5月4日・5日の2日間で北陸旅行に来ているKIT、
その続きの旅日記となります。
今回は、4編に分けてアップしていきます。
①導入・小杉散策編
②やんさんま祭り編
③城端曳山祭り・宵祭編
④七尾・青柏祭編 ←今ここ!!
北陸春祭りの旅の最終日となりました。
今日は、富山から西方に進み、石川県に行ってきます。
約1時間30分ほどの列車の旅である。
5時過ぎには起床、
朝のNHK天気予報をチェック、
北陸地方・中部地方・関東地方と本日は全ての地域で晴天となりそうだ。
少し早めに富山駅に向かう。
富山は大好きなのだが、富山駅では残念ながら、『これ!!』というお土産がない、
これはKITだけかもしれないが、いい和菓子類がないのだ、
和菓子と言えば、金沢だ!
金沢駅周辺には大きな土産街があり、今日も大勢の人がいるのだろう。
駅に早く来た理由が、えきねっとのチケットを受け取る為だ。
最近では、ほぼえきねっとで指定券を買っているのだが、えきねっとの券売機はJR東日本管轄の駅が基本であるが、JR西日本管轄の富山駅でもえきねっとを使うことができる。
富山駅には発券機が2台あり、ふたつとも空いていた、取り越し苦労であったか・・。
金沢駅までの新幹線自由券と金沢発の北陸新幹線の指定券を発券した。
富山駅ホームに到着。
ゴールデンウィークの真っ只中だが、ここは閑散としている。
車内は想像通りガラガラであり、3人席の窓際に悠々と座る。
雲1つ以上あるが、良い天気だ、これは晴天の下、良い祭りが見れそうだ。
新幹線の乗車時間は22分、駅弁を食べる時間はない。
金沢駅で、お土産をさっさと買い、旅行カバンをコインロッカーに入れ、
いざ、金沢観光!!
それからの、速やかなUターン!!
金沢観光終了!! 所要時間5分。
在来線乗り場に向かう、お土産屋はすごい人であったが、この辺りは人がまばらだ。
特急能登かがり火号に乗車。
車内は、空席が目立っている、この車両には5・6人ほどしか乗っていない。
能登かがり火号は、金沢駅と和倉温泉をつなぐ特急である、七尾は和倉温泉の1つ前の
停車駅である。
8:56 金沢駅発。
途中、羽咋駅(はくい)に停車。
羽咋はUFOの町として有名である!!
※皆さん知ってましたか?
以前KITは車で羽咋に来たことがあり、『コスモアイル羽咋』という宇宙学博物館も知っていた、そして町にはUFO(モニュメントなど)がたくさんある。
なんでも、昔からここ羽咋ではUFOの目撃情報が多かったのだとか・・・、
それも江戸時代から。
そして、アウトドア用品のモンベルの北陸本社があり、巨大物流センターもあるのだ。
9:47 定刻通りに七尾駅に到着する、
七尾に着く直前のアナウンスで七尾・青柏祭の説明があった、
こういうのはいいよね!
各車両からそれなりの人が下りていく、それでも30名ほどだろうか・・・・。
『ようこそ 七尾へ』と書かれている。
うちの地元の駅でもつけてくれないかな~(笑)
看板の下には、『花嫁のれん』が掛けてある。
花嫁のれんは、北陸地方(加賀・能登・越中)地域で行われている風習である。
※暖簾(のれん)そのものも、花嫁のれんともいうが。
暖簾には新婦の家紋が染められ、
婚礼の朝、仏間に掛けられている花嫁のれんをくぐり、花嫁は結婚式に向かうという。
七尾の駅ナカは、青柏祭ヴァージョンとなっている。
それともいつもこう?!
能登かがり火号は、出発していく。
輪島まで線路が繋がっていれば、どんなに楽なことか・・・・・。
改札を出ると、再び花嫁のれんがある。
これは立派だ!!
駅舎を出ると、景色がひらける!!
そして町は、祭りムード一色となっている、青空がさらに気分を盛り上げてくれる。
左に目を向けると、大和百貨店がある!!
背後の七尾駅では、人が集まってきている。
もっとこじんまりとした町かと思っていたが、かなり広く開放的なつくりであった。
いい地方駅だ。
安土桃山時代から江戸時代にかけての絵師である、七尾生まれである。
隣りにはミニでか山が展示されており、記念撮影をしている人が多い。
看板がなくとも、案内がなくとも、いくべき方向がわかる。
皆同じ方向に向けて歩いて行く。
歩行者天国には屋台がならぶ、
そして見えてきた、巨大な壁・・・いや、でか山が!!
■青柏祭とは、
大地主神社(山王神社)の例大祭であり、能登地方最大の祭りである。
そして日本一巨大な曳山が七尾の町を曳きまわされる。
その曳山は『でか山』と呼ばれ、高さ12m、重さ20tである。
祭りの期間は、5月2日~5月5日の3日間である、
今日は3日目の最終日だ。
青柏祭の見所は、
(1)辻廻し:でか山を大梃子を使い、方向転換をする。
※人とてこの力で豪快な進路変更である。
(2)三基集合:でか山、3基がそろい踏み。
※1基でもでかいのに、3基があつまれば、北アルプス並だ!
三基集合は本日2度チャンスがある、食祭市場前と七尾駅前である。
近くまで吸い寄せらせるようにきた、
「デカい!!! 山のようだ!!!!」
『だからでか山か!!!』 と気づく。
富士山の絵が染められているが、でか山はその逆の形をしている。
そしてでか山の良いところは、どこからでも見えることだ!!
人がいようと、遠かろうと、必ず見えるのだ。
映画館と同じである、近くにいくと全貌が見えずらいし首が疲れる、
この祭りはロングレンジとショートレンジを駆使して見なければならない!!(笑)
この日は風が強かった・・・。
これは鍛冶町のでか山。
鍛冶町のでか山のすぐ近くの路地には、次のでか山が待機していた。
これは魚町のでか山、その為鯛が二匹舞っている。
このでか山には子供が乗ることもできるほど、しっかりとした造りになっている、
そして前方と後方には、5・6人が乗れるほどの張り出した台がある、
ここで掛け声や音頭、飾りを振り、祭りを盛り上げていくのだ。
手前が魚町、奥が先ほどの鍛冶町のでか山だ。
再び、鍛冶町に戻ってきた、移動の準備をしだす。
大梃子を使い、てこの原理ででか山の方向転換をする。
山動く!!
海へ、食祭館に向かい移動していく。
『魚町先に行ってるぞ・・・』と言わんばかりに動いていく、
もう1つのでか山が見えないが・・・。
さて、一方の魚町のでか山がそろそろ動く気配がする、
「犬よ、後ろ! 後ろ!」と癒されながら待つ。
さながら怪獣映画みたいにビルとビルの間からでてくる・・・・。
すごい迫力だ。
かなりの速度で食祭市場に向けて移動していく。
普通に歩いていると、どんどんと離されていく。
見た目とは全く異なる、鈍重と思っていたが、正体は快速移動要塞(笑)である。
息をあげ、ようやく追いつく。
もう川の先には海が見え、終点が近いことがわかる。
正面に食祭市場が見えてきた、でか山は右へ曲っていく。
七尾駅から食祭市場までは、徒歩11分だ。
3台目のでか山はすでに食祭市場の駐車場前に停まっていた。
あれは府中町のでか山だ、隣りには鍛冶町のでか山が停まる。
府中町のでか山の後ろだ。
これは、 上杉謙信の七尾城攻防戦の一場面だ。
近くの高台に登り、少しでも上から見ようと試みる。
向こうには、七尾湾がきれいに見える。
あちらの像は長谷川等伯だろうか・・・海の向こうの陸は能登島だろうか。
目の前には大きな駐車場があり、人が流れ込んでおり、出ようとする車が難儀していた、向こうに見える建物が食祭市場である。
最後の魚町のでか山が到着しようとしている。
3基が集結した、時刻は11:15頃である。
一旦休憩に入り、12時過ぎから七尾駅に向かって出発する。
それまでは食事とお土産の時間となる、その前に公園を散策してみよう。
開放的な公園、風が強いが、潮の香が心地よい。
でか山に正面から風に当たるととっても不安になる、良く横転しないものだと・・・。
それ以上に自重により、問題はないのだろう・・・・。
こちらの像は、先ほど駅前でみた長谷川等伯が再び登場だ。
台座には「青雲」と書かれている。
七尾から京都に向かう姿であり、等伯の目線の先には京都があるという。
この公園は七尾マリンパークと呼ばれている、木々の間から見える七尾湾が清々しい。
風が強くあまり海の近くまで行きたいはない・・・。
でも気持ちい景色だな~としみじみ。
もう少し能登の奥へ行ってみたい・・・・。
食祭市場に入ろう、
食事処とお土産屋が所狭しと並んでおり、人で溢れかえっていた、
そこで、青柏祭の布巾とお箸を購入した。
長くなったので、一旦これで切ろう。
パート2として、食祭市場から七尾駅へ、七尾駅から上野駅へを簡単に書いて
締めくくりにしよう。
七尾・青柏祭編1 完