KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

PT ロマンスカーで箱根に行こう!(2019年01月14日)

あなたはいま どの空を見ているの

虹の向こうの 遠い日を見ているの

水平線がゆっくりと ひとつに重なれば

また会えますか 新しい日のなか ~♪

 

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これはなんの詩だろうか? 

知っている人はいるだろうか?

そう、ロマンスをもう一度だ。

  

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7時18分、私は海老名駅小田急線ホームにいます。

『今日、箱根にいきます。』

右に見えるのは相鉄線だ、先ほど横浜から海老名に着き、小田急線に乗り換えた。

 

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海老名から本厚木に移動して、特急列車を待つ!

 

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はこね1号・GSE70000系が入線する。

 

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『Graceful Super Express』の略であり、優雅な特急という意味だ。

 

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7両編成の最後尾・7号車に乗車した。

やはり時間が早いためか、乗車率は低いように思えた。

新幹線やJR特急(一部は例外はあるのだろう)は前席からトレーをおろすタイプが多いが、ロマンスカーは肘掛からトレーを出すタイプのみとなる。

私は肘掛タイプは好きでなく使うことはあまりないのだが、背面トレーが無いため、

使わざるを得ない状況となったが、思いの外、使いやすく感じた、認識を改めようかな・・・。

 

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こちらが展望車(最後尾車両)である、この洗練された造り、かっこよすぎる。

VSE(GSE前の白いロマンスカー)よりもガラス面が広くとられており、開放感がさらに向上している。

 

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小田原駅を過ぎ、小田原城を横目に見ながら、箱根登山鉄道の路線に入っていく、

速度は『VVS』だ。

『ベリーベリースロウリー』の略だ。

 

列車では音楽を聴いていることが多いのだが、

小田原を過ぎてから何かの音楽が聞こえるようになった・・・。

誰かが盛大な音漏れでもしているのかな、やれやれ・・・などと思っていると。

 

それが、違うことに気づく。

ロマンスカー車内に音楽が流れているのだ。』

 

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到着2分前、車窓には箱根湯本の町が見えてきた、箱根の町は晴天だ。

 

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8時20分、終点・箱根湯本駅に到着する。

 

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車体カラーは、薔薇を基調とした『ローズバーミリオン』と公式HPに記載・・。

ローズバーミリオン?!

こんな色があるのか・・・よくわからんが、カッコいいからいいか。

よくみるとオレンジのラインが引かれている。

 

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最新型ロマンスカー、すべてが洗練されており、文句のつけようがない。

しかし次に投入されるだろう新型は、さらにGSEを超えていかなければならない、

それは難しそうだ。 

 

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箱根湯本駅

時刻は8時30分だ、しかしここで問題だ。

こんな時間から何をするのか??

その回答を私は持っていない!!

なぜなら、ロマンスカーに乗ることが今回の旅の核心なんだから!!(笑)

 

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この駅舎のデザインはいつみてもすばらしい。

ボーッと見ていると、かまぼこに見えてきた。

『ん?!』

 

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箱根湯本の商店街だ、今はひっそりと静かな状態。

 

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観光客はほぼいない、

何も考えずに橋を渡り、早川を眺める(笑)

おいおい、思考停止かよ?!

 

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小田急線が小田原に向かい発車していく、

箱根湯本に取り残され、なんだか寂しい気持ちになった・・・(笑)

 

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商店街を歩き北上する、開店の準備をしているお店も多い。

 

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これから、近くの熊野神社に向かう。

 

 箱根湯本駅熊野神社

 

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熊野神社に向かう途中、良い感じの場所に入っていく。

 

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旅館や飲食店が立ち並ぶ、曲がり角が多く楽しい散策ができる。

 

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熊野神社直前に平賀敬美術館の看板に気づく、

今回は開館時間と合わない為、諦めていたが、ここで出会うことは想定外、

外観でも見ようと思い、足を向けてみる。

 

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明治時代には旅館の別邸として使用されており、井上馨犬養毅近衛文麿にも愛されていたという。

 

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今では、平賀敬美術館となっている。

入館料大人700円、小・中学生400円。

館内には独特な雰囲気を持つ絵画などが並ぶ、エロティックなものもあるので

同行者を選ぶ場所かもしれない・・・。

いつかは入ってみたい場所だ。

 

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では、熊野神社へ。

狭い道を入っていく、この知る人ぞ知る的な感じは好きだ・・・、実際にはかなり知れ渡っているけどね。

 

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『湯場 熊野神社

さらに階段を上がって行く。

 

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その階段前には、

箱根温泉発祥之地』とある。

 

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早朝の箱根、熊野神社から始める。

 

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温泉の発祥地と熊野神社が関係していると考えるのが一般的だろう。

温泉が発見された際に建立されたのだろうか・・・。

箱根温泉の歴史は古く、今から千年以上前だ。

 

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1号線を強羅方面に向かい上がっていく、ここは箱根駅伝のコースでもある。

その途中、『横穴式源泉跡』を横目で見ながら先に進む。

 

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『湯坂路』

ハイキングコースの始点となっている、これは健脚向けだ。

 

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湯坂山登山道入り口

 ここがハイキングコースの始まりの場所、なんだか狭い。

ここで写真を撮っていると登山ルックの年配の方々が上っていった。

 

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函嶺洞門(かんれいどうもん)

箱根駅伝ファンにはおなじみの場所だ。

今では新道路(バイバス)ができて役目を終えている。

 

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独特な造りをしている函嶺洞門、少し狭い印象だ。

 

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箱根の近代遺構であるが、今後はどうなっていくのか・・・。

 

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函嶺洞門前には箱根ジオパークの看板が設置されている。

 

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『ようこそ箱根ジオパークへ』

箱根周辺の観光名所が紹介されている。

 

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 函嶺洞門から1号線をさらに上がっていくと、不思議なスポットを発見する。

車では一瞬で通り過ぎてしまうような場所であり、歩きならではの発見だろう。

 

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七福神レリーフがあり吸い込まれるように入っていく。

 

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『弥八 恵比寿大黒天 境内入口』

 

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七福神の像が並ぶ。

 

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さらに上へあがっていく、何があるのかドキドキの瞬間だろう。

 

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中には恵比寿様・大黒天様の木像が安置されている、一旦戻ろう。

 

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『弥八』とはなんだろうか・・と思いながら来た道をおりていく。

途中、東南アジア系の観光客たちとすれ違う、

どこに行くんだろうと疑問に感じながら・・・。

(わかっていないのは君だよ、KITよ。)

 

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 再び1号線を歩くと、すぐに塔ノ沢駅の看板を発見する、ここから箱根湯本に戻るのだ。

登山鉄道の時間まで、少しだけ散策しようと思い、歩を進む。 

 

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そして、気になる場所を発見した。

 

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らーめん缶の販売機。

しょうゆラーメン、とんこつラーメン、カレーうどん、なんとパスタもある。

とても興味をそそられるが、販売機が汚く、古臭く、口に入れるものなので、買う気持ちにはならなかった。

 

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元湯 環翠楼でUターンすることにする、

新緑の季節にあれば、さらに建物も立派に見えてくるはず、

こういうところでゆっくりしたいと思うのだが、1泊・3万近くはするだろう・・・。

 

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箱根登山鉄道塔ノ沢駅に向かう為、階段を登っていく。

 

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階段上から国道1号線を見下ろすと、箱根らしい光景がみえる。

 

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少しづつ上がっていくと、このようなものがある。

 

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限られたスペースで鎮座している感じだ。

 

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さらに上がって行くと、見たような光景が飛び込んでくる。

ここで合点がいく。

『さっきの場所だ!! 弥八七福神だ。』

つながっていたのだ!

 

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貴福桜というものがあった。

 

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塔ノ沢駅まで徒歩3分、さらに上がっていく。

箱根登山鉄道がいかに高い場所を走っているかがわかる。

 

塔ノ沢駅へ、そして深沢銭洗弁財天社へ。 

 

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駅舎と言ってよいのか・・塔ノ沢駅

駅舎とはここを抜ければホームに繋がっているという構造だ、しかしここは違う。

 

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階段を上がり、反対側のホームに向かう。

 

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 丁度、箱根湯本行の登山鉄道が来たのだが、深沢銭洗弁財天に寄らず、ここを発つわけにはいかない。

 

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この車体は比較的新しいものかな。

 

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箱根湯本へ向けて発車していくと隣りには強羅行きの列車が停車していた。

 

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こちらは少し古いタイプの車体だ、こっちのほうが馴染みがあるかな・・・。

 

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箱根登山鉄道の時刻表だが、コア時間は1時間当たり4本ほど運行している、

あまり時間を気にしなくていいのが楽だ。

 

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箱根湯本行のホームに隣接している駅から0分のパワースポット。

 

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この日も多くの人が参拝にきていた。

 

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弁天癒水

龍はカッコいいと思うが、口から出るって、冷静に考えるとどうかと思う・・・。

どうでもいい問題提起をしておこう。

 

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では参拝、でも銭は洗いませんでした。

下からは水がかなりの勢いで湧き出ている。

 

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この旅は無事に終わりますように・・・、

でももう少しで帰るのだが。

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火伏観音。

 

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先には、中宮・奥宮がある。

 

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こちらが中宮だろうか。

(特定できないところに私の弱さがある・・汗)

 

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さらに奥に道が続く、奥宮に続いているはずだ。

隣りには池があり、鯉が優雅に泳いでいる、ここは水が豊富な場所だな。

是非夏にも来てみたい、紫陽花の季節、夜でも良い雰囲気になること、間違い無し!!

 

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湧き水で泳ぐと気持ちいいのだろうか。

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ここからが神域となる。

奥宮でよいのだろうか。

 

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神域というと、一瞬撮影してよいものか迷うことがあるが、

手を合わせながら、撮らせて頂きますとお願いすることが多い。

気持ちの問題だな。 

 

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かなりごちゃっとしている感がある、向こうにはホームがある、不思議な駅であり社だ。

是非、途中下車して参拝して欲しい。

海と神社という組み合わせは好きだが、列車と神社の組み合わせもいい、今回は列車のホームとの組み合わせという異例な感じであった。

上諏訪駅と足湯のようなものか・・・少し違うな。

 

一旦出札することになると思うが、阿弥陀寺にも行ってみたい、

これは帰ってきてから気づいた。

 

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9時40分、箱根湯本行がトンネルを走ってくる。

 

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これは!!!

さらに最新型の車体か?!

 

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次は終点、すぐに箱根湯本に着いてしまう。

 

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売店がおもしろい形をしている。

帰りここでお土産のスイスチョコレートを購入した。

スイス?!

箱根登山鉄道はスイス・レーティッシュ鉄道と姉妹提携しているのだ。

姉妹提携?!

兄弟提携ではダメなのか・・・・ここで語っても仕方ないので、先に進めます・・。

 

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そして最後の訪問先へと足を向ける。

登山鉄道の高架下を通過していくのだ。

 

箱根湯本駅⇒白石地蔵尊

ここも駅から至近・徒歩3分だ。

 

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駅舎の反対側、あの道を上がっていく。

 

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ここから阿弥陀寺は徒歩30分とのこと。

一方、白石地蔵は徒歩1分だ。

下の木板には気になる言葉がかかれている、

アジサイと琵琶の寺 お二人から聞けます』と。

 

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箱根湯本駅の横を行く。

 

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下には登山鉄道が走っている。

 

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露天風呂かっぱ天国、少しだけ気になるな~。

 

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 箱根湯本駅は活気づいてきたが、こちらは一転とても静かだ。

 

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『白石地蔵尊』がひっそりを箱根の玄関口である箱根湯本駅を見守っている。

 

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 通称『白石』と呼ばれる地層に刻まれていることが名の由来となっている。

 

かつての箱根山は険しい山々、そこから吹き上がる噴気から地獄とみなされ、

地蔵信仰が広がったという。

その玄関口の湯本の地は賽の河原と見立てられ、街道を通る旅人を見守る仏として

刻まれた、それが白石地蔵尊である。

 

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こちらにもジオパークの看板を発見。

『白石地蔵と福住旅館外壁』

 

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 ふと見ると階段が上の伸びている・・。

 

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途中まで登ったが、帰りの列車の時間もあり、断念した。

  

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向こうにはバーミリオンローズの車体に見える。

 

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入線したきた新宿発のロマンスカー、これから箱根観光をする人も多い、

それほどの時間だ。

 

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やっぱり、かっこいい~。

 

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10時27分発特急ロマンスカーGSEに乗車する。

 

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先頭の展望車に行ってみる、この展望いいな~。

 

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帰りは富士山がはっきりと見えた。

 

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本厚木には11時17分に到着、ここでGSEとはお別れとなる。

ここから普通列車で海老名へ、海老名から横浜へと向かう。

 

ロマンスカーGSE、名の通り優雅な乗り心地であった、

スピードは他の特急と比べるとかなり遅い、しかしロマンスカーは速度などは気にしない、旅に出る楽しさを思い起こさせる列車だからだ。

 

あなたはいま どの空を見ているの
虹の向こうの 遠い日を見ているの
水平線がゆっくりと ひとつに重なれば
また会えますか 新しい日のなか ~♪

 

新宿から箱根へ 85分

今日、ロマンスカーで。

CMのままやないか!!!

 

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ちなみにこちらは相鉄線の特急である。

『う~ん・・・・。』

 

ロマンスカーで箱根に行こう! 完