KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

PT 本所七不思議を歩こう!(2018年11月11日)

今回は、本所を歩くことにした、

本所とは、東京都墨田区の一角を指す。

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その本所には、本所七不思議というものがある、その一端を見ていこうと思う。

 それだけでは、さびしいので、周辺のスポットを周りながら散策していきたい。

 

七不思議というと、

学校の七不思議というものもあるのだが、

各地域には、様々な七不思議が存在する。

その土地特有の怪奇話しがあり、それを集めると七つあるともいう・・・。

 

また、最も古い七不思議は、越後七不思議と言われており、

今回の本所七不思議は、江戸の代表格と言えるだろう。

 

まずは、押上駅を目指す。

押上は、東京メトロ半蔵門線の駅であり、東京スカイツリーの最寄駅でもある。

 

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押上駅A3出口を出る。

 

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東京スカイツリー!!! バン!!!!

と目の前にそびえ立つ。

 

 押上駅から高木神社まで徒歩8分。

 

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押上から5・6分ほど歩くと、髙木神社がある。

全国の髙木さん、高木さんが大歓喜のパワースポットだ。でもこれって神様の名前なんだよね。

 

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バリアフリーとなっており、現代的な神社である。

しかし創建は、室町時代の1468年である、明治に入り今の高木神社という名称になった。

 

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御祭神・高皇産靈神 (たかみむすびのかみ)

別名、高木神(たかぎのかみ)とも呼ばれている。

日本で2番目に生まれ、最高神である天照大御神にも頼られているすごい神様なのだ。

 

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注目すべきは、拝殿の色である、紫色と言って良いのか、初めて見る色かもしれない。

塗り替えたのは、ここ最近らしい、以前は赤であったみたい・・・。

記憶に残る神社となるだろう!

 

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ここの狛犬には、阿吽の区別がない。

 

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御由緒がミラーになっている、なぜ鏡なのだ・・・。 

見づらいよ。

 

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富士講の石碑が一角にある。

 

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山玉向島講社とは、向島地区にあった富士講だ。

 

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手水舎である。

 

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境内に輪投げがある神社、隣りにはおむすびの顔出しパネルがある。

高木神、縁結びの御利益、えんむすび⇒むすび⇒おむすび・・・。 

 

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奥にはテントがみえる。

 

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こちらも高木さんだ。

からかい上手の高木さん』の高木さんだ。(マンガのキャラクターだ)

ファンからすれば、神のような存在か?

 

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スカイツリーが見える、よいコラボレーションだ。

からかい上手の高木さんともコレボレーションだな・・。

 

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御鎮座550年のお祝いでもある。

白亜の鳥居の向こうには、神楽殿も見える。

 

そして参拝客は、続々と来ていた、多くはないが、絶えずきている感じだ、

これも高木神のおかげかな・・・。

御朱印がかわいいのも理由かもね。

 

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同じ通り、といっても生活道路なのだが、1分もかからない場所に、

別の神社があるのだ。

 

高木神社と飛木神社はお隣さんである。 

 

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見えてきた、

そしてお囃子が聞こえてくる、この境内からだ。 

 

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裏の入口から入る、境内社がある。

こちらは日枝神社である。

 

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隣には、奥宮の鳥居があり、奥に進むことができる。

 

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お狐さまが大勢いらっしゃった。

 

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狐塚だ、空気がひんやりと張りつめている。

日陰なのか、気持ちがそう思わせるかは、わからない。

 

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では、拝殿だ。

奥には、社務所があり、御朱印を頂くことができる。今回は、いただかなかった。

 

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後ろの神楽殿では、先程から練習をしている。

こちらは、高木神社と比べて、参拝者はいなかった。音色はするが、静かな参拝となった。

 

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イチョウの説明だ。

鳥居の後ろには、大きな存在感を示している。

 

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遠くから取らないと、全景が写らない。

言い伝えでは、昔、暴風雨により、この地に飛んできて突き刺さったという。

戦時には、戦火により損傷したが、現在では元気に繁茂している、

また、延焼を防いだことから、身代わり飛木の焼けいちょうと呼ばれる。

 

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楽殿では、獅子舞と太鼓の練習が行われているが、次の目的地に行くことにした。

 

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スカイツリーふもとまで、戻ってきた。

 

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青い空に映えるよ、スカイツリー

 

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アサヒビールの建物が見える。

本日は、そこまでは、行かない。

 

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そして、スカイツリーから5分程で、大横川親水公園に到着。

船の形をした建物・すべり台があり、そこが公園の端となる。

かつての大横川を埋め立てた、1.8kmの縦長の公園である、

多くの遊具、水場などがあり、子供には、最高の場所である。

 

スカイツリーからは近い。 

 

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実質、ここがスタートとなる、円形の花壇だ。

では、あるものを見に行こう!!

※ミステリーツアーだ・・。

 

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大横川親水公園魚つり場というものがあった、

釣りを楽しむだけであり、持ち帰りはできない。

日曜日の朝から太公望も悪くないか・・・。

 

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多くの太公望がいる、しかし持ち帰りはできない!!!

『おいてけ~、おいてけ~』

 

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今後は、たばこと塩の博物館があった。

何が展示されているのか・・・もちろん入館しなかった。

 

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たしかに良い場所だ、子供が水遊びをしており、まさに憩いの広場となっている。

 

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しばらくすると発見!!

 

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本所七不思議のレリーフだ。

 

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『送り拍子木』

拍子木を打った後に同じように、

どこからか拍子木のカチカチという音が聞こえてくる。

まるで自分の後をつけてくるように。

 

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『足洗い屋敷』

天井から血に汚れた大足がにょきッと生えてくるという、

洗ってあげると引っ込めるという、洗わないと天井を壊すという。

※なんて迷惑な!!

 

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まだまだ、続くぜ!!

 

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『あかりなしそば』

毎晩、蕎麦屋がでているが、灯りがついていないという、客が点けても消えてしまう、

こうして帰った客の家には凶事が起こるという。

※なに、やだ、怖い・・・・。 

 

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なんとも言えないレリーフ・・・。

 

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『狸ばやし』

稲穂がなびく頃、どこからともなく聞こえてくる太鼓の音、

ついつい探し回り、疲れて家に帰り、寝てしまう・・・、

朝起きてみると、自分の家ではなく、野原であったという。

※悪い狸だ、風邪ひくじゃねえか!!

 

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『送りちょうちん』

道を歩いていると提灯の灯りが見える、

これに向かって歩いていくと、消えてしまう・・・。

しばらくするとまた灯りは現れ、しかし追いつくことはできない。

※あまり実害はないな。

 

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『片葉のあし』

漢字では、葦と書くが、実際には足、または、手足としてもよいかもしれない。

※こわい。

 

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『置いてけ掘』

最後に来ました!!!

※反対から来た場合は、最初に来ました! 

 

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釣り人が帰ろうとすると、堀から「おいてけー」と聞こえる、

ところが周囲に人はいない、空耳だと思って帰ると・・・、

必ず足がすくみ、釣った魚は魚籠から無くなっているという。

※魚拓がとれねー!!

 

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ここで終わりである。

では目当てのものを見たので、次のスポットへ移動することにした。

思いのほか、早い段階で出てきてくれたので助かった。 

 

その他にも、

落葉せぬ椎、津軽の太鼓というお話がある。

もう七つ以上あるのだ、あれ??

 

不思議なこともあるもんだな〜と。

 

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 ここで親水公園とはお別れだ。

 

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スカイツリーはここでも見える。

 

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墨田区らしい、雰囲気だ。

わかるかな、わっかんねーだろうな〜。

 

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10分ほどあるくと、錦糸公園に着く、ここまでくれば錦糸町駅は近い。

 

親水公園から錦糸公園へ。 

 

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ここであるものを探しているのだが・・・、いっこうに見つからない。

諦めて、次の場所に向かう決断をする・・・・。

あとで大きな間違いに気づく。

 

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気を取り直し、亀戸天神へ。

 

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天神橋を渡れば、もう少しだ。

 

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亀戸天神 菊まつりの旗がさがっている。

 

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天神入口近くにあるのが、船橋屋である、

ここでは、土産だけではなく、食べることもできる。

 

錦糸公園から亀戸天神へ。 

 

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こちらが、亀戸天神の入口だ。

かなり久しぶりである。

 

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この辺りは、人が少ないが、中はどうか?

 

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太鼓橋から天神社を撮影、左右には、かつての藤がある。

亀戸天神の藤まつりは有名である。

 

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やはり、境内には、七五三で人が溢れかえる。

 

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出世鯉放流が行われていた。

 

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金魚に思えたが、鯉なのね。

鯉が下っていきます・・・、鯉の滑り台だ。

 

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鯉が池へダイブする。

鯉は痛くないのだろうか?

 

富山県砺波で、年明けに鯉に酒を飲まして放流する神事があるのだが、

それを思い出した。残酷だと非難されていたが・・・。

厄払い鯉の放流だ。

神事って色々なものがあり、そこには理由もある、神事っていいよね。

 

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では拝殿へ。

七五三で大賑わいだ、記念撮影が至るところで行われている。

 

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御神牛の向こうにはまたもや東京スカイツリーが見える。

 

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でも、菊展の前は空いている。

 

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しかし、綺麗につくるものだと感心する。

 

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こちらは、ダブルスカイツリーだ。

 

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正直・・・あまり菊は好きではないのだが、

綺麗でした。

 

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藤まつりも来たいと思っているが、未だに実現が出来ていない。

 

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次のスポットに向かう。

横十間川(よこじっけんがわ)に沿って歩いていく、

この運河は、歌川広重の『名称江戸百景』にも描かれている。

そして、コモディイイダを過ぎ、京葉道路を渡って行く。

 

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途中にこんなスポットが、亀戸銭座跡である。

1668年から、この場所で銅銭が鋳造される、

寛永通宝という、まさか亀戸で造られていたとは!

なんだか意外であるが、江戸からも近いし、運河もあるし、そう考えると納得だ。

 

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亀戸第三中学校の正門横にそれはある。

 

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到着だ!!

亀戸駅錦糸町駅の中間だろうか。

 

おいてけ堀へ!! 

 

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おいてけぼりの石碑だ!

 

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かつて、ここはおいてけ堀であった。

明治4年の地図には、オイテケ堀と書かれている、おもしろい!

そして、オイテケ堀は、一つじゃないと書かれている。

 

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亀戸第三中学校から、錦糸町駅方面に向かい歩いていく、距離はそれほどではない。

 

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歩いていると、ふと視界に入る。

『あれは!』

さっき探しまわったカッパの像だ!!

錦糸堀はここだったのだ!

 

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自分の勘違いといえ、この幸運には感謝だ。

錦糸町駅の北口の公園は、錦糸公園であり、

錦糸町駅の南口の公園は、錦糸堀公園である(ここにかっぱの像がある!!)

 

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ここがもう一つのオイテケ堀の候補だ。

そして、オイテケ堀の声の正体は、カッパではないかと言われている。

だから、カッパの像なのだ。

 

一方では、たぬきではないかとの声もある。

 

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オイテケ堀らしく、魚のモニュメントがある。

おいてけ堀は、かなり広範囲にあった堀の総称なのかもしれない・・・。

 

これで、美味しく人形焼きを食べることができる。

 

錦糸堀公園から山田屋へ。 

 

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道路を挟んだ先には、山田屋がある、

本日最後の訪問先だ、場所も移転しており、現代風に変わっていた。

こちらも、おいてけ堀の訪問スポットだ。

それは、後ほど。

 

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山田屋で人形焼きを購入して、錦糸町駅へ。

 

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ここから、一本で横浜だ!

今日は、13時頃には帰宅である、理想的な時間だ。  

 

では、本日の目的であった、

おいてけ堀の旅の戦利品・山田屋の人形焼きを紹介しよう。

 

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こちらが、山田屋の手提げ袋だ、おいてけ堀の絵が書かれている。

江戸文化研究家・宮尾しげを筆である。

 

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こちらが、8個入りの簡易箱である、

13個から、箱包装になるが、13個は多いので、泣く泣く8個にした。

そして、全てたぬきの人形焼きにした。

たぬきの他には、三笠、太鼓、紅葉がある。

 

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これが、たぬきだ、あん入りだ!

本当にうまいのだ、ほかの人形焼きとは、一線を画す。

たぬきの頭から、パクつくのは、少し気がひけるのだが、

口に入った瞬間に、美味しさが勝ってしまう。

 

以前から、ここの人形焼きは買っていたが、久しぶりに食べ、美味しさを再認識した。

 

大変美味しゅうございました。

 

本所七不思議を歩こう! 完