今日は上野三碑を目的として群馬にやってきた。
金井沢碑・山上碑・多胡碑と周り、吉井駅に到着した。
時刻は12時32分だ。
吉井駅は上信電鉄の駅であり、1時間に1~2本の運行である。
上下線、早く来たほうに乗ろうと考えていた。
そして先に来たのは12時35分発の下仁田行だ。
「富岡製糸場行き 決定!!」
そして2回目の富岡製糸場の旅が始まる!!
吉井駅から5つ目の上州富岡駅で下車した。
(12時50分到着)
「こんな駅だっけ? 上州富岡駅!」
根小屋駅、吉井駅しか見たことがないが、それらとは全く違う。
これが世界遺産の力なのか?!(笑)
広い、小奇麗、なんかつまらん(失言すいません)
まずは駅舎正面の道を直進する。
富岡の町並みを楽しみながら歩く、
なんか、香ばしいな~。
昭和時代の町並み、そんなイメージだ。
シャッターが下りているお店が多いかな、お盆だからかな・・。
「お富ちゃん家」まちなか観光物産館を通過。
江原時計店を右折する、屋根が特徴的な建物だ。
この辺りから観光客も増えてきた。
食べ物屋・お土産屋などは多少は繁盛していると思うのだが、どうだろうか。
「サケハウス にしだ」
いいね!!
商店街の正面に壁のように待ち構えている建物が富岡製糸場だ。
この光景がなんとも言えずにいい!!
今日もくそ暑い!!
警備員さんは大変だよ、自由に動ける観光客はいい気なもんだ。
(KITもな)
入場料金は1,000円、たしか値上げをしたよね・・・。
(以前は500円だったかと、一気に倍あげるのはあまりないことだ。)
以前は行列ができていたと思うが、今日は落ち着ており安心した。
正面の建物が「東繭倉庫」といい木骨煉瓦造という工法でつくられている、
この建物の景観が素晴らしい。
「富岡製糸場とは・・・」
明治5年に明治政府の模範工場として誕生した、
西洋技術を取り入れた最大規模の製糸工場であった。
「原料課」と書かれた建物に入る、ここでは基本知識を得ることができる、
まず初めに入ったほうがよい施設だ、映像による紹介ビデオは多くの人が見ていた。
お土産屋も併設されている。
実際にはこんな暗くはない。
パネルによる勉強だね。
こちらは真向いの「座繰り実演・体験」コーナーだ。
併設してシルク製品の販売をしているコーナーがある、こちらは撮影不可だ。
こどもたちに人気、たしかに楽しそうな体験だ。
もう世界遺産登録から5年経過、月日は早いものだ。
奥に見えるのは社宅、ここではかいこの生態を学ぶことができる。
行ってみよう!
これが実際の蚕様だ、うねうね動いておりかわいい。
(7月19日に生まれて、ここまで大きくなるのだ)
「蚕の一生」標本
蚕は4回変身(脱皮)するのだ、そして蛾になる・・・。
蚕は蛾です(それぐらいは知っているか。)
富岡の定番、団体客も来てました。
後ろについてさらっと説明を聞くのもいいかもしれない。
ここは繰糸場か、機械が並び無機質すぎてあまり好きな光景ではないのだが。
この機械は「自動繰糸器」といい昭和に導入されたもの、
実際に人がどのように作業をしていたのか、見てみたいものだ。
この建物は、窓が多くつけられており館内は明るい。
これはお湯と繭を運搬する装置だと思うのだが。
上にある三角形の造りはトラス構造という建築技術らしい。
こちらが首長館(ブリュナ館)だ。
(フランス人技師「ポール・ブリュナ」給料750円)
お富さんたちは10円~20円だった、そう考えるとズバ抜けている。
今は期間限定で休憩所となっておりクーラーが効いていた。
ここは端のエリア、左側には柵があり眼下には川が見える。
この奥には寄宿舎がある。
平地だと思っていたら、こんなに高低差があるとは意外。
こちらは女工さんの寄宿舎2棟、名称は浅間寮・妙義寮というらしい、
もちろん、通勤する女工さんも多かったみたいだ。
この地区ならではのネーミングだ、私は浅間がいいけどね。
先に進めば診療所もあり福利厚生はしっかりとしていたのだろう。
では出口に向かおう。
レンガの色彩が美しく、建造美を感じる、
富岡製糸場独特の景観だろう。
富岡製糸場と同じ時期に長野・岡谷でも明治8年から製糸業を開始した、
富岡と同様に岡谷も日本の殖産興業・近代化に寄与してきた地域だ。
そして共通ワードとして、「片倉家」が出てくる。
そんなつながりもあり、富岡と岡谷は姉妹都市の提携をしている。
では製糸工場から富岡の町へ。
暑いが、頑張って撮りました・・・。
「カニさん!!」
なんだが楽しそうな乗り物が横を通過していった。
上州富岡駅に到着。
時計が繭になっている。
「京急富岡」より立派な駅舎かもしれないな~。
到着時間・間近からしか入れてくれない方式・・・。
この理由って何だろうか。
13時58分発の列車で高崎へ戻ります。
よいローカル線ホームだ。
さて高崎以降、どう帰るか考えないと・・・・。
新幹線か、特急か、普通列車か。
最後尾に乗車、ぼほ貸し切り状態だ。
さらば富岡。
車窓から見える景色も最高だ。
ローカル線の旅もいいかもしれない。
高崎駅0番線ホームに到着、壁には上野三碑のポスターが貼ってあった。
駅構内に3つあるとガイドの人は言っていたが、どこにあるの??
そして、かなり大きいお土産屋があった。
これは楽しそうだ!!
「焼きまんじゅう(当日焼き)」が売っていた、かなり迷ったが諦めた・・・。
夕飯とバッティングしてしまうのだ。
帰りは新幹線ではなく、特急草津号で上野に向かった。
急ぐ旅でもないしね、そこそこに帰ろう!
上野地下ホームに入線、横浜までもう少しだけあるな。
富岡製糸場、2回目であったが楽しめた、
上野三碑をコンプリートした達成感もあり、この群馬の旅は楽しいまま幕を閉じた。
富岡製糸場に行こう! 完