KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

PT 宇宙の神秘・曜変天目を見に行こう!(2019年04月29日)

本日は静嘉堂文庫美術館に行くことにした。

ここは一般の人はあまり知らない美術館かもしれない、

世田谷美術館はそれなりに有名であると思うが。 (違う?)

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静嘉堂文庫は、横浜から行くとなると結構面倒な場所なのだ、

最寄り駅は東急田園都市線大井町線二子玉川駅となる。

二子玉川駅からバスで7・8分ほどでいくことができる。

今回は『美術館行』の小さなバスに乗ることになり、車内は150%の乗車率となった。

さすがGWだ、美術館巡りをする人が増えるのだろう。

 

歩きでも23分ほど、でも道が狭いんだよね・・・。

 

二子玉川駅のバスターミナルはライズ側にあり、4番乗場となる。

系統は『玉31』か『玉32』だ。

1時間に数本あるのであまり時間を気にしなくてよいのかもしれない。

 

と言いながら、二子玉川駅に9時40分に着き、10時まで待つことになった。 

 

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ほぼ全員かな、静嘉堂文庫バス停で下車した。

『やはり考えることは同じか・・・・。』

世田谷とは思えないほど木々に囲まれて、緩やかな緑道を登っていく。

 

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『さて、どのくらいの人が来ているのだろうか・・・。』

時刻は10時15分だ。

静嘉堂文庫美術館の開園時刻は10時である。

 

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『安堵した・・・。』

これぐらいなら全然問題ない、多くて70人といったところか。

 

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今回開催されている展示は、

『 日本刀の華 備前刀 』

2019年4月13日~6月2日 ※休館日は月曜日

10時00分⇒16時30分

 

私は刀剣には詳しくはないのだが、ここ静嘉堂文庫は備前刀の宝庫と言われている。

 

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15分ほど待って館内に入場、入館料は1,000円だ。

 

刀剣について少しだけ書こう。

日本刀の主要の製作地は、山城・大和・相模・美濃・備前 とされており、

備前は上質な原料や水運に恵まれており、平安時代から優れた名工を輩出していた、

その為、備前『刀剣王国』といわれている。

 

今でいうところの・・・・

・山城(京都府
・大和(奈良県
備前岡山県
・相模(神奈川県)
・美濃(岐阜県)     という。

 

『なるほど、勉強になるな~。』

    

今回の展示では、

重要文化財4振・重要美術品11振を含む約30振が展示されている、

また刀装具も展示されており、全て合わせて約69点の展示となっている。

館内はいたってシンプルだ、1つの展示室に全てが収まっていた。

 

古備前』と呼ばれている一文字・長船・畠田・吉井・鵜飼などの各流派別に分けて

展示がされている。

※この辺はまったく馴染みがない・・・。

 

今回とても役に立ったのが、

展示目録と一緒に配布していた 『図説・刀剣鑑賞の手引き』だ。

・刀の種類

・時代区部

・刀の各部名称

・刀の見どころ

がやさしく書かれている。

 

「刀剣はね、刃文と地鉄と造り込みを見るのがまず基本なんだよ・・・・。』

(と全く刀剣を知らない人に「知ったか」しよう・・・)

 

皆さんジックリ刀剣を見るので拝観時間はそれなりにかかる、

上から下へ体を動かして見て、左右に動きながら刀剣を観察する・・・・。

(刀剣見学は妖しい動きをしなければならないのだ・・・・・)

 

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拝観を終え外へ出た、せっかくなので庭園を見ていこう。

庭園への入口がココ!!(看板が無いとわからない)

 

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建物をくぐっていくという変なスタイルをとる。

 

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展望台からは富士山が見えるらしいが・・・・。

 

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展望台から左側に目を向けると・・・。

美術館が見えるのだが、あの場所に『国宝 曜変天目が展示されている。
小さな茶碗なのでここから見えるはずはない。

  

そして今回の最大の見どころ

『国宝・曜変天目 三碗同時期公開』(の1つ)

滋賀県MIHO MUSEUM大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋』

(3月21日〜5月19日)

奈良県奈良国立博物館『国宝の殿堂 藤田美術館展』

(4月13日~6月9日)

◆東京都:静嘉堂文庫美術館『日本刀の華 備前刀』

 (4月13日~6月2日)

 

※所蔵は、大徳寺龍光院藤田美術館静嘉堂文庫である。

※4つ目も発見されたというが。

 

 

曜変天目茶碗とは・・・・

南宋時代に中国・福建省の窯元・建窯(けんよう)で焼かれた茶器である。

南宋時代は12世紀~13世紀

 

黒地の茶碗の内部には青や瑠璃色の円形状の紋様が散りばめられている、

その神秘的な紋様に魅せられ、歴代の権力者の手に渡りながら現代に至るのだ。

その神秘的な紋様の技法はわかっておらず、現代においても作ることは困難という。

そして、その現存する天目茶碗は世界に3つしかなく、

その3つ全てが日本にあるというからさらに驚きである。

 

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静嘉堂文庫美術館

徳川家⇒稲葉家⇒岩﨑小彌太へと渡る、

その為、『稲葉天目』とも呼ばれており、三碗の中で最も鮮やかで華やかといわれる。

 

これを『宇宙』と表現する人もいる、

あるところでは『深海』とも表現していたが・・・・・・。

あれ? ディスコのミラーボールだっけ・・・・・・・。

 

◆『曜変天目ディスコ』(笑)

www.nhk.or.jp

 

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もちろん、晴れていればという条件だけど。

今日、富士山が見れるはずがない。 

   

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階段を下りてまだ登る・・・ほとんどの人は庭園にこない。

(理由がわかった気がするぞ。)

 

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時刻は11時40分ほど。

行列はできているが、この時間でも驚くほどの行列ではなかった。

やはり、刀剣はまだまだ広がっていないということか。

 

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池はきれいではない

(汚いと言え・・・いやいや、失礼でしょ。) 

 

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静嘉堂文庫。

(本物は美術館の近くにあります。)

 

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タクシーで来る方も結構多い、ここは短距離だが一車線となっている。

 

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こちらが正門、常時開館している美術館ではない。

そして車の往来が激しい・・・・。 

 

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帰りもバスに乗る。

(軟弱者でスイマセン・・・)
 

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では本日の購入品だ。

曜変天目茶碗のクリアファイル』

 

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『飴(アップル・ヨーグルト)』

これが地味に美味い!!!

 

宇宙の神秘・曜変天目を見に行こう! 完

 

 ◆◆おまけ◆◆

高島屋横浜店8Fにて北海道展が開催されていた、

その奥では、『なつぞら&朝ドラ100展』が開催しており寄ってみた。

(開催日:2019年4/24~5/6)

 

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無料っていいね。

有料にしていいほど内容は充実していた。

 

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朝ドラ100回記念ということだろうか、

歴代のオープニングのダイジェスト版が流れていた、かなりの人が足をとめていた、

朝ドラはあまり見ないのだが、懐かしいのはいくつかあった。

ゲゲゲの女房

『ぴあの』

 

なつぞら』のOPは、『アニメ? みんなのうた?』と間違うほどだ。

その中ででてくる熊さんがかわいいのだ。

 

それではこんどこそ・・・完