KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

オートマタ美術館に行こう!

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オートマタ美術館は静岡県伊東市伊豆高原にある。

以前から気になっていた場所、とうとうこの日が来るとは!!

テンションが上がるぞ!!

 伊豆高原駅の待合室には大看板が掛けられており、とても目立っている。

しかしここに来る人はごく少数だろう・・・。

そんなことはわかっている。

 

■今、私は伊豆旅の途中・・・。 

 

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正式には、野坂オートマタ美術館という。

とってもよさような外観でしょ、センスを良さを感じさせる、伊豆高原とマッチしている。

 

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住所・静岡県伊東市八幡野字株尻1285-75

最寄り駅は伊豆急行線伊豆高原駅です。

 

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入口を入ると象がお出迎え、それに乗っているのは象使いだ、なかなか掴みはOKだ。

 

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入館料は1,000円、割引チケットを使えば900円となる、

ネットで検索すれば、割引クーポンがでてくるのでチェックして欲しい、

またJAF会員でも割引してくれるぞ。

 

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「オートマタとは」

1200年代に歯車が生まれ、1400年代にはゼンマイが発明されると精密な動きができるようになる、そして

18世紀に入ると、時計職人が高い技術をもって、貴族たちを魅了する、美しくユニークな「動く人形」を生み出した、それが「オートマタ」という。

その高い技術は近代機械工業の礎となり、その創意工夫と進取の精神は現在にも脈々と

受け継がれています・・・と紹介されていた。

『なるほど!!』

現地でしか、感じられないことはある、来てよ

かった!!

 

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歴史の始りは「ゼンマイの発明 1400年」となっている、

へーそうなんだ。

 

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まずはオートマタの歴史を学ぼう!

オートマタとは自動機械人形のことであり、王族貴族に愛された芸術品である、

17世紀ごろから歴史の表舞台に出てくるらしい。

日本では江戸時代に活躍した平賀源内が思い浮かぶ。

 

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「黒人とトランペット」

ここには等身大のオートマタがいた、

これはどのような動きをするのだろうか。

 

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ガラスケースには様々な小さなオートマタが並ぶ、これはだたの人形ではなく動くの

だ、

今ではより精緻なおもちゃなどが当たり前に売られているが、数百年前にその起源があ

ったと思うと感慨深いものがある。

 

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「シャボン玉を吹く少女」1910年

ふいごという空気を送る機能を使いシャボン玉を吹くというオートマタだ。

 

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「コッサクのヴァイオリン弾き」1952年

ゼンマイ式から電動式のオートマタへと変遷していったという、これも時代の流れ。

 

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では2階へあがろう。

 

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「地球を鼻にかけた道化師」

道化師とオートマタの相性はとてもよさそうだ。

 

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18世紀中頃、馬の曲乗りを円(サークル)の中でみせたのがサーカスの起こりという、

サークル⇒サーカスへ。

曲乗りの合間に見せたピエロのアクロバティックな動きや奇術が人気を博し、

一躍サーカスの人気者となった。

その派手な衣装やアクションはオートマタのかっこうのモチーフとなったという。

 

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『なるほど!!』

知識が増えるのは楽しい、このそうなんだ!・なるほど!が心地よいのだ。

 

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「月にセレナーデ」

とれもきれいな題名だ・・・。

 

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この犬が可愛かった!!

 

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日本人像・・・ヨーロッパ人たちが作り出した日本人像。

『え??』

これがもっとも衝撃を受けた(笑)

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『お面売り』という題名だ。

 

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『風邪をひいた男』1890年

 

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オートマタの動物たち

 

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『ネコの昼ごはん』1900年

 

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かぁわいいネコさんだ!!

 

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『キャベツ畑のうさぎ』1895年

写真で実物がみれないのは残念、こちらも野性味あふれたかわいい兎!

 

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『手紙を書くピエロ』1980年

ほんとうによくできている、これらは王族や貴族が造らせたもの、当時も今もその価値

は高い

はず、それがここ伊豆高原には60体以上あるというのだから驚きだ。

 

これらのオートマタはクセが強い顔立ちが多い、そこで好みが分かれるかもしれない、

神秘的と感じるか、少し気味が悪いと思うかは人それぞれだ。

 

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「シングングバード(さえずる小鳥たち)」

複雑に刻まれたカムやふいごからの空気を笛に作用させて、生きているかのような鳴き

声と羽の動きを再現した、歌い動く小鳥。

ウチにあるカッコウ時計も同じような原理なのかな・・・・。

 

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展示スペースは広くはないが、十分にオートマタを学び、楽しくその世界を堪能することができた。

でも本番はこれからだ!!

 

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そして上りとは別の階段で1階へ移動。

まだ続くよ!

 

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『葡萄の行商』1880年

ゼンマイの力で手押車を前進させるという、見てみたい!

1階にもまだまだ展示品が並ぶ。

 

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カラフルな展示通路だ・・・。

ここにも多くのオートマタが展示されている、

楽しいぞ!

 

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『孔雀』

孔雀がトコトコと歩き、羽を広がるという動物オートマタだ、すこいよね!

 

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『踊り子』

伊豆の踊子だ⇒伊豆高原にある踊り子

少し強引だろうか?!

 

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これがオートマタ美術館のポスター、こちらの道化師が看板選手だ。

インパクトあるでしょ!!

この絵で避ける人もいるかもね、でもそこは踏み出してほしい、

未知のオートマタの世界へ!

 

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最後にこのスペースへと出る、

そこにはオートマタ4体が並んでいる。

 

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ここではオートマタの実演が行われる、

1日3回〜4回ほど、HPでチェックして行ってほしい、

今回は11時の実演を待つ!!

 

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ジェシカおばさんのティータイム』

ポットからカップに紅茶(水)を注ぎ、それを飲むという動きをこなす。

これは体の中にパイプが通り、高低差を利用して、お茶を流すという原理だ。

なるほど!!

 

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『梯子乗り』

先程のポスターに似ているが、また別の人形らしい・・。

しっかりと梯子で曲芸をしてくれる。

私達を含め、2組しかいなかったが、見てよかったと心から思った、

やはり動画と実物とでは、その感じ方は全くこ

となる、

少し意味が違うかもしれないが、百聞は一見に

如かずということを実感する。

 

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この先にはミュージアムショップがある、

そしてその横には小さいながらもカフェスペースがある、実演まで15分ほどしかなかっ

た為、ティータイムはお預けとなった。

 

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全てを見終えて、

外に出ると、正面には次に向かう大室山が見えた、テンションが上がる!

 

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ここは隠れた名スポット、少し癖が強いポスターや、

オートマタ―という聞きなれない言葉にスルーする人もいるかもしれないが、

ここは面白いと思う、KITとしてはおススメのスポットとして紹介したい。

でも実際には人を選ぶかもしれないけど、楽しい気持ちになるに違いない。

 

これは旅の出だしとしてはサイコーだ、いい旅になりそう!!

そんな予感がしながら、次へ行こう!!

 

野坂オートマタ美術館に行こう!  完