神奈川県の鶴見に「海芝浦駅」という秘境駅がある、
秘境駅の定義には様々ある、
集落から離れている駅、駅周辺に車道が通っていない駅などであるが、
この海芝浦駅は少しだけ様相が異なる。
では「海芝浦駅」に行こう!! スタート。
横浜駅からアクセスする場合、
Suicaなので、鶴見駅で出場のタッチではなく、鶴見線に入るために入場の為の
しかも13駅しかないのに、2つの支線を持ち、
鶴見始発として、3つの終点を持つ路線である。
鶴見線の本数は少なく、何も確認せず、海芝浦駅に行くことは無謀である。
行き:鶴見駅9:20発⇒海芝浦駅9:31着
帰り:海芝浦発10:00発⇒国道駅10:10着
今回は、駅滞在時間29分のコースとなる。
1車両には15人前後の乗客がいた、「結構乗っているな・・・、」
定刻通りに鶴見駅を出発して、国道駅・鶴見小野駅・弁天橋駅・浅野駅・新芝浦駅と
停車していく。
以外にも鶴見小野駅の降車が多い。
浅野駅から支線に入る、進行方向左側には、運河と工場群が常時見える、
京浜工業地帯に入っているという印象を持つ。
鶴見から11分ほどで終点・海芝浦駅に到着する、
グーグルでも変な表記になってしまう・・・・海芝浦駅へのルート。
少し緊張しながら、ホームに降りる、広がる海に目を奪われる!!
ホームのすぐ下が海であり、海の上にホームがあるように思える、
これまで、ホームから海の見える駅はあった、
この駅はほぼ真下から海なのだ。
鶴見線と海、これがなかなかお似合いの構図だ。
鶴見線のカラーリングの意味はここにくるとわかる、
水色は運河であり、海を表現していると。
子供も数人きており、とても楽しそうであった。
駅から見える海は見ていて飽きないが、時間は29分と限られている、
改札方面に行こう。
海芝浦駅、隣りは新芝浦駅である。
駅の由来を知れば、よりこの駅のことがわかってくる。
この地は地図を見てもらえばわかるように昭和初期に造られた埋め立て地である、
当然埋め立て地の為、地名などは無い。
通過した浅野駅も財閥浅野家からとっており、別支線の安善駅も安田財閥からとっている、
この芝浦も同じである、㈱芝浦製作所がある駅として駅名に採用されているのだ。
この先に線路は無い、
そして改札先は東芝の敷地内であり、一般人は立ち入ることはできないのだ。
そして写真撮影禁止の掲示もされている。
この駅で降りても、東芝内でも許可されている社員・関係者しか駅外にでることができない、まさに袋小路の駅なのだ。
それが、関東の秘境駅と言われる理由である。
まさに東芝の敷地内。
出場のタッチをする、駅外にでないけど。
これは車内放送でも流れる注意喚起アナウンスだ、
出場をして再度入場をタッチする必要がある。
駅外には出れないが、海芝公園に入ることはできる。
これは、東芝が敷地の一部を訪問客用の公園として整備した 。
素晴らしい計らいである、これがあることにより、海芝浦駅の楽しみが広がった。
東芝さんに感謝である!!
「鶴見線、本数少ないです」
この言葉に集約される!!
見ての通り、通勤時間帯の運行ダイヤであり、
早上がりを許さない!、シフト調整を許さない!ということだ!!(笑)
では公園を歩いてみよう。
綺麗に整地されている。
ここは晴天の日に訪れて欲しい場所だ。
ベンチもあり、ゆっくりしても良いかもしれない、
入口にはドリンクの自動販売機、お手洗いも完備されている。
縦に長い公園である。
そしてここが終点である。
正面が海芝浦駅ホームである。
お手洗いの前に自動販売機が設置されている。
これはSuica対応ではなかったのだが・・・。
乗ってきた電車がそのまま折り返しになる。
この開放感!!
左は私有地侵入禁止、右は海である、まさに一般人はこの縦長のスペースを往復することしかできない袋小路、「秘境」である。
船が進む、何隻が行きかっていた。
空も高く、より開放的に感じる11月の空の下。
駅の突端に行ってみる、もちろん単線である。
この角度・方面から横浜ベイブリッジを見ることができるとは・・・。
3両編成の2両目に乗車する。
車内フレームを使い、湾岸線を見る。
大満足のいく旅であった、横浜近くにこのような絶景ポイントがあるとは!!
知っていたのだが、これまで「行こう」という行動に繋がらなかった、
なぜかは今となってはわからない。
海芝浦駅、また来たいと思う駅である。
春は? 夏は? また違った景色を見せてくれるのだろうか。
また、平日の通勤時間はどのような雰囲気なのだろうか・・・。
横浜駅近郊で、海が見たいと思った人は、海芝浦にGO!!
山下公園でもいいけど・・・・。
鶴見線・海芝浦駅に行こう! 完
と見せかけて、少しだけ、まだあります。
先週に引き続き、国道駅で降りて、すこしだけ散歩をする。
前回の京急沿線旅の補完である。
国道駅に降りる、私一人だ。
日曜日に海芝浦方面から来て、国道駅に降りる人は稀なのだ!
アーチ状の駅舎が昭和を感じさせる、哀愁に満ちた駅である。
線路に生えている草もローカル感を醸し出す。
鶴見川に寄ってみる、いい川だ。
案内板がある、名所が説明されているが、ほとんど行っていた。
この先数キロで海に流れ出る。
2週連続で来ました!!
道念稲荷神社、「蛇も蚊も」である。
ここに来た理由は、撮影忘れがあったからだ。
それは、この石板である。
蛇も蚊も発祥の地
これで思い残すことはない、
来年6月の本祭で会おう!!
そしてもう1つの補完先、原地区の神明社に向かう。
道念稲荷から約8分ほどで着く。
もう1つの「蛇も蚊も」を執り行う神明社に到着。
こっちは新興住宅街の「蛇も蚊も」といった感じなのかな・・。
生麦神明公園の端にちょこんと鎮座している感じである、
道念稲荷と比べると少し寂しい感がある。
近所の人に大事にされていそうだ。
神明社を後にする、
先週、道念稲荷神社で会い、30分近くも生麦のことを話してくれた御大が、
生麦駅前のスーパーで果物を真剣に見ているのを発見して、
心で「くすっ」と笑ってしまった・・・のは内緒だ。
この次にもう1つだけ訪問した先があるのだが、
これは別の記事としてアップしよう。
↓ 下記のリンクから。