遠野まつりの2日目、本日は9月16日(日)である。
1日目は、遠野市街を舞台として様々な演舞が行われた。
2日目は、舞台を移し、遠野郷八幡宮となる。
公式プログラムのスケジュールは、
12:00~13:00 遠野南部流鏑馬
13:00~16:30 馬場めぐり・神楽共演会
私のスケジュールは、
9:00 ホテル発
10:00~12:00 遠野郷八幡宮 散策
12:00~13:00 遠野南部流鏑馬・見物
13:00~14:05 馬場めぐり・見物
15:09 遠野発→新花巻着(快速はまゆり号) ⇒横浜へ
今日は演舞を最後まで見ることができない、時間的に山口さんさまでが限界だろう。
本日は晴天なり!
素晴らしい1日になりそうだ、来る前は良くて曇りと思っていたので、大歓喜だ。
一応、これから行く遠野郷八幡宮方面を見てみる。
あっているのか?!
こう見ると遠野は、山々に囲まれているのがわかる。
ホテル前では、鷹鳥屋神楽の団体が舞っている。
良いサプライズだ!!
では出発!!
途中、市役所前で南部ばやし団体を発見、これから遠野郷八幡宮に向かうのだろう。
駅前では御輿が町を練り歩いていた。
町のいたるところで、芸能団体を見る、
なんて楽しい祭りなのだろう!
9:20頃、遠野駅前。
えきねっとで購入したチケットをみどりの窓口で発券してもらう。
はまゆり号の指定券チケットと新花巻から東京への新幹線チケットを受け取る。
駅の中ではリカちゃんも遠野まつりを行っている。
観光館内所の壁には遠野まつりのポスターが貼られている。
お土産屋は営業しており、ぐるーッとひと通り見てみる、帰りに買うことにした。
遠野郷八幡宮は駅から徒歩25分ほどの距離であり、遠野駅からはシャトルバスが運行されている、『それに乗っていこうかな・・』と考えていると、
バスは、10時からの運行であることがわかった、まだ30分以上あるので、歩いていくことにした。
進行方向には、芸能団体が歩いているのが見える、この時間から八幡宮に向かっている、今は9:30である。
遠野唯一(?)のスーパーが入っている施設・とぴあが見える。
店先では、鷹鳥屋神楽が踊っている。
見知った名前を発見。
穀町南部ばやしの地区がこの辺りということかな。
釜石線の線路が見える、なんてのどかな感じなんだろうか。
いつかは、釜石にも行ってみたい。
こっちは遠野駅方面だ。
次に、上組町を通過。
このように紅白の横断幕がいたるところにかけられている。
川を渡る、よく見ると橋の下にしし踊り団体が集結している。
そして、かすかに太鼓の音がする・・・・。
なんか、いい。
軒先には、このような飾りがされている店が多い。
途中、白幡神社という神社を発見。
隣りには小川が流れ、とても良い雰囲気だ。
さすらい地蔵なるものが置かれている。
社殿の向こうがにぎやかだ・・・、
よく見ると、東禅寺しし踊り団体である。
ふと振り返ると店先で演舞が始まっている。
こうやって八幡宮に向かうのだろう。
セブンイレブン前でも踊っていた。
町全体が、舞台だなんて、なんて素晴らしいことだろうか!
こちらでは、別の団体が集まっている、しし踊りと御輿が確認できた。
10:00、遠野郷八幡宮前に到着。
ちなみにシャトルバスの発着場は、もう少し先にある。
結構時間がかかった、帰りはやっぱりバスで行こうと固く誓うKITであった。
では遠野郷八幡宮に入ろう!!
参道はかなり長い。
日程表を見ると、9/13から行われている。
手水鉢であるが、切り出した岩をくり抜いて造られたのかな・・・。
そして、カッパ!!
この後から取り付けた感がたまらん。
一の鳥居を通過、拝殿はまだまだ先だ。
次の鳥居に向けて行こう。
二の鳥居に来た。
二の鳥居を出ると、左右には馬場が広がっている。
流鏑馬、馬場めぐりは、拝殿に向かって右からスタート、左に流れていく。
この渡り廊下は、拝殿横の建物から繋がっているのだが、なんの用途で作ったのだろうか。
流鏑馬では手前側には入れず、拝殿側の芝生から見物することになる。
遠野八幡宮馬場。
直線218mあり、1661年に造営された。
馬場を渡るとさらに参道は続く、
右には、本部や屋台があり、左には各芸能団体の待機場所となっている。
道路を渡る、この道を山車など関係車両が走る、御輿も通過する。
階段を上がり、ようやく拝殿が見えてくる。
階段下を見下ろす、広大な敷地だ。
13:00~16:30まで神楽共演会として5団体が演舞を披露する。
混む前に参拝しよう、
ここには、芸能団体も参拝、そして踊りを奉納する。
まだ時刻は10:20頃であり、人は少ないようだ。
向い鳩。
十二支を祀る社が並ぶ。
さらに向こうには、酉 不動神社が見える。
さすが、遠野にある八幡宮だ、大きい。
これが先ほどの神楽殿だ。
散策していると、鳥居向こうから、流鏑馬の射手が入ってくる。
しかし流鏑馬の開始はまだまだ先だ。
的周辺にはすでに場所取りがされているので、適当に場所を決めよう。
ここが的となる。
土渕しし踊り団体が入場。
動画【土渕しし踊り】
これから参拝が行われそうだ。
ということは踊りもおこなわれる、行ってみよう!
向こう鉢巻き、たすき掛けが勇壮だ。
拝殿に向かい上がっていく。
左の階段から上がることができるので便利だ。回り込もう!
そして踊りが奉納される。
動画【土渕しし踊り】
しし達が去ると、すかさず御輿が入ってくる。
金毘羅みこし、上早瀬自治会だ。
時折、山車などが通過していく。
ここから渡り廊下が続く・・・。
階段下の道には、早瀬まつり同好会「わ組」が通過中。
拝殿では、横田田植え踊り団体が踊りを奉納する。
動画【横田田植え踊り】
次に、佐比内しし踊りが入ってくる。
見ごたえあり!!
馬場めぐりの前に満足してしまいそうだ・・・。
動画【佐比内しし踊り1】
そして一斉に踊りが始まる、迫力満点だ。
しし踊りに夢中になっていると、下の段では南部ばやしの団体が整列をしている。
下段にいるのは、一日市南部ばやし団体だ、踊りの1つは終わっていた。
動画【佐比内しし踊り2】
動画【一日市南部ばやし+】
では拝殿前にカメラを移すと・・・佐比内しし踊りが舞っている。
こちらも最高潮をむかえようとしている。
下段の反対側には、青笹しし踊りの旗が見える。
音が交ざり合い、まさに祭り!!!といった雰囲気だ。
青笹しし踊り団体の奉納が始まる。
遠野の空に向かって!!
しし踊りの躍動感は、ほんとに素晴らしいっ!!
晴天に感謝しないとっ!
動画【青笹しし踊り】
青笹しし踊りが終わり、飯豊神楽が入ってくる。
猿田彦ももちろん同行だ。
そして演舞が始まる。
動画【飯豊神楽】
大出早池峰神楽の登場。
紺の帽子を被った御大がとっても良い感じだ、笛、太鼓の御仁も良い味を出す、
舞手と奏者の年齢の格差が大きい団体だ!
動画【大出早池峰神楽】
神楽殿前では、青笹しし踊りの演舞が行われており、昨日同様に多くの人が取り囲んでいる。
動画【青笹しし踊り】
撮影班(笑)は困難を極める・・・。
山口さんさ団体の奉納踊りも見れそうだ。
こちらを立てれば、あちらが立たず・・・選択の連続だ。
では、山口さんさの踊りを見よう。
動画【山口さんさ踊り】
時刻は11:40、流鏑馬開始まで20分となる。
まだいける!!
あと少し、青笹しし踊りを見る事にする、5分だけ・・・・。
動画【青笹しし踊り】
11:50に流鏑馬会場に到着、もう始まる。
12:10、行列が馬場を1周する。
的の取りつけを行う、後ろに続くは射手だ。
こちらが介添奉行だ。
12:28、流鏑馬の開始の宣言が行われる。
「流鏑馬、はじめませーッ!!」
射手は3人おり、3回行われる。
的を射抜くと、介添奉行が走り、
「よー射たりやーッ!!」と全速で駆け抜けていく。
これが遠野流である。
うまく撮れていないことはご容赦願います。
動画【遠野南部流鏑馬1】
動画【遠野南部流鏑馬2】
14時前には終わり、人の往来が始まる。
次の馬場めぐりの場所取りを行わなければらない。
とりあえず、帰りやすい場所にした、馬場めぐりの途中で帰ることになるので、
鳥居近くがベストだろう。
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馬場めぐりは、13:00開始となるが、実際には13:10から開始となった。
1、神楽 13:00~13:20
2、しし踊り 13:20~13:45
3、手踊り 13:45~14:05
ここまで観覧して、帰ることにした。
それ以降も、
4、御輿・手踊り 14:05~14:30
5、南部ばやし 14:30~15:20
6、しし踊り 15:20~15:55
7、御輿 15:55~16:15
8、しし踊り 16:15~16:30 と続いて行く。
まず1番手は、神楽団体の似田貝神楽である。
このように、歩いて通過してしまう事もあり、それに法則性はないので、これは運・不運となる。
通路中央の右側には本部席があり(上記写真では紅白の横断幕のかかっている席)
その前での披露が多くなるので、確率論からはそこだろう。
※中には、例外となる団体もあったが・・・。
動画【①似田貝神楽・③鷹鳥屋神楽】
3番目の登場は、飯豊神楽である。
通過直前には、参道は係員により封鎖される、
団体と団体の間が空くと、通行可となるのだ。
動画【飯豊神楽】
いつも思う、どの場所がベストなのかと・・・。
今自分がいる場所をベストポジションと考えよう!
4番目の登場は、野崎神楽である。
野崎神楽の獅子舞、演者は若い子が多い。
神楽の最後の団体は、遠野太神楽である。
大注目である!
今年のポスターのメインとなったおかめである。
どうもこれまでのポスターを見ると、南部ばやし、山口さんさが多いらしい。
動画【⑤遠野太神楽1】
動画【⑤遠野太神楽2】
最後に山車が通過していく。
神楽の部が終わり、次はしし踊り団体に移っていく。
1番目は、佐比内しし踊り団体。
動画【①佐比内しし踊り】
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2番目は、土渕しし踊り。
青の着物に花柄が映える、色合いにもセンスがあり、見ていて楽しい。
動画【土渕しし踊り】
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3番目は、湧水しし踊り。
とうとう、お目見えである、太鼓系しし踊りだ。
これまでは、全て幕踊り系しし踊りであったが、しし自身が太鼓を抱え打ち鳴らす、
これが太鼓系である。
動画【湧水しし踊り】
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4番目は、東禅寺しし踊り。
動画【東禅寺しし踊り】
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5番目は、板澤しし踊り。
動画【板澤しし踊り】
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6番目の登場は、青笹しし踊りである。
人数が最も多い団体だろう、数の迫力が違う。
動画【青笹しし踊り】
青笹しし踊り通過・・・。
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そして、私にとって最後の団体・手踊り団体へと移る。
かなり予定より遅れており、バスの出発時間が少し不安であるが、最後まで見ていこう。
バスは一本遅らすことにする。
最初の団体は、暮坪虎舞である。
動画【暮坪虎舞】
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2番目は、横田田植え踊りである。
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3番目は、下郷さんさ踊りである。
動画【下郷さんさ踊り】
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遠野まつり、最後の演舞となる、
山口さんさである。
動画【山口さんさ踊り】
では、横浜に帰ろう!!!
シャトルバスの発着場に急ぐ、14:30の便があるはずだ。
丁度バスが停まっていた!!
間に合った!!!
バスは順調で遠野駅には10分もかからず到着。
遠野市観光交流センターでお土産を購入する、明がらすと遠野まんじゅうを選択。
過去の遠野まつりのポスターか・・。
うさわ通り・・・山口さんさと南部ばやしが多い。
1994年のポスターもいいな・・・遠野らしい。
では遠野駅へ。
中では、20人以上、列車待ちの人たちがいた。
これは指定席を買っておいて正解であった。
今日は最後まで晴天で終わった。
15:09発、はまゆり号に乗車、
列車の振動に何度も眠くなるが、新幹線に乗るまでは我慢だ。
新花巻駅に到着。
これで遠野旅行は終わりだ。
『来年も来たい、来よう!!』と思い、横浜に帰る。
遠野まつりとは別に『通常期でも、来てみたい』とも思った。
今回は踊りを追いかけることが多かったが、
ゆっくりと風景を眺める旅もしてみたい・・・そんな土地であった。
遠野まつりに行こう! 完