浜松に行こう!
では第2部天竜川・河口編スタート!
諏訪湖に行き、天竜川の始点を見てきた、それは2018年1月7日のことである。
始まりがあれば終わりがある、では天竜川の終点は?
遠州灘である。
第1部は、
浜名橋梁で新幹線を撮影、
弁天島までバスで移動、電車の出発まで多少の時間があったので、
ほんの少しだけ散策した。そして浜松駅に移動してきた。
浜松駅北口のバスターミナルに向かう、
バスターミナルは円形となっている、理にかなった造りである。
バス乗り場・7番乗場を探す。
遠州浜温泉行に乗る、そこは終点でもある。
結構なガラガラ具合である、乗車賃は420円。
終点は遠州鉄道・浜松南営業所内にある遠州浜温泉バス停である・・・・。
1つ手前のバス停で降りるべきであった、少しだけ遠くなった。
終点に着く頃には、車内には誰もいなかったことは言うまでもない・・・。
では天竜川に行こう!
これからが苦難の連続となった、
下調べをしないで来てしまった、
迷わず・簡単に行けるものと楽観的に考えていたのだ。
家に戻り、地図を見るともっと近いルートがあった、
文字通り茨の道となってしまった、
グーグルマップの緑の部分を行くことになった。
それがコレである ↓
遠鉄の営業所を出ると、上に上がれる道が見えた、確証はないが、方向的には海に通じている思い、このルートを行くことにした。
このように荒涼とした景色が広がる・・・、
毛無峠(群馬)に最初に来た時と同じ不安感を感じた。
一応、道のようなものがあり、ルートとして使われているようだ。
突如、池が出現。
入ってはいけませんという注意看板がある、これを見てある意味ほっとした。
奥に向かうルートを探すのに難儀した、様々な道跡があり、試行錯誤する。
道が一本ではないのだ・・・・・・。
どうにか林を抜けると、突如舗装された道に出た、これはこれで驚きだ。
この堤防の向こうには確実に遠州灘があるのだ。
折り返し地点が見えてくる、上り返すことになる。
さらに上がっていく。
最高点に到達する。
ようやく来た!! という感じだ。
風が気持ちい・・・ではなく、風が強い・・・。
逆側を見てみる、青い空・青い海、そして黄土色の堤防と・・・、
壮観であるが、なんだか違和感を感じる光景だ。
そして驚いたことに、この地点で人と会った、
散歩している2人組とサイクリングしている2人組である。
こんなところで何をしているのだ?!
おまえもだよ、KIT!!
遠鉄バス・営業所の方向を見る、相当距離があるように見える、
これを戻ると思うと複雑な思いだ。
登った後は降りることになる。
海に少しずつ近づいてきた。
しかし寂しげな砂浜だ。
これは車用の道だろうか、
その一段下には自転車用と思われるサイクリングロードが見える。
左には無機質な白い建物群が見える。
西遠浄化センターだろうか。
この道も意外に長い。
消波ブロックが置かれている、3月には終わるという。
風車が対岸に見える、この強風・・・納得だ。
砂浜に降りる、広大、そして先は長い・・・。
砂浜は歩きづらく、思いのほか疲れる、歩を進め、砂浜に足をつけるとかなり沈む。
車のタイヤ痕が多い、海の近くには豆粒ほどの車をかろうじて視認できる。
この距離で砂を歩くとは、途方もない。
巨木に座りおにぎりでも・・・、しかし何も持っていない。
お腹が減ってきた~。
ようやく水辺に出た!!
天竜川と1月7日以来の再開である。
しかし河口はまだまだ先である、見ると、もうすでに海であるようも思える。
ゆるやかに流れている。
浜浦とは・・、なんだろうか。
水辺のほうが歩きやすい、歩く人は参考にしてください・・・。
沈みがまだ浅い、それに気分もいいしね。
良さげな木が結構流れついている。
もう少しだ、
足に疲労がたまり、ここで終わろうかと考えながら、進むことになった。
そして遂に到達した!!!
感慨深いより、疲れた。
でも達成感はあった。
遠州灘はそれなりに波があり、少しだけ怖さも感じる。
釣りをしている人が多い、ここでは何が釣れるのか。
車で来ている人が、これほど羨ましいと感じたことはない。
今来た困難な道のりを戻らなくてはならない・・・・。
あとは戻るだけだ、
舗装された道がいかに素晴らしいかを再確認した。
新横浜駅に何気なく買ったチョコ(マーブルチョコ風)が疲れた体と心に力を与えてくれた(笑)
こんなにチョコが美味しいとは思ったことはない。
来た道を戻る、先ほどの足跡が残っている。
出口が見えてきた!!
あまりにも似た光景が多く、同じ道を戻っているようで、すこし違う道を歩いてしまう。
この道が見えた時、なんとも言えない安堵感があった。
これを登れば・・、
全く違う景色であったらどうしようと思い、登っていく。
その可能性は0ではないのだ。
「この光景だ!!」
そして、天竜川・河口への冒険は終わった。
ここが、「南営業所バス停」である。
来るときもここで降りればよかったのだが・・・。
時計を見ると、13:44であった、
バスの出発時間を見ると13:45とあった、少しでも長く迷っていたら乗り過ごしていた・・・、とは言っても15分後には来るのだが。
30分ほどバスに揺られれば浜松駅である。
しかし、まだ新幹線には乗れない、最後の訪問先が待っているのだ。
第2部・天竜川・河口編
副題:天竜川の河口を見に行こう! 完