朝、目が覚めると空は晴れていた、
「そうだ、鎌倉に行こう!」
行先に困ったら、気分転換をしたいのなら、いざ鎌倉!!
そんな感じで行ってみた!
それに今、鎌倉文学館では気になる企画展がおこなわれている。
特別展 開館35周年記念
「川端康成 美しい日本」
開催期間2020年10月4日~12月23日
9:00~16:30
※休館日:10/5、11/16、12月の月曜日
長谷寺近くのコインパーキングに停めて、鎌倉文学館に向けて歩いていく。
鎌倉駅周辺には多くの人で溢れていたが、この辺りは比較的人が少ない。
※鎌倉文学館には専用の駐車場はない。
鎌倉文学館交差点を曲がり、道路の脇に入り閑静な住宅街の生活道を歩く。
その正面に鎌倉文学館の入口が見えてくる。
ここで異変に気付く・・・。
なんか人が多いぞ。
鎌倉文学館は不人気だ、何度も来ているのだが、いつもならほぼ人がいない。
今日はかなりの人とすれ違う、そして後ろを振り返るとこちらに来る人がちらほらとい
る。
今回はいつもの文学館とは異なる2つの要素がある。
企画展
「川端康成 美しい日本」の開催
日本人は川端康成が大好きだ(諸説あり・・・)
私もこの企画展をネットで見て、行きたいという衝動を抑えられなかった。
鎌倉と川端康成は縁がある、
昭和10年より長谷に住み、『雪国』や『千羽鶴』を発表、そして日本人初のノーベル文
学賞を受賞した。
この展示では、川端康成が使用した鎌倉彫りの机や川端が所蔵していたルノワールのデ
ッサン、ロダンの「女の手」などの美術品も展示されている。
もう一つは「秋のバラの開花」だ。
鎌倉文学館は鎌倉を代表する洋館であり、バラと洋館の景観は素晴らしいもの、
これを写真に収めたいと思うのは正しい気持ちだ(これにも諸説あり・・・・・)
ここでは必ず台湾リスと出会う、でもおかしい・・今日はいないぞ。
人が多いので困惑しているのだろうか、きっとそうだろう。
鎌倉文学館は常設展の他、多くの期間において企画展をおこなっている、
そのため、何度も足を運んでしまう・・。
正直なところ、企画展の展示室は1FとB1Fにそれぞれ1部屋しかなく、
充実した内容では決してない。
でも来てしまう・・・不思議だ(笑)
大人500円を支払い、敷地内へ。
料金は企画の有無、その内容に伴い変動する。
この隧道を通ると・・・そこには。
特に何があるわけではないが、これがいいんだよね!
『空気』が切り替わる的な感じがする。
さぁ、文学の世界へ!!
いつ見ても立派な建物、風合いも素晴らしいと思う。
やっぱ、ここはいい(何度来ても。)
※個人差はあります
文学館の館内は、撮影禁止となっており、一枚たりとも紹介ができないのは残念だ。
馴染みの常設展を見ながら奥へ進む・・・。
展示室を抜けると奥にはテラスがある、
こちらにはイスが数脚置かれており、休憩することができる、自販機もあるのでここで
小休止するのがおススメだ。
※今は感染対策で自販機は休止中
はるか向こうには湘南の海を見ることができる、
鎌倉は三方を山に囲まれており、正面には海が広がる、とても鎌倉らしい風景だ。
それを是非楽しんでほしい。
ここが個人の別荘だったのだから、素晴らしいよね。
ここは旧前田家の別邸として建築された。
その後総理大臣・佐藤栄作も別荘として利用しており、三島由紀夫の小説『春の雪』の
舞台としても描かれている。
そして洋館に似合う裸婦像が堂々と立っている。
題名は『遠望』となっており、広がる相模湾を、そしてその先の世界を見ているのだろ
うか・・・。
とてもオシャレな建物、2階のテラスに上がってみたい・・・。
よく海が見えるに違いない。
ではバラ園へ。
ここには200種以上のバラが植樹されているという。
秋バラの見ごろは10月中旬から11月上旬といわれている、今がその時だ!
様々なバラの名があり、もう何がなんだか・・(笑)
その「キレイさ」だけを楽しもう!
芝生が広がり、バラ園が華々しく迎えてくれる。
多くの人がカメラやスマートフォンでバラを撮っていた、
春のバラのほうが華やかだとは思うが、秋バラもよかった!!
入口近くには移動式のコーヒーショップが営業していた、
こちらは一度だけ利用したことがある。
再び、トンネルを通り、文学館を出る。
元の世界に戻ろう・・。
ゆるやかな坂を下っていく。
看板の裏に目がいった・・。
「吉屋信子記念館」のご案内が貼ってあった。
とっても目立たない・・。
視界の外で何かが動いた気配がした。
いた!
やはりいたぞ、リス!!
お昼ご飯は由比ヶ浜にあるKKR鎌倉でとることにした。
「有磯」 11時30分より営業、
ここには何度も来ており、勝手に馴染みと思っている(笑)
シンプルなネギトロしらすのハーフ丼がお気に入りだ。
ホテルのレストランのため、ゆったりと過ごすことができる!!
KKR鎌倉でも鎌倉文学館のチラシが置かれていた、
正直なところ、情報量としては決して多くはないが、個人的にはおススメの場所だ、
川端康成 美しい日本の展示はクリスマスイブ前日(2020年)まで開催だ、
少しでも興味が湧いたら、周辺散策込みで行ってみたらいかがだろうか。