KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

PT 富戸・伊東で頼朝の足跡を辿ろう!(2018年12月30日)

2018年 旅行記の最後の記事だ。

とは言っても特別なことは何もないけどね。

 

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8時55分、横浜駅にいる、そして横浜は晴れている。

反対の線路には横浜線が停車している、私がいるのは東海道線ホームだ。

  

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スーパービュー踊り子号が入線。

本当は普通の踊り子号が良いのだが、時間的にこれに乗らなければならない・・・。

(これ扱いでスイマセン。)

 

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海が見えると、

『海だー!!!』と言ってしまう。

スーパービューは子供が多く乗っているので、車内ではさらに盛り上がっている。

でも雲が多くなってきた・・・。

 

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このような海が近い道を歩きたい、

『よし、実現しよう!!』

 

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やはり伊豆特急はいつ乗ってもよいものだ、最高の車窓だ。

 

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伊東のサンハトヤを通過する。

スーパービューは横浜を出ると熱海・伊東と停車する、

大船・藤沢・湯河原などは(停まる場合もあり)通過していく、その潔さがいい。

(『乗りたいなら、横浜まで来い!!』と言っているようだ)

 

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10時35分、初めて下車する伊豆高原駅に到着。

このまま伊豆急下田に行ってもいいかも・・・。

 

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この列車は、乗車口が少なく、乗車前にアテンダントの検札を受ける。

 

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駅舎ロビーが広くきれいだ。

 

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駅構内には、

下田八幡神社例大祭の太鼓が展示されている。

 

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しかし伊豆高原は目的地ではないのだ。

ここでUターンして、熱海行の列車で2駅戻る計画だ。

 

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伊豆高原の足湯。

 

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『御石曳』

江戸城(富士見櫓)の築城石として、伊豆の自然石が使われた。

 

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お隣りの駅は城ケ崎海岸駅だ。

 

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『あれは?! まさか??』

 

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かつてのリゾート21の車両か?!

キンメダイの模様がなんとも伊豆らしい。

 

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伊豆高原駅 11時02分発 ⇒ 富戸駅 11時08分着。 

 

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 富戸駅から、またその周辺にはウォーキングコースが数多くある。

 

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2台とも同じ普通車なんだぜ、信じられるかい?!(笑)

伊豆急行線は単線の為、駅ですれ違いを行う、その為片方が遅れるともう一方も遅れるという寸法だ。(一蓮托生路線・・・)

 

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単線を東急車両が走り去っていく・・・。

 

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 海へ向かって下っていく。

とっても見ずらいが正面には海が見えている。

『海だー!!』

 

目的地は三島神社、徒歩10分ほどだ。

 

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『これなら海が見えるだろか??!』

曇ると空と海が混ざり合い、とても見ずらい。

 

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ドーロ商店を右に下りていく。

『え?! ドーロッて?! 何?』

 

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ここでも海が見える。

 

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(ここでも)海が見える。

おじいさんが座っているので挨拶をしながら下っていく。

 

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(こちらでも)海が見える。

富戸の人には当たり前の景色であるのだろうが、

『なんて、素晴らしい散策だ!!』

 

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杉が増え、空気が変わった。

 

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 見上げると神社が見えた、こういう瞬間がとっても好きだ。

 

これから源頼朝ゆかりの地を訪ねるので、少しだけ前知識を・・・・。

1159年に平治の乱が起こる、

これは平清盛藤原通憲源義朝藤原信頼が打倒しようとした戦いだ、

平氏が勝利を納め、頼朝は伊豆に流罪となる、その時頼朝は13歳であった。

(清盛の父 平忠盛の後妻・池禅尼(いけのぜんに)が清盛に命乞いをした為、流刑になる。)

 

そして時は流れ・・・

1180年、源頼朝は伊豆で平氏打倒を高らかに叫び、挙兵をする。

大河ドラマ平清盛』の頼朝の挙兵の報を聞いた清盛のシーンはとても印象的であった。

 

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神社の背後から入る、神社は海に向かい鎮座しているのだから、当たり前だ。

三島神社に到着した。

 

三嶋大社という神社は有名である、三嶋大社とこの三島神社には関係があるかどうかは

私にはわからないが、ある武将はこの二つの神社に関わりがある。

それは、源頼朝である。

 

三嶋大社は、頼朝が伊豆に流された時、平家打倒・源氏再興を祈願した場所でもある。

この三島神社源頼朝との関わりがある。

 

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御祭神は事代主命、相殿、若宮八幡である。

 

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一段上がった場所には、手水舎がある。

 

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二段目は飛ばし、拝殿へ上がっていく。

 

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海を見る狛犬たち、いいよね。

 

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違和感を感じるだろうか、いつもの『あれ』がないのだ。

 

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鈴緒がなく、代わりに太鼓が賽銭箱の上に置かれている。

 

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彫刻が素晴らしい。

 

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拝殿から狛犬たちが見ている景色だ。

 

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海が見える、遠くに見えるがここから数分歩けば海へと出る。


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『千鶴丸と橘』

1160年、伊豆に流罪となった源頼朝は、伊東の庄 祐親の三女・八重姫と音無の森で

人目を忍び逢瀬を重ねる仲となる。

やがて、八重姫は頼朝の子 千鶴丸を出産する。

平家の官領である伊東祐親は、清盛に知られては一大事と、八重姫から千鶴丸を奪い、伊東の八代田の川に石を巻き付け沈めた。

鶴丸を不憫に思い、祐親の家来は鎌田神社の境内の橘を2本折り、千鶴丸に握らせたという。

(その場所は、『稚児ヶ渕』と呼ばれるようになった。) 

 

石がとれた千鶴丸は、川を流れ海へ出て、富戸の宇根の海岸に流れ着いた。

漁をしていた甚之右衛門が見つけ、千鶴丸の身なりから高貴な人と考え、

近くにあった産衣岩に丁重に安置して、この地に葬ったという。

 

鶴丸は若宮八幡・氏神となり、三島神社の御祭神・三島大明神と相殿として祀られ、

例祭には鹿島神社が奉納される。

 

これを知った頼朝は、甚之右衛門に生川(うぶかわ)の姓と立派な茶器を授与したという。 

 

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 参籠石(おこもりいし)

数々の石がコンクリートで固められている。

かつて富戸では、不漁が続くと若い漁師たちは、参籠といって三島神社に籠り、

大漁の祈願をした。

素足、褌姿で、夜中に海岸に行き、暗い中、手でさぐりで浜石を手に取り、それを奉納した、その祈りに神様は応え、1週間の参籠を終えた後は豊漁になるという。

  

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看板に促され、名木を見にいく。

 

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 拝殿横の道、道ではない道を歩いていく。 

 

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『楽しい散策~!!』

 

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タブノキ伊東市の名木という看板がある。

 

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タブノキを見上げる。

 

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鳥居から見た三島神社・拝殿。

これから海へ向かう、ただ真っすぐに進めばよい。

 

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『スーパーうわみつじ』という地元スーパーが神社前にある。 

 

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スーパー前の道には、道祖神が鎮座している。

しっかりとお供えがされている。

 

三島神社⇒産衣岩⇒宇根展望台へ。 

 

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岸壁に到着した、現在展望台の修理を行っているらしい。

桜の咲くころには修繕されているという・・・。

 

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この先には宇根展望台へと続くはずだった。

正面には大きな石が見える。(最初は全く気付かなかったが・・)

 

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産衣岩(うぶぎいわ)の看板横には、階段が伸びており、その上には社がある。

 

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アロエの赤い花が咲いている、陽が穏やかに差している。

 

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草木に隠れるように鎮座している社、

『なんという、僥倖だ!』

 

f:id:turumigawa915:20190101004604j:plainザッ、ザッ、ザッ・・と音がする、

階段を上がる度に枯れ木から聞こえてくる、ゆっくりと足を下ろしても音は同じように

鳴っていた。

 

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謹賀新年、明日は大晦日だ。

『明日は大掃除しないと・・・。』と現実に引き戻される。

 

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このような場所に来るといつも思うことがある、

『次にこのような場所に出会えるのだろうか・・・。』と。

 

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社からの眺めだ。

 

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『産衣石』(うぶぎいし)

ここが、千鶴丸が安置されていたとされている石だ。

 

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海岸線が続いている、波打ち際まで行くのは危険そうだな。

 

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そして驚いたのが、この光景。

展望台が破壊されていた、これまでの気象を考えれば容易に想像はつくが。

 

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ここには釣り人が数名いた、

2名が崖の上から糸をたらし、2名は崖下・波打ち際で釣りをしていた。

『どうすれば下りれるんだよ・・・。』

 

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ここにも以前は木の柵があったのだろうか、

『これ以上は進むのは危険だな・・・。』と速やかにUターン!!

 

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今日が穏やかな風で良かった、

以前、石廊崎に行った時は強風で危険を感じたな~。

 

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こちらも岩が切り立っており、下りれそうな場所はない。

 

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こちらは下りられる、私は無理だが、下りている人がいた。

イシダイなどが釣れるらしい。

 

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 こちらの柵は健在だ、だが手に触れるのは危険かもしれない。

 

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きれいな波だ。

 

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伊豆の海はきれいで好きだ、

しかも、横浜から2時間ほどで来ることができる。

 

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静かな海は見ていて飽きない。

 

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展望台への階段だけは生き残っていた。

 

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とても不思議な光景だ、空へ続く階段だ。

 

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大島が見える、

たしか熱海から高速船で45分ほどで行くことができる。

『大島の海はさらにきれいなのか?!』

 

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では戻ろうか。

 

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下田・爪木崎では水仙が300万本咲く、その景色は圧巻であろうが、

宇根展望台の数十本の水仙ほうが好きだ。

 

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少し寄り道をする、先ほど見た海岸線に向かい歩いてみる、

先程までいた宇根展望台が見える。

 

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東海バス 富戸バス停。

旅人がこのバスを使うことは超限定的となる、そんな運行ダイヤだ。 

 

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帰りはもちろん登坂である。

 

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坂の上から、幼稚園向こうの海を眺める、

なんだか、瀬戸内海に来ているような錯覚をおぼえる。

 

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これを上がれば富戸駅だ。

 

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駅が見えてきた。

しかし改めて考えると富戸は良い場所だ、万人にはおススメはできないが、

海との散策、源頼朝ゆかりの地とのふれあいがある。

富戸の周りをみると、

北には川奈・伊東があり、南には城ケ崎海岸、伊豆高原があり、富戸はそれらに挟まれており、一般の人からすれば埋もれてしまう駅であり、場所だ。

しかしウォーキングや頼朝の歴史に興味がある人からすれば、スポットが当たるだろう、そんな隠れた名所だ。

『KITの旅は、その発見の旅でもある。』

 

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12時15分、富戸駅に到着だ、旅人が数人いた。

 

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来る前は非常に心配をしていたが、suicaPASMO)完備だ。

横浜からSuicaで入場しているので、とても助かる。

しかし伊豆急下田駅はえきねっとの引換はできなかった・・苦い思い出がある。

 

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駅舎内には富戸文庫がある。

 

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伊豆の踊子』がないぞ!!(笑)

 

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旅客運賃表では、米原から東京まで網羅している。

 

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時間によっては駅員がいないので、乗車駅証明券が発行される、

もちろん、Suicaを持っていれば関係ないけどね。

 

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この路線は単線なので、手前側が上り(熱海行)になることがある。

通常の2つの線路・ホームを持つ駅であれば、奥が上りであり、手前が下りになる。

 

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今日は風が穏やかで比較的に暖かく、ホームで待つことができる。

12月だが、小春日和って感じかな・・・・。

 

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 川奈、城ケ崎海岸、とても自己主張な強い駅たちだ、富戸は控えめな三男だ。

 

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 12時37分発、熱海行に乗り、伊東へ向かう。

 

 富戸駅伊東駅へ。

 

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13時、伊東に到着した。

伊東といえば、ハトヤだ(古いか・・・)

 

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伊東は一大温泉地である、

湧出量は全国3位であり、街の至る所から温泉が湧いている。

(今は違うかもしれないが・・・そんな感じの大きな温泉街と思って!!)

ちなみに上位には、湯布院・別府温泉がラインクインする。

 

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商店街を通り、神社へ向かう。

 

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喫茶エリーゼ、時間があれば寄りたいと思うほどレトロだ。

 

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こういう遊び心はいいね!

 

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湯の花通りは帰りに歩こう。

 

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またまた来ましたレトロな商店街が、シャッターが多いのにはもう慣れた、

寂しいけどね。

 

まずは、松川を目指す、駅から7分ほどで着く。 

 

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いでゆ橋から松川遊歩道に入る、河口から離れるように歩いていく。

 

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木下杢太郎記念館は休館のため、松川沿いの文学散歩をしよう!

これらのパネルなどがこの地点から400mにわたり、設置されている。

 

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『伊東文学散歩』

ゆっくり歩いて約3時間かかるという。

 

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『伊東の生んだ偉大な文学者  木下杢太郎』

 

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ここを歩いている人は少なかった、すれ違った人は4・5人ほどであった。

 

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今向かっているのは音無神社だ、東海館は次の次の訪問先だ。

 

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見えてきた! 

音無神社は松川沿いにあるのか・・・。
 

いでゆ橋から松川遊歩道を歩き音無神社へ。

 

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 音無神社境内へ。

 

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『音無神社伝承絵巻』

パネル3枚立てられている、地元の高校生が描いたものという。

 

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源頼朝と伊東の領主である伊東祐親の娘八重姫が出会う。

右にいるのは、音無神社のご祭神 豊玉姫命である。

 

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源頼朝と八重姫は音無の森で逢瀬を重ねる。

そして二人の間には千鶴丸が誕生する。

 

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伊東祐親は、平清盛を恐れ、源氏の血をひく千鶴丸を川に沈めてしまう。

 

それ以降はさきほど訪問した、富戸の宇根へと続く・・・。

でもこのパネルには、どこかで生き残る可能性を書いていた、しかし過去すぎて真実はわからない。

 

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『音無神社』(おとなし神社)

御祭神は、豊玉姫命であり、安産・縁結びの神様だ。

そして11月10日、奇祭・尻つみ祭がおこなわれる。

『尻つみ?!』

 

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多くの柄杓が納められているが、

この地域では、安産の祈願として底の抜けた柄杓を奉納するという、

また無事に出産したら御礼として底の抜けた柄杓を納める風習があるためだ。

 

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ここにも穴の開いた柄杓が奉納されていた。

 

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さすがにここの柄杓には穴は開いていなかった・・・。(残念・・・)

 

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晦日、お正月の準備をしていた。

この時期に神社に行くと、年末年始の準備をしていることが多いのだが・・・、

『大掃除をしないで散策していてよいのだろうか・・・。』と。

 

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天然記念物 タブの木。

 

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『音無の森、頼朝八重姫伝承』とある。

二人が愛を語らった場所が、この音無の森であると伝えられている。

この対岸にあるひぐらしの森で出会いの時を待っていたという。

 

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隣りには『玉楠神社』があり、祭神頼朝公・八重姫とある。

 

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その隣りには『玉猫神社』が鎮座している。

 

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たしかに猫様である。

 

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大河ドラマ平清盛」のノボリ旗がある、

なんとも懐かしい・・・こんなものが現存していようとは?!(笑)

『伊東祐親ゆかりの地』『八重姫ゆかりの地』

 

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では音無神社の参拝を終えよう。

 

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『岡橋(おかはし)』

 

音無神社⇒岡橋 ⇒日暮八幡神社へ。

 

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岡橋の一角にはレリーフがある。

 

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源頼朝と八重姫との逢瀬が描かれたレリーフだ。

 

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公園の隣りにそれはあった。

 

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日暮八幡神社である、昼から電球が点いていた。

 

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『頼朝と八重姫が逢瀬を楽しみに日暮らし過ごしたというロマンスの伝承を秘めている場所』と謙虚に書かれている。

いいね~ロマンスっていう響き・・・。 

 

 

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再び松川遊歩道を戻り、海に向かって歩いていく。

 

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東海館に到着、松川沿いにある。

伊東の観光名所の一つであり、昭和初期の街並を思い起こさせるものだ。

 

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昭和3年に建てられた温泉旅館であるが、平成9年には廃業して、

その後は観光施設として生まれ変わった。

 

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東海館に入るのは次の機会だな・・・。

 

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『今思えば、入っておくべきだったかな・・・。』と少しの後悔をするKIT。

 

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なぎさ公園に向かっている、がっかりスポットかもしれないが、

まずは行ってみる!

 

東海館⇒なぎさ公園へ。
 

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なぎさ公園には地元の彫刻家・重岡建治の作品が展示されている。

 

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『うん! 良いところだ!!!!!!!』

房総半島、三浦半島真鶴岬が見える場所だ。 

 

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東海館の正面を歩き、伊東駅に向かう。

 

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伊東駅に戻ってきた、あとはお土産とお弁当だ。

この駅舎を見ると、『観光なんだな~。』と思う。(笑)

 

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14時41発 踊り子号で横浜へ発つ。

 

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伊東駅構内にあるお弁当、ここでお寿司を購入だ。

見た目が昭和だ!

 

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伊東駅ホーム。

夕飯には間に合う時間だ(完璧だ!)

次発は15時10分発のスーパービュー踊り子号(空席あり)だが、やはり普通の踊り子号がいいよね。

 

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伊豆名物 祇園の寿司(のり巻入り)だ。

 

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いなりはそれほど甘くなく、旨い!!

『歴史の味だ!!!(笑)』

 

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熱海駅に到着する、ここまでくれば横浜など近いものだ。

これが2018年の最後の旅と思うと、ふさわしいか、ふさわしくないのか、わからないが、海を見ているとそんなことはどうでもよくなった。

 

富戸・伊東で頼朝の足跡を辿ろう! 完