KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

【奈良の旅】飛鳥坐神社・おんだ祭に行こう!(2018年02月04日)

あなたは、どこにいますか?

 

わたしは、明日香にいます。

 

ということで、飛鳥坐神社あすかにいますじんじゃに行きます。

 

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これが、今回の奈良旅の発端である、

飛鳥坐神社のおんだ祭り2月第1日曜日の開催、

そう今日なのだ! 

 

日本一の奇祭と名高い・おんだ祭とは、どのような神事なのか、

この目で見たいと強く思った、思ったら、行動するだけである。

 

もう一度言おう、

わたしは、あすかにいます、行きます、見に行きます、神社に!

 

年々参拝客は、増えているという・・・、こんな心配な記事がでていた、

困難であれば、あるほど、燃える!それがわたしだ。

 

では、橿原神宮前のホテルから出撃だ。

 

まずは、橿原神宮前駅・東口に向かう、

ホテルは西口にあるのだが、反対側にでるルートがわからない、

そのため駅ナカを突っ切って行く。

 

まずは、バス停を探す。

赤かめ周遊バスである、橿原神宮前駅・東口と石舞台を周遊する路線である、

奈良交通が運行している。

改札を出ると目の前にバス停があるのだが、ここではなく

左前方にあるバス停である。6分前であるが、既にバスは停車していた、

そして、人がどんどん入って行く。

 私もバスに乗るため、早足で向かう、

近くに飛鳥坐神社行きと書かれた看板がかけてあった。

バスは、9時36分発である。

 

席を確保して一安心していたが、あることに気がついた。

それはである、天気予報は曇りであったが、明らかに怪しい雲が出ていた、

駅ナカのファミマに寄り、昼メシを買ったのだが、すっかり傘の事を忘れていた。

 

 奈良の旅の計画段階では、2日間とも、晴れ・曇りであった、

少しでも軽くなりたいと折りたたみ傘を持って来なかったのだ。

このトラップには、何度もかかり、これが初めてではない、

天気予報はあくまで予報であり、絶対ではない、それがわかっていて、

自分は大丈夫だろうと希望的観測による楽観的な判断をしてしまう。

この時、誓ったたのだ、帰ったら、「軽量の折りたたみ傘を買うんだ・・・」と。

 

案の定、バスが3番目の停留所を過ぎたあたりから、雪がパラついてきた、

「大丈夫だ」明日香村にはコンビニがあるはずだ。

これも希望的観測である、Googleマップを見るが、コンビニのヒットはない、

「大丈夫だ」Googleマップにはなんらかの理由で出ていないだけだ、

これも希望的観測・・・。

 

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そして9分後に、降車バス停・飛鳥に着いた。

次の飛鳥大仏・バス停でもいい。

ここから徒歩5分前後でいくことができる。

 

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メチャクチャ吹雪いている、

道路の向こうには道の駅のようなものがあった、

「傘があるか?」未知のエキに向かう。

 

無い、売って無い。

 

明日香村は、数千人の村なのだ、

わたしがコンビニ出店の責任者なら、この地には作らない・・・。

というか、この風景にはコンビニは無粋である、飛鳥商店しか似合わないのだ。

 

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 フードを被り、とぼとぼと歩いていく、

目を落とすと、黒いバッグは、白と黒の斑ら模様に変わっていた・・・。

 

「まじかよ、これは、撤退もありえるか?!」と真剣に考えるようになった。

それでも、飛鳥坐神社だけは見なくては。

 

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家と店が並ぶ通りを歩いて行くと、

鳥居が見えてきた、暗闇で光を見たような希望的喜びを感じた。

この頃には、雪の勢いはなくなっていた。

 

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ここからが、飛鳥坐神社・おんだ祭りへ行こう!の真のスタートだ!

 

出店が出ており、手前の大判焼きがおいしそう、

この寒さにあんこの暖かさが恋しいぜ。

 

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 式内大社 飛鳥坐神社 良い感じだ。

 

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 飛鳥井がある。

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鳥居には「飛鳥社」とある。

もうすでに参拝客がそれなりにいる。

時刻は9:55である。

 

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いきなり、天狗と遭遇する。

 

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社務所からゾロゾロと出てくる、どこに向かうのか、

よくわからず、ついていってみる。

 

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階段上には陰石(通称・ちんこ石)がある。

飛鳥坐神社の真骨頂である。

隣りには、力石がある、これはまともだ(笑)

男性は左手で、女性は右手で持つように書かれている。

 

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さらに登っていく、授与所前を通っていく。

 

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楽殿が見えてきた。

 

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10:00、神社内に関係者が集まり、祈願が行われる。

後ろに陣取らせてもらい、一緒に参加させてもらう。

天狗の後頭部が見える。

 

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最前列には天狗・翁も座っている。

 

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10分ほどで終わり、皆で別の場所に向かう。

天狗が大接近する。

 

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こちらでさらに祈願をする(八幡神社

第2陣に天狗・翁が並んでいる、そしてこの中に「お多福」もいるはずだが・・・。

 

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祈願が終わる、それが開始の合図でもある。

が手に青竹を持って近づいてくる。

 

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参拝者のお尻を叩く!!

自らお尻を差し出すものもいる、翁・天狗ともに片っ端からお尻を青竹で叩いていく。

叩かれるものは皆、笑顔である。

「痛ーッ!!」と一同に叫ぶが、顔は笑顔!!!

 

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87代目・宮司もこの笑顔。

 

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天狗が近づいてくる!!

バッシーンとKITの尻が叩かれる!!!

男には容赦は全くない!

 

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女性・子供には優しい翁。

手に持っている青竹は「ササラ」といい、お尻を叩くことにより、厄払いの効果があるという、そして騒げば騒ぐほど、厄が落ちるという。

 

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翁・・・、顔が怖い。

叩く相手を求め、徘徊する、子供は泣き、大人は尻を差し出す。

 

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 そして、天狗と翁が明日香村に放たれた。

 

では、その隙に、飛鳥坐神社に参拝をしよう。

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祭神は4柱である。

事代主神

高皇産靈神

飛鳥神奈備三日女神

大物主神

創建は不明ではあるが、古文献にも載っており、神代にもおよぶ、相当歴史のある神社であるという。

 

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拝殿は比較的新しく感じる。

 

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 この中はあったかい・・・。

 

では境内を散策してみよう。

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むすびの神石

 

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社が並ぶ。

 

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白髭神社

 

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不思議な岩がある。

 

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これはなんの形を模したものだろう・・・。

 猿なのだろうか・・・なぞである。

 

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天照大神豊受大神が祀られている、

奥の社。

 

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陰陽石が並ぶ、ここまでくると壮観だ。

 

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ここにも、男性と女性のシンボルが祀られていた、男性のはなかなかであった。

 

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 ここが、先程皆で祈願していた八幡神社である。

 

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そしてUターン、先に進もう。

 

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 飛鳥山口社。

 

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楽殿まで戻ってきた、そしてここにもチンコ岩(マラ石・陰石)がある。

 

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10:22、すでに場所取りが始まっている、中央は埋まっている、

左右であればまだ空いている状態だ。

私は場所取りに置いておくものがない為、場所取りは断念。

神事は14:00であり、今から待つのはしんどすぎる、

まずは飛鳥寺に行き、少しだけ時間をつぶして、戻ってくることにした。

 

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階段に向かうと、翁が上がってきた・・・・。

 

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「やばいッ!!」

 

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社務所まで降りてきた、

右に見えるのは「むすびの木」である。 

 

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ここで飛鳥坐神社のことを学ぼう。

 

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「おんだ祭・二月四日 第一日曜日 午後二時~」と貼られている。

変わった形の手水舎がある。

 

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 では飛鳥寺に行こう。

 

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おんだ祭・行列出発所(森酒店)とある。

ここから神楽殿まで歩いていくのか。

 

 飛鳥坐神社から飛鳥寺まで徒歩4分である。

 

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 かめバス・飛鳥大仏前 バス停。

 

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1時間に2本ほどの運行である。 

 

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駐車場・駐輪場がある。

 

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 では入ろう、飛鳥大佛へ。

蘇我氏の氏寺であった法興寺飛鳥寺の前身である。

日本最古の仏教寺院としても名高い。

 

拝観料350円を払い、御朱印をお願いする。

 

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飛鳥大仏。

7世紀初頭に鞍作鳥により造られた。

14世紀もの長い間、この地に鎮座している、日本最古の大仏である。

 

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横からみてみる。

 

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阿弥陀如来坐像。

 

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聖徳太子像と大きな提灯。

 

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するどい眼光、目を見張るものがある。

 

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中庭に出てみる。

 

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室内の展示ルームを見る。

 

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「飛鳥乙女」これはおいしそう。

今買うと荷物になるので買えないのだ・・・・。 

 

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この中に飛鳥大仏がいます。

 

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郵便ポストと池。

 

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思惟殿。

聖観世音菩薩が御本尊である。

 

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鐘が付ける、今や鐘がつける場所は貴重である。

 

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こころを込めて、静かにつく。

良い音だ。

 

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蘇我入鹿首塚の案内がある、では行こう。

飛鳥寺の出口近くにお手洗いがある、貴重な場所だ。

 

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寂しげな景色となっている、

新緑の季節に来てみたいと思った。

 

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そしてひっそりと佇んでいる、

蘇我入鹿首塚五輪塔がたっている。

大化改新の時、中大兄皇子らに暗殺された。

 

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 飛鳥寺西跡。

 

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おんだ祭開催による迂回の案内看板がある。

 

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 さぁ、戻ってきたぜ、戦場に!!

時刻は11:00である。

 

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 来た~!!

ササラがいい感じにしなる!!!

 

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 「ひゃー!!!」

 

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 階段にはすでに人人・・・。

この階段からだと、どのように見えるのか・・・。

 

時刻は11:09であるが、今ここから場所取りをしなくては!!

最前列は埋まっており、第2列に陣を取る。

ここで立ったまま約3時間待つことになるのか・・・・と少し不安な気持ちになりながら、待機開始である。

 

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周りがざわつく、天狗参上!!

 

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天狗のフルスイング!!!

 

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 13:00過ぎ、宮司登場。

少しお話しがあり、これから特別な演舞があるという。

 

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役者の紹介をうける、聞いたことのあるドラマにもでている、

昔、子役として天才てれびくんに出ていたという。

 

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13:45、準備が始まる。

もう少しである、後ろを振り返ると人で埋めつくされている。

 

しかし、ほんとうに寒かった!!!

防寒対策をしてきたが、まだ甘い、もう一段階上の防寒が必要だ、

レギンスにも貼るカイロをつける、山用のシャツを着るなど、徹底的に暖かさを追求すべきであった、始まる頃には少しの震えがあった。

 

そして3時間近くも立っていたので、足がしびれている、周りにも人がいるので大きな動きができない、その場で軽く屈伸するなど、小刻みに動き、体をほぐしていた。

 

カイロの暖かさが身に染みたぜ!

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 14:00、宮司が正装にて参上。

 

おんだ祭はもう始まっているのだろう、

森酒店から歩き出し、行列をつくり、この神楽殿に参上した。

 

おんだ祭は、

その起源、時期すべてが、わかっていないという、わかっているのは・・・、

昔からこの村で慣例的に行われた来た祭りであるということだけだ。

西日本4大性神事の1つとされ、その中でも跳びぬけているという・・・。

まさに性神事の筆頭である。

ちなみに4大性神事とは・・、

三河 「てんてこ祭」

尾張 「田県祭」

③大和江包 「網かけ祭」

そして、筆頭! 明日香村・飛鳥 「おんだ祭」である。

 

流れはこんな感じだ・・・、

10:00~

・翁・天狗・牛などがササラを持ち、参拝者・通行人に対して、

無差別にぶっ叩き 厄を落す、悪魔除けの行事。

 

14:00~

楽殿にて、

・種まき・田植え・収穫を体現する濃厚な農耕行事

 

・お多福と天狗の夫婦和合の儀式、いわゆるSEX!!

 

・ふきふきした紙を投げる(拭くの紙=福の神)

 

15:10~

・神楽殿の神事を終え、翁・天狗・牛・お多福の無慈悲なシバキが始まる。

 

こんな感じである(笑)

 

では神事を見ていこう!!

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 翁が登場、

ササラで床を叩きまくる、準備運動のようなものか?

何かを払っているのか?

 

f:id:turumigawa915:20180210071007j:plain次に牛が登場、※こって牛というらしいが。

この滑稽さに会場から笑いとささやきが起きる。

 

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天狗が登場する、

ササラを持ち、床を叩く、これも「祓い」のようなものか。

 

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宮司、天狗、牛、翁がそろう、とてもおもしろい構図だ。

 

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 3時間待ち、ようやく始まる!!

感慨深いぜ!!

 

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神職による祝詞が始まる。

赤の宮司がいる、祝詞をよむ青の神職は誰なのか?

疑問に思いながらみている、先代の宮司だろうと勝手に結論づける。

 

後ろで天狗が鼻をさすっている・・・。

 

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次の宮司が登場。 

 

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お供え物が用意される。

ちなみにこの宮司さん、お名前は飛鳥さんです。

 

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神事が始まった、これは御田植神事、おんだ祭とは御田植祭のことである。

翁が田を耕していく。

 

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牛を使い天狗も田を耕していく。

 

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 牛を気遣う翁と宮司、心暖まる光景だ。

 

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 宮司により植え付けが行われる、これは松の枝かな・・・。

こちらも考えながら、楽しく見る。

 

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2人と1匹による収穫が行われる。

 

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 そして松木を投げる、投げる。

これは縁起物だ。

 

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天狗のポーズが決まっている、勇敢だ!

 

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一旦、退場していく牛・天狗・翁。

 

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 一幕が終わる、次の準備まで、宮司によるお話しが始まる。

 

(しばらくすると・・・)

 

後ろのほうでササラの「パシーンッ・パシーンッ」という音が聞こえてくる。

翁か、天狗か?!

宮司よ、話が長い・・早よ終われ・・(笑)」と言っている。

※あくまで想像・・。

 

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がまず入り、

そしてお多福が登場!!!

お多福の恥ずかしがるしぐさ・・・、それを後押しするように天狗が最後に入る。

それにしてもお多福、デカい!!

参拝者も皆同じ思いだ!(笑)ざわつきとささやきが聞こえる・・「デカい…」

 

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宮司のこの笑顔、

神聖な儀式でありながら、滑稽の中の笑い、終始穏やかな雰囲気の中で

神事は進行していく。

 

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今度は3人が席につく、牛の存在感もすごかったが、お多福はさらに上を行く。

 

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お多福が白米を持つ、天狗は逸物を持つ!!

 すでに始まっている!!

 

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 竹筒を逸物に見立て、まずは元気にしなくてはならない、

お多福が見つめている・・・・。

 

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しこを踏む、力を一点に集中させていく・・・。

 

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舞台下におりて、本殿に向けて拝む。

 

f:id:turumigawa915:20180210095830j:plain準 備 は 整 っ た!

宮司、笑いをこらえているのか・・・。

 

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おいおい、白米にかけるのかよ・・・、

奥が深いぜ、和合神事。

 

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翁が御座をひき、寝床の用意をする、

「世話役人・翁」

この世話焼きは、これに留まらない、最後に「大きなお世話(笑)」をする。

 

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天狗が胡坐をかき、鼻の「逸物」をさする。

本体はそっちか?!

 

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天狗「おまえ、こっちや・こいこい。」

ちなみにすべては無言である、見物人が勝手に言葉を当ててください・・・・。

 

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恥ずかしがるお多福・・・。

 

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翁が促す・・・、

「ほら・ほら、いきなさい。」

 

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 唾を飲み込む瞬間である・・、とうとう始まるのか?!

 

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お多福を横にさせ、すかさず、翁が動き出す。

 

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なぜか、天狗はお多福をササラでしばく!!

 

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改めて、天狗がお多福を押し倒し寝かせて・・・。

 

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翁は、「行為」を衆目から隠す為、着物を広げて左右に動き回る・・・。

この動きは?!

この身軽さ、伝説の反復横跳びである。

 

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翁の後ろでは、「種付け」が行われている最中だ。

 

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翁が天狗の背後に回り、後押しする。

飛び上がり、押す!!

 

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 翁が押す・・・・ぐぐ~・・・・。

 

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種付けが終わり、紙で拭き取ります。

きれいにしましょう。

 

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 そして、翁が拭いた紙を見物客に向かって投げる、

「拭くの紙=福の神」

皆が一斉に手を伸ばす、これを手に入れれば、その家は繁栄するという。

 

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御座が引き直され・・・、

今度はお多福が天狗を寝床に誘う・・・・。

天狗「勘弁してくれや~」 ※実際には無言

お多福「ええから、こいや!!」 ※実際には無言

 

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今後は、お多福が天狗をササラでしばく。 

 

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 のたうちまわる天狗・・・。

このお多福のシバキは、天狗・翁・牛とは段違いなのだ、

まさにフルスイング!!!

 

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天狗を押し倒すお多福、

これには笑い声が。 

 

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 この翁のフットワーク、そして振り向き確認する姿がなんとも言えない。

 

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翁、振り返る。

 

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そして後押しも忘れない。

2回目の種付けを終える。

 

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そして「拭くの紙」を投げていく。

 

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 神事が終わり、お餅まきが始まる。

円形の餅が入った袋を皆でまく、かろうじて1袋を手に入れた。

 

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楽殿を最後に出るのは、お多福と天狗である、お多福を気遣う天狗、

なんとも微笑ましい光景だろうか。

 

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宮司・翁など、本殿にいき、神事を無事終えたことを報告する。

そしていつしか青空になっていた。

 

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そして場所を八幡神社に移し、ここでも最後の祈願をする。

 

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 そして始まる、真のシバキが!!

これからはお多福も加わり、4人 3人と1匹の揃い踏みである。

お多福の腕の太さはヤバい!!

 

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 お多福に気合が入る!!

 

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 全力全開!!

フルスイング!!!!!!

 

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お多福「次はどいつや!!!」 ※無言です。

 

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一斉にどよめく(笑)

足がヤヴァイ!!!!

 

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皆、お多福について行く、人気者だ。

授与所には「おんだ祭 」の説明と写真があった。

 

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鳥居を抜け、村にでるお多福。

 

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ここでも、一発入魂フルスイングが!!

お多福にシバかれると、紙を貰えます・・・。

 

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翁が急接近。

 

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奈良交通の案内看板、

牛がシバくのではないかとヒヤヒヤした・・・・。

 

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こちらは天狗とお多福の競演である。

 

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翁とお多福のツーショット、

お願いをすれば、答えてくれる「できた人たちだ」(笑)

 

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神社前は大混雑である。

 

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最後に翁のシバきをもらう。

やさしめに叩かれた、「また来いよ・・・」とでも言っているのか。

※言っていない。

 

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15:30、そろそろ帰ろうか。

 

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朝通った道の駅を通り抜ける。

 

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道の駅の駐車場横には、「水落遺跡」がある。

 

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あすか夢の楽市 とかかれている。

また新緑の季節に来よう。

 

バス停は楽市横の道路脇に停留所があり、すでに停車していた。

 

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橿原神宮前駅に到着。

16:00少し前である。

 

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蔵王堂の御開帳の案内がある、

近鉄・京都駅にも同じものがある、最初これにはびっくりした・・・。

 

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急行で京都駅に向かう。

 

京都駅発17:35 のぞみ40号にて新横浜駅に向かう。

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車内で「チキン南蛮弁当」を食べながら・・・・。

 

明日香村への再訪を誓い・・・、奈良の旅を終えよう。

 

【奈良の旅】飛鳥坐神社・おんだ祭に行こう! 完