東京から熊谷は近くなった、
それは新幹線でのこと、在来線となるとそれなりの距離がある。しかも私は横浜在住であることを考えれば、倍の距離となる。
7月20日、熊谷で祭りが行われているのだ。
その祭りは、
『熊谷うちわ祭り』という、
これまで知らなかったのだが・・・、2週間前からであろうか、
東京-大手町間の地下道に熊谷うちわ祭りのポスターが貼りだされたのだ。
横目の見ながら、通勤をしていたのだが・・・、ずっと(すこしだけ)気になっていた。
仕事も定時で終わったので、『行ってみようかな・・』と考えてしまった。
会社を出てからも迷い、『明日も祭りだし・・・』と優柔不断に歩いていた・・、
最後は勢いで『そんなの関係ねぇー!』と上野から籠原行きに乗ってしまう。
おいおい、『久喜提灯祭りに行こう!』と全く同じじゃねえか?!
ポイントがあって、熊谷に19時台に着くことが大前提である、
でなければ、祭りの楽しみが半減してしまうだろう。
19時30分、熊谷駅に到着した。
大手町からダッシュして、日本橋口の改札からて新幹線ホームに入場、
出発2分前に乗車することに成功した。
だからドリンクも食べ物も何もない状態・・・少しさみしいな・・。
東京駅18時52分発、新潟行に乗り、約40分後には熊谷に到着する。
階段を降りると、人ごみMAX状態だ。
目の前には、全ての山車が停まっている。
熊谷の到着が遅れると、山車は全て出発してしまう、
『私は間に合ったぞ!!!』
いきなり、煌びやか!
さすが熊谷、駅にはスチーム完備。
熊谷駅正面に集結!
これはテンションが上がる、しかも金曜日だ、いっくぜ~!!
前はさらに、まぶしいほどに煌びやか、『夜の祭りはやっぱりいいね。』
と熊谷まで来た判断をした私自身に称賛を贈りたい(おいおい)
祭りがあれば人は集まり、活気づく、いつの時代でも変わらないのだろう。
19:40、出発の時。
うちわ祭りは、1750年から始まったとも言われている。
当時の商店では、買い物客に赤飯を振舞っていたのだが、手間がかかる為、料亭の主人が渋うちわを配るようになった、そのうちわが評判を呼び、今に至るという。
7月20日(金)6:00 渡御祭から始まり、22日(日)23:30還御祭で終わる。
お祭りは3日間行われる。
1日目は、渡御祭から始まり、
19:00から熊谷駅前で初叩き合いが行われる。
これが19時台に着かなければならない理由なのだ。
順次、移動を開始する。
やはり、ジェイコムの撮影班も来ていた、
浜降祭にもきていた、その来る・来ないの基準はなんだろうか・・。
中町の山車も出発していく。
見ての通り、大きな鉦がついている、
素人には、小さくした金のたらい(そんなのあるのか??)と思うだろう・・・。
妖しく緑が浮き上がる。
馬に乗っている武将は誰だろうか・・・、そんな疑問をよそに山車は進んでいく、
『いってらっしゃーい!!』
いやいや、追っかけないと!
しかし、2手に分かれて熊谷の町に繰り出していく。
最後に出発した山車を追っかけることにした。
こんなものに正解はない、適当にぶらつくのが一番だ。
『夜の熊谷の町にくりだすぜ!!』
大人のエリアも山車は巡行していく・・・。
路地に2基の台車が停まっている、良く見ると2基の前にも別の山車が停まっている。
祭りの喧騒はいいな~。
これ以上は進めないので、一旦撤収だ。
熊谷駅に戻ってきた、
迷ったら元の道を戻るのは、登山だけではなく、全てのことに言えることだ。
先ほどの喧騒はなく、いつもの20時の熊谷駅の風景に戻っている。
(知らないくせに何言ってるんだ!!)
唯一つ異なるのはこののぼりだけだろう。
この武将、裏には名前が書いておらず、わからない。
(前に回れよ!! ググれ!!!)
熊谷次郎直実。
先ほどとは反対側の通りにきてみた、どんな出会いが待っているのか?!
出会った!!
次はこの山車についていくことにする。
どこにでもよくありそうな像を通過。
久喜にも女性複数の像があったが、
埼玉県は女性・複数の像を置くことが流行りか?!
(そんなわけあるか!!!)
これは?!もしかして!!!
八坂神社(これは出張所だろう)に出会う。
さっきの山車に付いてきて正解だった。
参拝するとうちわを頂くことができる、
熊谷八坂神社内(出張所)
他の山車が前に見える、その山車に追いつくように歩いていく。
この山車はあまり早くないので、すぐに追いつく、
青柏祭の山車は高速で追いつくのも一苦労であった・・・。
この場所に陣をとる。
そして続々と山車が集まってくる。
いい感じの川沿いを歩いてく。
星川というらしいが・・・・。
また像と出会う。
(単独・女性像ではないか??!)
川の小路が終わり、ここのT字路で山車が分かれていく。
この山車に付いていこう。
JR線の踏切で電車の通過を待つ、これは特急だろうか。
停車時に彫刻を撮る。
新幹線高架下を進む。
そして2基の山車が合流する。
ではそろそろ、熊谷駅に向かって戻ろう。
途中、秩父線の駅に寄ってみる、
そういえば、乗ったことが一度もない・・・。
駅員がいない、ただの寂しい駅のようだ・・・。
何人か、電車を待っている。
夏だと、温かみがある光に思える、冬なら寒々しく思えるだろうが。
途中、山車とも出会い、横目で見ながら駅に向かう。
幹線道路上にも提灯が飾られている。
向こうにはノボリ旗が見える、
うちわ祭りは、3日間開催であり、本日は1日目の平日、
明日からの2日間はもっと盛り上がるだろう。
ラーメン屋にも飾りがかけられている。
なんか、よさげな店だ、席が囲んで配置されているよ・・・。
21時7分、熊谷駅に到着、
コンビニで夕食を買い込み、改札に入る。
『土産はまぁ、いらんだろ・・・。』
この祭りには約75万人の見物客(観光客)が来るという、これが多いか、少ないかは
わからないが・・・中堅と言えるだろうな。
改札内には、各町内の紹介がされている、
JRと一緒に盛り上げているのは、とってもいい!!
でも、うちわもいいが、赤飯も食べたい!
全てを読む時間はないので、ホームに降りよう。
在来線ホームには、祭りムードとなっており、提灯が下がっている。
熊谷の祭りは熱いぜ!
気温も普通に暑いぜ!
これが八坂神社参拝でもらったうちわだ。
グリーン車はガラガラだ、熊谷から横浜はかなりの乗車時間となる、
明日も暑い1日となる、しかも滞在時間も長く、試練の日となるかもしれん(笑)
熊谷うちわ祭りに行こう! 完