音羽山観音寺に行こう!!
NHK・Eテレで「尼寺 精進日記」という番組がある、
そこでは音羽山観音寺に住むご住職・副住職・見習いの三人の日々の生活を描き、
様々な料理をつくり、地域住民との交流を楽しむことができる番組だ。
初めは何気なく見ていたが、回を重ねていく毎に三人のやり取りが楽しくなってきたのだ。
そんな中、
週末、奈良のお寺巡りをしようと考え、吉野・法隆寺などを候補としていた。
「いや、待て! 音羽山観音寺があるではないか!!」
そして、同週の水曜日からプランを練り上げていったのだった。
(そんなたいそうなものではない!)
土・日の2日間の内、早朝から訪問することにした、
朝の涼しいうちに行きたい、なんせ今週末は暑いのだ、
しかし朝早くては、お寺は開いていない可能性もあり、9時到着を目指す。
音羽山観音寺への訪問の注意。
1、音羽山は山である、1.8kmであるが急な坂道を上る。
ある程度の体力が必要。
2、帰り道は急な坂道を下る、靴には注意しよう、
靴裏がのっぺりした靴は滑る、しっかりとグリップのある靴を履いて行こう。
3、公共交通機関で行く場合、バスで行くのだが、本数が少ない。
では、KITの訪問日記スタート!
最寄り駅は、近鉄大阪線・桜井駅である。
京都・大阪からアクセスしても、近鉄線・大和八木駅を経由して桜井駅に行くことになる。
桜井駅・南口にお目当てのバス停がある。
階段を下りて、目の前にバス停がある。
日曜日ダイヤでは、8時12分が始発となる、本日はこの便に乗る。
詳細は奈良交通のバス案内システムで確認しよう。
乗客は、大阪から来た4人の男女混合チーム(山登りの支度・年配者)と地元の御婦人のみであった。
上記マップは、イメージであり、バスの本来のルートとは多少異なります。
乗ってしまえば、15分ほどで到着する、
車内では、大阪4人組が里山の景色で盛り上がっている。
バス停は、桜井駅バス停から下居バス停(おりい)となる。
乗車賃は330円である。
バスが去っていく・・・。
バス停からバスを撮る、
白い軽トラックが停まっている橋を渡り、右手方向に登っていく。
しっかりと看板がでています、
お手製の看板がお寺まで誘導してくれる、これだけ見ても、音羽山観音寺の人の良さを感じることができる。
時刻は、8:26である。
橋から音羽山観音寺へのルート、
表示されている距離と時間は参考にならない・・・。
橋を渡った先に看板がある、地図だけみると簡単そうにおもえるが・・・。
いきなり坂道が始まる、
張り切って、速足で登っていく!
(山登りの極意をまったく理解していないKIT)
どんどん標高を上げていくが、同時に息も上がっていく。
最初の丁石である、
これとのぼり旗が目安となり、「励み」となる。
ここもハイペースで通過!
まだまだ、舗装されている、
あまり道幅は広くないので、車でのすれ違いの際は、多少の注意が必要となる。
まだまだ、行けるぜ!
足が重い気もするが、気のせいだ・・・・・。
時刻:8:32。
駐車場に到着した、車で来た場合、ここで停めての山登りとなる。
杖であるので、必要に応じて使いましょう、行きはいならないが、帰りは必要かも・・、坂があまりにも急なため、どんどん進んでしまう、それを抑える為に必要になるかもしれない。
こんな看板があるお寺があるだろうか、いやない。
「うきうき わくわく ウォーキング」
ここからがリスタートだ。
来た道を振り返る、下に駐車場が見える、
すでに車1台が停まっていた、しかしお寺にいくまで誰ともすれ違っていない・・。
時刻:8:35。
集落の中を通り抜けていく。
時刻:8:37。
新たな看板が見えてきた。
音羽山観音寺と百市と分岐ポイントが現れる。
分岐出現!!
左側の道を登って行こう。
それにしても、百市とはどのような所でしょうか。
ウェルカムの看板が出てきた。
犬と猫、犬は飼っている番犬だろうか、番組を見ている人はわかるだろう。
御地蔵様に合掌、
「観音寺に行って参ります!」
時刻:8:39。
時刻:8:41。
ここから道が舗装から未舗装にかわる。
道の横に細いながら川が流れている。
謎の岩があると一瞬思ったが、逆から見なくてはならない。
時刻:8:36。
ここにも、お地蔵様とのぼり旗があった。
たしかに息が上がっている・・・、
お茶を飲み水分補給だ。
こんな感じの良い林道が続く。
時刻:8:57。
索道が出現した、索道も静岡・由比以来だ。
そして、わかりずらいが、橋がある!
この橋の名前は無常橋という。
そして、「もうすぐ観音寺」とも書かれていた。
時刻:8:58。
左にいるのは鹿かな、
降りる時に会った人から、「鹿を見た」と聞いた。
時刻:9:00。
もう少しだ。
階段が現れた。
時刻:9:01。
「この上がお寺だ~」と思いながら、1段1段かみしめて登っていく・・・、
しかしまだ先があった・・・・・。
この苦しい登りとお別れするのが寂しくなった。
もう終わる。・・・。
とうとうここまで到達した、この上には建物があると確信する。
そして最後の看板だ。
「ようこそ おまいり」と書かれていた。
階段を上っていく、緑のいい感じの空間がある、
まずは本堂に行こうではないか。
「終わりは唐突に」、テレビで見た光景が目に入る。
時刻:9:08。
手を洗い、参拝をしよう。
その時、白い軽トラックが本堂横に着いた、
「もしかして住職かな~」と思いながら見ていると、
5・6人の若目の男女が機材やバッグなどを持ち、自宅に入っていく、
それは、NHKの取材陣であった、私と同タイミングでの到着だ。
本堂の横に鐘付き堂があった。
その奥には、犬がおり、吠えまくる。
こちらがたじろぐほどだ、番犬の役割を完璧に果たしていた。
撮影とバッティングしたが、ここで帰っては意味がない、
「御朱印をもらわなければ!!」
しかし犬にほえられる・・、たまたまNHKのスタッフが家から出てきたので、
「御朱印を頂きたいのですが・・・」と伝えると、
「今、呼んできますね。」とさわやかに応対してもらった。
住職の後藤密栄さんが登場、こちらの受付まで来て頂きました。
テレビで見たまま、とても温かみがあるご住職でした。
御朱印を書いて頂きながら、そして片づけをするまで5分ほどかな・・、会話をした、その中で「聖林寺に行ったらどう?」と進められた。
初めは「少林寺?」と思ったが、そういえばバスで「聖林寺」があった事を思い出す。
国宝があるという・・。
御朱印を頂いていると、バスで同乗していた4人組が登ってきた、
私も本堂に入り、お参りをさせていただく。
そのうち1人と、2・3会話をしていると、まっちゃんが登場。
紫色のジュースを持ってきてくれた。
5つ用意してもらい、5人で飲む、酸っぱく冷たく、そして美味しかった。
まっちゃんと会話をした、
「横浜から来たの~」とびっくりしていた。
横浜から遥々来た甲斐があったというものだ。
「男の人が見ても楽しいの?」
それはもう、楽しいですよ。
本堂には、手作りのお土産などが置かれていた、
・麩
・ジャム(ブルーベリー)
・ぎんなん入り最中
を購入した。
手造りの小物入れ、テッシュ入れなどもあった。
せっかくなので、まっちゃんと記念撮影をすることになった。
まずは、4人組とまっちゃんを私が撮影、
その後、私とまっちゃんで撮影してもらった。
次に庭を散策させていただく、
大阪の御婦人1人と2人で庭を散策する!
1つ1つ、花の名前を確認しながら、庭を歩いていく、そして、この実はなんだろうと
話していたところ・・・、
家の中から「〇〇〇や」と答えがかえってきた(笑)
※名前は忘れた。
声の人物が玄関から顔を出す・・・、慈瞳副住職だ!
思わぬ登場に感激のあまり握手をした。
これで3人全員と会うことができた。
凛々しい犬、
このお寺を守っている立派な番犬だ。
ちなみに本日撮影しているのは、今月末の放映分という。
楽しみに待とう。
時刻:9:49。
大阪4人組にお別れを告げ、下山を開始する。
この時間であれば、予定の一本前のバスに乗ることができる。
絵がとてもかわいい、
うさぎさんのようにならないように!
登っている時には気づかなかったが、急すぎる道だ、足がどんどん進んでしまう、
杖またはストックがあったほうが安定するだろう。
あと、ハイキングシューズなど凹凸がある靴がいい。
帰りは、超ハイペースで降りていく・・。
分岐点に到着した。
時刻:10:05。
次に駐車場に到達。
時刻:10:11。
県道37号線に到達。
時刻:10:15。
これで音羽山観音寺の参拝が終わった。
道の向こうには、来た時に降りた下居バス停がある。
時刻:10:20。
下居バス停(桜井駅行き)に着いた。
時刻表を見ると、10:23発であった、よかった~。
バス停の中にあるローン会社の看板。
センスのある絵柄だ、なつかしさを感じる不思議な感じ。
素晴らしい!
定刻通りに到着、奈良交通万歳。
時刻:10:39。
桜井駅に到着。
今回の旅のおさらいをしよう。
08:12 桜井駅発
08:25 下居バス停着
09:08 音羽山観音寺着
09:49 音羽山観音寺発
10:20 下居バス停着
10:23 下居バス停発
10:39 桜井駅着
■往路:43分
■復路:31分
これから「尼寺 精進日記」がより面白く見ることができるだろう。
そして、復路では、多くの参拝客とすれちがった、
皆、あの三人に会ってみたいのだ、
「わかる、わかる!」
もう、奈良旅行に満足してしまったが、最後の締めと行こうではないか!
これから、
第1部 完「音羽山観音寺に行こう」