KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

PT 三囲神社に行こう!(2018年07月01日)

本日、7月1日は富士山の山開きである。

NHkの朝のニュースでも紹介されていた、私もこの流れに乗ろうではないか。

もちろん、富士登山をするのだ!

日本人の知恵の象徴としての『富士登山』である。

さぁ、プチトリップの開幕だ。

 

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まずは、東京スカイツリーに向かう。

横浜から横須賀線錦糸町駅に向かい、半蔵門線押上駅に向かった。 

これは富士登山への序章となる。

 

横浜にはかつて三越百貨店横浜店があった、

競合する百貨店との戦いに敗れ、赤字経営を脱却できず、2005年に閉店となった。

東京では2009年に三越池袋店が閉店となっている、

そして2017年には三越千葉店もその歴史の幕を下ろしている。

日本に百貨店が生まれ、100年以上経っているが、

その役割が変わろうとしているのだろうか。

 

東京スカイツリーに行くには、東武線であればとうきょうスカイツリー駅となるが、

錦糸町経由の場合は、東京メトロ半蔵門線押上駅となる。

錦糸町駅から徒歩で行くこともできるのだが、所要時間は約20分である、

この炎天下を汗だくで歩くか、165円を使うか・・・、

もちろん、本日は165円を使い半蔵門線で向かう。 

 

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9:07、東京スカイツリー直下に到着。

晴れ渡る青空であるが、くそ暑い!!

 

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 一時は大変な混雑で展望台に上がることは困難であったが、今はどうだろうか。

今日のような晴天であれば、さぞかし爽快な景色を見ることができるだろう。 

 

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スカイツリー前の通りは閑散としている。

 

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 東武線・とうきょうスカイツリー駅

ソラカラちゃんスコブルブルテッペンペンがいる、

皆名前を知っているだろうか・・・。

 

 徒歩14分ほど歩く。

 

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駅近くの交差点には、 曳舟川由来の碑がある、ここを直進していく。

 

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この直線の先に目的地はある!

それにしても歩いている人が少ない、皆サンデーモーニングを見ている時間だ!!

 

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東京スカイツリーから約12分ほどで到着した。

横断歩道の向こうには大きな鳥居が見える。

 

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 三囲神社の正面である。

これで『みめぐりじんじゃ』と読む。

 

ここは墨田川の東岸・向島である、住所は東京都墨田区向島2-5-17となる。

 

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 入口には『鬼平情景』という木札がある、

この三囲神社は、鬼平犯科帳にも数回、登場するとのことだ。

 

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この地の地中から白狐にまたがる老翁の像が見つかった、

どこからともなく現れた白狐がその像を3度周ったのち、姿を消したという縁起から、

『三囲』の名が付けられた。 

 

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日比翁助の石垣の歌碑がある。

百貨店業界の人間であれば、知っているであろう、

日本の百貨店の創始者である、『デパートメントストア宣言』をしたことで有名だ。 

 

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入口は立派な門構えである。

入って行こう!!

 

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初めは小さい神社かと思っていたが、そんなことはなかった。

左に見切れているのは、神楽殿である。

 

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狛犬の奥にお狐様が鎮座している。

 

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笑っておられる、日曜の朝から元気をもらえそうだ。

 

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 こちらはとても楽しそうだ。

そろそろいいだろうか・・・この狛犬の後ろに居られるのだ!!

 

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ライオンだ!!!!

 

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『三囲のライオン像』である。

かつての三越池袋店にいたライオン像である、閉店した後、こちらに寄贈された。

 

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たしか 見たことがあるな、池袋で。

今は墨東の向島にいるとはね・・・。

 

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隣りには三越のマークが入った台座も置かれている。

かつては池袋店にあった台座である。 

 

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 拝殿、鈴の音色が気持ちいい、そして重厚な造りだ。

祭神は、宇迦之御魂命である。

 

三囲神社(みめぐり)の創建はよくわかっていないのだが、平安時代初期とも言われている、長い歴史をもつ神社である、別名三囲稲荷という別名でも呼ばれていた。

 

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三井家享保年間にこの三囲神社を守護社と定めた。

その理由は、江戸本町を拠点とする三井家からみて東北の方角に位置していたからだという、いわゆる鬼門であった。 

それだけではなく・・・・・・・・

 

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三井家とは、三井呉服店であり、後に三越百貨店である、
三囲神社の文字には三井の『井』があり、その囲いは三井を守ると考え

崇拝されていた。

 

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そして年4回、三井グループの代表者が集まる三囲会というものがあるという。 

 

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では、次に神狐の三囲のコンコンさんを見よう。

目尻が下がり、とてもやさしそうな表情をしている。 

 

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手前から、

コンコンさん、池袋ライオン、狛犬

と並ぶ、ここでしか見れない組み合わせだ。 

 

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こちらのコンコンさんも見てみよう。 

 

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こちらのコンコンさんも良い顔をしている。 

 

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拝殿奥にも道は続く、この神社はまだまだ奥は深い。

そして、様々な石碑・境内社があり、すべての画像を載せられない(ほど多い!!)

 

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 水が澄んでおり、きれいに流れている。

 

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一勇斎歌川先生墓表。

 

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苔がきれいに生えている、踏まないように気を付けよう。

 

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三本柱の建物、これも三井の『三』に関連しているのか。

 

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ここには入れず、遠景から撮影する、

その上に見えるのは、首都高速向島線である。

 

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ズームして狛犬を撮る。

 

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 裏にも口があった、しかし今は閉門されている、

かつては墨田川から『上り下りの舟人』が使っていた時代があったのかもしれない。

 

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ここは拝殿の真裏となる、ここにも様々な石碑がある。

 

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三角石鳥居という、珍しいものがあった。

三井邸から移されたものだ。

 

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 三角鳥居の中に井戸がある、まさに『三井』である。

おもしろい!!

 

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厳粛な雰囲気だ、熱心にお参りをしている人がいる中、

写真を撮りまくっているWA・TA・SHI・・・。

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お稲荷様のオンパレードである。

全て周るのも大変だ。

 

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 老翁老嫗の石像

元禄の頃、この三囲稲荷にある白狐祠を守る老夫婦がいました。

願い事のある人は老婆に頼み、老婆は田んぼに向かって狐を呼ぶ。

そうすると、どっからともなく狐が現れて願い事を聞き、またいずれかへ姿を消してしまうという。

不思議なことに、他の人が呼んでも決して現れることがなかったという。

 

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素晴らしい神社であった、

自動販売機があれば、さらによかった!(笑)

ベンチもあるのにね・・・・・。

 

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では参拝を終えよう。

 

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墨田七福神めぐりの一社となっている三囲神社。

 

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近くにはすみだ郷土文化資料館もある。

 

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言問橋を渡る、これを渡ると浅草へと続く。

 

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墨田川が気持ちいい、桜もいいが新緑もね。

 

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反対側を見ると浅草駅を出発した特急列車が見える、

もう少し下流では、本日、鳥越神社・水上祭形代流しが行われている。

 

これから向かうのは、富士山である、期待と不安を込めて、歩いて行く。

この後、二ヵ所を周り、帰宅の途につく。

 

三囲神社という素晴らしい神社に巡り合えたことは本日の大きな収穫である、

そして残っている三越日本橋本店と銀座店には、これからも頑張って頂きたいものだ。

 

「飾る日も 飾らない日も 三越と」

 

三囲神社に行こう! 完

 

 

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