浜松の旅、最終章
第3部 猪鼻湖神社編である。
猪鼻湖神社とは、浜名湖の湖畔にある神社である、
正確に言うなら、猪鼻湖にある神社というべきか・・・。
そこには「瀬戸」がある、
瀬戸とは、陸地と陸地に挟まれた海峡のことであるが、湖は海ではない、それでも瀬戸という言葉が適切かはわかないが、猪鼻瀬戸という場所がある。
猪鼻の瀬戸を通して、猪鼻湖と浜名湖が繋がっているのだ。
新快速車内・浜名橋梁を撮影。
では行ってみよう!!
浜松駅からJR新快速で新所原駅に向かう、
新所原駅では、一旦JR改札を出て、階段を降りていく。
そして天竜浜名湖鉄道に乗り換えをする。
改札前にうなぎ弁当が売られている売店がある・・・、気になる。
1両編成である、
掛川まで行ったらどれほど時間がかかるのだろうか。
車内は混んではおらず、座ることができた。
新所原駅から14分ほどで尾奈駅に行くことができる。
尾奈駅から歩いて行かなければならない、当然ながら駅待ちのタクシーなどはあるはずがない。
第2部 天竜川・河口編で疲れきった為、最後の力を振り絞り、歩くしかない!!
尾奈駅に到着。
簡素な良い駅舎だ。
駅舎の隣には、うなぎのツボ型のトイレがある。
尾奈でこれである、他の駅には何があるのか!?(笑)
301号線が駅前に走っており、戻る形で道路に沿って歩いていく。
尾奈駅から猪鼻神社まで徒歩23分ほど。
左方面には浜名湖・猪鼻湖がちらちらとみえる。
時刻は15:40である、陽が傾きかけている、
急ごう!
単調な道であるが、湖が見えるので、とても気がまぎれる。
これがとても大事!!
お隣の道路は、交通量が多く、かなりのスピードで駆け抜けていく車が多い。
さすが、三ケ日・尾奈である、みかん型のトイレがある。
このルートはしっかりと道路と歩道が分かれており、とても好感が持てる。
目的地が見えてきた、その先には赤い鉄橋があり、あれが瀬戸であろう。
赤い太鼓橋の主張が強い、なるほど歴史ある神聖なスポットな雰囲気だ。
トンネルが見えるが、手前に分岐があり、歩行者専用ルートを行く。
素晴らしいショートカット、良い遊歩道だ。
気持ちを高めてくれる。
この辺りはウォーキングコースにもなっている、
なかなかおもしろそうだ。
私としては細江が気になる。
猪鼻湖の案内図がある、
まさしく昭和に造られたものだ、
こういうのは描かれている子どの絵などに味があるのだ。
では白い鉄橋を渡る、これは車同士の離合はできない幅である。
左が猪鼻湖、右が浜名湖、そして中央が瀬戸である。
橋の終点には下に降りる階段がある。
ここが入口である。
獅子岩(猪鼻湖神社)遊歩道と書かれている。
日没前に間に合って良かった。
参道を歩いて行く、とても静かだ。
湖の波音は海とは異なり、とても静かで気持ちが安らぐ。
1つ目の鳥居をくぐって行く。
夏場は湖水浴もできそうだ。
すこしばかり足場が悪い階段を上がる、
それにしても良い雰囲気である。
分岐がある、工事用の階段が組まれてくるが・・・、
上には何があるのか?
まずは参拝である。
この神社は散策の楽しさも併せて味わうことができる。
赤い太鼓橋は湖を渡る為にあると思うのだが、
満潮時など湖面が上った時に使うということなのか・・・。
由緒書がある、
祭神は、武甕槌命と市桙姫命。
「神橋」を渡ろう。
素晴らしい景観である、湖上の神社。
このような場所が浜名湖にあろうとは。
巨岩の上に社殿がある。
この巨岩もしくは島自体が御神体ということかな。
石碑がある、その向こうの景色も素晴らしい。
とても落ち着く場所だ。
ここにも鳥居がある、これは・・。
この湖水の色、天竜川を思い出すな~。
向こう岸には、さっき通った遊歩道が見える。
こちら側にも石碑がある、
階段上になっているが、あそこまではいけそうにもない。
さらにズームアップする。
こちらにも石碑と燈篭がある。
とても穏やかである、そして彼方に見える山々が美しい。
では尾奈駅に戻ろう。
先ほどの分岐の階段を登る、軋む音が怖い・・・。
登ってみると、何もない・・・。
奥には坂があり、この神社への別参拝ルートなのだろう。
帰る頃には、空がオレンジになってきた。
家にかえろっと。
これから陽が長くなってくる、旅の時間が長くなる。
階段を上がった先には、うなぎが食べられる食事処がある。
こことセットで車で来るのも有かも。
浜名湖を見る。
これで今回の旅では見納めとなるだろう、
新幹線に乗る頃には、真っ暗になっているだろう。
こう見ると、小島のように見える、これは信仰の対象となる。
最後にパワーをもらった、天竜川・河口の疲れも少しはとれた?!
では、電車に遅れないように、急いで尾奈駅に戻ろう。
奥浜名湖・三ケ日温泉を通過。
みかん畑がある、みかんが落ちている。
車で来れば、様々な選択肢がでてくる、
電車・バス・歩きでは・・・これが限界だろう。
急ぎながらも、景色が気になり歩が止まる・・・。
ここのカーブを抜ければ、最後のストレート。
尾奈駅は間近かだ。
天竜浜名湖線の鉄橋が見える、1時間に1本の為、都合よく通るはずもなく・・・。
尾奈駅に到着。
尾奈駅ホーム。
券売機は無く、乗車の際に整理券を取り、降りる時に運賃を乗務員に支払う形をとる、
後ろのドアから乗り、前のドアから降りることになる。
16:44発の新所原駅行が来た、
昼の運行は基本1時間に1本の為、猪鼻湖神社に行く場合は、
1時間ほどで戻ってくることが必須である、
2時間をかける場合は、うなぎ屋で食べるしかない!!
帰りは、豊橋駅からこだまで浜松駅へ。
浜松駅からひかりに乗り換え、新横浜駅に向かう。
こだまの通過待ちは1日2回は厳しい・・・・、
浜松でお土産も買えるし、すこし面倒ではあるが、乗り換えで帰ることにした。
当然ながら、車窓は真っ暗であり、景色もなにも見えない、
音楽に集中して帰ろう。
浜松に行こう! 猪鼻湖・参拝編 完
浜松に行こう! 三部作 完