秋田・西馬音内盆踊り・2日目に突入する。
本日の寝覚めは悪く、6時に起床した。
いつもは、4時頃には目が覚めていることが多いのだが、疲れているのだろうか。
外を見ると、雲が多いが晴天である、本日もいけそうだ。
テレビを見ると、西馬音内盆踊りが紹介されていた。
まずは、昨日借りた車をトヨタレンタカー湯沢店に返却に行く日なのだが、
その前に有効活用することにする。(簡単にいうと2時間延長だ)
西馬音内盆踊りは、19:30開始となるので、日中は時間が空くのだ、
正確に言うと、有料観覧席の販売開始時間は15:00であり、
さらに良い場所を確保しようとすると、かなり前から並ぶ必要があるのだ。
実はそんなに時間はないのである・・・・。
9時、西馬音内の町に到着。
こんな早い時間の為、観光客はほぼいない・・・
開店準備をしている人がひらほらといった感じだ。
祭りの後の静けさ、いや、
祭りと前の静けさか・・・、どっちでもいいや。
盆踊り会館前に到着。
9時から開くのだが、係員(店員)の気配しかしない。
「おはようございます」と入っていく。
早朝、西馬音内に来た目的は1つである。
西馬音内盆踊り会館に行き、当日観覧席をゲットするために、携帯イスを置くことだ。
※列に並ぶことである。
もうすでに、5・6人ほど、イスなどが置かれている。
恐らくは、9時開館前から待っていたのだろう、感服だ。
まあ、席にそれほどのこだわりはないので、問題なく、そこそこの席はとれるはずだ。
特設櫓隣りのこの有料席、ここにしようかと迷っていた・・・。
どう見えるのだろうか・・・・教えて下さい、知っている人!
では、残り少ないレンタカードライブを楽しのもう。
ここから近くに三輪神社というがある、行ってみよう。
郷社 三輪神社。
なかなかの鳥居、境内が開放的だ。
横を見ると木に巻かれている。
この神社の歴史は古く、717年から724年の間に大和の大神神社を勧請したといわれる。
国指定重要有形文化財となっている。
その建築技法から室町後期のものとされている。
社殿が三つならぶ。
健康ヨーグルト3連が食べたくなっていたぞ。
(もしくは、グリコプッチンプリン3連でもいい)
国指定といわれているが、『こんなところに・・』といったかんじだろうか、
派手さは全くないが、よい雰囲気だ。
そして風鈴の音色が涼し気でいい。
鐘楼がある。
こちらも笹と短冊がほんの少しだけ、風にそよぎ涼しげだ。
西馬音内から歩いていける距離だが、暑い、荷物が重いと大変かも、
バスであれば、羽後交通バス、西馬音内線に乗ることになる、
しかし本数が少ないので、注意が必要だ、降車バス停は、三輪神社前である。
今回は、駐車場が見つからず、裏の道に停めさせて頂く。
とても静かで、社殿背後には田園風景が広がり、とても気持ちの良い参拝・散策ができた。
次に少し距離はあるが、道の駅・おがちに車を走らす。
なんでも小野小町の誕生の地というが、諸説あるし、古すぎて、わかるはずもない。
とは言え、小野小町と聞き、吸い寄せられるように行ったのでした・・・。
結果としては、想像通りであったのだが・・。
10時30分頃、道の駅・おがちに到着。
形が、特徴的である。
左から、芍薬祭り・小町まつり、七夕絵どうろう祭り、西馬音内盆踊り。
『小町娘と芍薬』のモニュメント・・・・。
小町の郷公園。
湯沢市小野地区に受け継がれている小野小町の伝承をテーマした公園である。
小町の伝承をイメージした遺跡などが再現されている。
小町まつりは、6月の第2日曜日に行われ、七人の小町娘により和歌が奉納される。
奪衣婆とこの地で見る事になるとは・・。
背後に丘は、『二ッ森』と呼ばれている。
小野小町遺跡『二ッ森』
この周辺には、かつて多くの小島があったため、八十島と呼ばれていたが、
今ではこの2つしか残っていない。
湯沢ジオパーク
二ッ森の説明がされている。
ここにも二ッ森の説明板がある。
お狐様がいた。
ここが二ッ森。
正面の無機質な建物は、小町舞台という。
取ってつけたような、赤色の新し目の建造物がみえる。
これは観光施設というものではなく、公園と見るべきだろう、
たしかに名前も公園となっている。
芝生が青々としており、管理されており、綺麗なことに間違いは無い。
どでかい看板を発見。
道路から見えるように建てられている。
人形道祖神を発見。
関東では全くなじみがないが、秋田地方では藁で作った巨大な道祖神がある。
「鹿島様」と呼ばれる。
小町堂という看板が見える。
小町堂を見にここまで来たのに、忘れてしまった。
先ほどの小町舞台を『それ』と認識違いしてしまったのだろうか・・・。
暑さで思考が停まってしまったのか・・・・。(がっくし)
『小町泉』
小野小町の伝承をイメージした泉である、小町は疱瘡を治す為に、磯前神社の泉で顔を洗い、1日でも早く治るように祈った場所と言われている。
『磯前神社』
をイメージした建造物である。
この磯前神社であるが、ここから車で6分ほどの場所にあるという。
しかし正確な場所が分からず、断念した。
「磯前神社・湯沢」で検索しても、大洗の神社がでる始末・・・また細かい住所がわからず、ナビに設定することができなかった。
池がある、なかなかきれいな公園だ。
銅像を見つける、
奥の木で隠れているのが、深草少将だろう。
『小野小町』
約1,200年前、出羽国で生まれる、13歳の時に京にのぼり宮仕えをする、
36歳のころには故郷に戻り、92歳の生涯を終えた。
『深草少将』
小野小町に思いを寄せる深草少将であるが、それは悲恋に終わる。
きれいなところだな~。
川も流れているし~。
『桐木田の井戸』
小野小町が産湯につかった井戸をイメージしている。
『姥子石』(ばっこいし)
小町の母・大町子(おおまちこ)の墓地・墓石といわれている。
これで公園を一周したかたちとなる、
このときには小町堂のことは全く頭には無い!!
道の駅の隣りには芍薬苑がある。
では、簡単な散策を終えたので、湯沢に戻ろう。
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車を走らせている途中、橋の上から奥羽本線の単線が見えた、
とても良い雰囲気だったので、近くでみたくなり、右折できる場所を探して、
曲がることにした。
右折して、少し走らせると、
目の前には、踏切があり、丁度 カンカンと鳴り出した、
本数が少ないのに、奥羽線に巡り合うとは!
磯前神社は、
桑崎の交差点を曲り、踏切の直前である。
そして列車を見て、元の道に戻るべく、Uターンしたところ、
良さげな雰囲気の神社が目に入る、
まさにあの磯前神社であった。
『磯前神社・小町泉』(いそざきじんじゃ・こまちいずみ)
磯前神社と検索すれば、大洗の磯前神社が、上位に出るほど!!
諦めた後、偶然にその神社を見つけた喜びは、プチ上機嫌である。
冷静に考えると、大したことではないんだけとね。
ここの神社もとても開放的である。
伝承では、小野小町は、磯前神社隣りの薬師堂に通ったという、
ここには泉があり、深草少将に会う日までに、疱瘡を治す為に通った場所だ。
一方、深草少将は、小町に求愛するために、百日通いをする中、橋ごと流され、帰らぬ人となった。
(疱瘡を治し為の期間かもしれないが・・・)
小野小町の心境はいかばかりか・・・。
泉ではなく、沼・・・・を発見。
これではない!!
この磯前神社の参拝で、小野小町のプチ旅を終え、湯沢の町に帰る。
程なくして、湯沢の町に到着、ガソリンを満タンにして、返却する。
時刻は、11時40分、昼ごはんの時間であるが、どうしよう。
11:50、湯沢駅に到着、周辺を散策してみよう。
駅前には、『七夕絵どうろうまつり』の展示がある。
青空に映える。
湯沢駅構内にも、展示がある。
出入口にもある、外は灼熱の夏だ。
駅にいても仕方がないので、オープンザドア!!
湯沢駅前周辺では、場末のスナック風がある小路を発見、恐る恐る入ってみると・・。
神社があった。周りには建物で囲まれている。
KITは湯沢駅前で神社を発見した!!
商店街の一角にある『犬っこ像』
KITは、犬っこ像を発見した!!
駅の近くにはコンビニがなく、周辺を歩くが、ガストとホットモットを発見しただけだ、小さいサ店はあるのだが、賭けになるのでやめておこう。
KITはお店を発見することができなかった・・・。
結果として、スーパー(グルメステーション)で買い、ホテルの部屋で食べることにした、ホテルには、13時に入れるようにお願いをしており、あと1時間ほどだ。
キャンドゥや田舎風の洋服店で時間を潰して、
1階のスーパーで、納豆巻き、おにぎりを購入。
100円ショップもあるので、必要があれば・・・実に心強い。
ホテルの部屋にもどるが、1時間をしないうちに出発の時間になる。
西馬音内線のバスの出発時刻は、14時だからだ。
湯沢駅の目の前がバス停となっており、その他の路線も同じバス停であり、迷うことはない。
おかしい、14時6分になるが、バスは来ない、
これが秋田クオリティなのか、と考えながら待っていると、ようやくバスが見えた。
それなりに客を乗せてバスは最短ルートを取らず、寄り道をしながら進んでいく、
これは1つの楽しみではあるが、時間が遅れているため、あまり楽しめない・・・。
降車バス停は、橋場である、
昨日、歩いた道に近いのだが、バス停はすこし曲がった先にある。
そこから、早歩きで盆踊り会館に向かい、14時35分、発売開始の25分前に到着した。
列は、通路までのびており、昨日より多い、土曜と金曜の差だろうか?
ここは待ったとしても、空調が効いており、本やスマフォなどが有れば楽勝ではある。
15時になると、販売の係の人から恒例の説明がある、
昨日と同様、後藤さんが紹介される、後藤さんとは!?
◆説明しよう、後藤さんとは・・・・・
20年間連続、一番のりしている伝説の御仁らしい、平成最期の西馬音内盆踊り最終日もトップで錦を飾った!
拍手が巻き起こる。
そして、本日は、桟敷席が少ないらしい、団体客に売れてしまったらしい、
皆に衝撃が走る!!
そして、結局は、
パイプ椅子の端を確保した、昨日とあまり変わらん気がするが、よしとしよう。
さて、問題は時間の潰し方だ、
19時30分開始まで、約4時間だ。
昨日行っていない、コミュニティセンターに行ってみる。
玄関で一人で歌っているオヤジがいるのだが、なんだろう、一人リサイタルだな。
横を申し訳なさそうに通り抜け、中に入ると、クーラーが効いており、
ゴキゲンな状態であった!
ベンチが50人分ほどあり、テレビ付きだ!!
テレビには、西馬音内盆踊りが流れている、ここである程度時間を潰すことにした。
そして、途中から高校野球にチャンネルが変わる、
最初は、5人ほどで観戦。
隣りの会場では、西馬音内盆踊りの交流会が行われており、太鼓の音が聞こえる、
しかし、今は金足農業を応援しよう。
16時少し過ぎ、交流会が終わり、高校野球の観覧者が一気に増える、
掛け声や拍手、ため息が頻繁に起こるようになる。
わたしは、ブログをかきながら、応援している(笑)
ここで、9回の攻撃に入る、
1点差で負けている、さて逆転できるか?
西馬音内盆踊りに行こう!2日目【湯沢・雄勝散策編】 完