8時45分、上野駅の地下ホームにいる。
ここから旅が始まる!
ホームに停まっているのは「TRAIN SUITE四季島」だ。
特徴的に造形、建造費約100億円ともきくが・・たしかに納得だ!!
こちらの車両も他とは全く異なる造形だ、
素晴らしい!
「これから旅へ出る!! どんな景色が待っているのか!!」
しかし!!!
私の乗るのは特急草津だ・・・。
上野発9時ちょうどだ!
ほどなくして、
高崎駅に到着、現時刻は10時22分だ。
四季島は今どこを走っているのだろうか。
そして上野三碑のレプリカを見ながら、
西口バスターミナルまで来た。
向かうのは、高崎西口8番乗り場、
これから、ぐるりんバス・観音山線に乗るのだ。
高崎駅西口10:30発
観音山頂 10:49着
車内には6人しかいない、バスで行く人は稀なのだろう。
バスは遠回りをしながら観音山に向かう、
街並みを眺めるのも楽しいものだ。
観音山頂・バス停近くには駐車場があり、そこから高崎の町を一望できる。
少し雲がかかるが爽快な景色だ!
駐車場下には土産屋が数件見える、とても昭和らしい作りになんだかホッとする。
人がいない、土曜日なのに!!
WHY?
「海のほうれんそう」って何??
わかめ・こんぶ ということ!
WHY?
ここはシャッター街になっている、昔は賑わっていたのだろうか・・日本各地にこんな光景が増えてきた、聞こえるのは私がきるシャッター音だけだ。
土産街がけっこう長い、夏空の下、木陰が気持ちはよいが寂しい参道だ。
「ナニコレ珍百景」に登録されたというお店があった。
ここから、すこしだけ観音様が見える?!
どんどん近づいてくる高崎観音様。
「こんにゃくアイス」は群馬ならでは。
下仁田は上信電鉄でいける、電車で行っても楽しめるのだろうか。
観音様までもう少しだ。
しかし距離感が掴みづらい・・・。
「観音山エリアマップ」
ローマ字表記なのが、新しさを感じる。
左の坂を上がっていけば観音様だ。
高野山真言宗 別格本山 慈眼院
と書かれている。
高崎観音山
本堂と観音様をつなぐ橋をくぐり、
観音様真下に着いた、ただ見上げるのみ。
やはり大きいなー!
当然だが、 足も大きい。
「白衣観音(びゃくえかんのん)」
昭和11年に建立された、高さ41.8m・当時は東洋一であった。
ここでは観音様の中に入ることができる。
せっかくだし「胎内巡り」に行こう!
拝観料は300円だ。
胎内の各階には仏像があり、それが9層まで続く。
「らくがき厳禁」の看板も各階にある、何があったのか・・・。
落書きするようなやつが、注意看板で止まるのかな?
階段を上がっていく、正面の絵には『観音様がつくられるまで』が描かれている。
窓の脇には、物品を投げないで下さいと書かれていた、しかも各階だ。
何があったのか?!
やはり中は暑いし蒸す、
そして思いの外、労せず最上階9階に到達した。
ここは観音様の肩の部分だ。
やはり肩からの眺めはいいなー。
向こうに見えるのは前橋市役所か?!
こちらは浅間山方面だ、雲で隠れてしまっている。
下りる最中、7・8人とすれ違う。
連休にしては寂しい人数だ。
降りてくると観音様の背後に出る、窓がこんなにあるのか・・・。
こう見ると肩までかなり高いぞ。
横から見てみる、この反り!!
どうでしょうか。
巻物(経典?)を持っている観音様。
柔和な表情をしている、
肩に先ほどの窓が見える、こちらは東京方面かな。
こう見ると、大きさのバランス感覚が崩れていく・・。
いいね、この大きさ!
大船にも巨大観音様がいるが、胸から上しかないから高崎観音は新鮮だ。
こちらは「高崎千体観音堂」
ここでは御朱印を希望する人が列をつくっていた。
坂を下りればバス停がある、ここのお土産屋では観音最中が売られていた。
たしか高崎駅のお土産屋でも売っていたと思う。
お店のおばさんは、売っているのはここだけです、観音様を食べるのではなく、体内に入っていただくと言っていたような。
大船観音でも同じような最中を買った記憶がある、造形は少し違うのだろうがね。
帰りもぐるりんバスを使う、高崎駅まで200円だ。
バス停:白衣観音前。
時刻表を見て欲しい、こんなに少ない。
ここに来る時は計画でなければならない。
バス停からも観音様が見える好立地!!
バスは少し遅れていた。
12時11分、ぐるりんバスが到着した。
(時刻表では12時4分発だった)
高崎から深谷に移動してきた、普通列車で約30分ほどかかる、東京方面に南下してきた。
深谷駅に初めて降り立った。
深谷といえば、
・深谷ねぎ:作付け面積全国一
・ゆり:生産量全国一
・渋沢栄一生誕の地
そして「ふっかちゃん」だ。
駅前には「渋沢栄一」像
近代日本経済の父、徳川慶喜に仕官・富岡製糸場の設立にも寄与、
約500もの会社の設立に関わったという。
やはりというべきか・・・暑い。
深谷駅⇒七ツ梅酒造跡へ。
(徒歩10分)
見えてきた。
旧中山道沿いにある300年続いた酒蔵跡地だ。
(一般社団法人「まち遺し深谷」が運営している)
何も知らずに歩いていると気づかないような場所だ。
酒蔵跡地を再利用して、10店舗以上が整備されており、
そのうちの1つに「深谷シネマ」がある。
人の気配がしないのだ・・・。
恐らくは店内には人がいるのだろうが、外には誰もいない、歩いていると廃墟と
錯覚してしまうほどに静かだ。
この煉瓦造りの煙突が目印になった、歴史を感じさせる寂れ感。
足音を立てないように歩いて行く、シャッターの音だけが響く。
「田村胃腸丸」
これは実在したものか、撮影用なのか、よくわからない。
深谷の町自体もレトロ調なのだが、ここはさらに上回る。
もう壁はボロボロ、いつまでもつのだろうか、少し心配になってしまう。
大衆酒場もある、さらにむこうには「耳そうじ屋」もある。
老朽化が激しい為、メンテナンスが大変だろうし、お客がくるのだろうか・・・。
余計な心配をしてしまった。
再び深谷駅に戻ってきた。
現在工事中であり、足場がつくられており、残念な景観だ。
駅につくと小さいバスが停まっていた。
駅から渋沢栄一記念館へいける巡回バスがでている、調べてみると距離はかなり遠い、
バスの本数も限りがあるので行きづらい場所なのは間違いない。
今回は見送りだ。
こちらが駅の外階段を下りた場所にある「ふっかちゃん」のモニュメント。
回っているのだ。
「ふっかちゃん」
頭にネギが刺さった顔の白い生き物
かわいいぜ!!
熱帯地方・熊谷に移動した、たしかに暑かった・・・。
そこから特急草津で上野に帰るのだ。
やはり特急列車の旅は楽しい!
高崎観音に行こう! 完