台風19号がようやく去った、
翌日は晴れたものの、今日は曇りのち雨という。
この三連休は大幅な予定変更となってしまった、今日は10月15日、連休最終日だ。
今、JR上野東京ラインに乗っている、予定であれば本日は自宅で寛いでいたはず。
興津の某健康ランドで宿泊、翌日は部屋からサンライズと駿河湾のセットを楽しむ。
そして由比の桜えびを楽しみ、ゆっくりと自宅へ帰る。
または、奇祭!島田・帯まつりを楽しんでいたはずだ。
全国には三連休の旅をキャンセルした人が多いだろう。
とはいえ、こんな記事を書いていることを
幸せと思わねばならない、全国にはそれどころでない人が大勢いる、
だからこそ、明日は我が身と出来る限りの備えはしておきたいと思った、さて行動に移せるかが問題だ。
季節は名実ともに秋になっていた、七分袖のシャツを着ていつも通りに出掛けると、寒かった・・・。
正確には涼しいといった感覚かな、もう衣替えしなくてはね。
列車は多摩川にさしかかる、
多摩川橋梁の通過は徐行運転をした、たしかに台風の爪痕は残っている。
今から行くゴッホ展も先週金曜日からの開催であったが台風の影響で本日が2日目となっていた。
上野公園には8時45分に到着した。
雨は降っていないのは幸運だ、
人はそれなりに来ている、上野公園はいつ来ても人気だ。
上野の森美術館前にはすでに列ができていた、ざっと50人といったところか。
(小さいが、奥に列が見える・・・。)
やはり黄色だ、
ゴッホのイメージカラーはイエローだ。
「黄色い家」という絵も描いているしね。
全くもって問題ない人数だ、これがQBハウスなら大問題だが。
さて、約40分の待機だ、待つことに慣れたKITにとっては、さわやかな春風のようなものだ。
9時過ぎた頃から、係員が出てきて、ポールなどを設置していく、
前の方で係員が何か言っているがよく聞こえない。
内容は、チケット購入の人はチケットカウンター前に並んで下さいということだった。
並び替えたのはほんの10人ほどであるが、
早くきても前売り券を持つ人たちに先を越されてしまう。
そして雨の日に気をつけて欲しいのが、
長い傘は持ち込めないということだ、コイン式の傘置き場はあるが、会場が開かないと使えないという、
ということは一旦列から離れなければならない。
会場により異なると思うが、
少しでも早く入りたいなら、当たり前だが前売り券を買い、雨なら折りたたみ傘をつかう、また大きなバッグは持たない、あらかじめロッカーにいれるなど、しなければならない、
そう、戦いはすでに始まっているのだ。
今回は初めて紙のチケットではなく、
電子チケットを買ってみた。
当日券なので一般:1,800円となった。
前日、スマフォにアプリをインストールして、クレジットカード決済を行った。
開催後のため、前売り券ではなく当日券、
価格のメリットはないが、チケットを購入する手間と時間を省くことができる。
受付前に上の画面を出しておき、もぎりのスタッフにスマフォを渡す。
2つの緑色の星部分に指を乗せてスワイプする。
そうすると「PASS」(=使用済)となる。
そして入場する。
初めての経験、周りにはほとんど電子チケットがいなかったこともあり、ドキドキだ(笑)
館内には、おおよそ78点の作品が並ぶ、内38点ほどがゴッホ自身の作品だ。
ゴッホは「ヴィンセント・ファン・ゴッホ」という、
27歳から画家を目指した遅咲きの天才画家といえるだろう。
ゴッホの作品が評価されるのはその死後であった、生前には評価をされていない、
また生前には、絵が1枚しか売れなかったという逸話がある。
ゴッホの作品といえば、
まず思い浮かぶのが「ひまわり」だろう、一般人(?)はゴッホ=ひまわりと思っている人が多いだろう、以前のKITもそうだった・・。
あとは、自画像のイメージが強い。
今では「星一夜」のグルグル(うねり)が思い浮かぶ。
少しだけ、紹介しよう。
「ジャガイモを食べる人々」
オレんちも、先週同じ光景があったよ。
ゴッホが本格的に油彩画に取り組み、描いた絵。
しかし友人のラッパルトから痛烈な批判を浴びたという・・・。
「麦畑」
美しい光景だ、プロヴァンスっていいところなんだな~と感動。
なんかゴッホらしい、黄色だからかな・・・。
「オリーブを摘む人々」
精神療養院時代に近隣を歩き描いた作品。
はじめパッと見、人が踊ってるように見えてしまった・・・それに木も。
何回見てもそう見えてしまうのだが。
やばい!?
「糸杉」
ゴッホを語る上で大切なキーワードとして、
「ひまわり」そして「糸杉」といえるかも・・・ほかの作品にも出てくる題材だ。
「薔薇」
精神療養院・退院直前に描いた作品。
入口近くは雰囲気が暗い作品が並び、最後に一転して、この作品である。
この作品の隣りは出口になっており、清々しい気持ちで美術鑑賞を終えることができた。
見方によっては、悲しげにもかんじる。
ではミュージアムショップでの戦利品ですが・・・
【「麦畑」のクリアファイル】
【「麦畑とポピー」のポストカード】
【「薔薇」のポストカード】
【レモンフレーバーのタブレット(ゴッホ展とスヌーピーのコラボ商品)】
【ノートとボールペン(ゴッホ展とスヌーピーのコラボ商品)】
ほかにスヌーピーのぬいぐるみ、
オランダ煎餅、ベビースター、リキュールなども売られていた、買ってないけどね。
次に向かったのが東京都美術館だ。
しかしコートールド美術館展が目的ではない。
第45回 美術の祭典 東京展 へ!!
( 2019年10月8日~10月14日 )
絵本もあり、工作物もあり、展示物も多いし、おなか一杯になった!!
イラスト,CG?のコーナーがあったのだが、その美しさに感動した。
とても気に入ったイラストレーターさんのプロフィールカードを貼っていくYO。
これまでイラストにはあまり目がいってなかったが、純粋にスゲーと思ってしまった。
デジタルアートというのか、なんというのかわからないが、
とにかく書き込みがすごいんだよ、夜空や星や月も!
もちろん、建物の書き込み具合もすごい。
トリさんはサラリーマンしながら書いているという。
鳥取だからトリ? すばらしい!!
東京駅に戻り、
12時発、特急踊り子(修善寺行)へ。
旅のお供は東海軒の鯛めし(¥750)だ。
旅といっても約28分だが。
多摩川橋梁を通過、帰りも徐行運転で通過する。
やっぱり絵を見るのは楽しい!
「晴れれば、現実の絶景を!」
「雨なら室内で絵の冒険を!」
上野の森・ゴッホ展に行こう! 美術の祭典 東京展も! 完