KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

PT 事件は湯河原で起きている!(2018年03月18日)

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湯河原とは、神奈川県南西部に位置する町である、

お隣りは、もう静岡県熱海市である。

湯河原は、名の通り「温泉地」であり、

ゆっくりと湯につかり、風情を楽しむことができる場所である。

そんな湯河原を少しだけ歩いてみよう。

 

 競合する熱海温泉はすぐお隣りであり、湯河原は分が悪い、

近年、熱海の駅前は今風にかわり、商店街でのお土産散策・食べ歩きが楽しい町となっており、人気のある観光地となっている。

他方、湯河原は都会の喧騒から離れ、たまには静かに温泉と海と食を楽しみたい

考えている人に向いている。

 

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まずは、五所神社に到着。

参拝者用の駐車場があるので、停めさせていただく。

なんと、目の前には新幹線の高架が見える、これはすばらしい立地だ!

 

湯河原駅から徒歩13分ほどの距離だ。

 

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境内に七福神が配置されており、七福神巡りができる。

 

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巨大な楠にまず目が惹かれる。

 

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御神木前にはパネルがあり、一緒に記念撮影ができるのだ。

描かれている人物は源頼朝北条政子である、

頼朝は戦勝祈願として、この楠に祈願をしている、そして最終的には鎌倉幕府の誕生という歴史の1ページをつくった。

その為、パワースポットとして人気があるのだろうか・・・・。

ちなみに樹齢は850年である!!

 

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手水舎の奥には社務所がある。

 

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こちらが正面の鳥居である。

 

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神社境内は三層にわかれており、境内は適度に大きい。

 

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境内二層目の奥には恵比寿様がおられる。

 

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御祭神。

天照大神 (あまてらす おおみかみ)
天忍穂耳尊(あめの おしほみみの みこと)
瓊瓊杵尊(ににぎの みこと)
彦火々出見尊(ひこほ ほでみの みこと)
鸕鷥草葺不合尊(うがや ふきあえずの みこと)
誉田別尊(ほんだ わけの みこと)
素盞鳴尊(すさのおの みこと)
伊弉諾尊(いざなぎの みこと)
伊弉冊尊(いざなみの みこと)

そうそうたるメンバーである。

 

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社殿の造りがとてもよい、

かつて源頼朝石橋山の戦い前夜に社殿前において、盛大に護摩をたき戦勝祈願をしたという。

しかし、石橋山では敗走して、しとどの窟に隠れ、安房国で再起を図ることになる、

戦勝祈願したが、その戦いでは負ける、しかしその負けが必要な負けであると考えた場合、この神社における戦勝祈願は、成就したのだ。

 

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参拝中に新幹線が走り抜けていく。

この歴史ある神社の境内、そしてパワースポットのこの地では

新幹線の轟音も心地よい。

 

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社殿から第ニの鳥居、第一の鳥居を見る、この立体的な境内が素晴らしいと思う!

やはり神社も「3D」である。

 

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五所神社、あまり期待をしないで来たが(スイマセン・・・)

すごーく良い神社でした。

 

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これから湯河原駅に行く。

駅に行くまで、沿道には「武者行列」のノボリが複数立てられている、

4月第1日曜日開催である。 

 

 五所神社から湯河原駅へ、徒歩13分・950mほどだ。 

 

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新幹線高架下を抜け、東海道本線高架下も通過していく。

 

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ある店の敷地に湯河原温泉の案内板がある。

湯河原は万葉集にも登場する歴史的にも古い土地である、

島崎藤村与謝野晶子などの文人も湯河原の湯に浸り、筆休めをした、

夏目漱石芥川龍之介も湯河原にゆかりをもつ人たちである。

 

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湯河原駅に到着。

来てみてびっくり・・・(しかも、湯河原駅は初めてかも?!)

真鶴駅のようなものを想像していたのだが、全く違っていた。

 

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よくわからないが、「なんだこれは? すごい!」と感想を持つ。

新国立競技場を手掛ける隈研吾事務所の設定・デザインである。

「木のぬくもりと湯けむりを感じるあたたかな広場」というコンセプトという。

湯河原町のHPより。

 

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櫻がきれいに咲いている。

これだけで湯河原駅前は華やぐ。

 

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土肥実平夫婦像。 

湯河原・真鶴を本拠地とした武将である。

石橋山の戦いで敗れた源頼朝を助け、その後の平家との戦いにも大きな貢献した。

 

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 いつの間にか、生まれ変わっていた湯河原駅

特急踊り子も停車するので、静かに温泉を楽しみたい人にはおススメだ。

 

駅前のお土産屋で購入して、最後の目的地へ出発する、

これが目的で湯河原に来たと言ってもよいかもしれない。

それは、 

 西村京太郎記念館である。

 

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五所神社前まで戻ってきた。

 

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この道路は県道75号線である。

 

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その五所神社の真向かいに「明神の楠」がある。

 

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史蹟とされおり、こちらも樹齢800年という長寿である。

では西村京太郎記念館に向かおう。

 

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川沿いに出て、

電車の音がすると振り返ると・・・特急踊り子号である。

思わず撮ってしまう。

「伊豆・踊り子殺人ルート」を思い出してしまう。

 

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 千歳川沿いを歩いてく、菜の花の群生が迎えてくれる、

そして川向うには桜並木があり、蕾が桃色に色づいている。 

 

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鰻もいる!!

かば焼きが食べたい。

 

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西村京太郎記念館 である。

神奈川県湯河原町宮上42-29

西村先生と言えば、京都にお住まいと思っている人が多いかもしれないが、

今は神奈川県湯河原町に住居を移されているのだ。

記念館は2001年9月にオープン。

 

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1Fは「喫茶にしむら」となっており、軽食を楽しむことができる。

 

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駐車場スペースもあります。

 

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入口を入ると、すでに事件が発生している!!

「亀さん、事件だよ!!」

「湯河原・湯けむり殺人ルート」である。

 

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入館料は大人820円である、

そこには喫茶にしむらのコーヒー代も含まれている。

喫茶にしむらのレジで入館料を支払い、2Fの展示室に上がる。

 

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入口に案内ボードがあったのだが、完全に見落としていた・・・・。

西村先生のサイン会が本日13:00から開催とある。

 

毎週・日曜日13:00~15:00は西村先生のサイン会が開催される、

取材などの不在以外は毎週行われるという。

電話をして確認してから来たほうがよいだろう。

 

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しっかりと移動リフターもついている。

 

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 2Fに上がったところには、亀さんがいる。

「ん?! 亀さん?!   なるほど。」

 

売店もあり、西村先生の小説などが販売されている。

 

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過去の式典のパネル・記事などが貼られている。

 

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ミステリーマップ、もちろん全国展開だ! 

トラベルミステリーというジャンルの第一人者、

西村先生の前に人はおらず、後ろにも人はいない。

 

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これまで書かれた小説が展示されている、

自分の好きな本を探す楽しさがある、私は「アルプス殺人ルート」だな。

 

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写真・Nゲージなどが展示されている。

 

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これまで受賞された賞状・トロフィーなど。

 

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直筆原稿も展示されている。

 

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昔の時刻表もある、さすが西村記念館だ。

 

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中央にはNゲージのジオラマがある。

何台もの車両が走っている、北陸新幹線が疾走中。

 

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そして、至るところで事件が起きている、

「西本、現場に急行してくれ!」

私は西本派であった、特にテレビシリーズの森本レオははまり役であった。

 

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 1Fの喫茶にしむらでコーヒータイムをとる。

アイスコーヒーを注文、そしてどら焼きもお願いする、もちろんどら焼きは別会計だ。

 

千歳川を見ながら、ゆっくりとした時間を過ごす・・・・・・・・・・・・・。

 

そして12:40頃、西村先生がお店に現れた!

店員と何かを話し、奥の席に着く。

 

店員さんが来て、

「これから先生のサイン会をしますので、よろしければご参加ください」とのこと。

 

その為には、2Fの売店で小説を購入することが必要となる、

早速2Fの売店に行くと、数人が列を作っていた、

2人分として2冊を選ぶ、次に行きたいと考えている山陰地方を舞台とした小説にする。

 

これで、西村先生にサインをもらうことができ、お話しもできるのだ。

 

1Fに戻り、コーヒーを飲みながら・・・順番待ちをする、

すでに喫茶にしむらは満席状態となっていた・・・・。

 

そして呼ばれる、緊張が走る!!

真向かいに座り、挨拶をして話しをする。

 

もちろん、鉄道についてだ!!

故郷の長野の列車について、小海線飯田線信越本線長野新幹線など・・・。

さすが西村先生、いろんなことを知っていた!

 

そして京都人についても教えてもらった(笑)

 

また、湯河原のご自宅は、東海道新幹線の近くに建て、

その高さは新幹線の高架と同じ高さにつくってもらったとのこと。

 

 想像通りであった、歩いていて新幹線とほど良い距離にご自宅があるのだ、

たしかに最高に立地である。

 

本にはそれぞれ、名前を書いて頂く。

そして記念撮影である、

西村先生を挟み三人で記念撮影をする、その際は店員さんが撮ってくれる。

 

握手をして撮影!!

 

想像以上にお話好きな方でした。

来年は桜が咲く頃にまた来たいなと心に思い記念館を出た。

 

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 駐車場に戻る道のりにて、踊り子号と新幹線が通過していく、

 

湯河原、いいところだ!!

 

事件は湯河原で起きている!

西村京太郎記念館に行こう!! 完