空気が澄む、そんな日は富士山を見よう!
ということで静岡県富士宮市に来た、沼久保駅にて富士山を見て、疣神様を参拝した。
次は比奈町に行き、竹取物語を紐解いて行こう!!
第2部・竹採物語伝承の町を歩こう! スタート!!
竹取物語といえば、日本人が誰もが一度は読んだことがあるかもしれない超有名なお話しである。作者不明であり、平安初期につくられた日本最古の物語である。
今回は、竹取物語・かぐや姫伝説の発祥地である比奈の町を少しだけ・・・歩く。
ここは、岳南電車の始発駅である、
岳南鉄道の駅舎窓口で、JR運賃の清算を行い、岳南原田駅までの乗車券を買う、
これが久しぶりに触った硬券であった。
入線してきた、車体の色は何色なんだ?
ノスタルジックな車体、心が躍る。
エクセルで資料をつくる際、色付けを行う時に絶対に使わない類のカラーである(笑)
吉原駅からも富士山を見ることができる、空気と同じく、自然とそこにある。
約9分ほどの短い電車の旅である、車窓からは当たり前のように富士山が見える、
ちらちら見ていると、県外の人間であると一発でばれる(笑)
みて欲しいのが、吉原駅の次の駅「ジャトコ」である、
ジャトコ??
蛇床・・むかし富士山のふもとに白蛇が棲んでおり、ここ富士市はその蛇の住処となっていた・・・・、そしてある時・・・。
と考えていたが・・・・。
「会社名か・・・」
「ふーん」
岳南原田駅は無人駅であり、先頭にて運転手さんに切符を渡すことになる。
その辺りは事前に調べていたので、極々自然にできた!!(笑)
窓口はあるが人の気配はしない、昔は駅員がいたのだろうか・・・。
駅舎に入ると休憩スペースがあった、しかしお冷がある。
ここは食堂かよ?!
はい、食堂でした。
そば・うどん屋 めん太郎である。
外に出ると名所案内がある、
「ロマンと泉の郷」とある、ココロオドル文句だ。
私もロマンを求め、ここまで来たのだ。
富士市東部は、富士山・愛鷹山に沁み込んだ地下水が湧き出すポイントが多くある。
家の前に水路があり綺麗な水が滔滔と流れていた。
吉原駅行に入線してきた。
1車両編成のかわいらしい路線である、1両編成で事足りるのか・・・・。
行きも帰りも座ることができた。
まずは瀧川神社を目指す。
初めは県道を歩いていくが、途中から左折、川沿いを歩いていく。
今日はあまり風がなく、煙も上へあがっていく、
富士市の周辺といえば、製糸業が盛んであると小学校で習った、
これれらはパルプ工場だろうか。
良い弧を描き川が流れている、そして水はキレイ、当然と言えば当然か。
そして左方向には富士山が顔を出す、
右にいたり、左にいたり、背後にいたりと、富士山も忙しい。
今度は前に富士山がいる、「止まれ・富士山」
瀧川神社に到着。
人の気配が全くしない静かな空間である。
ではでは、行きましょう。
ここで竹採という言葉がでてくる、
この地域は「かぐや姫伝説」発祥の1つとされており、竹取物語にまつわる史跡があるのだ。
ここ瀧川神社は、「父之宮」と呼ばれ、竹取の翁を祀っているとされている。
そして祭神は木花之佐久夜毘売命。
そして源頼朝が約5寸の黄金の玉を奉納したとも伝わっている。
野村一郎を讃える石碑がある、右のゆるやかな坂をおりていく。
しっかりと方角を示す看板が置かれている。
瀧川神社から徒歩2分である。
来ました、竹採公園である。
毎週木曜日と年末・年始は休みである、時間も制限されているので注意が必要だ。
入口には駐車スペースがあり、10台前後が停められそうだ。
竹取物語とは日本最古の物語とされている、
富士市では「竹採」となっている。
皆が知っている話しでは、がぐや姫は月に帰ってしまう、
しかし富士市の伝説では、かぐや姫は富士山の仙女であり、富士山に帰っていくという物語となっている。
竹採公園は、竹取物語を意識した造りとなっている。
神来の庭という。
富士に伝わる竹取物語。
まずは階段を上がっていく、1周することになり、右のつ通路から帰ってくることになる。
こちらは立ち入り禁止区域となっていた。
こちらは、白隠禅師のお墓の案内板。
白隠禅師の墓、
江戸中期に静岡・沼津で生まれたという、そしてこの地にあった無量寺の再興に尽くしたとのことだ。
では、竹取物語(竹採物語)とどのような関係なのか・・・。
白隠禅師の著書である「 荊叢毒蘂」の中で、竹採物語について言及しており、
この地がかぐや姫の誕生の地であると断定しているという。
さらに散策路は奥に続いている、広くはないが奥に長い公園である。
長いといっても、5分ほどで1周できそうな広さである。
竹採塚。
この地域には竹採物語にゆかりのある場所がいくつもあるのだが、
この核心・中心的な場所がこの「竹採塚」である。
奥に当たる場所である、大池と刻まれている。
入口に向かって歩いて行く。
ここで合流となり、入口に向かう。
これまで知っていた竹取物語とは異なるストーリー。
何が正しいかなどは、今となっては分からないこと、
だからこそロマンスがあるのだ。
竹採公園から南下していくと比奈駅に辿り着く。
途中、御崎神社という神社に出会う。
寄ってみよう。
狐2匹の浮彫が素晴らしく良い。
御崎神社の境内の奥・・・、木々の間に富士山が見える。
神社から少し下がった所に、「御崎坂」の石碑がある。
そして「姫名の里」の石碑もある、姫名=比奈ということだ。
この辺りはかつて浮島沼があり、先ほどの御崎神社は岬になっていたようである、
岬から御崎になったという。
突き当りにある建物が比奈駅である。
駅舎の周りも空き地が広がっている、
閑散としているが良い雰囲気だ、
地元の女性らしき人が1名、旅行客らしき人が1名がこの駅に来訪した。
そして駅舎の隣には別の施設が併設されている。
「パブ? スナック?」
夜景遺産に認定されたと書かれている、夜にはまた違う顔を見せてくれそうだ。
駅舎の出口に名所案内があり、「竹採公園」が紹介されている。
シンプルであるが、味のある駅(ホーム)である。
たしかにライトアップされれば、良い雰囲気になりそうだ。
ここ比奈駅の名所は、「竹採神社」とされている。
穏やかだな~、寒いけど・・・。
ホーム下には富士山のマークあり、撮影スポットになっている。
何が見えるのか?(すっとぼけ・・)
駅舎の向こうには富士山が正面に見える。
電車が来るまでかなりの時間がある、周辺散策に行ってみた。
店などは皆無、工場群しかない、歩いていて気づくのだが、いたるところから水が流れ
出ており、このような用水路に流れ込んでいた。
それらはすべて富士山などからの湧き水であろうか・・・。
その為、水質も抜群にキレイである、
しかし魚などが生息している様子がないのは少し不思議であった。
吉原駅行が入線してきた、反対側にも入線していた。
この駅ですれ違いをすることになる。
車体の前面には、2月23日 富士山の日と書かれたヘッドマークがついている。
たしかに、2(ふ)2(じ)3(さん)
もしくは、2(ふ)2(じ)3(み)
富士山の世界遺産登録の機運を高める為に、平成21年に、2月23日を「富士山の日」として条例で定めた、そして公立・県立の小中高で休みとなっているという・・・。
「すごいぞ、静岡県。」
しかし、富士山は日本人のものだ!!(笑)
そして静岡県人を悩ます大問題が起きているとニュースでみた、
そしたら、全国で普通に休みになる可能性が高い。
「・・・・・・・」
第2部は、富士市に伝わるかぐや姫伝説・竹採物語のゆかりの地を歩いた、
これはさわりにすぎない、まだまだかぐや姫伝説のまつわる場所がある。
・今宮浅間神社
・寒竹浅間神社
・飯森浅間神社
・かぐや姫にまつわるスイーツなど・・・。
興味を少しでも持った人は、是非富士市に行って欲しい、
それも天気が良い日である、知らない町を富士山を見ながら散策する、
それだけで楽しい旅となる。
では、第3部に引き継ごう。