舞鶴ではなく、真鶴である、どちらが有名なのだろうか・・・。
そんな、
アホなことを言っておらず、始めてよう。
今日の訪問先は神奈川県真鶴である。
京都の舞鶴ではない! しつこい!!
真鶴は、「まなづる」と読み、神奈川県足柄下郡の町である。
鶴に似ていることから真鶴となったらしい。
神奈川県西端の町である。
三ツ石など、有名なスポットがあるが、今日行くのは別の場所である。
横浜から約1時間20分の場所である、東海道線で行くことになる。
8:09、真鶴駅・石碑前。
よくわからんが、このような写真を撮ってしまった。
横浜から1時間少しで着く、近いっていいな~。
昨日の沼田は遠かった!!
バスの時間までかなりあるので、時間を持て余す。
タクシーが3台ほど停まっているが、乗り込む客はいない。
タクシー乗り場前に真鶴の観光マップがあり、それをジーとみているKIT。
タクシーの運転者さんが、観光マップあげるよ と声をかけてきた。
「すいません、タクシーに乗らないのに・・・」
「いいよ、いいよ」
こういう自然体で親切にできる人って、いいな~。
私にはできない。
これがこれから乗るコミュニティバスだ、
最近、コミュニティバスによく乗る・・・。
岩線・8:25発の乗車。
岩?!
真鶴は、「真鶴町岩」「真鶴町真鶴」の2つのエリアに分かれる。
真鶴の町は道が狭い、離合できない道を進んでいく、そして高台に登り・下り返す。
向こうには、相模灘が見える。
バス停「岩」で降りる。
このゆるやかな坂を下っていく。
見えてきた、石仏3体。
「上の道祖神」である。
次に瀧門寺に向かうのだが、道を間違ったらしい、
場所はあっているのだが、正規のルートではないようだ。
茅葺き屋根が目をひく。
一旦戻ろう。
眼下には、小学校のような校庭があり、二宮尊徳がいた。
瀧門寺の入口に到着、宝篋印塔が目に入る。
少しだけ行ってみよう。
真鶴は、石材では有名な場所だ。
こちらが五層塔である。
郵便局を過ぎたら曲がる。
スマホの地図は便利である、これが無ければたどり着けない場所が相当数あっただろう、
昔の人達は地図を片手に旅か・・・、それはそれで楽しそうだ、
また近所の人に聞くことが多くなり、今以上のコミュニケーションがあったのだろう。
路地を抜けると、海へ出た。
この瞬間が爽快だ!!
岩地区の石造物として、先ほどの宝篋印塔と五層塔が紹介されている。
もう1つはこれから行く場所だ。
それにしても穏やかな海である。
少しだけ奥に歩いていくと駐車場が見えてくる。
駐車場の先には、如来寺跡がある。
こんなところに・・・といった感じだ。
入って行こう。
まずは、入口を探そう。
石仏が多くある。
石塔も多くある、
その中央に、如来寺跡の入口がある。
ここが入口である。
後に先ほど行った瀧門寺の末寺になったと言われている。
1911年に全焼して、廃寺となった。
新編相模風土記稿によれば、ご本尊は阿弥陀如来であったという。
では入っていこう。
まずは閻魔王が目に入る。
その左側奥には、奪衣婆がいる。
十王像が並ぶ。
斜めから見てみよう。
奥には、地蔵菩薩がいる。
檀拏頭(だんだとう)、
閻魔王が罪の軽重を計る為の道具である。
これは閻魔王の正面にある。
奥にはもう1つの部屋がある、久しぶりに緊張しながら進む。
噴石丘をくり抜いて造られた洞窟であり、赤く酸化した溶岩の中を見ることができる
珍しい場所ということだ。
大日如来像と聖観世音菩薩像が正面にいる。
近づいてみよう。
如意輪観音菩薩。
上を見ると太陽光が差している。
では洞窟を出よう。
久々に感じる探検感、
なんもと、不思議な空間であった。
先ほどの太陽光入る窓からのぞかせてもらう。
その隣には石仏群が広がる。
反対に目を向けると海が見える。
あの橋は真鶴道路の一部であり、岩大橋という。
隣りにある稲荷社に参拝しよう。
如来寺の入口前には石の長椅子があり、住民の憩いの場となっているのだろうか。
釣り人・1人、何が釣れるのか・・・。
弁天島が見える。
1180年、石橋山の戦いに敗れた源頼朝は、土肥郷に敗走したが、再起を誓い、この浜か安房国に向かったという、その為、この浜は「源頼朝船出の浜」と呼ばれる。
真鶴岩海岸、近くにお手洗いもあった。
夏は海水浴客で混むんだろうな~。
児子神社(ちごじんじゃ)に向かう、徒歩7分の距離だ。
だるまクレンザー 古めかしい看板だ。
さらに奥に進もう。
民家の間に参道が出現。
一の鳥居を抜ける。
階段の中段で振り返ると、岩大橋と海が見える。
二の鳥居を抜ける。
岩海岸を見下ろす古社である、
民家が無い事には、ここから砂浜を見ることもできたのだろう。
木々の間から相模灘が見える、海が見える神社っていいね。
二の鳥居の向こうには、赤の鳥居がある。
龍宮神がある。
良い不揃いの石階段。
周りには竹藪になっている。
魚である。
ここからも海が見える。
ではバス停に戻ろう。
コミュニティバス・岩海岸 バス停。
9:44発のバスで真鶴駅に戻る。
バスが来るまで、海を眺める。
民俗資料館もあった、少し気になるな~。
岩大橋の先には、房総半島が見える、頼朝はあそこを目指して、船出をした。
真鶴駅に到着。
こじんまりとした駅舎だ。
そしてコミュニティバスが停車している。
また、乗る機会があるだろう・・・、遠い未来に。
7月27日・28日、貴船祭・・・気になる。
下りの踊り子号が通過していく。
かなり斜めになる、ホームと車両の間にもかなりの隙間がある。
これから、上りに乗り、隣りの根府川駅に向かう、
横浜方面に戻る格好だ。
何が待つのか?!
何もないのか?!
第1部・真鶴・如来寺に行こう! 完