神奈川県真鶴町には伝統あるお祭りがある。
「貴船まつり」である。
開催日は令和元年7月27日・28日の2日間となる。
旅日記では2日目の28日、真鶴駅前で奉納される花山車、鹿島踊り、御輿を少しだけ紹
介したい。
お祭り自体は朝から晩まで行われている。
横浜駅から特急踊り子で出発。
踊り子は真鶴を通過するため、湯河原でUターンしなくてはならない。
横浜発:10時54分発。
湯河原駅:11時44分到着。
一旦改札を出て再入場、普通列車でお隣りの真鶴に戻る。
真鶴駅には12時02分に到着、まず向かったのは真鶴港だ。
海を見よう!
(そう、海は大事だ!!)
途中の道路で御神輿とすれ違う、付いていきたい気持ちを抑えて、海へ向かう。
あとで会えるだろう。
このまま道路を真っすぐ行っても海に着くが、このバス停脇の階段を下りていく。
右側に少し見える海がいいね!!
祭りで人が出払っているかはわからないが、ここには人の気配がしない。
提灯だけが祭りがあることを知らせてくれている。
海が見えてきた!
真鶴駅⇒真鶴港へ 徒歩約15分ほど。
真鶴港に到着だ、青い海・青い空・・・やっぱりいい!
向こうにとても派手な船が停まっている。
反対側にも装飾された船が2隻見えた、それぞれ「東」「西」とかかれている。
小早船(こばやぶね)という。
「貴船祭り」は
日本三船祭りの一つとされており、国重要無形文化財に指定されている。
貴船神社の祭礼として江戸時代初期からおこなわている。
※日本三船祭りとは・・・
真鶴貴船まつり(神奈川県)・塩竈みなと祭(宮城県)・厳島神社の管絃祭(広島県)
らしい。
『東明丸』と読める、所せましと装飾がされている。
反対岸にももう一隻の小早船が見えた。
あちら岸には貴船神社があり、ここからだと徒歩12分ほどで行ける距離だ。
途中には「しとどの窟」もあるのでセットで見学してほしい。
小早船の出番は19時40分からの海上渡御だと思われる。
さすがにその時間まではいない・・・。
あの祭り車を追いかけながら駅に上っていこう。
バス停まで戻ってきた、そして気になる言葉が電信柱に書いてある。
「小田原百貨店」
駅まで60m手前(適当)で御神輿に追いついた。
今日も暑いのでホースの水浴びは気持ちがいい、
でも必要以上に浴びないように気を付けよう。
真鶴駅前に到着、一旦停止だ。
次に黒基調の御神輿が通過。
こちらの御神輿は「役場神輿」とかかれている、これは真鶴町役場?!
御神輿は駅交差点を左折して湯河原方面へ消えていった・・・。
後で会えるだろう。
当面は真鶴駅で待機する、
13時15分から鹿島踊り、その前に花山車が披露されるのだ。
それを目的にだんだんと人が集まってきた。
こうみると真鶴では様々なお祭りが行われている。
こちらは改札正面だ、ポスターを貼り歓迎ムードだ。
駅員も降車客に横断幕をひろげている。
真鶴駅も祭りに参加しているのだ。
人が益々増えてきた、そして駅前が活気づく。
13時08分、東囃子連のトラックが入ってきた。
13時15分、花山車が動く。
とうとう始まる。
いいね、蝶々が飛んでいるぞ。
1人の男がこの花山車の柱を持ち回すのだ、
そして花山車には「海上安全・天下泰平・家内安全・大漁祈願」とかかれている。
力自慢たちがぐるぐると花山車を回す、
よろけてしまう人、余裕で片足キックをする人・・・。
重さは60kg以上あるという、重いな・・・。
13時30分から「鹿島踊り」が奉納される。
相模湾西岸、小田原西部、伊豆北川までのいずれも石材産出にかかわった地域の22社で
行われている神事という。
鹿島踊りは、悪病退散、大漁、海上安全を祈願しての踊りだ。
貴船まつりは鹿島踊りに始まり、鹿島踊りに終わる とまでいわえている。
皆さん、楽しそうに踊りを奉納している。
少しアングルを変えて見てみよう。
真鶴駅をバックに鑑賞だ。
「東海道で熱海に向かう、そこのあなた! 鹿島踊りやってますよ!!」
20分ほど鹿島踊りが披露された。
けっこう気合が入っていた。
お歴々も続いていく・・・。
鹿島連は次の奉納先に向けて移動していく。
次まで少し時間が空く、その間にこどもたちが花びらを必死に拾っている。
特急踊り子が通過していく。
貴船まつり開催時は踊り子を臨時停車してくれたら粋なのにね。
次にスーパービュー踊り子も通過していく。
JR駅員も準備を開始する。
14時18分、真鶴駅に御神輿が到着。
(なるほど、トラックで来るのね。)
駅を正面にして御神輿が並ぶ。
駅前のロータリーを御神輿が練り歩く。
そして駅につっこむ!
こちらもつっこむ!!
今何も知らずに真鶴に来た人は、驚くだろう。
「出れねぇ! なんで神輿?!」
駅員さんも参加する。
町は駅が中心となる、町全員で盛り上げるのは、いい!
真鶴駅長が御神輿をを見送る。
出発進行!(とは言っていない・・・。)
では帰ろう、
駅の通路には、貴船まつりのポスターで埋め尽くされていた。
来年も来てしまうかも。
真鶴・貴船まつりに行こう! 完