2つの貝塚を周り、いろいろと考えさせられた。
そして第2限目は、神社巡りの旅である。
大森貝塚遺跡公園から徒歩20分のところに磐井神社(いわいじんじゃ)がある。
最初の参拝先である。
JRの線路を渡るために陸橋を探すことから始める。
なんとなく歩いていたら発見した。
陸橋を発見してうれしいと思うのは稀である。
では鉄橋を渡って行こう。
先ほどまでいた大森貝塚方面を見る。
残念ながら電車は通る気配がないので、先へ進む。
またしても陸橋を歩く、スイスである(笑)
渡る必要がなかった国道15号線を渡ってしまった。
向こうには京急線の高架線が見える。
しばらくすると、またもや陸橋が現れる、対角線上に渡って行こう。
すこしばかり、平和島駅方面に歩いていくと・・・。
磐井神社に到着である。
住所は、東京都大田区大森北2-20-8。
東海七福神の看板がある。
では参拝をしよう、
参拝者は2組のみ、少し寂しい感じだ。
境内はかなり広くとられている。
拝殿と奥に見えるのは社務所である。
拝殿はきれいされており、古さを感じないが、創祀573年と言われている。
建て替えが行われてのだろう。
武蔵国八幡総社と書かれている。
石碑群が目に付く、その後ろに見える高架は京急線である。
鈴石と烏石の説明がある。
転がしたりすると鈴の音がなる石があるという、それを見ることができないが、
磐井神社に奉納されているという、鈴ヶ森という地名は、この鈴石が由来となる。
年を経てきたと思われる狛犬がいる。
猫の視線を感じる・・・、白と黒のネコである。
海豊稲荷神社。
こちらが池に囲まれた笠島弁天社である、
先ほどの看板でみた東海七福神の1つである。
あと、「大田区 お宮巡り図」というパンフレット的なものを200円で購入。
大田区の神社が紹介されており、それぞれの神社で参拝スタンプを押してもらうようにできている。
神社前には磐井の井戸がある。
これは磐井神社の名の由来となった井戸である。
高架線にそのまま駅を造ったような駅舎。
少しだけ時間があったので撮影。
快速特急が猛スピードで通過、駅が揺れる・・・。
そして、京急蒲田駅に向かう、
この地には特に用はなく、蒲田駅で東急多摩川線に乗るための中継地である。
しかし、蒲田八幡神社があることを思い出し、参拝することにした。
駅前にある神社であり、所要は2分である。
すこしだけ、迷いながら、神社入口に到着する。
蒲田八幡神社である、残念ながら工事中であった。
では、参道を行こう、工事フェンスに囲まれて、手水舎も使用禁止になっていた。
御由緒はそのままにあった。
フェンスの向こうも八幡神社の敷地なのか?
本日の参拝はお写真拝殿となる、
これはこれで価値がある?!
改修工事の完成予定は、平成30年8月とあった。
楽しみに待とう。
写真拝殿の隣に社務所がある。
隣りには東急池上線のホームもある。
6駅目である多摩川駅には約10分ほどで到着する。
多摩川駅の南口から出て、しばらくすると神社への坂が現れる。
車の参拝用の道である、正面には階段があり人はそこから登ることもできる。
住所は、東京都大田区田園調布1-55-12。
しかし、坂から上ってしまう。
正面には駐車場があり、その前には社務所がある。
坂下には東急多摩川線が走っている。
では登って行こう、ここは少し階段がくねっている。
この参道には溶岩が置かれており、富士登山を模した造りとなっている、
まさに「富士塚」と言ってもよい。
階段の途中に小御岳石尊と書かれた石碑がある、
富士山五合目の御岳神社に由来するという。
ようやく上がってきた、都内唯一の浅間造である。
手水舎、その奥には開運水晶玉がある。
変わった表情をしている龍だ。
浅間造の社殿は、全国にある浅間神社の中で4つしかないという。
「なるほど、そういうことか・・・・。」※人が多い理由・・・。
その4つとは、
御祭神は木花咲耶姫命。
そのため、家庭円満、子宝、安産、恋愛成就、火防などの御利益がある。
この神社、参拝客が多い、まずはこれにびっくりだが、境内を見渡すとそれにも納得するだろう。
長嶋一茂・・・、どういうことだ。
もちろん、一茂で鈴を鳴らす。
境内社。
まさに山岳信仰。
そして、かわいい犬?!
両脇にも鎮座している、なんとも気になる存在だ。
華やかな浅間造の社殿には、鮮やかな木々が良くに合う。
そしてもう1つの目玉へ。
このパノラマの大展望台である!!
手水舎の奥、そして社務所の上は、展望台となっており、
皆思い思いに撮影や景色を楽しんでいる。
東急東横線の跨線橋が見える、そして、しきりなしに電車が走っていく。
青空の下の多摩川、そしてこの開放感、ホントに爽快な景色である。
横浜方面を見る。
写真では切り取られた景色であるが、実際にはパノラマに開けており、とても壮観な景色である。
2号線の鉄橋が見える、その先には新幹線と横須賀線の鉄橋があるのだが・・・・・、
見えない。
下は社務所であり、駐車場がある。
かなりの広いスペースがとられている。
社務所の上、もしくは屋上と言ってもよいのでは。
では下って行こう。
帰りは階段で降りる、何かが正面に見える・・・。
ここからが正式な参拝ルートであろう。
この先には多摩川駅の南口がある。
気になる和菓子屋があったが・・、我慢だ。
次に多摩川駅から中延駅に向かう、途中駅・大岡山駅で乗り換えをする。
大岡山駅である。
中延駅から徒歩7分、これから向かうのは上神明天祖神社である。
住宅街の一角に上神明天祖神社はある。
東京都品川区二葉4丁目4−4−12。
二葉という地名であるが、昔は蛇窪という地名であった、かつては湿地帯であり蛇が多く住んでいたという。
そして、JR横須賀線の向こうには、下神明天祖神社がある、かつては1つの神社であったのだろうか。
この銅鳥居は奇跡の鳥居と呼ばれている、
1945年の空襲で境内は焼失したが、この鳥居だけは無事であった、
その後修復され、今の鳥居となっている。
参拝者は7名ほどいたかな・・。
のぼりに「蛇窪詣」とあるが。
参道を歩いていく、左には稲荷神社があるのだが、まずは天祖神社である。
まずは参拝である、菊の間を歩くのは初めてである。
「蛇窪大明神」のノボリがはためく。
天祖神社・社殿。
御由緒であるが、手書きで書かれていた。
白蛇様の案内板をみて、奥にすすむと、「撫で白蛇」がある、
治したい箇所を撫でよう。
これは比較的新しいものだろう。
変わった形をしている、手のようにも見えるが。
白蛇縁起。
白い龍神だろうか、お手製感がたまらない。
精巧ではないのかもしれないが、とても趣きがあるものだ。
厳島弁財天大神。
立身出世、是非参拝しよう。
社に白蛇が守るように鎮座している。
かつては少し離れた場所に清水が湧き出ている場所があり、そこに白蛇が棲んでいた。
いつしかその場所はなくなり、白蛇は戸越公園の池に移り住むようになった。
土地の旧家森谷氏の夢枕に白蛇が現れ、1日も早く元の地に戻して欲しいと懇願したという。
このことを宮司に話しをして、この地に社を建て白蛇を祀ったという
お手製感が満載である。
手水舎と奥には社務所。
御朱印は3種類あるが、その内の2つを選択する。
また月により特別な御朱印の配布もある。
蛇窪大明神の御朱印。
そして最後にもう1つの名所へ。
稲倉魂神と刻まれている。
京都伏見稲荷大社の御分霊をお祀りしている。
鳥居を抜け90度転身。
稲荷大明神!!
またしても、既視感が! 既視感が!!!
まずは参拝だ。
先ほど見たような既視感を感じる。
すこのぞき込む、とても落ち着く佇まい。
既視感の正体はこれだ!
こちらにも、既視感が!!
先ほどの龍神、白蛇と同じ人が造られたのだろう、きっと。
とても近くに感じる上神明天祖神社であった。
商店街(二葉四丁目共栄会)を歩く。
蛇の街、荏原七福神めぐり とある。
上神明天祖神社で「スネークタウンマップ」なるものを手に入れた。
町で白蛇様を盛り立てているのだ。
しばらくすると、新幹線と横須賀線の高架が見えてきた。
初めて外から見る西大井駅に到着。
ここから横浜駅へは約20分ほどで着く、さて崎陽軒シウマイ弁当を買い、自宅で食べよう!!
大田区の神社を周り、最後は品川区の神社で締める。
大森貝塚の見学も大田区と品川区を渡り歩いた、かつては本家を争い論争があった2区である、私はその架け橋となったのだ!!!
(なんのこっちゃ・・)
大田区・品川区で神社巡りをしよう 完