「さわやか」「げんこつハンバーグ」?!
なんだそれは?!
関東人、もしくは静岡県人以外にはわからない人が多いのかもしれない・・・。
私もソレを知ったのは、ここ最近のことだったと思う。
「静岡県に大人気のハンバーグ店があり、静岡県内にしかないらしい」
「待ち時間が8時間以上になったこともあるらしい」
そんなことを耳にしてはいたが、当時はそんなに興味を持たなかった、
今回、焼津・清水へ旅に出ており、それほど行きたい観光地もないし、
『だったら、行ってみようかな・・・。』と言う感じでスケジュールに組み込んだ。
正式には
「炭焼きレストラン さわやか」という名称で店舗運営をしている。
静岡県内に34店舗の展開(2020.11月現在)
たしかに公式HPの店舗情報をみると、静岡県内にしかない、
関東から最もアクセスしやすい店舗が御殿場地区の2店舗となる、
( 御殿場インター店・御殿場プレミアムアウトレット店 )
ここの待ち時間はすごいことになっている。
◆公式HPでは各店舗の待ち時間がリアルタイムで表示されているのだ。
こんなレストランはないよね!
これはある日曜日の「さわやか」御殿場インター店の待ち時間だ。
191分??!
函南店もひどい、100分待ち、
長泉店、沼津店、富士市の店舗なども40分~100分の待ち時間と表示されている。
なんだよ、それは?!
しかし以西にいくに従い、待ち時間は減っていく、
中には待ち時間00分という店舗もある、
ここから導き出される答えは、興味のある関東近郊の人たちが静岡県東部地区に押し寄
せているということだ。
(ここには根拠はないよ、KITの推測)
比較的空いているだろう静岡中部地区、今は私は中部地区・焼津にいる、
なら行ってみよう!!となった。
ということで旅日記スタート!!
ここはJR焼津駅前、目の前のモニュメントはイルカであり、その後ろの石碑には
黒潮温泉と刻まれている。
なぜ私がココにいるかというと、
昨夜、ホテルアンビア松風閣に宿泊、先ほどチェックアウトをしてシャトルバスで送っ
てもらったところだ。
土曜日ではあるが、駅前には人はあまりいない、閑散とした10時過ぎの午前中であっ
た。
こちらが私を駅まで送迎してくれたアンビア松風閣のシャトルバスだ。
アディオス!!
途中、清水エスパルスのショップを通過していく、
何気ない場所に突如として出現したエスパルスのショップ・・・やはりサッカー王国・
静岡ということか!!
(少し勘違いをしているKIT)
そして乗車時間7分ほどで小川バス停に到着。
誰も降車ボタンを押さないのでKITが押すことになった。
乗客「こいつ、さわやかに行くな・・・。」
と考えていたらどうしよう・・などと潜在意識で考えてしまったかどうかはKIT自身にも
わからない。
だが、少し緊張していたのは間違いない(笑)
(JR焼津駅から5つ目のバス停)
バス停を降りると、もう目的地の看板が見えてきた!!
バス停の目の前だ。
しずてつジャストラインのバス停・小川バス停だ。
私も最初、この会社名を聞いた時思ったよ
『ジャストラインってなんだよ・・。』ってね。
店舗の造りは完全にファミレスだよね、
『いやいやファミレスだよ・・・。』と自身にツッコミを入れる。
『じゃあ、なんでファミレスにわざわざ来ているの?』ともう一人の私がさらに訊いて
くる。
KIT『オレはファミレスではなく、さわやかに来ているのだ!!』
「さわやか」この字体からは高原のそよかぜのような心地よさを感じる。
(何言ってんだ・コイツは・・。)
お店に到着したのは開店11時の10分前。
ドアに入ると店員さんが立っており、そのまま席に案内された。
『よし!!』
待ち時間は0分だ。
すでに何組かは席に着いていた、
現段階では席は結構空いているが、開店時刻を過ぎると、すぐに埋まっていった。
そしてメニュー表を開いてみた。
様々なメニューが載っているのだが、私にはもはや関係はない、
ここに来る前から注文する品は決まっているのだから・・・。
「げんこつハンバーグ」
今、ここでそれ以外の選択肢はあるのだろうか、いやない!
まずはアイスコーヒーが運ばれてきた、
やけに取っ手が大きいように思ったが、それはどうでもいいことだった・・・(笑)
次にランチセットを注文しているのでランチスープが出てきた。
至って普通の味、美味しい・・・。
ついに、げんこつハンバーグが運ばれてきた!
ハンバーグは2つあるの??
と疑問に思った人もいるかもしれない。
これは1つのハンバーグが切られてしまった後の光景なのだ。
はじめは上の写真のように1つの丸い塊として運ばれてくる。
そして店員さんが所持しているナイフで中央からサクッを切ってしまう、
それが2枚上の写真の光景へとつながる。
これが店員に切られた後のげんこつハンバーグだ。
店員に切られたと書くと、悪いことのように聞こえるかもしれないが、
これは食べる為に必要な行為なのだ。
げんこつハンバーグを食す全人類はこの工程を経なければならない。
そして、諸先輩方に教えて頂いた秘訣を行使する!!
店員がハンバーグを切った後、ある言葉を投げかけてくる、
それに対して、決して怯んではいけないと・・・。
店員さん「ソースをかけてもよろしいでしょうか?」
KIT「結構でございます!!」
諸先輩方は言うのだ、
初めてはハンバーグの本来の味を楽しめ!!と。
ソースはその後からかけなさい・・・と続いた。
そして、次の難関へ。
ハンバーグを切ってみると・・・中が赤い!!
『これって・・生じゃない。』と心の中でつぶやいてしまう。
これでいいんだ、少しだけ焼いて、食べてしまえ!!
と本能的に手が動く。
そう、それが正解なのだ、さわやかの鮮度管理は完璧を極めており、この状態でも
美味しく頂くことができるのだ。
※でも生に対して、少しでも不安がある人はやめるべきだろう、病は気からというし
気持ちの問題ということも多分にある。
あ、そうそうライスもあるからね。
という感じで、楽しい時間はすぐに終わってしまった。
再び、JR焼津駅に戻る為にバス停で待つことになった。
ここでの待ち時間は18分であった。
店内でゆっくりしたかったのだが、待っているお客さんが多くなってしまった為、
食べ終わって早々に出ることにした。
これは美味しいハンバーグを頂いたことの私なりの誠意だ!!
(何言ってんだ、コイツ・・・。)
バスの本数は1時間に2本ほど、これは素晴らしい!!
運が悪くても待ち時間は30分前後となるだろう。
隣りにはツタヤがあるので、ここで時間を潰すのも良かったかもしれない。
そんなことを考えながら、流れ行く車を眺めていた。
バスは時刻表ジャストに来ることはなかったが、来てくれればいい。
次の目的地も焼津駅から再びバスに乗らなければならない、それに間に合えばいいの
だ。
さて、『さわやか』への再訪はあるのだろうか。
アクセスが良い場所は待ち時間が半端ねぇ・・・。
まぁ、いいや、予定通りに食べれたことに今は感謝しよう。
『炭焼きレストランさわやか』でげんこつハンバーグを食べよう! 完