KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

盛岡さんさ踊りに行こう!1日目【伝統さんさ編】(2018年08月03日)

とうとうこの日が来た!!

心も体も充実している、この3日間、雨が降らなければ成功するだろう。

そんな予感がする・・・。

※これを書いているのは8/3当日である。

 

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そう、『盛岡さんさ踊り』である。

盛岡さんさ踊りは、毎年8月1日~8月4日の4日間に開催される。

今回は、3日目と4日目の2日間を見にいく!!

 

 

 いつもどおりの時間に起床する、本日は目覚めがすこぶる良い。

何故だろう!? 

 

比較的乗客が少ない横須賀線で東京へ向かう、

途中一時停車するアクシデントも発生したが、数分の遅れで東京に到着する。

 

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新幹線の改札前はいつも通り混んでいる、21番線に上がり、はやぶさ5号を待つ。

※注:写っているのは上越新幹線ときだ。

 

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指定席は、満席とのアナウンスが流れる。

さすが夏休み、さすが東北夏祭りといったところか。

 

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車窓から見える景色は晴天、この2日間は問題なさそうだが、最終日が心配である。

まぁ、今は深く考えず、その時考えることにした。(先送り主義者KIT)

 

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 2時間ほどで、盛岡に到着、時刻は10時33分である。

はやぶさは、上野を潔く通過、大宮駅を出ると、

一気にスピードを上げ、東北へ向けて全力疾走してきた。

ちなみに最高速度は、宇都宮・盛岡間で、時速320㎞である。

 

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想像より、降車客は少ない、残った彼らは青森にきっといくのだろう!

私は、盛岡さんさ踊りだ。

そして外に見えるビルのような建物がマリオスである。

 マリオスとは、伝統さんさ踊り競演会の会場の1つである。

 

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 ホームの階段を下ると、東北夏祭りたちのポスターが並ぶ!!

目移りするぜ!!

 

『動く七夕』、どんな七夕だよ?!

『けんか七夕』、おいおい、仲良くやってよ!

と、つっこみを入れながら、気分良く歩く!(笑)

 

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まずは、滝の広場をチェックや!

まだ、場所取りしている人はいない。

ここが『伝統さんさ踊り競演会』のもう1つの会場である。

タクシー乗り場とバス乗り場の中間にある広場だ。

 

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さんさ踊りのノボリがなびいている、そして風鈴の音が涼し気である。

 

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文字通り、滝が流れている、本部テントもまだ畳まれている状態だ。

まずは、ホテルに向かい、荷物を預けよう。

 

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ホテルに荷物は預けたが、全く身軽にならない、持ってきた荷物自体が重すぎるのだ。

カメラ2つに、三脚などは、かさばるし、すこぶる重い!

ホテルから中央通りは近く、1分もかからず合流できる。 

 

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一見、ただの幹線道路であるが、この中央通りは18時からはパレード会場となる。

向こうに見える提灯は、パレードの終点の目印だろう。

 

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さんさ踊りのパレード会場を歩く。

さんさ踊り』の看板が大きく掲げられており、

祭りウィークであることは、間違いない!

看板横の建物が北日本銀行本店である、この前に実行委員会・本部が設置される。

 

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北日本銀行前に来た、本部のテントが設置されている。

この周辺は場所取りをすることができないようになっている、

でも観覧するなら、本部近くが良い、アナウンスが聞こえやすいからだ。

 

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やはりというか、場所取りがされている、

この時間でこれほどであれば、場所取りしなければ、良い場所の確保は難しいだろう。

賛否両論もあるが、今回初めて場所取りをさせてもらう。

この炎天下で、こんな道路脇に座っているわけにはいかないし、

これから駅前で伝統さんさもあるので仕方がない・・・。

 

しかも主要な場所はもう無いといってもいい。

 

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控えめにシートを敷き、テープでとめる、平坦な場所はないので、

街路樹の前のスペースに陣取ることにした。

結果として、正解となる、背後に人が来ないので集中することができる、これは結構大きいかもしれない、まぁ、後ろに来る人により、まったく変わるのだが・・・。 

 

商店街には、ダイソーがあるので、

ここで折りたたみイス・レジャーシート・クッションなどの3種の神器を現地調達しても良いかもしれない。

 

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再び、盛岡駅前に戻り、伝統さんさ踊り競演会・会場に向かう。

白い鉄橋は開運橋である。

 

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開運橋から見る岩手山である、頭に少し雲がかかっている。

流れているのは、北上川である。

 

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盛岡駅前には松屋があり、とても心強い!(笑)

地下道を通り、道路を越す、

最初に来ると普通に道路を渡れないので、戸惑ってしまうかもしれない。

 

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さっきよりは、場所取りがされてきているが、まだ問題無い、とりあえず三脚を置き、後ろの石段に座る、さすが平日、人は少ない、明日の集まりは全く違うのだろう。 

 

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暑いが、しっかり座っていられるので、ストレスはあまり無い、

さらにここから新幹線の発着が見れる。

時刻は11:40になっている、残り1時間20分ほどだ。

 

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東北新幹線のショーケースのようだ。

 

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 やはり、撮影には折りたたみ椅子は持っていくべきと再認識する、次は持って行こう。

レジャーシートも絶対必須だな・・・明日の為に100均で買っておこう。

前には新幹線のショーケースと滝、後ろにはドでかいオーロラビジョンがあり、同じCMが流れている・・・。

 

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 12時25分頃ミスさんさが実行本部(テント)に入っていく。

その前から、太鼓連のミス太鼓たちがしきりに本部に顔を出していく。

 

ちなみに実行本部(テント)では、さんさグッズが販売されていたが、あまり売上はよくなさそうな印象だ。

ここでさんさ踊りの開催スケジュールのパンフレット等をもらい、うちわもついでにもらっていこう、うちわを動かすことで暇つぶしにはなるだろう。 

 

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12時40分頃、ミスさんさが登場する。

なんと記念撮影の時間をとるというのだ、

サービス精神の塊のような実行委員!!(笑)

なんだが、気恥ずかしいのだが、旅の恥はかきすて、行こう!

 

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ミスさんさの5人は皆美人であり、これが大事な審査基準の1つなのだろう、

さらにキレッ、キレッで踊るのだから、圧巻だ。 

 

この伝統さんさ踊り競演会は、

2つの会場で同時に行われており、盛岡駅を挟み、マリオスと滝の広場となる、

マリオスは有料・500円となり、空調管理の室内で快適に見れる。

滝の広場は、屋外・炎天下となり正反対だ、好みで選択しよう。

やはり私は、屋外だな、

『室内の音の響きがあまり・・・』といった個人的感想だ。

  

13時5分、開催の挨拶からはじまると書かれているが、

誰かが出てきて、堅苦しい開会の挨拶ではなく、本当に開始の挨拶だけである。

 


伝統さんさ競演会2018①

 

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そして、最初の演舞者は、さんさ踊り実行委員会ミスさんさ集団である。

皆の一番のお目当てはこれだろう。

 


伝統さんさ競演会2018②

 


伝統さんさ競演会2018③

 

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さんさの魅力は、静止画では伝えられないので、今回は動画中心となる。

 

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「ハラハラハラセー」

かなり激しい動きであるが、ミスさんさは涼しい顔で踊る。

 

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『この動きを求めているオレがいる!』と思っている人も多いかも(しれない)

最初に見た時は驚きだ、こんな動きをする盆踊りがあるとは!!

 

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ミス太鼓、こちらも6~7kgの重さを抱えて華麗に踊る。

 

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指も伸び、いかに練習しているかが伝わってくる。

 

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あれだけ踊って、余裕の笑み。

まだまだ続く。 

 

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つま先も伸びており、ミス太鼓の姿勢もスゴイ。

 

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ミス太鼓に注目しよう。 

 

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踊りがきれいすぎて、目を奪われる・・そんな感じだ。

 


伝統さんさ競演会2018④

 

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『終わってしまった・・・』という感じだ。

ミスさんさ集団が終わるとかなりの人が離れていく・・・、

それはもったいない。

 

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 これからが伝統さんさ踊りの開演である!!

 

整理しよう・・・

ミスさんさ集団(パレードで披露される踊り)は、

伝統さんさを起源として、考えられたものであり、

『多くの人が踊れるように』というコンセプトで、4つの踊りが創作された。

①統合さんさ ②七夕くずし ③栄夜差 ④福呼踊り である。

 

そして伝統さんさとは、

藩政時代から、独自の伝統と歴史を保ちながら、地域で踊られてきた踊りである。

これから出てくる伝統さんさは、似ているようで、少しずつ、時には大きく違っている、この独自の発展を、特徴を見るのがおもしろい。

 

 

最初は、『盛岡さんさ踊り 清流』である、

盛岡市指定無形民俗文化財である。

 

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 滝の広場、狭しと踊る。

 

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ほとんどの踊り手は、妻折笠に赤い牡丹や蓮華の造花をつけている、

付けていないのは、ミスさんさと一八(いっぱちぐらいだろうか。

一八は後程出てくるので、その時に。

 

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 目を引くのが腰帯だ、五色か七色の2種類がある、清流は七色である。 

 


伝統さんさ競演会2018⑤

 


伝統さんさ競演会2018⑥

 

 

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 3番目は、

『つなぎ子どもさんさの会』である。

 

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 小さい頃から、さんさを踊っていれば、

ミスさんさのようにキレ・キレになるのだろう。

 


伝統さんさ競演会2018⑦

 

 

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 4番目は、

『白沢さんさ踊り保存会』である。

この装束、いいな!!

 

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 本日の競演会で初めて登場する『一八(いっぱち)』である。

演目の最初に踊る道化役である。

 

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 一八は、その団体で踊りのベテランが選ばれるという。

 


伝統さんさ競演会2018⑧

 

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 第1部が終わり、休憩時間となる。

駅周辺、駅ナカ(フェザン)を徘徊する、そして水分補給を忘れずに!!

 

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 日が照り付ける、暑いぜ。

でも、冷たいジュースがスゲーうまい!! 

 

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14時40分、再開。

5番目は、『乙部さんさ踊り保存会』である。

こちらも盛岡市指定無形民俗文化財である。

 


伝統さんさ競演会2018⑨

 

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名を背負って、踊るのは、喜びか? 誇りに感じるか? プレッシャーとなるか?

どうだろうか・・・・。

 

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 妻折笠を付けている姿は、かっこいい。

 

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一八には、全員の視線が向けられる、

なぜなら、この空間では一八以外は動かないのだから・・・。 

 

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子ども故の所作もかわいいが、相当の練習をしているのと感じる。

 


伝統さんさ競演会2018⑩

 

 

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6番目の登場は、『三本柳さんさ踊り保存会』である。

こちらも、無形民俗文化財である。

 

家紋を見て欲しい!!

藩政中期文化文政の頃、

藩公南部利敬により33種の踊りの伝承を託した一巻の巻物を伝授される、

それ以来約200年間、三本柳の有志の踊り連中により踊り継がれているという。

 

 


伝統さんさ競演会2018⑪

 

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登場から躍動感がスゴイのだ。

 

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この跳躍!!

 


伝統さんさ競演会2018⑫

 

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三本柳の一八だ。

 

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背中に描かれている三本の柳である。

 


伝統さんさ競演会2018⑬

 


伝統さんさ競演会2018⑭

 

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別の演目では、ひょっとこ面を付けた一八が登場だ、

腰にはイタチを付けており、これを持って踊る、

ちなみに先ほどの一八も腰に付けていた。

 

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『やりきった!!』という感じがいい!!

 


伝統さんさ競演会2018⑮

 

 

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7番目は、『庄ヶ畑郷土芸能振興会』である、

こちらも無形民俗文化財だ。 

 

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子ども2人、いい意味で目立つ。

 


伝統さんさ競演会2018⑯

 

 

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そして本日の最後の団体

『清流わらべ連』である。

 


伝統さんさ競演会2018⑰

 

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この頃になると見物客は相当減っていた・・・。

もうパレード会場に向かう人が多いのかもしれない。

 

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開運橋を渡り、ホテルに向かう。

 

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時刻は17時だ、

遅い昼飯を外で食べ、ホテルでシャワーを浴びて、第2ラウンドへ。

 

盛岡さんさ踊りに行こう!【伝統さんさ編】 完

 

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