埼玉からホリデー快速鎌倉号という臨時列車を使い鎌倉に到着した、
これから鶴岡八幡宮に行き「除魔神事」を見たいと思う!
ここは鎌倉駅前です。
1月5日・10時に鶴岡八幡宮では、
古式の装束に身を包んだ射手が大的を射るという神事・除魔神事(じょましんじ)が行
われる、鎌倉駅に9時54分に着いたので行ってみよう!
八幡宮前交差点、正面は大鳥居が見える。
右側は鎌倉駅方面、左は鶴岡八幡宮方面、人の流れは右から左へ大勢が移動していく。
1月は様々な神事が執り行われる。
案内板には1月5日・除魔神事 午前10時とかかれている。
『スゲー人・人・人!!』
行きたくないが、行くしかない。
大型ビジョンでは『除魔神事』が生中継されている。
奥には『ゆっくり お進みください』とかかれたプラカードをもった交通整理員がみえ
る。
八幡宮前の大階段下にある下拝殿(舞殿)では神事が行われていた。
私は9時54分に鎌倉駅に着いたので、少し遅れてしまった。
舞殿では何が行われているか、よく見えなかった。
横目で見ながら移動していく。
何かが執り行われるいるが、詳細はわからない・・・とりあえず雰囲気だけ楽しもう。
警備員に移動を促されながら写真を撮る。
「参拝客の列が通るので、あちら側に回って下さい・・・」と何度も叫んでいる。
そして、どうにか裏側まで来た。
10時19分頃、装束に身を包んだ方たちが入ってきた。
八幡宮の階段を正面にして、左側に特設の舞台がつくられている。
蟇目の儀(ひきめのぎ) が始まる。
先端の膨らんだ矢が放たれると大きな音を響かせるという、この音で悪魔を退散させ
る。
弓矢は古来より、魔を退ける力を持つとされており、
この神事は源頼朝が始めたといわれている。
この矢先を見て欲しい、普通の矢とは形状が大きく異なる。
シュルシュル・・・と形状もさることながら、変わった音を響かせながら飛んでいく。
遠くから見ていると、このことにも気づきづらい、それは勿体ない。
次に、大的が用意される。
「大的式(おおまとしき)はじめませぇ!」という号令の後、
2人づつ3組の射手が、2本ずつの矢を放つ。
神事に使われる的は5尺2寸(約156cm)であり、別名「大的式」といわれている。
この的の裏側に「鬼」(文字が逆さま、上の点がない)という文字を封じ込めて、
27M離れた距離から矢を放つ。
背後では除魔神事など目もくれない参拝客が列を作っていた。
私は人垣3重の後ろにいるので、とても見ずらい。
的に当たったかどうかも、よくわからない状態だった・・・。
今日は穏やかな日でよかった・・・見ているほうもそれなりに快適だ。
丸座に座って前には靴を揃えている、これは武家の座り方らしい。
射手の後ろには介添がおり、靴を揃えたり色々と補助をしていた。
外国人風の人がその役割を果たしていた。
(外見は外国人でも日本人ということが多々あるからね。)
命中率はそれほど高くなかったような気がするが、
矢を放つことに意味があるのかもしれない。
少し移動してみた、
舞殿の向こうには参拝客がさらに増えている、もう手に負えないほどに・・・。
あちらは地元のテレビ局かな。
射手は「肌脱ぎ」(着物から肩を出す)をする、
そうしないと袖が邪魔で矢を射ることができない。
全てを滞りなく終え、11時12分、全員が退出する。
凛々しいです。
こちらは初めに放った矢だ、先端に特殊な加工がされている。
滞りなく神事が終わった・・・といった感じだろうか。
赤い制服を着た係員がいるのだが、今年から?!
『なかなか凝ったものを用意したものだな~』と感心する。
私はこれから鶴岡八幡宮を離れるので、こちらの行列についていくことにした。
人が増えるコア時間となり、参道には人が溢れている、すげー人だ。
ここでお別れとなる、
あとは自分の力でこの群衆から抜け出さなくてはならない。
段葛(だんかずら)
そこから人が押し寄せてきている、ここから鎌倉駅に行くには両脇の道を通っていくこ
とになる。
段葛入口の大鳥居だ、
私はこれから江ノ電に乗り、稲村ケ崎公園に行ってみようと思う。
ここよりは人は少ないだろう、1時間ほどの鎌倉散策を行い、自宅に帰ろう。
明日は年明け・出勤初日となるのだから・・・・・・・・。
鎌倉・鶴岡八幡宮 除魔神事を見よう! 完