」というレストランを左に見ながら、直線する。
進んでいくと海が見えてくる、漁村だから当然なのだが・・・。
「少し進み過ぎたかな、戻ろう」
海がいい感じに見える、ではUターンしよう。
「方角的にはこの左側なんだが・・・、まさかここを曲がるか??」
ためらいながら曲がる。
「これは道なのか?!」、雑草の道を恐る恐る歩いていく。
ここは公共の道なのか、私道なんのか、よくわからない。
「赤い鳥居が見えた!」
藪の中を鳥居に向けて歩いていく。
なんだか、探検隊の気分だ。
小串鉱山に行った時の心境を思い出す。
車で通った痕跡がある。
そして、赤と白のノボリ旗が倒れている、
「なんか、いやな感じだな~」と思いつつ進む。
この先に何が待つのか。
少し開けた場所にでた、そしてコーナーを曲がると・・・、驚愕な光景が!!
「鯛!!」
一応事前知識はあったが、なにも知らない人がここに迷いこんだら、びっくりする。
今から私は、「探検鯛」である・・・。
まさに鯛だ。
そして、サンマとイワシか?
神社の由来の書かれた看板があるのだが、あまり気にしないようにしよう。
「珪素神宮」の由来と書かれている、
しかしここは「長九郎稲荷」であり通称「チョボクリ稲荷」ではないのか。
正面から鳥居をくぐり参拝する。
長九郎稲荷と書かれている、
看板が破かれている、故意なのか、※注意:鯉ではない、鯛である。
なんかがありそうな感じがする・・・。
この看板の下には、携帯番号が書かれており、なにやら否定的な文章が書かれていた。
これらは実際に見てほしい。
鳥居を逆から見ると、海の上をサカナが飛ぶ。
確かに晴れていれば、最高の景色だ!
日出もキレイに見えるだろう!
そして左前方を見ると、金色の鳥居が目に入る。
うーん、つっこみどころが満載な鳥居だ。
「参ったな・・・・。」
鳥居の先には社などがあるはずなのだが・・・、そして気づく。
「逆だ!」
下から登ってきて、この第一の鳥居(金の鳥居)を通り、長九郎稲荷に参拝するのだ。
景色はいい、素朴な漁村風景が広がる。
灯台も見える、
晴れていれば、爽快なイメージに変わるだろう。
そして、この階段である、降りる勇気はない。
しかしながら、明らかに下に続いている。
かつては下から神社に向かう為の道だったのだろうか。
そして、廃墟が横にある、これはホテルか?
外に置かれている狐様達・・・・。
管理する人がいなくなったのだろうか・・・、悲しいものだ。
このような神社がこれから増えない事を祈る。
さぁ、現実に戻ろう。
来た道とは違うルートを通り、生活道路にでる、
海に向かって下りていく。
本日は穏やかな海だ、
老人と犬。
丘の上に「鯛の鳥居」、「鳥居の鯛?」が見えた。
大杉神社に来た、少し荒廃している。
海に近い神社、社から振り返ると、鳥居の向こうに海が見える。
境内の一角に剣?、杖だろうか、地面に突き刺さっている。
そして歌碑がある、こういうのがあるとうれしいものだ。
では参拝。
銚子漁港に来た、
小さくだが、東洋のドーバー・屛風ヶ浦が見える。
2km歩けば、千葉科学大学マリーナに行くことができる・・・。
銚子漁港。
外川駅に戻ってきた、
ヒゲタしょうゆのアピールがすごい、長九郎稲荷にもベンチがおいてあった。
このレトロ感、ごちゃごちゃ感がいいね。
出札口も雰囲気を出している、ここに多くの観光客が来るのも頷ける。
そして、銚子駅行の列車が入線する。
車内には、地元の高校生が車内販売をしていた、
アイスクリームに、キャベツメロンパンだったかな・・・。
銚子駅に到着する。
さぁ、ビールを買って乗車だ、
帰りも人が乗っていないゾ、大丈夫か?! 房総特急!
銚子に行こう! 完