KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

PT 小諸に行こう!(2018年11月24日)

f:id:turumigawa915:20181204222518j:plain

連休2日目は、長野県小諸に行った。

 紅葉の季節の連休に関越道に行くのは、渋滞に嵌りにいくようなものだ。

しかし、渋滞が発生する時間はおおよそ決まっており、渋滞の先を走ればよいだけだ。

ということで、3時30分に起床、5時には出発した。

その為か、車はそれなりに多かったが、

東名道も圏央道も関越道も上信越道路も渋滞なく、走ることができた。 

 

f:id:turumigawa915:20181202205552j:plain

7:50、上信越道路・横川SA到着。

さすが連休だ、人が多い。 

碓氷峠を越え、小諸御影インターで降りる、

そこからは一般道を使い、小諸・懐古園に向かう。

 

 

 

f:id:turumigawa915:20181203201652j:plain

懐古園に着いたのは良いが、8時50分である。

開園時刻は、9時であり、少しだけ早い。

 

f:id:turumigawa915:20181202210300j:plain

懐古園とは、かつての小諸城跡の歴史公園だ。

 

f:id:turumigawa915:20181202211635j:plain

駐車場の隣りには、ひっそりとSL機関車:C56-144号機が佇んでいる。

かつて小海線区で働いていたが、昭和48年に小諸市に貸与されたものだ。

常に雨ざらしなので車両は年々、傷んでいくだろう・・・。

 

f:id:turumigawa915:20181202211655j:plain

SLの隣りには、そばや・草笛本店がある。

小諸に来たら草笛でくるみそばを食べよう。 

※少し歩くが、丁子庵のそばもいい!!

 

f:id:turumigawa915:20181202213341j:plain

三の門は、小諸の代表的な建造物だ。

小諸藩主・仙石忠政により、1615年に創建された。

今の扁額は、16代徳川家達の筆によるものである。

 

そして、小諸といえば、島崎藤村が有名だ。

文豪として有名だが、小諸に居を構えた時は、教師であった、小諸義塾の国語・英語の教師として赴任してきたのだ。

翌年の明治33年に『千曲川旅情の歌』を発表した。

藤村一家は6年間、小諸に住み、そこで教師から小説家への道を歩むことになる、

その転機が小諸の地であり、小諸時代と呼ばれる。 

 

f:id:turumigawa915:20181203145404j:plain

三の門の後ろには地下道があり、小諸駅・大手門につながっている。

 

f:id:turumigawa915:20181203145440j:plain

せせらぎの丘(というらしい)

この辺りは近年整備され、カフェやギャラリーなどができている。

以前の小諸を知っている人からすれば、大きな変化だろう。

 

f:id:turumigawa915:20181203145502j:plain

こちらは小諸駅側だ。

以前は特急あさまの停車駅であったが、今は走っていない。

 

懐古園・三の門⇒小諸城大手門へ。 

 

f:id:turumigawa915:20181203145917j:plain

せせらぎの丘を抜けると、大手門公園がある。

 

f:id:turumigawa915:20181203150443j:plain

そこにあるのが、小諸城の表門(大手門)である。

これは復元されたものであるが、余計な装飾が一切無い質実剛健の門として有名だ。

復元前は、小諸義塾の仮教室、料亭して使われていた時期があった。

 

f:id:turumigawa915:20181203150810j:plain

表門には、小諸大手門資料展示室がある、10時から入ることができる。

 

f:id:turumigawa915:20181203150858j:plain

その石垣の上に猫様を発見。

寒い中、強く生きぬいてくれ、それにしても小諸の朝は寒い・・・。

 

f:id:turumigawa915:20181203150950j:plain

小諸の街歩き案内がある。

本町・商家の街並みなど、地味かもしれないが楽しい散策ができる。

また、高浜虚子ゆかりの場所もある、虚子は近代俳句界の巨匠であるが、

昭和19年に小諸に疎開した、その3年1か月の間に『小諸百句』を詠んだ。

 

f:id:turumigawa915:20181203151018j:plain

では小諸駅に行ってみよう。

昭和レトロな建物の間を抜けていく・・・もう営業していないようだが。

 

f:id:turumigawa915:20181203152149j:plain

小諸駅遠景。

 

f:id:turumigawa915:20181203152213j:plain

しなの鉄道小諸駅だ。
かつてはJR小諸駅であったが、現在では第三セクターとなっている。

そこにJR小海線が乗り入れており、小海線の始発駅だ。

 

f:id:turumigawa915:20181203152240j:plain

なんだか少し寂しげな感じがする小諸駅前である。

長野新幹線の建設の明暗を分けた町でもある、明が佐久市であり、暗が小諸市である。

小諸には歴史があり、北国街道の要所、小諸城・城下町であり、島崎藤村高浜虚子のゆかりある地である、そして高峰高原の玄関口でもある。

江戸中期には大いに栄え、東信濃最大の経済圏を誇った。

 

一方、かつて田畑が広がる佐久には、

今では幹線道路が通り、大型商業施設が建ち並ぶようになった。

 

当初は小諸に新幹線を通すことも考えられていたが、様々な要因で小諸を通さず、

軽井沢から小諸を避けるように佐久へ迂回して、上田に戻るルートをとっている。

佐久平駅から小諸駅へは小海線で使うのだが、乗り継ぎを全く考えられていないダイヤである・・・なぜだろう・・・。 

 

f:id:turumigawa915:20181203153225j:plain

小諸駅構内に入ってみよう。 

 

f:id:turumigawa915:20181203153439j:plain

地方都市の駅って感じだな。

 

f:id:turumigawa915:20181203153319j:plain

しなの鉄道は1時間に1本~3本の運行である。

 

f:id:turumigawa915:20181203153358j:plain

布引観音の案内がある、

『牛に引かれて善光寺参り』とあるように、おばあさんはここから善光寺に行ったのだ。

小諸駅から布引観音へは、車で約10分、そこから登山が始まるのだ・・・。

 

f:id:turumigawa915:20181203153515j:plain

昭和なつくりでノスタルジーを感じさせる。

向こうに少し見えるのは、小諸を舞台にしたアニメあの夏で待ってるのポスターだ。

 

f:id:turumigawa915:20181203153549j:plain

では、9時も過ぎたので、懐古園に行こう。

 

f:id:turumigawa915:20181203153607j:plain

この歩道橋を渡れば、懐古園だ。 

 

f:id:turumigawa915:20181203153640j:plain

小諸駅の端には小海線のホームがある、終点は小淵沢駅となる、

以前小淵沢駅から小諸駅まで小海線で走破したが、長かった・・・、

夏の良い思い出だ。

 

f:id:turumigawa915:20181203160956j:plain

懐古園は直進。

小諸義塾記念館、島崎藤村惜別の歌・歌碑は左にある。

 

f:id:turumigawa915:20181203161656j:plain

徳川秀忠公の憩石。

1600年、関ケ原の戦いの出陣の途中、上田城・真田氏の攻略の為、小諸城を本陣とした、その際腰かけた石がこれだというが・・・・・。

 

f:id:turumigawa915:20181203161747j:plain

憩石から三の門が見える、この角度から見る三の門はいいね!! 

 

f:id:turumigawa915:20181203201353j:plain

料金所が正面にあり、左には徴古館がある。

 

f:id:turumigawa915:20181203201223j:plain

徴古館には、小諸城主歴代ゆかりの史料・遺品などが展示されている。

 

懐古園の入場料は、

散策券は300円/大人であり、資料館込みは500円/大人となる。

 

f:id:turumigawa915:20181203162831j:plain

石垣に紅葉がよく合う。

 

f:id:turumigawa915:20181203162905j:plain

三の門があるので二の門跡がある。

 

f:id:turumigawa915:20181203164045j:plain

懐古園稲荷大明神

 

f:id:turumigawa915:20181203164718j:plain

紅葉谷にさしかかる。

 

f:id:turumigawa915:20181203164542j:plain

f:id:turumigawa915:20181203164637j:plain

紅い! きれいだな~。

 

f:id:turumigawa915:20181203165417j:plain

橋を渡った後、分かれ道となる。

左にいけば、懐古神社右にいけば藤村詩碑・島崎藤村記念館・展望台だ。

 

f:id:turumigawa915:20181203165447j:plain

f:id:turumigawa915:20181203165515j:plain

 f:id:turumigawa915:20181203165843j:plain

懐古園は桜が有名だが、紅葉の時期も素晴らしい。

 

f:id:turumigawa915:20181203165652j:plain

大きな欅がある、

関ケ原の戦い以前からこの地に根を下ろしていたのだろう。

 

f:id:turumigawa915:20181203184909j:plain

藤村記念館

 

f:id:turumigawa915:20181203184931j:plain

こちらが島崎藤村だ。

 

f:id:turumigawa915:20181203185027j:plain

天主台の野面積み。

f:id:turumigawa915:20181203185708j:plain

一角には、草笛演奏機がある、ボタンがあるとつい押してしまう・・・。

f:id:turumigawa915:20181203190003j:plain

小山敬三美術館はこの橋の向こうだ。

 

f:id:turumigawa915:20181203190046j:plain

千曲川旅情の歌・歌碑がある。

『小諸なる古城なるほとり・・・・』から始まる。

 

f:id:turumigawa915:20181203190536j:plain

歌碑の先には、水の手展望台がある。

f:id:turumigawa915:20181203190352j:plain

展望台からの遠景だ。

すこしばかり赤く染まり、千曲川も見える、この景色をみて藤村は千曲川旅情の歌を

詠んだのだろうか。

 

f:id:turumigawa915:20181203190443j:plain

こちら側には西浦ダムが見えるのだが・・・・。

こう見ると断崖絶壁となっており、天然の要害である。

 

f:id:turumigawa915:20181203190412j:plain

ダムを壊している・・?!(建て替えか・・?!)

 

f:id:turumigawa915:20181203190646j:plain

高浜虚子の句がある。

f:id:turumigawa915:20181203193714j:plain

崖の向こうにみえるのは、小諸動物園だ。

(ここにはいかなかったが・・・)

 

f:id:turumigawa915:20181203193747j:plain

風林火山の看板が!!!
『なんて懐かしい・・・大河ドラマ風林火山、よかった~!』
※最後のエイエイオー・・は賛否ありそうだが・・。

これに書いてあるように、小諸城山本勘助ゆかりの城なのだ。

 

f:id:turumigawa915:20181203194648j:plain

f:id:turumigawa915:20181203194705j:plain

f:id:turumigawa915:20181203194819j:plain

今は殺風景だが、4月には桜が咲き誇り、花見客ではなやぐ。

 

 

f:id:turumigawa915:20181203210248j:plain

これは2年前の懐古園・桜まつりだ。

 

f:id:turumigawa915:20181203210326j:plain

f:id:turumigawa915:20181203210404j:plain

f:id:turumigawa915:20181203210500j:plain

これだけ人が集まる・・・・・。

(過去の画像終わり・・・)

 

f:id:turumigawa915:20181203194853j:plain

懐古神社の前には池があり、大きな錦鯉が泳いでいる。

『ここの鯉はいくらの値がつくのか? 』などと先日みたテレビが頭をよぎる。

今、外国人が錦鯉にまかり、高額の値がつくという・・・。

 

f:id:turumigawa915:20181203195000j:plain

『 鏡石』勘助が愛用したといわれる鏡石・・・。

 

f:id:turumigawa915:20181203200027j:plain

懐古神社に参拝だ。

これで一応、懐古園を一周した感じだ。

 

f:id:turumigawa915:20181203200055j:plain

人力車もあるよ・・。

f:id:turumigawa915:20181203200159j:plain

最後に二の丸跡に寄る、徳川秀忠本陣だ。

 

f:id:turumigawa915:20181203200447j:plain

駐車場が見える、その背後には山が見える。

この二の丸からは、真田軍の上田城方面を見渡すことができる。

秀忠は、上田合戦で10日間の足止めをくらい、関ケ原に遅刻するのだ。

 

f:id:turumigawa915:20181203202048j:plain

こちらからも山がよく見える。

 

f:id:turumigawa915:20181203200939j:plain

二の丸跡の石碑。

 

f:id:turumigawa915:20181203201022j:plain

最後、坂を下れば出口だ。

 

f:id:turumigawa915:20181203201306j:plain

三の門裏側、門の手前を左にいけば駐車場だ。

 

f:id:turumigawa915:20181203201549j:plain

SL広場まで戻ってきた。

 

1600年・・・(関ケ原の戦いの年)

徳川秀忠の軍は上杉軍をけん制するために、宇都宮に残ることになる。

しかし家康の命により、中山道を西上することになる、上田城の真田軍を討つためである、そして小諸城・二の丸に本陣をおくことになる。

 

私も昨日は、宇都宮・羽黒山神社の梵天まつりに行き、今日は小諸城に来た、

徳川秀忠の足跡をたどるためだ・・・・。(大嘘)

明日、関ケ原にいけば、完璧だったんだけどね・・・。

 

f:id:turumigawa915:20181204233301j:plain

帰り、上信越道路・ハイウェイオアシス・ららん藤岡に寄る。

 

f:id:turumigawa915:20181204233049j:plain

ここで群馬のお土産をゲット!!

磯部煎餅と旅がらすだ・・・・。

 

f:id:turumigawa915:20181204233500j:plain

関越道・寄居PAに寄る。

『寄居 星の王子さまPA』だ、ここは癒されるぞー!!

 

f:id:turumigawa915:20181204233526j:plain

外国のお菓子を物色する・・・・。

 

f:id:turumigawa915:20181204234328j:plain

ショカコーラ(ビター)を購入。

ドイツ・ベルリンで生まれたお菓子であり、第二次世界大戦時には、ドイツ軍のレーションとして採用された。

カフェインの含有量が多いので、眠気覚ましと集中力アップの効果あり!!

 

f:id:turumigawa915:20181204234344j:plain

これが中身である、硬いチョコであり、硬派な印象だ。

夜に2つを食べてしまった・・・2時間近く眠れなかった・・・・。

 

f:id:turumigawa915:20181204234356j:plain

これは、見た目で買ってしまったもの・・・・。

紅茶だろうか、それすらわかっていない・・・・。

 

f:id:turumigawa915:20181204233805j:plain

最後に東名高速道路の海老名SAに寄る、

道頓堀・くくるのたこ焼きを買うためだ!!! 

 

ららん藤岡⇒寄居星の王子さまPA⇒海老名SA 

これが最強のコンボや!!!

 

 小諸・懐古園に行こう! 完