令和元年・年末の旅は、3つのフェリーを乗り継ぎ旅をするというものだ。
言い換えれば、「鳥羽から自宅(横浜)までフェリーを3つ乗り継ごう!」ということ
になる。
鳥羽から横浜駅に戻ってきた、本来はここが旅のゴールとなるのだが、
この旅のテーマは「3つのフェリーを乗り継ぎ旅をしよう!」である。
まだ、伊勢湾フェリー・駿河湾フェリーの2つしか乗船していない、
残り1つは「東京湾フェリー」しかない。
これから乗りに行こう!!
すごろくゲームのようなものだ、
サイコロがぴったりとはまらないため、ゴールできないという状況と同じといえる!
13時01分、京急久里浜に到着。
フェリーの出航は13時20分、出航まで19分しかない、
だけど安心してほしい、おそらくは間に合う。
(実際にはいけない距離などはないのだが・・・)
久里浜フェリーターミナルまでは、
バスかタクシーによる移動が一般的だ、公式でもそのようにいっている。
速足でタクシーのりばに向かい、出発進行!!
(客待ちタクシーは2台いた)
タクシーはフェリーターミナル入口前にまでいけるので、降りたらすぐに館内・券売機
へいける。
タクシー代は920円ほどだったと思う。
1階に設置されている券売機で乗船券を購入、
一般800円、今回の旅でもっとも安い船賃だ、
それだけ距離も少ないということなのだが・・・。
腕時計を見ると、13時11分を指している、駅から9分ほどで来たという計算になる。
係りのおじさんにチケットを提示して乗船する。
荷物は2階のシートに置き、船内の散策に入る、
船は密室なので、荷物が無くなるリスクは極めて少ない。
搭乗ゲートが上がり、出航準備に入る。
13時20分、出航!
複雑な思いを少し抱きながらの出航だ。
浜金谷は横浜からは遠い、行くのはいいが、帰って来なくてはならない。
今はそんなことは気にせず、船旅を楽しもう。
もう、ヤケクソだ!
船の広さに比べると乗船客は少ない、
それは有難いのだが、この航路が廃止されても困るので、やはり混んでいてほしいと思
う。
チーバくんの主張がとても激しいが、見ての通り、一般座席は1階・2階にある。
どちらかといえば、2階を選ぶ人が多いだろう。
今、東京湾といういけすを航行している、
三浦半島と房総半島の口の向こうには大島が見えている。
久里浜行きのフェリーとすれ違う、うれしい瞬間といっていいだろう。
かもめと戯れている人たち、鷹(?)も一緒にエサを狙っている。
今日は風が強い・・・ブルゾンがバタバタと暴れるほど。
ちょっと長居は厳しいな・・・。
一部の子供と観光客以外は中で大人しくしていた。
私も船内の座席に避難した、残りの時間はここで過ごすことにした。
13時56分、浜金谷港に到着。
〔東京湾フェリー金谷フェリーターミナル〕
向こうには、鋸山ロープウェイが見える。
下船時も2階部から降りることになる、車の人達はすでに乗車済だ。
ここから横浜に帰る場合、最も早い手段がフェリーと京急線のルートとなる。
しかし同じルートで帰るのでは芸がないので、すぐに却下。
ということで、列車しか選択肢はないので、速足で浜金谷駅に向かう。
出発の時刻は迫っている、そんな頻繁に列車がくるような土地ではないのだ。
ターミナルから駅までのルートは道幅が狭いので、追い抜く際は車に注意しよう。
浜金谷入口・交差点で左折しよう。
浜金谷駅に到着。
もう列車出発1分前、写真をとっている暇はない、急ごう!!
14時16分発(木更津行き)
〔金谷フェリーターミナル⇒浜金谷駅〕
駅を出発すると進行方向左側には東京湾が見え、目を楽しませてくれる。
内房線はこのような通勤型の列車を使用している、
だけど4人掛けのボッスクシートがついているのだ。
君津駅で内房線快速(総武線・横須賀線直通:久里浜行き)に乗り換えることにした。
君津から横浜間でも2時間5分かかってしまう。
時間が合うなら、高速バスでアクアラインを通り横浜に行くべきところだろう。
最短ルートは木更津駅前からの高速バスだ。
木更津15時11分、京浜急行バス・アクアラインバス横浜駅前行きがあった。
この場合、横浜には16時25分に到着する。
(この時間帯は渋滞区間が無いため、ほぼ定刻通りに着くだろう)
でも私は列車を選択した。
グリーン車でだらだらと帰ろうではないか!!
しかし、千葉駅からグリーン車も満席となった、普通車はもっとひどい状況になってい
たに違いない、普通車の座席なら2時間超えは正直つらい・・・。
それにしても、房総の景色は工業地帯・一般住居が多く、おもしろくない・・・。
ようやく品川駅に到着、あと20分で横浜だ、長かった・・・。
『本来なら12時過ぎには横浜に着いていたのに・・・。』ということを
一応書いておこう。
しかし私が選択したのは、
東京湾を横断して、さらには東京湾に沿って帰っていくというフィナーレだ、
なんと無駄で、贅沢なのだろう(笑)
3つのフェリーを乗り継ぎ旅をしよう! 完