KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

掛川城に行こう!(2018年03月03日)

掛川市は、掛川城を中心とした城下町である。

掛川市とは静岡県西部の都市である。

西隣には、袋井市磐田市浜松市が続き、愛知県へと続く。 

 

 

横浜から掛川市へは遠い、車で約2時間30分ほど、

サービスエリアなどの休憩時間を含めれば、3時間以上となる。

今日は掛川を皮切りに、磐田・浜松と刻んでいく。

帰りの渋滞を考えた場合、7時間以上の車移動となる、

最後は睡魔との戦いとなるだろう。 

 

 

 では始めよう、掛川城へ行こう!

 

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ネオパーサ駿河湾沼津SA

駿河湾伊豆半島は霞んでいる、天気予報は晴れであるが、曇りへ下っていきそうな予感を感じさせる光景だ。

 

東名町田ICから海老名SAまでは、いつも通りの渋滞につかまる、

それ以降は、快調に進むことができた。

行楽日和ではあるが、まだまだ寒く、動きはまだ鈍いのだろう、桜が咲く頃からが

一気に本番を迎える。 

 

掛川への訪問はこれで2回目である、

以前は新幹線で来た、その時も最終的には浜松に行った。

新幹線で掛川駅を通過する時、掛川城が見える、ついついいつも見てしまう。

そんな掛川城に実際に行ってみよう。

 

まずは駐車場を探す、

大手門の近くに「大手門駐車場」がある、ここに停めることにする。

掛川城から徒歩5分ほどのところだ。

 

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 駐車場の対角線の先には、大手門がある。

大手門の目の前には、「すいのや」があるのだが、開店は10:30の為、帰りに寄ることにする。

 

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すいのやの軒下には、ネコがいた、

かなりのお年のネコであることがわかる、反応も鈍い、でも人の話しは聞いていそうだ。

 

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大手門。

平成7年に復元されたものである、

掛川市の本気度を感じる、それにここだけではない。

 

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大手門の左前方には、掛川城が見える、

「城だ!!」

海がみえると・・、「海だ!!」 リアクションは同じだな。

 

では大手門を抜け、掛川城に向かおう。

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大手門は二層式櫓門であり、建造においては工夫が凝らされている。

それが「礎石根固め石」である。

 

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 その裏には大手門番所がある、これは復元されたものではなく、江戸時代後期に作られてたものである。主に、城内への入出に関する監視・警備の為の詰所である。

 

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大手門番屋の裏には三光稲荷大明神がある、伏見稲荷から勧請された。

 

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紙が貼られており、よく見てみると・・、

「泥棒に進言・毎日お賽銭を管理してます、開錠しても無駄です。」

?!?

 

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 逆川が流れている、川沿いには掛川桜並木がある。

青空の下、掛川城が丘に構えている。

 

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かけがわさくら。

 

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まだまだ、つぼみである。

川沿いを歩き、登城するのも掛川城の醍醐味、逆川は天然の堀としても機能していたという。

ここからも城見学の一部である。

 

 駐車場から、大手門・番屋と続き、川沿いの景色を楽しみながら歩き、10分ほどの散策である。

 

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右へ曲れば、掛川城へ続く。

 

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正面は、二の丸御殿に続く、左の階段を上がれば掛川城・四足門である。

 

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入館案内があり、

掛川城天守閣)・二の丸御殿のチケット:410円/大人である。

オーソドックスな選択をする。

それ以外には、

・二の丸茶屋

・竹の丸

・ニの丸美術館

・ステンドグラス美術館

がある、お好みでどうぞ!ということだな。 

 

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四足門。

正保城絵図を参考にして復元されたものである。

 

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入場券売場の向こうには、時を知らせる太鼓櫓が見える。

 

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 威風堂々、東海の名城の再現である。

では登っていこう。

 

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かなりの急な階段をあがる、年配者にはやさしくない階段だ。

 

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掛川城の美しさはここにある、

この見せ方である。

 

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今は手すりがあるが、当時はあるはずもなく・・・。

登っているとわかるのだが、曲線を描き、曲がり角も多い、敵が侵入しずらい形となっている。

 

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掛川城遠江の拠点として、駿河守護大名・今川義忠が重臣・朝比奈泰熈に築城させた城である。

桶狭間の戦い後、今川氏真は武田氏により駿河を追われ、掛川城に立てこもることになる。

その後、徳川家康の攻めにより、和睦の上、開城となった。

豊臣政権下では、山内一豊掛川城に入り、城下の整備を進めていった。

この時に天守閣が造られたという。

 

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 天守閣は平成6年に木造にて再現された。

これが、掛川市の本気だ。

武者返しも見える。

 

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門をくぐると、一豊と千代がお出迎え・・・ではなく、等身大撮影パネルがある。

千代は、「内助の功」として知られ、良妻賢母の見本とされ、一豊の出世に尽くしたというエピソードが数々ある。 

 

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 では入ろう。

靴は下駄箱に置き、裸足で見学をする、取り間違いには注意である。

 

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 城の内部に入り、写真撮影は可とかかれている。

ではガンガン撮っていこう!!

まずは山内一豊の像がある。

織田信長豊臣秀吉徳川家康に仕え、最初は小大名であったが、着実に戦果を挙げていき、家康時代・関ケ原の戦い小山評定では、真っ先に領地献上を申し出て、徳川支持のきっかけを作ったという。

 

徳川幕藩体制においては、土佐藩初代藩主となった。

そして山内容堂公へ続く・・・・。

 

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城内には狭間が複数ある、これは外敵に備え、銃や弓などで攻撃する為のものである。

 

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武者隠し、その名の通り、武者を忍ばせていた場所だ。

 

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これは石落とし、石を落として外敵を撃退する。

その上の布は、NHK大河ドラマ功名が辻」で使用したノボリであり、仲間由紀恵の手縫いのものと書かれている・・・・・。 

 

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天守閣・最上層からの眺めである、

ここはガラス張ではない箇所が2か所あり、爽快な景色を楽しむことができる、

これがとっても大事なポイントである。

  

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 大手町駐車場が見える、正面の白い建物「P」である(笑)

もちろん、大手門も見える。

 

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東海道新幹線が通過していく、正面が掛川駅であるが、全速で通過していった。

 

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こちら側からは名前がわからない山々が見える。

ガラスと柱がないだけで、この開放感!!

 

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眼下には二の丸御殿が見える。

 

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 そして正面には、富士山が見える。

かすかではあるが、あれは富士山である!!

 

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寄贈品のシャチホコに白蛇のジョーくんの写真がある。

平成23年に二の丸御殿に金運を呼ぶといわれる白蛇が出現したという。 

 

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こんなに階段は急である、足の悪い人には苦行である。気をつけてください。

 

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斜度は何度であろうか・・、難度である!

この辺りも再現されているのか。

 

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木造はいい、

変に鉄筋コンクリートにされても意味がないしね。

 

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床が軋む感じもいい感じ・・。

 

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城の外に出てきた、

やはり青空の下、白い城は映える。

※決してダジャレではない。

 

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霧吹き井戸という、

徳川軍侵攻の際、ここから霧が噴出し、侵攻を防いだという。

 

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二の丸御殿には、ここから入る。

 

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城門よ、開け!!

 

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言葉では伝えきれないが、結構良い光景。

 

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正面が二の丸御殿である。

 

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梅が咲いている。

少し寒々しいな。

 

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十露盤堀(そろばんぼり)

そろばんに似ているからそのように呼ばれているのだろう。 

 

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御殿入口に到着、

ここでチケットを切ってもらい入場する。

書院造りという建築様式である、中は広大で幾つもの部屋が連なっている。

 

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御殿では、儀式などの公式行事を執り行う場、藩の政事を執り行う場、そして藩主の公邸でもある。

 

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 縁側がとっても良い感じだ、日向ぼっこが気持ちよさそうだ。

 

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玄関正面には、甲冑と刀が展示されている。

 

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入ると、まず大太鼓がある、時を知らせる太鼓である。

 

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三の間・壁には打掛が掛けてある。

 

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広い!!

しかし部屋は横断しないで、廊下を歩く!!

 

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では奥の間に進もう!

でもここから絶景が見えるのだ。

 

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絶景・掛川城である!

 

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パネルで歴史を学ぶ部屋。

 

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掛川の祭りを学ぶ部屋。

 

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大名行列の廊下、さらに直角に曲がり続きます。

 

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武器の展示。

 

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高天神城ジオラマの部屋。

 

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カタログの間、奥にお土産の間(笑)

 

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御殿の見学時間は約20分ほど、

二の丸御殿は復元ではなく、当時から現存するものである、

歴史はそれほどではないが、明治からこれまで、役場・学校などなど、様々なものに使われてきた、そして最終的に観光施設に落ち着いた。

 

御殿の現存は、貴重であり、川越・二条城・高知・掛川だけである。

 

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では、駐車場に戻ろう。

 

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さらば、掛川城掛川公園。

ちなみに、後ろに見える堀が、三日月堀である。

 

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掛川桜の案内板。

そのような品種があるとは、知らなかった。

 

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城から正面の橋を渡り、お土産屋を発見、寄ってみよう。

 

 観光案内所もあるので、是非お寄り下さい。

 

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 逆川には多くの鯉が泳いでいる、

掛川桜は、まだ咲いていない。

 

では、すいのやへGO!!

 

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では、すいのやに寄りましょう。

もう11時を回っているので、開店してます。

 

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ネコがエサを待っているのか?

 

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ようやくこっちを見てくれた。

野良猫ということだ、すいのやさんでエサをあげているのだ。

このあと、水を飲みに一旦席を外した(笑)

 

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昔なつかしの駄菓子屋であるが、ここで食べるのは静岡おでんである。

奥には、席があり、7~8人は入れるスペースがあり、そこで食べることができる。

ビールを飲みながら、おでん!!

これ最高である(今日は、車なのでおでんだけにするが・・・)

 

おでんを食べ終わったら、駄菓子の時間である!!

買いまくって、200円ほどである。

 

名物はおでんよりも、おでんをつくるおばあちゃんである。

話好きで心が和む・・・、掛川城に来たら、絶対にくるべき場所である。

 

ちなみに、「勇しぶ」というアニメは、掛川の風景がでており、すいのやさんもでているという。

 

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大手門駐車場に戻ってきた。

では次の場所へ移動だ。

 

 掛川城へ行こう!  完

 

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