8月15日とは、日本にとって特別な日、終戦記念日である、
戦争を経験したことの無い者にとっては、ドラマでマンガやアニメや小説、そし童話などでしか知らない世界である。
そんな私でも、考え深い日であることは、言うまでもない。
そして8月15日は月遅れ盆でもある、
15日を中心に13日から16日の期間をお盆という。
お盆とは、先祖崇拝や豊作祈願などの農耕儀礼が合わさり、形作られたものだ。
そして私は、
お盆休みの後半は、『秋田の西馬音内盆踊り』に行く予定である、
昨日のピカチュウ大行進とモネ展をもって、
お出かけは一旦終え、秋田旅行で締めくくるつもりであった。
しかし、家族サービスの一環・・・・、
そしてお盆ということもあり、『鎌倉』に行くことにした。
ここには愛猫が眠る地でもある、他の愛猫たちは自宅の庭に眠っているのだが、
最初から2番目の飼い猫だけは、ここに眠っている。
どうしても、鎌倉に行くこととなると、光明寺が出発点となってしまう。
本日は、いつもと変わらず人が少ない、だけどそれが光明寺らしく好きだ。
ここから2・3分歩けば湘南の海、そんな立地に光明寺はある。
根本道場で参拝を済ませ、池に向かう。
蓮が数本であるが綺麗に咲いている、そして鯉が亀をつついていた・・・・。
お盆ぐらい、仲良くしなさい・・・。
鯉は言う事を聞かなかった。
以前、テレビの企画で池の水を全部抜き、この池を清掃した、
その成果がでたのだろう。
「よかった、よかった。」
では、展望台に行ってみよう。
もちろん、富士山の眺望は期待していない。
2つの展望台がある。
やはり分厚い雲に覆われている。
江ノ島、シーキャンドルが見える。
今日はこれだけで良しとしよう、富士山が見れなくとも、江ノ島が見えればいい、
かつては、江ノ島も信仰の対象であったという。
長谷寺には、本日は行かないので、見るだけに留める。
砂浜には、控え目な海水浴客がいる、もっといてもよさそうなものだ。
秋には秋の良さがあり、冬にも、春にも・・・それぞれの良さがある。
ではやっぱり夏が一番好きだな~。
でもとっても暑いけどね!!
次の目的地・鎌倉文学館に移動する、
道が空いていれば、10分ほどで行くことができる、
道は空いていたが、駐車場は辛うじて空きがあったという感じだ。
鎌倉文学館入口。
この木漏れ日の道が好きだ。
本日の第2のお目当てが、これだ!
『富安陽子の世界』特別展示だ。
文学館は、常に企画展を開いており、これが何度も通わせる理由の1つである。
富安陽子は、児童文学作家である、読んだ人も多いことだろう。
この展示から、何か『気づき』はあるのだろうか・・・。
拝観料は大人1人300円である。
ところどころに、富安先生の本に登場するキャラクターの看板が目に入る。
『まゆとおに』山姥の娘・まゆである。
この館の造りがとってもいい、これもここに来てしまう理由の1つだ。
この色合い、模様、とてもマッチしている。
『オニのサラリーマン』オニガワラケンである、
オニにもサラリーマンがおり、地獄の運営をしているのだ。
では、涼しい室内に移動しよう。
入口から向こうは、撮影禁止となる。
展示室を何部屋か通り過ぎると、休憩室に出る、
ここでドリンク休憩だ、そこからバルコニーに出ることができる。
ここからも海を見ることができる。
鎌倉文学館の企画展は、2つの展示室に分かれている、
興味を引くものから、あまり引かないものまで、様々であるが、
どれも『面白い!』と感じる。
お話しの種は、どこにでにでも潜んでいる・・・
そのようなことが、富安陽子の展示室に書かれていた。
そう、無駄なことなど何もない、それは仕事に、そして全ての事に言えることだろう。
富安陽子の作品で『盆まねき』がある。
その中で人は二度死ぬと書かれている、
1回目は、心臓が止まった時、2回目は、忘れらた時 と少年は言う。
お盆とは先祖を思い、そして戦争があった事を忘れてはいけないものである
とこの本は教えてくれる。
これが本日8月15日に鎌倉文学館に来た理由の1つである。
では、鎌倉文学館を出よう。
御霊神社への裏道。
9月には、この拝殿の横で神事が行われている。
去年は暑かったが、楽しい神事であった。
江ノ電の撮影スポット。
『面掛行列』
今年も行こうかな・・・、対抗馬がいなければ。
御霊神社参道入口にある力餅屋。
休業日だった・・・・・・。
長谷駅前の踏切である。
江ノ電は走っているだけでカメラを向けてしまう。
そんな列車である。
KKRわかみや・有磯で昼食をとる、これも定番である。
やっぱり、落ち着くし、うまい!!
では、横浜に帰ろう。
お盆に鎌倉に行こう! 完