KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

悉平太郎(しっぺいたろう)に会いに行こう!(2018年03月03日)

磐田市イメージキャラクター「しっぺい」を知っているだろうか?

しっぺいとは、霊犬伝説・悉平太郎(しっぺいたろう)をモチーフにしたキャラクターである。

 

今回の旅土産として、しっぺい饅頭を購入した。

 

これから、向かう場所は、しっぺいたろうのゆかりの神社である、見付天神・矢奈比賣神社(やなひめじんじゃ)である。 

 

掛川城に登城した後、次は磐田に向かう。

掛川から磐田・見付天神まで30分弱で行くことができる。

 

turumigawa915.hatenablog.com

 

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道を間違い、つつじ公園のほうから上がってきてしまった。

神社の裏である、うちのナビは曲者である。

 

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見付天神裸祭とある、

平成30年は9月15日の開催とのことだ。

 

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では拝殿に行こう!!

 

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売店がある、しかし営業はしてない。

しかも神社の裏って・・・、立地が悪いのでは。

 

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太郎最中とある、これは欲しかった。

 

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社務所御朱印をお願いする、

御朱印は3種類あり、専用紙に欲しい御朱印に〇を入れる方式だ。

 

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 順番は逆になってしまったが、参拝を済まそう。

 

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横から撮影、重厚な拝殿である。

創建は定かではないが、歴史はかなり古い。

 

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願かけ牛(雄)

 

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願かけ牛(雌)

 

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そして中心に「見付天神」である。

 

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手水舎、赤の存在感。

 

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境内図、駐車場は第1~第3まであり、第3駐車場に行ってしまった。

第1・第2であれば、正面から参拝ができたのだ。

 

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遠景。

 

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梅と天神社。

主祭神は矢奈比賣命(やなひめのみこと)であり、安産・子育て・縁結びなどの御利益がある、相殿の菅原道真公は、学問と合格祈願にご利益がある、

そして、霊犬・悉平太郎も祀られており、厄除け・災難除け・ペットの健康祈願にご利益がある。

 

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そして、「しっぺい」推し!!

御守りもたくさんあります。

 

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こちらは、国指定重要無形民俗文化財・見付天神裸祭としっぺいである。

しっぺい、大活躍である、しかもそれだけではない。

 

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社務所には、「しっぺい饅頭」の広告が貼ってある、

最中は先ほど確認したが、他にもある!

 

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境内でネコを発見。

私が探しに来たのは、しっぺいたろうの銅像である。

 

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入口の鳥居横にいた!

神社の後ろから入った為、最深部となってしまった。 

 

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悉平太郎をご覧ください。

 

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悉平太郎。

 

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凛々しいぞ、悉平太郎。

 

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昔、遠州見付では、人身御供の習わしがあった、

祭が近づくと、1本の白羽の矢がどこからともなく、美しい娘のいる町屋の屋根に突き刺さった。

その娘を祭の当日、柩に入れ、神前に供えたという。

 

ある年、六部が祭の日に見付宿に入った、

神様が人身御供を要求することを不審に思い、境内に忍び込み、一部始終を目の当りにした、そこに現れてのは神様ではなく怪物の猿「狒狒」であった。

そしてその狒狒は信州の悉平太郎を畏れていることがわかった。

 

六部は悉平太郎を探す旅へ出る、

そして光前寺に飼われている犬であることがわかった、

六部は光前寺の住職に見付の話しを伝え、悉平太郎を借りて見付宿に戻った。

 

見付宿に戻ってきた時には1年が経過しており、再び祭の日をむかえる。

人身御供の娘の代わりに悉平太郎は柩に入り境内に運ばれた。

 

そして真夜中、狒狒が現れ柩を開けた瞬間、

中から悉平太郎が飛び出し、狒狒と大乱闘となった。

戦いの地響きに見付の人々は生きたここちがしなかったという。

 

ついに悉平太郎は狒狒を退治した。

人々は歓喜して、踊ったのが裸祭である。

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 見付天神裸祭。

 

その後の 悉平太郎はというと、

光前寺に辿り着き亡くなったとも、途中で息絶えたとも、

そして光前寺で暮らしたともいわれている。

皆さんはどの結末を支持しますか・・・。

 

磐田を救った救世主・悉平太郎の物語はこれでおしまい。

※「しっぺい饅頭」のオビより。

 

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 こちらが正面であり、ここから入るべきところ、裏から入ってしまう。

 

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悉平太郎と鳥居。

 

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住吉神社がある。

 

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六ッ石。

昔、楼門があり、この石はその柱の礎石である。

 

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1つの根から2つの木がはえている。

 

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御池。

のぞくと多くの金魚がいた。

 

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氷室神社、日本に数社しかない貴重な宮とのこと、

釣りの神様とのことだ、ノボリ旗が?!

 

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 霊犬神社がある、もちろん行ってみよう。

 

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印塚があり。

 

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筆塚がある。

 

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見付天神の裏手に周り、駐車場を横目に通り、霊犬神社に向かう。

 

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白亜の鳥居を抜ける。

 

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つつじの参道を通る、GWには色鮮やかな参道となるだろう。

約3,500本のつつじがある。

 

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小さい社の霊犬神社。

犬を祀るだけあって、かわいらしい社だ。

 

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日本で唯一犬を祀る神社!

 

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悉平太郎を祀る神社・霊犬神社。

 

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ゆるキャラ風悉平太郎、磐田市のキャラクター。

 

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御朱印は、見付天神社でもらうことができます。

 

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霊犬神社の奥は公園になっており、池があり、滝的ななにかもある。

 

磐田の旅はこれでおしまいである。

次の場所・浜名湖で向かう。

 

悉平太郎(しっぺいたろう)は別名・早太郎(はやたろう)と言われている、

なんとなく繋がっているような感じはするが・・・。

磐田では悉平太郎といい、長野では早太郎という、どちらも同じ犬である。

 

長野県駒ケ根市・光前寺 

 ここには早太郎のお墓がある。

早太郎を借り受けた六部は早太郎の供養にと「大般若経」を写経し奉納したという。

この経本は今でも光前寺の宝物である。

光前寺には、早太郎の木像と銅像がある。

 

 

そしてもう1つ、浜松市の152号線秋葉街道からヒョー越峠に入り、

ほどなくすると早太郎のお墓がある。 

 静岡県浜松市水窪・足神神社北側の祠に犬の像がある。

駒ヶ根の光前寺に帰る途中にこの地で息絶えたともいわれている。

ここは以前、遠山郷に行く途中、通ったことがあるが、全く気付かなかった。

走るだけで精一杯だったからな~。 

 

磐田市見付、水窪駒ヶ根・・・と3か所に渡り残る 悉平太郎(早太郎)の伝説、

昔より、街道が開かれており交易があったという証明であろう、

昔で考えれば、かなり遠い地から越境して化け物退治に来る犬、

とても「おもしろいお話し」である。

 

遠州南信州は、三遠南信道という道がある、

三とは三河のことであり、それらを繋ぐ道ということである、

まさに酷道(こくどう)の難関な道であり、秘境感を味わうことができる、

途中には「月 3km」もある。

浜松から月まで3kmである、なかなかユーモラスである。

これは交通看板で月集落まで3kmという、シャレた人(?)が作った正式な看板である。

 

すこし話はそれたが、

これで早太郎ゆかりの地巡りはこれで終わりである。