ようやく、みなとみらい三大ホテルに泊まったのだが、
最後のロイヤルパークホテルで「あるもの」を忘れてしまった・・・。
今日はそのリベンジだ!
JR桜木町駅より動く歩道を通り、ランドマークタワー入口までやってきた、私。
そこには何度も見てきたみなとみらいの景色が広がっている。
今日は少し雨模様・・・それでも明日はどうにか雨は上がり曇りになるだろうと天気予
報はいっていた、でも最近は外れることも多くなってきたようにも思える。
これは温暖化などの影響かどうかはわからないが、そんな感じで自分自身で納得させて
決行することになった。
ここは3階フロアだろうか、ホテル棟はエスカレーターを降り、
1階フロアからアクセスすることになる。
いつも通りにじゃらんで予約を行いフロントへ向かう。
フロントではグレードアップを勧められたが、少しだけ悩むふりをして断った(笑)
今日は天候が良くない為、勝負をする日ではないのだ、今回はケチケチでいくことにし
ているのだ。
低層階とはいえ、ここは57階だ、相当に高い。
ここまでくれば57階も67階も感覚的には変化がないのかもしれない、
もちろん10階層違えば高さは全く異なる、
しかし、たとえば57階に連れてこられて、ここは67階と嘘を言われても、信じてしま
う、人の感覚など本当に適当なものだ・・・。
客室に入り、まずすることはルームカードを差すこと、
そしてゴールドカードが眩しく、高級さを醸し出している。
入った瞬間には、やっぱり廉価版だな・・・と悟った。
それなりに広いし、きれいにまとまっていて良い客室ではあるが、前回泊まったスカイ
リゾート・コーナーと比較してしまったからだ。
カーテンを開けると宝石箱のような夜景が広がっていた、
小雨が降っており、半分期待・半分諦めの心情であったがそれが杞憂に終わった瞬間だ
った。
シンプルではあるけど、りっぱな調度品で固められている、
いい部屋ではないか、KITよ。
『あ、はい、そうですね。』
テレビのリモコンにホテルロゴを付ける・・そのこだわりはアッパレだ!
ベッドの上には安定の絵画が掛けられている。
ナイトテーブルにはタブレットが置かれている、これは全室共通だろう。
オットマンチェアには妥協はなかった、これがいいんだよ!!
こちらにご立派なデスクも用意されている、
ここで食事もできそうだし、とても有効に使えそうだ。
どうですか、りっぱな机でしょう!
オットマンチェアも捨てがたいが、この席も結構いいぞ!
ミニバーは寂しいものだ、グレードの差を如実に感じさせる。
それは仕方のないこと、最も低いグレードの部屋に泊まっているのだからね。
そしてホテルオリジナルのミネラルウォーター、
これを回収に来たといっても過言ではない・・・・。
前回の宿泊ではミネラルウォーターを持ってくることを忘れてしまったのだ、
今回はミニバーを使うことはないで2本とも持ち帰ることができる。
我ながら、いやなこだわりだ・・^_^
このホテルの地味な素晴らしさはコンセントの多さだ、
机にいてもコンセントがあり、オットマンチェアに座っていてもコンセントはある。
どこにいても充電することができる、この配慮が素晴らしいと思う。
ベッドのタブレット裏にもコンセントが3つある。
水周りを見ていこうか。
洗面所・バス・トイレは一室でまとめられている、
バスタブはそれなりに大きいので窮屈には感じないだろう。
シャワーは独立しており、全面ガラス張りになっており、お湯が飛び散ることはない、
通常のホテルならばカーテンを閉めて、お湯が飛び出ないように注意しながらシャワー
を浴びなければならない、それを気にせずにシャワーができる喜び、これを感じたい!
そしてヴォリュームのつまみを発見、
これはテレビの音声をお風呂に入りながら、聴くことができる優れもの(?)だ。
ベイホテル東急ホテルにもあったのだが、ちょっぴりうれしい機能だ。
トイレはほぼ最新、さすがロイヤルパークだ。
ここがスカイリゾートフロアと全く異なる、備え付けのシャンプー類、少しチープか
な。
カラーリングはきれいだな。
水量はやはり圧倒的だ、すぐに貯まってしまう。
アメニティーBOXが1箱置かれている、
では開けてみよう!
ここは内容物はスカイリゾートと違いがあったっけ??!
・・・あるな。
ナイトウェアはワンピースタイプ。
そういえばバスローブは無かった・・ここでも差別化はあった。
この光景は素晴らしい!
圧倒的高さがあるからこその美しさよ。
上の見上げると、まだまだ上へ続いている。
眼下にはJR根岸線が走っている、一般的には京浜東北線と呼ぶのだろう。
こちらには京急線が走っている、一際明るいアレは戸部駅だろう。
よーく見て気づくレベルだけど。
夜景に向けて目を凝らす、
こっちでいいはず、長く動くものを捉えるんだ!!!
見えた!!
よく見ると光の線が見える、
そしてガスタンクが背後にあることを加味すると・・あれは相鉄線だ。
建物の構造上、他の客室がよく見える、少し注意が必要かもね。
『高さ』こそ正義!!
では、夕飯を食べよう、今日も安定の崎陽軒だ。
ルームサービスを頼んでみたいと思いながらお弁当を買ってきてしまう・・・・。
ちなみにルームサービスの時間は17:30~21:00だ、憶えておこう。
ビーフハンバーグステーキ:¥2,420
シェフおすすめスープ:¥1,089
これで十分でしょ?
食後は、
キュリオスティコーラを飲む、
数多くあるコーラであるが、このコーラはイギリス発、世界一おいしいコーラとの噂のある気になる一品。
お値段も通常コーラの3倍以上。
フタを開けると独特な香りを感じる、これがジンジャーに由来するものかはわからない
が特別なコーラであると感じることができる。
実際に飲んでみると、外国製独特の甘さを感じるが、それ以上にジンジャーの味が主張
してくる、それにより飲みごごちがさっぱりしている印象を持った。
黒いラベルに描かれたシェパードがカッコいい!
1905年、100年以上の歴史を持つコーラなのだ。
それ以上にお隣りにある前田製菓の10種類の野菜クラッカーが大きな収穫だった。
これは掛け値なしで美味しかった!
野菜の味がしっかりとクラッカーに取り込まれている。
夜が明ける直前の静かな景色も好きだ。
まだ大多数が眠りについている時間。
明るくなると非常に目立つ存在がある、
それは薄緑色のガスホルダー(球体・ガスを貯蔵する施設)だ。
相鉄線からもよく見ることができる、
とても異質な存在といっていいだろう。
空が水色になっていく、だからといって今日が天気になるというわけではない、
これから雲が増えそうな天候と思える。
これより雲が増えてきて横浜は白い雲に覆われてしまう、
早く起きてこそ、青空を見ることができる、やはり三文の徳といえるだろう。
空が白くなってきた、はるか先は見ることはできないが、
ある一定の範囲における大パノラマは目を楽しませてくれている。
神社だろうか、一度訪問したことがあったが名前を思い出すことはできなかった、
右側の道路は坂道になっている、上から見ると平面にしか見えないけど。
ホテルは10時頃にチェックアウトする、
通常なら桜木町駅から根岸線に乗り横浜に向かうのだが、今日は少しだけ志向を凝らし
て、遠回りをしながら帰っていこうと考えた。
これからの散策ルート。
途中右へ曲がり、掃部山公園を通り抜け、京急線・戸部駅を横切り、相鉄線・平沼橋駅
に出て、線路沿いを歩き、西横浜駅を目指そうと思う。
こちらが掃部山公園だ、
その奥座には何かの銅像が立っている、確かめに行ってみよう!
こちらは横浜銀行の屋上部分なのだが、このレールは何に使うものだろうか、
たまにこのようなレール上のものがあるのだが、私にはよくわからない。
ホテルを出る頃には靄がかかったように白くなってしまった。
やはり朝の時間帯はとっても貴重なのだ。
あとはチェックアウト機にカードを差し込んで終わるとなる。
周りにはホテルスタッフが数名たっており、促されるように機械に誘導されて、追加請
求がないことを確認された後、カードを挿入する。
それで終わりだ、なんともあっけない。
ではプチウォーキングの始りだ、
この道をまっすぐに進む。
土曜日なので人はあまりいない、遊びに来る人もこれからが本番となる、
通勤途中らしき人と何人かとすれ違った。
土曜日はこのように混在する日でもある。
かなりの斜路を上がっていくと掃部山公園(かもんやま)の入口が見えてきた。
狭い道を歩き、その突き当りには公園入口がある。
看板には古きよき昔の掃部山公園の写真が貼られていた。
そしてここは桜の名所、春になると200本以上の桜が咲き誇る場所。
上がっていくと、広いスペースに出た、
一段高くなったスペースには銅像が立っている、
たしかに、先程ロイヤルパークホテルの一室から見えた銅像だ。
『井伊掃部頭ゆかりの地』とある。
でもなんで横浜に?! 井伊直弼が??
井伊直弼は知らない人がいないというほど有名な歴史上人物だろう、
幕末・安政の大獄、そして開港と、日本の転換点・その歴史になくてはならない人物と
いっていいだろう。
明治に入り、旧彦根藩の有志がこの地を購入したことにより井伊家の所有地となった、
その後、井伊直弼の銅像が建てられ、掃部頭(かもんのかみ)にちなんで
『掃部山公園』と呼ばれるようになったという。
この銅像は、かなりの年月、この地から横浜を見てきたのだ、戦争・大震災、それらを
乗り越えて今ようやく静かに横浜を眺めることができるようになった。
まるで横浜ランドマークを見ているかのようにも思える。
これらの高層ビルが建ち並ぶ前は、ここから横浜の海、そして鶴見まで見ることができ
たという。
私が泊まったのは、あのへんだろうか・・・と確認した。
反対側の階段を下りて、公園を抜けていく。
道路や路地などを通りながら、戸部駅にむかった。
途中、ベーグル屋さんには大勢の行列ができていた、そんな光景を見ることもウォーキ
ングの醍醐味の一つだ。
この辺りに来るのも、とても久しぶりだ、みなとみらいの景色とは正反対の生活臭が漂
う場所、その二面性を楽しみながら歩いて行く。
向きを変えて歩き出すと、先ほどの京急線が走っていく光景が見えた、
ここは、ほぼ90度に曲がって横浜駅へと続く線路。
建物を縫うように走る光景はいかにも京急線らしいと思える。
横目で参拝をしながら、JR線と相鉄線沿いに歩いて行く。
横浜から遠ざかっているが、まぁいいだろう。
右に見える緑の球体はガスを貯蔵する施設、コレもホテルから見ることができた。
鉄橋の上から横浜駅方面を見る、
走っているのは私鉄の相鉄線、その隣りにはJR線の横須賀線・東海道線が走っている、
横浜駅から西横浜駅間は並走区間となり、相鉄線は2つの駅に停まることになる。
あまりに巨大な建物・ランドマークタワーはたいていの場所から見ることができる。
泊まった部屋からはJR線は見ることはできなかったが、どうにか相鉄線は視認すること
ができた。
そしてここがウォーキングの終点となる。
横浜はここから2つ目の駅となる、歩けないこともないが、疲れたので乗ってしまお
う。
ここでJR線とは分岐する、
さて電車が来たので、ここで終わりにしよう。
ロイヤルパークホテルから見えた場所に向けて、ウォーキングをする・・
という遊びも面白いかもしれない、何かテーマをもって歩くことは、ただ歩くことより
も何倍も楽しいし、やりがいもある。
そうにゃん、バイバイ!
ロイヤルパークホテル(シティービュー)に泊まろう!