スーパービュー踊り子号を知っているだろうか、首都圏と伊豆・下田をつなぐ観光列車だ。
それが2020年3月13日に引退を迎える、その乗り納めとして今、伊豆にいる。
そこでは金目鯛を食べて、スーパービュー踊り子号に再び乗り横浜へ帰る。
そんなプランを遂行中だ。
ずいぶん古い車両だな・・・。
車内から河津桜を見る、あと2週間以内には満開になりそうな様相だ。
来週からは河津桜まつりが行われるという。
稲梓駅で上りの踊り子号の行き違い待ちをする。
伊豆急行線内は単線区間の為、このような停車が頻繁にあるのだ、いわゆる列車交換だ。
河津を出ると稲梓・蓮台寺に停まり、終点・伊豆急下田には13時16分に到着した。
なんだか様子が変だ、
お隣りのホームではカメラを構えている人達がいる。
有名人でも来るのかな・・・・と考えながら改札へ向かった。
御覧の通り、風が強い、のれんがバタバタと荒々しい。
改札前の関係者に尋ねると、これから「サフィール踊り子号」が入線するという、
プレス用の試乗会という。
それを聞いたら、待つしかない!
ついにサフィール踊り子号が入ってきた。
これはプレス向けの為、端のホームには一般人は入ることができない。
この待合室から眺めることはできるのだが、ガラス越しではなく生で見たいものだ。
伊豆急下田駅ホームは自由に入れるわけではなく、時間による入場規制をしている珍し
い駅でもある。
列車出発の5分前・10分前にならないとホームに入ることができない。
多くの人がサフィール踊り子号から降りてくる、
一足早く試乗できるとは、なんと羨ましいことか!
このサフィールは1時間ほど停車しているという。
これを聞いて安心した、これから30分後にはスーパービュー踊り子号に乗って横浜に帰
るのだ、その際サフィール踊り子号をまじかで見ることができる。
新旧の並び、これはレアかもしれないね。
スーパービュー踊り子号・サフィール踊り子号だ。
改札開始まで時間があるので駅の周りをプラプラしている・・・。
伊豆急下田駅、下車から乗車まで1時間ほどあったので、駅前のお店で金目鯛の煮付け
を食べる予定だった、
しかしサフィール踊り子の登場でそれが崩れてしまった。
この光景は伊豆急下田の特徴といっていい、
伊豆半島の最果てに来たな~という気持ちにさせられる。
下田の最果て感がいいよね。
正確には最果てではないがそのような雰囲気を醸し出している。
そしてバス停が並ぶ光景は壮観だ、ここから様々な方面にバスが出ている、
言い換えれば、この先はバスしかないのだ。
黒船、その奥には伊豆急下田駅がある。
そろそろ駅に戻ろうか。
これから乗車するスーパービュー踊り子 14時10分発。
10分前の14時から検札するという。
その前にお弁当を買おう!
下田では金目鯛の煮付けを食べ損ねてしまった、せめて弁当を食べようじゃないか!
ということで「金目鯛押ずし」だ、前回食べて美味しかったので安全牌だ。
そしてホームに入場、ついにサフィール踊り子とご対面だ。
暗い・・・・。
では明るく!!
説明するまでもないが右が新型特急・サフィール踊り子だ。
なんかヘッドが昆虫のように見えなくもない。
横から見たほうがカッコいい、
ホームにはポールが立てられているのでこれ以上先に進むことはできない。
3月14日以降は乗ることができるので、それまで待てばいいだけの話しだ。
そしてお隣りには金目鯛列車が入線してきた!!
なかなかのサプライズ!!
特別車の揃い踏みだ。
この車両も全面展望車両であり、人気の列車だ。
今回は特殊なヘッドマークが付けられている、これは何のキャラ?!
リゾート21、これにも乗ってみたいのだが・・・その機会がまだない。
これはリゾート21であり、その上にはαリゾート21という車両がかつてはあった、
たしか東京駅12時発で伊豆急下田へ走る観光列車だったはずだ。
今では大幅に改修されてザ・ロイヤルエクスプレスとして生まれ変わった。
αリゾートには乗りたかった。
では話しを戻そう。
スーパービュー踊り子のエンブレムだ。
SVO=SUPER VIEW ODORIKO
東京という文言さえ、感慨深い。
キンメ電車、正直にいうとデザインがよくないと思う。
私自身は金目鯛は大好きなのだが、それとこれとは別だ。
東京行きでは、10号車が先頭車となる。
こんな感じの展望となる、天井がガラスとなっているので開放感が高い。
やはり晴れていると、曇りの100倍いい。
河津辺りを通過中。
展望車にはカーテンなどがないため、UVカット的な仕様になっているのだが、
それさえ剥がれている、そうとう頑張った証だ。
この辺りの見え方が素晴らしい、
そういう意味では海側のA席よりD席かC席のほうが楽しめるだろうか。
平塚駅まで来た、
ここの跨線橋の模様は注目だ、185系踊り子のストライプ模様となっている。
もう横浜駅が近い、円形の構造物が物語っている・・・。
そろそろに荷物を持ってドアに移動しないと・・・。
今回の旅はここでSVOとお別れとなる。
スーパービュー踊り子乗り納めの旅【復路】 完