KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

PT 霞ケ浦に行こう!(2017年12月09日)

茨城県といえば?

一般的には水戸・水戸黄門・納豆と言ったところだろうか。

そして筑波山霞ヶ浦と思い浮かべる人も多いだろう。 

f:id:turumigawa915:20171210100233j:plain

 今回の気ままの旅は、霞ケ浦周辺にドライブをすることにした。

霞ケ浦とは「湖」はつかないが、みずうみ である。

それも日本で第2の大きさを誇る湖だ。 

 霞ケ浦は特徴的な形をしている、

それは、鏃(やじり)や杖にようにも見える(俺だけか?!)

霞ケ浦とは複数の水域の集合体であり、西浦・北浦を主体として、外浪逆浦・北利根川・鰐川・常陸利根川の連結した総称である。

 

 霞ケ浦周辺では、1万年以上前から人が生活していた痕跡が見つかっている、

文明とは大河の周辺に誕生した、世界の四大文明がそうであったように、水域が豊富であった霞ケ浦周辺にも同じことが起きたと考えることは至極全うな事である。 

よく調べていくと霞ケ浦周辺には古墳が点在していることがわかる、

 

古墳が多く造られた時代を古墳時代と日本史は表記している、一般的には3世紀中ごろから7世紀後半である。

前回は、モース博士の貝塚史跡を旅した、今回は・・・・・

それからさらに時を経た古墳時代を旅しよう(そんな大した旅ではないのだが・・・) 

 

 最初の目的地は舟塚山古墳という場所だ。

横浜からは首都高・常磐道路を通り、千代田石岡ICで降りる。

インターからはそれほど遠くはない。

 

舟塚山古墳とは、茨城県内最大の前方後円墳であり全長186mあるという。

これは楽しみである! 

f:id:turumigawa915:20171209205659j:plain

専用の駐車場があり、車は6・7台は停められそうだ・・・、

そんなに大きなスペースをとらなくても良いと思うのだが。

そして簡易トイレも完備されているという力の入れ様である。

 

 

f:id:turumigawa915:20171209205901j:plain

県道118号線を挟み、愛宕山古墳と舟塚山古墳がある。

まずは舟塚山に行こう。

 

f:id:turumigawa915:20171209210311j:plain

 立派な石柱がある、「史蹟 舟塚山古墳」とある。

ちなみに愛宕山古墳には石柱がなかった。

隣りには屋根付きの自動販売機もあり、これも古墳の見学者を見込んでの設置したのだろうか。 

 

f:id:turumigawa915:20171209210722j:plain

古墳までは、駐車場から約300mほどである、のどかな景色を歩いていく。

 

f:id:turumigawa915:20171209210747j:plain

猫を発見、ではなく・・・それらしい森を発見。

 

f:id:turumigawa915:20171209210809j:plain

 そしてその森の後ろには「盛り」を発見!!

あれだろう!

なだらかな双丘が見えてきた。

 

f:id:turumigawa915:20171209211203j:plain

正面から。

鳥居と森が見えてきた。

 

f:id:turumigawa915:20171209214944j:plain

f:id:turumigawa915:20171209211229j:plain

木々が茂り、鳥居の向こうは暗い、気が引き締まる。

 

f:id:turumigawa915:20171209211244j:plain

鳥居の隣にも石柱がある、月日を感じさせる感ありだな・・。

 

f:id:turumigawa915:20171209211325j:plain

こちらは案内板、黒字に黄色字がとても見やすい。

最近、リニューアルしたに違いない!!

東日本においても2番目の大きさであるという、一番は群馬県にあるらしい。

 

f:id:turumigawa915:20171209211357j:plain

鹿嶋神社に参拝しよう。

 

f:id:turumigawa915:20171209211416j:plain

奥にも社があった。

 

f:id:turumigawa915:20171209211432j:plain

社殿の横から墳丘に上がれる坂道があるので登っていく。

すこしのドキドキ感を感じた。

 

f:id:turumigawa915:20171209212933j:plain

途中に。。。

 

f:id:turumigawa915:20171209212956j:plain

青空が開けてきた!!

 

f:id:turumigawa915:20171209213023j:plain

最初に見えたのは「筑波山」であった。

 

f:id:turumigawa915:20171209213227j:plain

壮観だ!!

ただ広い!!

 

f:id:turumigawa915:20171209213253j:plain

あのなだらかさがいい!!(2段構え!)

これが夏なら緑の芝で全く違う美しさを楽しむことができるだろう。

冬の茶色もシックでもちろん素晴らしい。

 

f:id:turumigawa915:20171209213405j:plain

筑波山が綺麗に見える、

霞ケ浦は近くにはあるのだが、ここから見えるほどには近くはない。

見えるにしても反対側だが・・。

 

f:id:turumigawa915:20171209213442j:plain

では登ってきた側、霞ケ浦方面に目を向ける。

 

f:id:turumigawa915:20171209213502j:plain

これほどの大きさであれば、それなりに勢力をもった豪族の墓であったのだろうと

推測ができる。

と同時にお墓に登っていいのか・・という気持ちにも少しなる。

 

f:id:turumigawa915:20171209213522j:plain

先ほどの拝殿がある森。

 

f:id:turumigawa915:20171209213546j:plain

周りには普通のお墓があるのだが、ここから見るととても小さい、

それほどまでに舟塚山古墳は大きいのだ。

そして写らないようにフレームから外す。

 

f:id:turumigawa915:20171209213614j:plain

では、舟塚山古墳の見学を終えよう。

そして愛宕山古墳に向かう。

 

f:id:turumigawa915:20171209215125j:plain

道路を挟み、古墳の一部が見える。

 

f:id:turumigawa915:20171209215554j:plain

方向指示版があり

右に行けば、JR高浜駅、そして高浜神社とある。

駅からは徒歩10分ほどであるが、これから向かう冨士見塚古墳には歩きではいくことができない、またバスもない。

 

f:id:turumigawa915:20171209215203j:plain

工場の脇の道から古墳にいく。

古墳を囲う畑も良い感じ!

 

f:id:turumigawa915:20171209215222j:plain

では登っていこう。

古墳を登るのは生まれて2回目である。

本日は3回登ることになるのだが。

 

f:id:turumigawa915:20171209215238j:plain

ここの名称は府中愛宕山古墳である。

 

f:id:turumigawa915:20171209215301j:plain

古墳を登るドキドキ感・・・。

 

f:id:turumigawa915:20171209215314j:plain

これはよい「なだらかさ」だ!!

 

f:id:turumigawa915:20171209215348j:plain

墳丘から舟塚山古墳を見る。 

 

f:id:turumigawa915:20171209215419j:plain

自宅の後ろが古墳というのも、いいかも。

雪が積もればソリで遊べそうだ。

 

f:id:turumigawa915:20171209215505j:plain

こちらは高浜駅方面となる。

ここから霞ケ浦に漕ぎ出す形をしているところから、出舟と言われ、

舟塚山古墳は入舟を呼ばれる。

 

f:id:turumigawa915:20171209215525j:plain

こちらの全長は96.6mであり、ともに前方後円墳である、

船塚山古墳も愛宕山古墳も仁徳天皇陵と形が似ており、大和朝廷との繋がりもあるかもしれないという。

しかしそんな古いことは誰にもかわらない・・、だからこそ古代ロマンスである。

 

f:id:turumigawa915:20171209215645j:plain

駐車場まで戻ってきた。

では次も古墳へGO!!

 

その前に高浜神社に寄り道をしてみよう!

 車では2分で到着。

 

f:id:turumigawa915:20171209221953j:plain

高浜神社に到着。

駐車場は神社の近くに停めさせてもらった。

 

f:id:turumigawa915:20171209222009j:plain

良い雰囲気の社殿が見えてきた。

ただの神社ではないことがわかる。

 

f:id:turumigawa915:20171209222056j:plain

国府の人々には、筑波山のほか、もう一つ愛着をもった景観があった。

高浜の海である。

 

f:id:turumigawa915:20171209222113j:plain

 高浜の地は、古代には国府の外港として栄えたという。

 

f:id:turumigawa915:20171209222138j:plain

背後から境内に入ったので正面から見てみる。

ブランコ・すべり台と子供の遊具があり、子供の遊び場として境内が使われている、

地元の憩い場なのだろう。

 

f:id:turumigawa915:20171209222812j:plain

祭神は武甕槌尊、祀は月読命菅原道真である。

この藁葺き屋根の社殿が高浜神社の特徴だ。

 

f:id:turumigawa915:20171209222225j:plain

祠が良い感じにある。

 

f:id:turumigawa915:20171209222259j:plain

これは鳳凰だろうか。

 

f:id:turumigawa915:20171209222322j:plain

近くで藁葺き屋根を見てみる。

 

f:id:turumigawa915:20171209222335j:plain

だんだん、青のりに見えてきた・・・。

 

f:id:turumigawa915:20171209222350j:plain

 丁度、三叉路の間にある感じだ、社殿裏にはセブンイレブンがある、

おにぎりを買い、高浜神社で食べるのもありだろう。

 

f:id:turumigawa915:20171209224527j:plain

そして、近くに気になる場所を発見した。

知恩院という、高浜神社から徒歩1分である。

 

f:id:turumigawa915:20171209224650j:plain

階段が空に上がっている・・・・、行ってみよう。

 

f:id:turumigawa915:20171209224816j:plain

かなり急で疲れる・・。

 

f:id:turumigawa915:20171209224942j:plain

気になったのは・・・、知恩院もそうだが、ここから見える恋瀬川である。

恋瀬川が霞ケ浦に注ぎ込むのだが、この恋瀬川というなんとも甘い単語が気になる、

平安時代の貴族のラブロマンスなどがあるのでは・・・と期待したのだが、

そんなことは全くなかった。。。。

 

常陸国風土記には「志筑川(しづくがわ)」と呼ばれていた。

恋瀬川という名称から演歌のタイトルに使われているという。

 

f:id:turumigawa915:20171209225009j:plain

いわゆる河口である。

なかなかに趣きのある光景に満足だ。

この川の終わりというのがなんとも感慨深いものにさせる。

 

f:id:turumigawa915:20171209225055j:plain

これから正面の橋を渡り、恋瀬川を越え、冨士見塚古墳に向かう。

古墳三部作の完結である!! 

 

 高浜神社から冨士見塚古墳公園へは、車で25分前後かかる。

1.9車線ほどの道を走り、車をすすめる、すれ違いざまに少し気を遣うぐらいであり、

信号がほとんどなく、車も少ない快適な道であった。

 

途中には、〇〇古墳という看板を2か3つほど見た。

やはり古墳が多いな~と思ったが、茨城県には2000以上の古墳があるのだ、

当然だな・・・・・。

それでも茨城県は、日本では古墳の多さは第20位ほどという。

 

f:id:turumigawa915:20171210090823j:plain

冨士見塚古墳公園

とても視認しやすい看板が設置されている。

 

f:id:turumigawa915:20171210090849j:plain

高床式倉庫風の建物が展示館となっている。

駐車場はそこそこ広い、帰る時には2台ほど増えていた。

 

f:id:turumigawa915:20171210090902j:plain

前方後円墳と円墳の3つがある。

 

f:id:turumigawa915:20171210090931j:plain

 展示館は無料であり、9時から開いている。

 

f:id:turumigawa915:20171210091458j:plain

展示館裏の階段から登っていく。

 

f:id:turumigawa915:20171210091526j:plain

かなりの高度を上げていく、これは壮観な景色が見れそうである。

 

f:id:turumigawa915:20171210091611j:plain

階段が終わると、まず円墳が見える、

これは冨士見塚2号墳である。

 

f:id:turumigawa915:20171210091635j:plain

この公園を整備している方しかいなかった。

目の前には霞ケ浦が見える。

 

f:id:turumigawa915:20171210091714j:plain

左に目を向けると素晴らしい双丘の前方後円墳があった!

 

f:id:turumigawa915:20171210091741j:plain

これは素晴らしい!

期待に胸躍るという感じだ、かなりのテンションが上がっていく。

 

f:id:turumigawa915:20171210091756j:plain

中央部に階段が置かれており登っていく。

 

f:id:turumigawa915:20171210091818j:plain

その先には、もう空しかない。

 

f:id:turumigawa915:20171210091839j:plain

正面には霞ケ浦がより良く見えてくる。

 

f:id:turumigawa915:20171210091856j:plain

さらに階段を上がる、ほんの少しだけ高度を上げていく。

 

f:id:turumigawa915:20171210091931j:plain

周りには遮るものが何もないので、眺望がすばらしい。

 

f:id:turumigawa915:20171210091951j:plain

筑波山を含む山々も見える。

 

f:id:turumigawa915:20171210092029j:plain

反対側に目を向けてみる。

 

f:id:turumigawa915:20171210092116j:plain

青空のため、霞ケ浦の湖面も青々としており、とても良い光景をつくっている。

 

f:id:turumigawa915:20171210092133j:plain

とってつけた感がある階段。

 

f:id:turumigawa915:20171210092240j:plain

反対側に移動してみると先には円墳が見える。

 

f:id:turumigawa915:20171210092310j:plain

f:id:turumigawa915:20171210092358j:plain

ただ、いい!!

と思わせるほど壮観、そして冷たい空気も心地よく感じるほどに。

「静かな絶景」と言うべきか。

 

f:id:turumigawa915:20171210092424j:plain

離れてみても全体が写らないほど大きい。

 

f:id:turumigawa915:20171210092449j:plain

では次に円墳を見てみよう。

 

f:id:turumigawa915:20171210092545j:plain

円墳・冨士見塚2号墳である。

 

f:id:turumigawa915:20171210092602j:plain

こちらが冨士見塚3号墳である、以上!!

ただの盛り土ではない、古墳である。

 

f:id:turumigawa915:20171210092653j:plain

階段を降りていく際、正面には霞ケ浦が見えた、

これから向かう先である、本日の行程の約半分が終わった、

これからは横浜方面に向かいながら、気になるスポットに寄っていく。

 

第1部

霞ケ浦に行こう! 古墳三部作 完