KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

PT 小田原を歩こう・石垣山一夜城とだるま料理店へ(2019年06月16日)

神奈川県人の誇る観光地として、

鎌倉・江ノ島、小田原・箱根、みなとみらい地区などが挙げられるだろう。 

まだ、あるかな?

異論は認めよう!

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今回はその中の1つである小田原に来ている。

※画像は小田原城だ。

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小田原駅には、新幹線・東海道線小田急線が乗り入れている、また箱根登山鉄道大雄山線も走り、なんと5路線が集まっている。 

小田原は箱根の入り口でもあり、大学箱根駅伝の小田原中継所でも有名かもしれない。

※画像は石垣山一夜城からの眺めだ。

 

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本日はすでに小田原城を散策した、この時期は「あじさい花菖蒲まつり」が行われており、花好き、写真愛好家たちが集まる場所だ。 

まずは小田原城という鉄板観光コースを歩いた、では次にどこに行こう?

 

なぜ小田原城をはじめに持ってきたかというと駐車場の確保を確実にするためだ、

小田原には多くの駐車場があるがお城近くと考えた場合、満車になる可能性が高い、この辺りでは、メジャー観光地の1つなので当然だろう。

 

話しを戻して、

ここから箱根に行くという選択肢もあるかもしれないが小田原周辺で考えてみたい。

 

①早川漁港

小田原城から車で約15分、東海道線早川駅から徒歩5分。

漁港の周りには海鮮系の飲食店が数多くあり、常に混雑している、海を眺めることもでき気分も良い場所だ、しかも干物も安いのだ。

 

石垣山一夜城

早川漁港から車で10分、セットで周っても良いだろう。

東海道線早川駅から徒歩40分。

ここは、城好きにはたまらない、歴史ある場所だ、豊富秀吉の北条攻めの舞台でもある。

春からは鮮やかな緑が迎えてくれる気持ちの良い場所、登る坂の途中、箱根登山鉄道や新幹線を見ることができる。

しかし、歩きで行くと大変苦労する、名の通り山なのだ、夏などは汗をかきまくることになる、以前はよく自転車で登ったものだ。

 

③鈴廣かまぼこの里

小田原城から車で10分、箱根登山鉄道風祭駅直結。

鈴廣といえばかまぼこ、

かまぼこと言えば鈴廣と勝手に思っている。

決してメインになれないかまぼこだが、ここでは光り輝いている!

なんといっても試食がすごい!

このかまぼこのテーマパークには一度は来て欲しい、ちなみにわたしの訪問回数は10回を超える。

 

私は小田原には数え切れないほど来ているが、行動範囲はあまり広くないので、今回は行ったことの無い場所に行こうと考えた。

 

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今回は小田原文学館だ。

では行ってみよう。 

 

【小田原文学館】 

 

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西海子小路(さいかちこうじ)を曲がると駐車場がある、

初見では絶対に読めない「西海子」であるが、春になると桜のトンネルができる名所となっている、江戸時代には武家屋敷が立ち並んでいたという。

 

小田原には、

明治から昭和に、政治家・文化人・財界人などが居を構えていた。

北村透谷・尾崎一雄川崎長太郎・井上康文などが小田原出身であり、谷崎潤一郎北原白秋坂口安吾などは移住してきた作家である。

だから文学館があるのは自然といってもよいだろう。

 

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案内板には、

山縣有朋伊藤博文の名が連なる、小田原の温暖な気候と歴史風土を愛したという。

そして3番目には写っているのが「田中光顕(たなかみつかみ)」である。

 

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小田原文学館は、

田中光顕の別邸として建築された。

かつての土佐藩郷士、幕末には陸援隊に参加、明治維新後においては、警視総監宮内大臣学習院院長などを務め、伯爵の称号を得た人物だ。
本館はスペイン風建築、別館は純和風建築、国の登録有形文化財に指定されている。

 

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小田原文学館と童話館の間には、尾崎一雄邸・書斎が展示されている。

 

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文学館には入らず・・・裏の庭を通過していく。

庭に入るのは無料だ。

 

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 庭には紫陽花が咲いている。

 

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赤い実がおいしそうだ( おいおい )

ベンチもあるので日光浴ができるぞ。

 

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文学館の建物は傷みが出ている、遠目で見るのがよいだろう。

鎌倉文学館とは違った良さがあるよね・・・。

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 途中に尾崎一雄邸書斎がある。

下曽我の自宅の書斎をまるまる移設したという。

(撮影は禁止と書かれていたので画像は無し)

 

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趣のある小径を歩き「白秋童謡館」に向かう。

 

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「白秋童謡碑」

~赤い鳥小鳥~という童謡だ、これは小田原時代に作られたという。

メイドイン小田原!! 

 

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さらに奥へ進むと、北原白秋童謡館がある、

北原白秋大正7年〜15年までの8年間を小田原で過ごしたという。

白秋は小田原で全童謡の半数近くを創作した、小田原ではインスピレーションが湧いたのだろう。

 

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池には鯉が泳いでいる、橋もかかっており一周できるほど広い、さすが伯爵だ。

 

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こちらが正面だ、文学館のスペイン風とは異なりこちらは純和風の建物だ。

 

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北村透谷碑

なんだか、石がカッコいいぞ!!

 

次に向かった先が「石垣山一夜城」だ。 

名前の通り山なのでかなりの斜路を登っていく、2車線なのでとても安心だ。

途中、何もの人が歩いて登っていた。

 

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 「一夜城ヨロイヅカファーム」に到着した、駐車場は確保できたが、かなりの車が停まっている。

 

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パティシエ・鎧塚俊彦が 2011年にオープンさせたお店だ、小田原ふるさと大使でもある。

隣りには野菜や果物も売られている、ミカンは購入したが、鎧塚さんのお店では

高くて変えなかった・・・。

 

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相模湾が見える、素晴らしい景色だ!!

 

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『ホント、海っていいな~。』

 

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自然の中の鉄塔もいいね。

とても自然だ、自然?

 

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この農園で栽培したものを加工して売っているのかな・・。

ブルーベリーがあったが少しだけ早かったかな。

 

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この馬コの出来が素晴らしい。

 

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馬、カッコいい!

 

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さらに農園を進むとこんな絶景が待っていた。

神奈川の海もいいでしょ?

 

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海の淵を辿るように走っている道路、その曲がりくねっている様がいい。

 

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少し風が強くなってきている、こんな日に石廊崎には行けんな・・。

 

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きれいな場所であるが、なんか悲しいな・・・。

 

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では反対側に周り、一夜城へ。

 

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石垣山一夜城歴史公園」として整備されている。

この山の斜面にはかつての石切り場があり、江戸城築城に使われたという。

それにしても看板が多いのでは?

 

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では登城しよう!

 

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ここは、小田原城の西3kmにある笠懸山という山であり、

関白豊臣秀吉による小田原合戦(北条征伐)の舞台、石垣山一夜城だ。

 

約4万人を動員して、80日で総石垣の城を築城した、

周囲の木々で城の存在を隠し、一夜にして伐採、小田原城中からは突然現れた城に驚愕

して戦意を喪失したという。

 

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夏の日差しの明暗が清々しい。

 

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馬屋曲輪石垣を通り二の丸を目指す。

 

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5分のかからず二の丸に到着、この上には本丸もあるのだが、今回は行かずに展望台へ。

 

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櫓台跡が見える、その先に行ってみよう。

 

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木々の間から見える海の眺望、いいね!

 

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海もさることながら、ここから「3路線」を見ることができる。

 

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まずは、小田急線・ロマンスカーだ、

路線は箱根登山鉄道であるが箱根湯本駅に向けて最後の余韻を楽しむようにゆったりと

走行していく。

 

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東海道線スーパービュー踊り子号が通過、伊豆急下田に向けて伊豆半島を疾走する。

これだけ晴天だと車窓から見える景色は格別なはずだ。

(うらやましい!!!(笑))

 

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最後に新幹線が通過、やはり長大。

この展望台には5分ほどしかいなかったのだが、ロマンスカーVSE・スーパービュー踊り子、新幹線が通過していった。

『これは奇跡だ!!(笑)』

 

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そろそろお腹が空いてきたぞ・・・。

名残惜しいが出発しよう。

 

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下りの景色も素晴らしいのだ、

目の前に海が広がり、登山電車を横目に降りていく。

途中にはびわやミカンなどが売られている。

※残念ながら団体客にすべてびわを買われてしまった後だった・・・。

 

ここで昼食の選択肢が発生する。

・うなぎか天ぷらか????

さぁ、どっち??

 

風祭にはうなぎの有名店「うなぎ亭 友栄」がある、

風祭は石垣山から下ればすぐの立地で近いのだが、値段が高いのだ。

うな重・約5,000円だが、1人ならOKだが、複数で行ったらどうなることか(ガクブル・・)

 

田原本町には明治からの老舗「だるま料理店」がある。

建物は登録有形文化財であり趣きがある、料理もおいしい(はずだ)

そして重要な値段はというと・・ソコソコだ。

 

財布を開けて・・・『よし! だるま料理店にしよう!!』

 

 「だるま料理店 本店」

 

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明治26(1893)年創業の日本料理店。

小田原市本町2丁目1番30号)

 

10時58分に裏手の駐車場に到着した。

駐車場の係の人から、予約ですかと聞かれた、やはり多いのかな、そういうお客さん。

駐車スペースは2台ほどしか空いていなかった。

本当は10分前には着きたかったのだが、結果オーライだろう。

 

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このレトロな門構え、趣があって素晴らしい。

行列になる理由も納得という感じだ。

 

開店前からかなり行列ができていたが、店内は広いので問題なく座れた。

 

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ここで食べるべきは、看板にあるように、寿司か天ぷらだろうか。

ここから少し歩けば相模灘だ、まぁそいうことだ(どういうこと?)

 

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「こだわり天重」¥2,800

しし唐・エビ・海老・エビのかき揚げ・(なにかしらの)魚・穴子

 

『まさに、茶色の世界!!』
ごま油が効いており、味はいい。

 

まわりを見ていると天丼を食べている人が多いように感じた。

 

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お腹はいっぱいになった、では最後の訪問先へ!

 

小田原を歩こう・石垣山一夜城とだるま料理店へ  完