今回の旅の栄えある1つ目のフェリーの乗船となる!!
伊勢湾フェリーのりばは近鉄線・中之郷駅から徒歩1分、駅から近いフェリーも珍し
い。
〔伊勢湾フェリー鳥羽フェリーターミナル〕
フェリーのりばの隣りは鳥羽水族館、
名前ぐらいは聞いたことがあるだろう、人気スポットである。
飼育数は日本一のアクアリウム・1,200種を超えるという、そして最も有名なのは
ジュゴンだろうか。
鳥羽・伊良湖を55分でつなぐ。
フェリーのりばはこちらの入口から入る。
中に入ると、多くの車が待っている。
きっぷ売場は2階フロアにあり、車移動の方々もこちらで停めて、切符を購入すること
になる。(出航20分前にはお戻りください・・ともかかれている)
伊勢湾周遊ロードマップ
豊川・浜松などから鳥羽に行く場合、フェリーのメリットが大きい、
車・列車はこれだけ迂回するのだ。
まずは乗船チケットを購入しましょう。
( 大人1,600円 )
売店・お土産屋がかなり広くとられている印象だ。
これから乗船するフェリーが見える。
こちらが乗船ゲートだ。
奥には鳥羽水族館にダイレクトに行けそうなルートがある。
レストランも併設されており、早めに来てしまっても安心だ。
私は売店で久々に肉まんを購入、ただの井村屋の肉まんだが、
空腹であったので、とても美味しかった。
いよいよ乗船だ、14時50分から乗船開始となり、15時10分に出航となる。
鳥羽発15時10分乗車!
船内には売店があるが、「氷」が??!
真冬にもアイスを食べるのだから、かき氷もおかしくはないのだろう。
暖かい部屋で食べるかき氷は、最高の贅沢の一つだろう。
座席の先頭にはテレビがあるというのも、多くのフェリーで共通する造りだ。
続々と車が入ってくる、この光景も『フェリーに乗っている!』という感じがしていい
よね、そのままだけど・・・。
船内に50台ほど収納できるという。
フェリーにはまってしまうかもしれない。
出航する時の騒々しい感じがけっこう嵌る、あの喧騒を言葉で表現するのは難しいのだ
けども・・・。
さらば鳥羽!!
(3時間ほどの滞在だったけど。)
「鳥羽シーサイドホテル 」が見える、
部屋からの景色は素晴らしいに違いない、鳥羽に泊まるならここだな。
当初の予定では鳥羽に一泊するつもりであったが、ここはもう満室だった。
(ビジネスホテルしか、空いていなかった。)
こちらは先程までいたミキモト真珠島・海女スタンドだ。
『なんだ、この囲いは?!』
と思ったが、これは「鳥羽マリンターミナル 」だね。
鳥羽を出ると、答志島・菅島の間を通過していく・・。
気づけば鳥羽ははるか向こうに。
こちらはどこの陸地だろうか、まったくわからない。
知多半島ではないよね・・。
こっちは太平洋側、何も陸や島は無い、ただ海が広がるだけだ。
このデッキにはベンチが並ぶが、座っている人はいない、なぜなら海風が冷たく寒すぎ
る。
ここでじっとしているのは苦行と言い換えてもいいだろう。
飛行機が見えた、船とは対角線上にいる存在だ、
はるか遠くを飛び、速度は船と大差はないようだ。
渥美半島が見えてきた、左の大きな建物は『伊良湖シーパーク&スパ』だ。
ここでの宿泊も考えたが、明日の行程を考えれば、さらに先に行くべきと判断した。
あの大きな白い建物は、伊良湖岬灯台ではないので注意してね。
伊勢湾海上交通センターという施設だ。
もうすぐ到着する。
隣りのドックには知多丸が停泊している、こちらはたしか鳥羽丸だったかな。
『車はいいな~』と少し思ってしまった。
彼らは自由なのだ、時間を気にすることなく、自分が決めた時間に出発したりできる。
私は徒歩なので、ここからはフェリーで引き返すか、バスに乗るしか選択肢はない。
それに乗り過ごすと・・とんでもないことになるので、常に時間を気にする必要があ
る。
愛知県に上陸、ここが伊良湖岬だ。
ぞろぞろとクリスタルポルトに入っていく、
この方たちは徒歩だと思うのだが、どうやって移動するのだろうか・・・。
と少しだけ疑問に感じた。
バスに乗っていないということは、伊良湖のホテルで宿泊ということで合っている?
2隻の船舶が並ぶ姿はカッコいい。
ここは道の駅となっている、
道の駅兼旅客ターミナルということだ。
とりあえずバス停の場所を確認する。
この『場所』を確認するというのが間違いだった、『時刻』も確認すべきだった。
この段階で時刻は16時02分だ。
ここは終点であり、始点でもある。
14時台のバスを逃すと豊橋駅行きの便は無く、田原駅までしか行くことができない。
16時03分発のバスがあるのだが、この時私は17時03分に乗るつもりでいたので、
まったく頭にはなかった。
今は16時03分なので、バスの到着が遅れているのだ。(始発なのに!!)
おそらく建物に入っている間にバスが来て、出発していったのだろう。
(これは旅を終えてから気づいたことだ)
鳥羽行きフェリーの乗船待ちができていた。
次のバスまで1時間近くあいたので、少しだけ散策してみよう。
風が強いし、寒いし、本音はクリスタルポルトでゆっくりしたいのだが、
せっかくなので行ってみよう。
いい光景だ。
しかし波が荒い!!
風が強いので、当然ながら波も荒い、少しばかり身の危険を感じるほど。
砂浜に下りるなど、とてもじゃないが、そんな勇気はない。
もう陽が暮れる、KITの旅は早い段階で帰る旅が多いので、このような光景はあまり無
いので新鮮だ。
糟谷磯丸翁銅像(かすや いそまる)
詳しくは知らない・・・。
ここは『いのりの磯道』といわれている。
灯台は諦めた、疲れたし・・。
ではクリスタルポルトに入ろう、
地下にはゲームコーナーがあり、とてもレトロな筐体が並ぶ。
『ぷよぷよ』だ。
もう何年もやっていない、いやそれ以上かな・・・。
先程の鳥羽行きが出航していった、到着したころは陽が沈む・・・。
『そうか、船上で日没を楽しむことができるのか??!』
ゲームセンター隣りには『やしの実博物館』があるのだが、16時で閉館となっている。
『見たかったのに!!!』
時間もあるし食事でもしようか!
え? 閉まっている!! 16時までかよ!!
じゃあ、喫茶店でも入ろうか。
え? 閉まっている! 16時までかよ!!!
ということで退路がたたれました(笑)
おとなしくお土産屋で土産とパンを買うことにした。
こう見ると素晴らしい場所だ、
やはり春と夏が穏やかでいいよね・・・と思ってしまう。
フェリー最終便は17時40分、真っ暗の中の船ってどうなんだろうか。
それはそれで風情がありそうに思える。
またここから日間賀島への高速船が出ている、
そこの売店で購入したたこ煎餅の産地が日間賀島だったな・・・。
とうとう、バスが見えた。
これから渥美半島を抜けなけらばならない、
しかしこのバスは渥美半島の途中までしか行かない、
さらにその先もあるのだが、とりあえずここまでとしよう。
伊勢湾フェリーに乗ろう! 完