1月2日の旅を3つに分けて書いています。
江古田の富士塚。
実に立派な富士塚であり、しっかりと保存がされている。turumigawa915.hatenablog.com
初夢の縁起物の由来にかかわりがあるという。
これまで2つの富士塚を周ってきた。
3つ目は、十条の富士塚に行く。
あとでわかるのだが、東十条駅のほうが近いことに気づく・・。
これから向かう先は、十条富士神社である。
名前から十条駅と思いこんでしまった。
またしても、裏から来てしまった。
「祝 世界文化遺産登録 」を書かれた看板が目に入る。
東京都北区中十条2-14-18。
では階段から登っていこう、この階段にも老朽化を感じる。
何合目かは、わからないが、いろいろと倒壊している。
こちらも、これでよいのだろうか。
少しだけ心配になる。
頂上はもう少しだ。
10秒ほどで登頂達成である。
本日3つ目の富士登山達成である。
頂上には石祠があった、こちらでに参りすることになる。
十条富士神社には拝殿や社務所はない、この石祠のみである。
しかし、6月30日・7月1日の山開きには、例大祭を行い、露店などもでるという。
感無量である・・・。
こうみると結構な高度を感じる。
すこしふぞろい感があるが、これはこれで趣きがあると思うしかない。
十条富士塚も、かつては古墳であったと推定されている場所に建てられたという。
こう見ると結構立派だ。
富士山からパワーをもらって、まだまだ行こう!!という気分に・・・。
道路を挟んだ公園には、富士塚についての説明書きがあった。
こちらは十条駅・南口である。
奥には新幹線の高架もある、
大宮行きの入線案内が流れ出したので、急いでホームに向かう。
これから東京駅にて乗り換えをするのだが、少しだけ時間があるので、
寄り道をすることにした、秋葉原に途中下車する。
かなり南下してきた。
秋葉原の柳森神社に向かう、以前より気になっていた場所である。
柳森神社も駅から近く、アクセスはとても良い神社である。
柳森神社に到着。
結構参拝客が多い、そして他の神社より写真を撮っている人が多い。
周りは門で固められており、夜は施錠されるのだろうか。
そして神社の向こうには神田川が流れている、
では階段を下り境内に入る、あまりない形の神社である。
手水舎、隣に浅間神社とある。
では柳森稲荷に参拝しよう。
太田道灌により、江戸城の鬼門除けとして京都・伏見稲荷から勧講したという。
狐様の向こうにはJR線の高架があり、その向こうには電気街が広がっている。
駅前しか見ていないが、人で溢れかえっていた。
稲荷社なので、もちろん狐様がいる。
こちらの鳥居には福寿神とかかれている。
そして・・・、見切れているこちらの像ですが・・・。
たぬき尊像とあり、どこからみても狸である。
膨らんでいるものは、お腹であることをお間違いなく、懐妊中である。
なんとも、良い顔をしていることか。
柳森稲荷横にあるのが、福寿神である。
狸が目に入ってくる、狐様の次は狸様なのだ。
徳川綱吉・五代将軍の生母・桂昌院が江戸城内に創建したのが始まりとされている。
境内には様々な神社があるのだが、階段横にあるのが、
かつてこの地に富士塚があった証として、石碑群が置かれている。
そう、この柳森神社にも富士塚があるのです。
富士山を形どった石があり、富士の絵が描かれている。
では秋葉原駅に戻ろう。
あまり時間がない、柳森神社は10分未満の参拝時間であった。
神田川を渡る、川の向こうには柳森神社が見える。
では東京駅に急ごう。
東京駅9番線ホームに到着。
特急・踊り子号である。
これに乗り、東京を離れよう。
踊り子号のヘッドマークはすばらしいデザインである、
やはりスーパーヴュー踊り子号ではなく、これである!
JRの特急には様々なヘッドマークがあるが、人の顔のヘッドマークはこれだけのはずである。
そしてこの緑の三本の斜め線のデザインがいい。
特急踊り号117号13:30 伊豆急下田行である。
このオールドさがたまらない、
常磐特急とは正反対に位置する特急である。
自由席は9・10号車であり、かなりの空席感、
まだ昼飯を食べていない為、踊子号は食事ルームと変わる。
東京駅から横浜駅までの特急料金は510円である、当然車内で清算ができるのだが、
同区間の東海道線グリーン車料金は550円である、踊り子号のほうが特なのである。
見ての通り、足を延ばすことができない、窮屈仕様。
横浜駅に到着。
東京駅から横浜駅にさらに南下。
この旅は、
江古田富士塚、駒込富士塚、十条富士塚、そして柳森神社(柳森富士塚(仮))と来て、最後に本物の富士山を拝み旅の終わりとしよう。
富士山を見るには、あそこしかない!!
横浜駅から各駅停車に乗り、14分ほど揺られる。
西谷駅から徒歩12分、国道16号線を歩き、梅の木の交差点にて左折する。
曲るとすぐにのぼり旗があり、その先は階段が続く。
では登っていこう。
住宅街の間に鳥居がある。
「富士山神社」とある。
そう、
最後後は、富士山神社の境内から本物の富士山を見る!!
これをフィナーレとする、とってもきれいな締めとなるであろう。
空は雲一つない晴天、
さった峠のライブカメラを見ても富士山はきっちり見えている。
大いなる自信と確信をもって階段を登っていく。
富士山神社に到着。
とっても深い青空だ。
はやる気持ちを抑え、参拝しよう。
空が映える!
参拝客はほぼいない・・・。
でも気持ちい晴天だ!
浅間神社の石碑があり、背後には富士塚(西谷富士)がそびえ立つ。
では富士山に登っていく、円を描き高度を稼いでいく。
もうそこだ。
富士山の頂上である、では富士山を見よう!!
「え?!」
富士山がない、富士山が見えない・・・。
目を凝らそう、稜線がかすかに見える・・・・、
丹沢山系と富士山の間に雲群が広がっており、富士山を隠している。
気分を変えて新幹線を眺めよう・・・・・・・・・・・・・。
これに乗り、神奈川を越えれば、素晴らしい富士山を見ることができるだろう。
今は新幹線に思いを託そうではないか。
「あ?! これは東京行だった・・・」
これで2018年1月2日の旅を終えよう。
さらに富士塚に行こう!! 完