KITの気ままな旅日記

旅行の記録を公開していきます ≪過去・現在・未来≫

北陸春祭りの旅②やんさんま祭り編(2018年05月04日)

5月4日・5日の2日間で北陸旅行に来ているKIT、

その続きの旅日記となります。

今回は、4編に分けてアップしていきます。

①導入・小杉散策編

②やんさんま祭り編 ←今ここ!!

城端曳山祭り・宵祭編

④七尾・青柏祭編 

f:id:turumigawa915:20180506190033j:plain

 富山県射水市小杉の散策を終え、小杉・荒町バス停から射水コミュニティバスに乗車する。最近、コミュニティバスに乗る機会が増えてきたように思える。

コミュニティバスは小さいので私でも運転できそうな感じだ、地元民の足であり

観光客のKITはそれに『おじゃまさせてもらう』感じだ。

ルート図・時刻表 | 射水市コミュニティバス・デマンドタクシー

 

f:id:turumigawa915:20180506115806j:plain

荒町バス停14:08発に乗る。

小杉駅から乗る場合は、14:02発となる、

小杉駅は東西で分離しているので、降口に気をつけよう、近くに東西自由地下道があるが、面倒だしね・・・。

アルプラザがある南口に出て、改札後・右側にコミュニティバスの乗り場がある。

 

f:id:turumigawa915:20180506115908j:plain

倉垣小杉口・バス停で降りる。

1つ前の白石神社前で降りるつもりであったが、もう1つ先まで行けると思い、ここで降りる。

 

バスを降りると、周りは田んぼである、
そして風が吹き荒れており、時折小雨が混じる、とても不安な気持ちにしかならない、
見渡す限り人の気配はない、人がおらず、バスが来ない状況、わたしにとっては

ここは陸の孤島である。

 

f:id:turumigawa915:20180506120356j:plain

横を見ると稲穂が強風に揺れ、とても綺麗な光景であった。

 

f:id:turumigawa915:20180506120610j:plain

もうここまで来たからには進むしかない。


程なくすると、交通規制をひいている警官が見えた!
道は合っていた、そして民家が両脇にあり、住民が沿道で何かを待っている。

『これは、なにがが来るぞ!』

適当な場所見つけ(加茂コミュニティー施設前)で待っていると・・・・・・。

 

加茂コミュニティー施設前で待機。

 

f:id:turumigawa915:20180506121406j:plain

 馬、三頭が歩いて来た。

 

f:id:turumigawa915:20180506121605j:plain

若者三人が騎乗しており、衣装が鮮やかで映える、良く見ると袴の柄が各人で異なる。

 

f:id:turumigawa915:20180506122546j:plain

赤茶色の舗装された道路を馬が歩いて行く、日常では味わえない不思議な光景だ。

あの馬が流鏑馬をするんだな。

 

f:id:turumigawa915:20180506124619j:plain

もちろん、やんさんまのポスターもある。

 

f:id:turumigawa915:20180506124713j:plain

馬がどこに向かっているのか、正直わからない・・・。

通り過ぎてもまだ、地元民は家に入らない、これは2回目があると考え、

待つことにした。

 

f:id:turumigawa915:20180506124756j:plain

◆走馬 という神事。

縦列して、加茂村内街道の西端から東端までを三往復するという。

 


やんさんま2018①

 

f:id:turumigawa915:20180506125548j:plain

2回目を見た後、加茂神社方面に向かう、そちらが本丸なのだ。

急ごう!!

 

f:id:turumigawa915:20180506125733j:plain

ほかの人たちも同じように下村・加茂神社に向かっている。

 

f:id:turumigawa915:20180506125846j:plain

長い参道が見えてきた、ここを走るのか。

 

f:id:turumigawa915:20180506130429j:plain

f:id:turumigawa915:20180506130851j:plain

参道横の道を進む。

 

f:id:turumigawa915:20180506131042j:plain

下村加茂神社の神事・行事が刻まれた石柱がある。

 

f:id:turumigawa915:20180506131602j:plain

参道にはカメラマンだけがチラホラ。

 

f:id:turumigawa915:20180506131703j:plain

やはりあった馬の像。

 

f:id:turumigawa915:20180506131806j:plain

途中から参道を歩いて行く。

 

f:id:turumigawa915:20180506132103j:plain

この辺りだと、流鏑馬時のスピード感を味わうことはできるが、

他の神事をみることは難しい。

※小さく見ることはできる。

 

f:id:turumigawa915:20180506133244j:plain

拝殿に行くと、その周りにはかなりの人が待っており、最前列は空いていなかった。

おそらくは13時に来ていれば、とれていたのだろう。

 

f:id:turumigawa915:20180506134009j:plain

とりあえず、シートに腰掛けている老夫婦の後ろ、二列目に陣取る。

はじめてのお祭りの場所取りは迷う、どこがベストポジションかがわからない。

流鏑馬では、ベストではないが、牛乗り式を考えた場合、拝殿前がベストと判断した。

まぁ、困ったら、拝殿前がベストな位置だろう。 

 

待ち時間は30分ほど、これまでの祭りに比べたら、余裕だ!
このやんさんま祭りの公式のスケジュールでは、14時開始、17時15分からの流鏑馬で終わりとなる。
次の祭り、城端曳き山祭りを考えた場合、遅くなるのは、どうしても避けたい、

場合より途中退場も考えての参加だ、しかし、この決断はなかなか難しい。

やんさんまとはなんなんだ?
と思うだろう、なんでも流鏑馬(やぶさめ)から訛り、やんさんまになったらしい、
たしかに名前のインパクトはデカイ!!

流鏑馬祭りでは、スルーしていたかもしれない、やんさんまという単語が私の琴線に引っかかった。 

 

f:id:turumigawa915:20180506135656j:plain

15:00少し前に馬が入ってくる。

 

f:id:turumigawa915:20180506135726j:plain

f:id:turumigawa915:20180506135754j:plain

 乗り手の3人は拝殿に入っていく。

 

f:id:turumigawa915:20180506140309j:plain

神幸式(しんこうしき)

神輿渡御ではなく、古式豊かに「神様自ら」が渡御される。※

※下村加茂神社から引用

拝殿内で儀式が行われており、こちら側からは状況がわからない。

 

f:id:turumigawa915:20180506140522j:plain

 15:30過ぎ、拝殿から出てくる。

飾りを持ち、獅子舞の頭を持つ者もいる。

◆御旅所着御 という儀式だろうか。

 

f:id:turumigawa915:20180506140624j:plain

 天狗の面をつけた者も出てくる。

 

f:id:turumigawa915:20180506140733j:plain

詳細はわからないが、獅子の頭を頭の乗せている。

 

f:id:turumigawa915:20180506140807j:plain

この獅子頭である、

皆総じて口紙をつけている。 

 

f:id:turumigawa915:20180506140910j:plain

拝殿前を宮司を含め氏子たちが、3周する。

 

f:id:turumigawa915:20180506144430j:plain

御幣が3ほどあり、氏子が見物客にちぎって渡していた。

 

f:id:turumigawa915:20180506140943j:plain

御旅所に向かう・・・。

 


やんさんま2018②

 

 

f:id:turumigawa915:20180506141104j:plain

次に馬3頭が登場、

どの式に当たるのか、わからないのだが、お披露目するように境内を周回する。

 

f:id:turumigawa915:20180506144342j:plain

1頭だけ、かなり暴れていた、その度に境内が騒めく。

 

f:id:turumigawa915:20180506145126j:plain

境内の真ん中で儀式が行われている、ここからでは中はうかがい知れない。

 

f:id:turumigawa915:20180506145925j:plain

 16:00、スケジュールは遅れているが、牛乗式が始まる。

私にとってはこれがやんさんま祭りの目的である、

全国でここだけの奇祭である。

 

青い法被を着ている者が牛を囲う・・・その中心に牛がいる・・・・。 f:id:turumigawa915:20180506150714j:plain

武者が牛に跨る。

 

f:id:turumigawa915:20180506150909j:plain

武者がこちらに向く、

赤い奇面をつけ、兜に赤い花3本を付けている、奇怪な甲冑武者である、

そして身長をはるかに越える弓を持つ。 

 

f:id:turumigawa915:20180506151800j:plain

 甲冑武者は乗りづらそうだ、ここからだ!!

 


やんさんま2018③

 

f:id:turumigawa915:20180506152213j:plain

力づくで牛を抑えて、座らせる。

田の神をこの地に留め、『五穀豊穣』を祈る神事である。

 

f:id:turumigawa915:20180506152330j:plain

牛が困惑しているようにみえる、牛からしたら周りを囲まれて恐怖しか感じないだろう、頑張れ牛!!

 


やんさんま2018④

 

f:id:turumigawa915:20180506153428j:plain

再び、境内を周る。

 

f:id:turumigawa915:20180506153600j:plain

愛護団体が見たらクレームがでるかもしれない牛の表情、

神事だ、大事なお役目を果たして!

 

f:id:turumigawa915:20180506154002j:plain

16:15頃、牛が無事その役目を終え、牛舎に戻っていく、

1年間は平穏な生活がまっているのかな・・・。

 

f:id:turumigawa915:20180506155453j:plain

 16:17頃から、境内の中央で神楽の儀だろうか・・・、

行われているがここからは見えない、すべてを網羅する場所はなく、何を優先するかで

 席取りは決まってくる。

 


やんさんま2018⑤

 

f:id:turumigawa915:20180506160553j:plain

f:id:turumigawa915:20180506160816j:plain

f:id:turumigawa915:20180506160847j:plain

16:50頃、3頭の馬が登場、期待が高まる。

 

f:id:turumigawa915:20180506182312j:plain境内を周りながら、準備を整えていく、

花笠を受け取り、弓を受けとり、気持ちを高めていくのか、もしくは鎮めるのだろうか。 

 


やんさんま2018⑥

 

f:id:turumigawa915:20180506182410j:plain

 乗り手3人の準備は整った。

 

f:id:turumigawa915:20180506182730j:plain

乗り手が奉納を済ませ、いざ!

 

f:id:turumigawa915:20180506182752j:plain

まずは停まった状態の馬上から的に向けて弓を放つ。

的は一・ニ・三とあり、乗り手により番号が変わるのだ。

狙いを定めて・・・・。 

 


やんさんま2018⑦

 


やんさんま2018⑧

 

f:id:turumigawa915:20180506182853j:plain

 放つ!!

歓声・どよめきが起こる。

これを乗り手3人にて、それぞれ1回づつ行う。

 

そして、17:25過ぎ、最後の神事・流鏑馬が行われる。

ここまで来たら、見るしかない。

 

f:id:turumigawa915:20180506183423j:plain

拝殿奥から駆け出してくる。

 

f:id:turumigawa915:20180506183505j:plain

速い!!

 

f:id:turumigawa915:20180506183527j:plain

拝殿を背にかえ、参道を疾走!!

的はすぐそこにある!!

 

f:id:turumigawa915:20180506183747j:plain

見えん!!! 

 

f:id:turumigawa915:20180506184033j:plain

 黒馬が疾走、早くて撮れない・・・。

久しぶりに流鏑馬を見たが、かっこいい!!

子どもの頃、何度も鎌倉・鶴岡八幡宮流鏑馬を見ていたので、あまり『ウキウキ』していなかったのだが、やっぱりいい!!!!

 

f:id:turumigawa915:20180506184116j:plain

 3頭が走り終えると、再びスタート地点に3頭が順に戻ってくる。

 

f:id:turumigawa915:20180506184557j:plain

軽く曲がっていく疾走感がとてもいい。

この数秒後に歓声と落胆の声が聞こえるだけ・・・これもこれで一興だ。

 


やんさんま2018⑨

 


やんさんま2018⑩

 

f:id:turumigawa915:20180506184645j:plain

1人に対して3回行われ、合計9回行われる。

全ての神事を終え、最後のウィングラン・・・違うか・・・。

 

f:id:turumigawa915:20180506184706j:plain

ウマさんよ、お疲れ様でした。

???「ほかを忘れていないか~。」

 

f:id:turumigawa915:20180506184718j:plain

ウシよ、君は一番頑張ったね。

 

f:id:turumigawa915:20180506184745j:plain

時刻は17:55。

やばい、呉羽駅発18:13の列車に乗る予定なのだ。

地元タクシー会社に電話をかけて、迎えにきてもらうように依頼をする、

しかし祭りの混雑の為、近くまでいけない、近くの小学校まで来て欲しいとの事、

急いで小学校前に向かう、徒歩で5分ほどだ。

 

f:id:turumigawa915:20180506184758j:plain

無事、タクシーに乗車、

運転手に呉羽駅に向かってもらう、10分ほどみて欲しいとのこと、

ぎりぎりのボーダーラインだ。

 

信号は、幹線道路に足止めをくらったが、それ以外の信号はなく、かなりスムーズにきた、そして呉羽駅に出発2分前に到着する。

料金は1850円ほどであった。

 

すぐさま、切符を買いホームに滑り込む。

これで城端へいける! いくぜ!!!

やんさんま祭りの余韻もなく、次へ切り替えとなる・・・。

 

北陸祭りの旅・やんさんま編 完