北茨城の旅を続けよう、
大甕地区の散策を終え、本旅の最終地・磯原駅に到着した。
時刻・13:02である。
磯原駅まで北上してきた、
次の駅は大津港駅である、この駅の意味は常磐線の茨城県最後の駅である、
あと少しで茨城県の終着駅にいけたのだが、
今回は大津港の町を遠くから見るにとどめよう。
駅舎から太平洋が見える、
遠くに思えるが、ここから数分歩けば、身近に海を感じることができる。
駅中、駅周辺は、人はまばら、ほぼいないと言ってもよいかもしれない。
ここは観光地であると思い知らされる。
しかし観光客と思われる人は誰一人いない矛盾。
外に出ると観光案内図がある。
駅舎も新しく感じる。
これから向かう先、弟橘媛神社には徒歩で行くことができる、
約16分ほどだ。
グーグル検索では西口からのコースであるが、
行きは東口におり、国道6号線を通り向かうことにする。
陸橋に上がり、反対側の道に移る、
北茨城・野口雨情の観光看板が目に入る。
こちらがこれから向かう先である、この国道6号線の歩道を歩いていく。
車がかなりのスピードで通過していく、あまり空気は良くなさそうだ・・・。
国道6号線を挟み、JR常磐線が平行して走っている、
右側では、堤防の工事をしていた。
堤防工事の先には、これから向かう山が見える。
茨城県にて2番目に低い山である。
ふと見ると石柱があり、茨城百景を見つけた、
「磯原海岸」である。
国道6号線を10分ほど歩くと、市営磯原駐車場を見つけた。
その向こうに島に見えるが、山がある。
「旧磯原交差点」
こちらを右折する。
反対側には野口雨情の生家がある。
帰りに少しだけ見ておこう。
天妃山入口の石碑がある。
この道を入っていく。
突き当りは海である、これから先は1本道。
右方向に曲がると海が見え、そして鳥居が見えてくる。
弟橘媛神社の入口である。
この入口周辺でも工事が行われている、
工事の音はしきりに聞こえてくるが参拝者の姿は見当たらない。
では入って行こう。
入ると空間が変わる、
本当にそのようになったのか、私の心の問題かは、わからないが。
早速、境内社が様々ある。
奥にも道のが続いている、下へ階段が伸びていたが、今は工事の為使用ができない。
こちらにもある、木々の隙間から砂浜と海が見える、
そして工事している風景も同時に見える、すこしばかり無粋になるが、
これも仕方がないことであり、必要なことである。
階段があり、さらに上がっていく、2回目の上がりである。
もう少しでゴールだ、北茨城の旅の最終地点が待っている。
水は湛えられていないし、水を出すこともできない。
弟橘媛神社・参拝。
鈴の鳴りが悪いが、これもこれでよいものだ。
天妃姫・弟橘媛・雄都嘉の三神社となっている。
奥には御輿殿もある。
この拝殿の領域にも境内社が複数社ある。
天妃山の由緒書がある、
江戸時代に弟橘媛を勧請したという。
左に石段がある、これが天妃山の最後の階段である。
時折、わずかばかりの風が吹き、木々がカサカサとわずかな音をたてる、
そして工事の音も聞こえてくる・・・、
ここも被害を受けた場所なのだと・・思い知らされる。
この先に海がある、もうすぐだ。
この瞬間がいい。
海が見えた!!!
よい光景!!
「絶景!!」である。
下は護岸工事だろうか。
この先はサンフランシスコだったかな・・・。
※少し適当・・・。
こちら側からは、はるか先に陸が見える。
五浦方面、大津港の町並みだろうか。
そうであれば、茨城県最北の町である。
西山公の腰掛石がある、
当時と変わらない景色、水平線は同じだからね。
西山公とは徳川光圀公のことである。
下山してきた、左に行けば山を取り巻く道があり、より身近に海を見ることができると
思っていた・・・。
堤防の整備をしており立入禁止、
平成30年3月30日までとある。
近くから海を見る、波がうねっている。
近くの海を見ると吸い込まれそうになる、遠くの海はとても穏やかである。
不思議な形をしている砂山がある。
工事現場とは反対方向に行ってみる、海を見るだけだ。
海の中に石碑がある。
何が書いてあるか、目を凝らしても見えない・・。
近くに案内板があるわけでもない。
よい曲線を描いている道路が気になる。
こちらが参拝専用駐車場である。
では、天妃山を離れよう・・・。
時計をみると、そろそろ特急が通過する時間だ、
野口雨情の生家の横を抜け、踏切へ急ぐ。
予定外に逆のいわき方面行きの特急が通過していく。
本当はこの特急に乗って帰りたかった。
磯原駅に停車するので、とっても便利な特急であったのだ・・・。
「さらば・・・・」
うらめしそうに(笑)特急をみる。
野口雨情生家に少しだけ寄ってみよう。
この先は入場料100円、
時間があれば入りたいのだが、次の特急まであまり時間がない。
所要時間10分では逆に失礼な気がしたので、ここで引き返すことにした。
右の建物は「としまや月浜の湯」という宿泊施設である、
夏に、ここで泊まり、懐中電灯を持ち、弟橘媛神社を散策する、そして夏の潮騒に耳を傾ける・・・、とても惹かれる体験だと思うのだが・・・・。
途中まで国道6号線を歩いていく。
途中から踏切を渡り、国道6号線を離れる、こっちのほうが快適だ。
JR磯原駅・西口に到着。
磯原駅前、ただ広い!!
特急チケットを購入する、
高萩駅まで常磐線(各駅停車)で行き、常磐特急ひたちで品川駅に向かうことにする。
磯原駅ホーム、人は少ない。
常磐線が入線してくる。
高萩駅ホーム、
一旦駅を出て、お店を探したが、何もなさそうなので、駅に隣接しているコンビニで
車内用の食べ物を購入、そして土産として水戸銘菓・吉原殿中を買った。
線路の向こうには昔の特急ひたち号が停車していた。
この「十王」という駅も気になる、
何か、物語があるのではと・・・期待しているのだが。
車内から海が見える、これも常磐線の醍醐味だ。
※少しの時間だが・・・。
ほどよい疲れで瞼が重くなってくる、
かなりの距離であったが、ここまでが日帰りの限界であろう、
まだまだこれでは北茨城は制覇できていない、
また来ることになるだろう。
そんな予感を感じながら、品川駅に入線していく・・・、
品川駅から横浜駅までは、特急とはうってかわり満員電車となる、
このギャップは?! と思いながら暗くなった車窓からの景色を見る・・・・(笑)
第2部 北茨城・磯原に行こう! 完