KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

北陸春祭りの旅③城端曳山祭り編(2018年05月04日)

5月4日・5日の2日間で北陸旅行に来ているKIT、
その続きの旅日記となります。
今回は、4編に分けてアップしていきます。
①導入・小杉散策編
②やんさんま祭り編 
城端曳山祭り・宵祭編 ←今ここ!!
④七尾・青柏祭編

 

富山射水市やんさんま祭りを見て、このままホテルへ戻ろうか・・・

と一瞬だけ考えてしまった。

呉羽駅発18:13の列車に乗れなければ、諦めるつもりでもあった、

しかし首の皮一枚繋がった、これで城端に行く決心が固まった。

 

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よーし、行ったるぜ!!

 呉羽駅から高岡駅へ行き、

高岡駅から城端駅まで城端線で向かう、

城端線は途中13駅あり、約1時間ほどの列車旅である。

 

 

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高岡駅から列車に乗ると、車内はガラガラであった、それから何人か学生や地元の人が乗ってきたが、皆途中の駅で降りてしまう・・・。

高岡発:18:47。

 

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城端線はローカル風情が高く、大好きな路線だ。

 

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 城端で降りた客は、7・8人ほどだろうか・・・。

時刻は19:42であった。

もちろん外は真っ暗であり、本日祭りをやっている最寄り駅とは思えなかった。

どうしても、おわら風の盆の癖が抜けず、

もっと大々的にやっているものと考えてしまっていた・・・。

 

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城端駅。

もう誰もいない・・・降りた人の何人かは、迎えの車に乗っていく。

 

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 むぎや祭りか・・・。

見てみたい。

 

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 駅前はこれである、人の気配がまるでない。

KITの心の声『これは、やべえ・・・・』

 

本当に祭りはやっているのか・・・・。

不安になりながら、城端市街に向けて歩いていく。

 

 まずは城端曳山会館を目指す(駅から徒歩13分ほど)

真っ暗な中、歩いていく、以前来たことがある場所で良かった、

初めての場所、人がいない、さらに真っ暗であれば、かなりつらい状況だ・・・。

 

城端曳山祭は、本祭が明日5/5である、

本日は宵祭といい、曳山の運行はなく、夜からしめやかに行われる前夜祭だ。

 

2016年にユネスコ無形文化遺産に登録された、

それにより、多くの観光客がこの祭りを知ることになった、

うれしいが、少し寂しい感情も生まれる。

 

城端曳山祭りには、6町があり、

出丸町、西下町、東上町、大工町、西上町、東下町が祭りを盛り上げる。

6つの町内には御神像があり、それぞれの町内の家に飾られる、

翌日の本祭では、御神像は曳山に乗せられて、町内を練り歩くのだ。

 

宵祭では、その御神像が飾られている山宿を周り、曳山や庵屋台、そして時折遭遇する庵唄聞きながら、町を歩く・・・そんな静な祭りとなる。 

 

◆宵祭のスケジュール◆

18時~:じょうはな座にて、獅子舞や浦安の舞などが奉納披露される。

18時30分~:同じく、曳山会館で行われる。

 

本祭に比べて、人が少ないのはわかるが、これほどまでとは・・・と考えていた。

 

最初の曲がり角を90度曲ると、変化にきずく!!

 

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人の集りが見え、曳山が見えたのだ。

ここは、出丸町の飾り山宿であった。

 

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布袋様だ。

 

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道を挟み、曳山・唐子山と庵屋台が置かれていた。

 


城端曳山祭2018①

そして坂の上から小さな庵屋台を引く集団がきた。 

庵唄がいい感じに心にしみる。

この『静』の祭り、静かに進む感じ、この雰囲気が最高だ。

 

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沿道には灯が控え目にともり、行き先を照らしてくれる。

何とも言えない良い雰囲気だ、人もいい感じに少ない。

 

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 五番山・西下町の諌鼓山(かんこやま)がおかれている。 

 

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ライトに当たると曳山の煌びやかさがわかる。

 

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流しの庵唄の披露だ。

 


城端曳山祭2018②

 

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 これはどこの曳山だろうか。

手前の花も美しい。

 

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城端曳山会館前では、18時30分からの奉納披露の片づけが行われている。

浦安の舞も見たかったな~。

 

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こちらは六番山 東上町 鶴舞山である。

 

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本当に煌びやか!!

ただただ美しい。

 

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祭りの後である、今の時刻は20:20である。

『後の祭り』ではなくてよかった・・・。

 

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曳山会館も本日はまだ営業している、

館内には、曳山は1つもないので、無料で開放されている。

 

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過去の曳山祭のポスター。

 

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城端むぎや祭も見に来たいものだ。

9月の中旬開催の為、おわら風の盆と同じ月になってしまうのだ。

 

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こちらは無料上映中だ、今回はVTRで我慢しよう。

 

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ここは大工町の山宿である。

曳山会館と同じ通り、すぐ近くにある。

 

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関羽周倉である。

 

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団体客とかち合わないと、あまり人はおらず、正面からゆっくりと見ることができる。 

 

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町はこのように、静かに照らされており、時間がゆったりを流れていく。

 

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こちらは大通りの一つ向こうにある山宿である、

団体客が見に来ている。

 

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部屋の装飾も見て欲しい、全てがいい。

なんでも、毎年、御神像の飾り山宿は変わり、

当番の家主は、その為に自宅を整えるという。

1部屋のリフォームという感じかな・・・。

 

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寿老様、東上町である。

 

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屋台も数は少ないがある。

ここで警察による交通規制がひかれている。 

 

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恵比寿様。

まわりの襖絵が美しい。

 

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二番山 西上町 である。

 

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 では次に行こう。

 

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庵唄に遭遇する。

 


城端曳山祭り2018③

音だけお楽しみください・・・。

 

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来ました西下町。

ここでは人がパラパラだ。

 

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堯王。

五番山 西下町である。

 

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畳が長い・・・。

 

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向こうで庵唄が聞こえる。

 

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こちらはお寿司屋さんだろうか・・・。

 

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城端 曳山祭のポスターが目に入る、かっこいいポスターだ。

 

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最後の山宿だ、三番山・東下町。

 

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大黒天様。

これで6町の飾り山宿を周った、城端の町は広くはないので、1時間もあれば全て見ることができる、そこに深みを増す為には、各自で考え、30分単位で滞在時間を延ばせば良いと思う。

 

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改めてこれを見て思う、

情緒の灯りであり、歴史の灯りである。

控え目であるが、しっかりを道を照らしてくれている、力強い灯りである。

 

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城端駅から最初に目に入った山宿まで戻ってきた、

城端曳山祭の最後の山宿でもある、ここを離れるとまた静寂の世界に包まれる。

 

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ここを曲り、直進していくと城端駅に着く。

すれちがう人の顔が近くまで来ないとわからないほど、周りは暗くなる。

 

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城端駅舎の灯りがうれしく思える、城端むぎや祭(9月中旬)、行きたい!!

それに立ちふさがる『おわら風の盆

月に2度も富山に来る財力はないのだ・・・。

 

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中には若者が複数で携帯ゲームで盛り上がっていた、

風情を壊すような光景に思えたが、なぜが微笑ましくも見える。

 

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城端駅内。

ロッカーが控え目にある、これを頼りにするのはリスクありだな。 

 

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駅員に切符を見せ、ホームに入る。

1番線・2番線に列車が停車している、駅員さんから「2番線です」と声をかけられる。

 

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夜のホームは、なんと情緒深いのだろう。

とは言っても、深夜の横浜駅・東京駅には情緒はないけどね。

 

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あと5分もしないで列車は出発する、

終電ではないが、これを乗り遅れると、次の列車は1時間後となる。

 

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この先には線路はなく、妖しい緑の光が照らしている。

 

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なんとも言えない、良い絵図だ、

城端線が離れていく光景も見たいのだが、そんな体力はない。

 

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乗客は少なく、感覚的には5・6人ほどだろうか。

 

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四人席に座り、流れる景色を見ていこうと考えていたが、

外は暗く、闇だけが流れていく、レールの継ぎ目が奏でる音が、さらなる旅情へとひたらせる。

1時間もすれば、高岡駅だ、とびっきり楽しい時間を楽しもう。 

 

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 高岡駅ホーム、

結構寒く、早く列車が来て欲しいと願っていた・・・(笑) 

 

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 富山駅前。

時刻は23時をまわっている、ただ寝るだけだ。

 

かなり内容が詰まった1日に満足、

明日は一気に七尾に移動して、青柏祭で『締め』となる。

楽しみだ!!!

 

城端曳山祭り編 完 

 

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