神奈川県の水がめといえば、宮ケ瀬ダムといってもよいかもしれない、
いや言って良い!!!
それほど、有名(?)なダムである。
神奈川県下15市5町に5水道水を供給しており、それは神奈川県の2/3を占める。
横浜から約40kmに位置する首都圏最大のダムである!!
相模川の支流である中津川上のダムだ。
今回は、東名高速・厚木ICで下り、一般道で向かう、
圏央道・愛川IC、相模原ICからでもアクセス可能であり、そのほうが近いかも。
まずは、鳥居原ふれあいの館に向かう。
近くには、『宮ヶ瀬湖畔園地』という場所があり、
さまざまな店が並び、散策、バーべQ、遊覧船など、いろんな施設がある。
(ここは今回はスルーだ)
鳥居原ふれあいの館に到着だ。
ここは、道の駅のようなものであり、食事処もあるよ・・・。
こちらは裏手である、ロードバイクで来ている人もかなりいる。
それ以上にいつ来てもバイカーが多い、勝手にバイカーの聖地と呼んでいる。
ここからだと、ヤビツ峠も近いしね。
宮ケ瀬湖を見る、きれいだ・・・秋は秋の良さがあるよね。
でも、私は夏が一番好きなんだ・・・・。
あまり紅葉する木がないので、それらは期待できないが、
晩秋の雰囲気は存分に味わうことはできる。
ここの駐車料金は無料である、
だから多くの人が集まってくるのだ、いつも通りバイクの集団が休息をとっている、
これもいつもの休日の光景だ。
あと、クラシックカーや高級車などのオフ会(?)の光景もよくみる。
では、 県立あいかわ公園へ。
あいかわ公園駐車場、駐車料金500円/1日を支払う。
公共交通機関で来る場合だが、
小田急線・本厚木駅から、神奈川中央交通バスにて、センター経由半原行きに乗り、
愛川大橋にて下車、所要時間約60分だ。
駐車場から、そこそこ歩くことになる。
ナツミカンらしいが、秋だよね・・・。
園内には、ロードトレイン(愛ちゃん号)が走っている、
大人200円、子供100円、1時間に 2本~3本の運行だ。
お年寄り、足の弱い人は、愛ちゃん号へ!
でも私は、頑張るよ!!
さぁ、宮ケ瀬ダム見学へ。
ここから徒歩15~20分かかる、景色を楽しみながら行こう。
一気に坂道を下っていく。
下はT字になっており、右へさらに下りていく。
あれに上ることはできるのだろうか・・・。
突き当りから下をのぞき込むと、石小屋ダムが見える。
このダムは宮ヶ瀬副ダムといって、本ダムの放流の勢いを緩める役割を持つ。
後ろには、愛ちゃん号が走っている。
愛ちゃん号は上がっていくが、我々は下りていく。
ダムの高さ分を下りていく感じかな・・・。
ここが記念撮影スポットだ。
『皆もここで記念撮影をしよう!!』
ダムMAPだ。
何気なく横を見ると、石舞台的な何かがある・・・これはあとあと。
やっぱりもみじの紅葉はきれいだな。
新石小屋橋を渡る、
この橋もデカイが、この後ミニチュアになってしまう、それほどダムは高いのだ。
『石小屋』と先程から書いているが、昔この辺りは石小屋という地名であった。
本日の水の色はきれいだ、天竜川を思い起こす深い碧だ。
反対側には大沢の滝が見える。
正面からダムを見上げる。
巨大すぎる構造物にただ見上げるのみだ。
全国には、こんなものがゴロゴロあるのだろうか・・・。
このコンクリートの向こうには、水がある。
擬似的水の中だ、なんだか不思議で少し怖い思いだ。
後ろには第一発電所があり、左前方には愛ちゃん号が停車している。
『ん?』
今日は、愛ちゃんとよく書いている。
愛ちゃん号・・・。
『そうか! あいかわ公園だから、愛ちゃん号か!』
(おいおい・・・いまさら)
この駅は終点・ダム下駅である、次の停車駅は終点・パークセンター前駅である。
観光放流の案内がある。
『土曜日は無いのね・・・・。』
4月~11月は、
毎週水曜日、毎月第2第4金曜日、
毎月第2日曜日だ。
11:00~11:06、14:00~14:06の1日2回の6分間だ。
これで宮ケ瀬ダムのすごさがわかるぞ!!
・芦ノ湖と同じ水の量だぞ!
・横浜ランドマークタワーと同じ体積だぞ!
・東京ドーム100個分の広さだぞ!
・東京タワーの展望台と同じ高さだぞ!
『・・・・・・・・・。』
歩いて来た道を振り返る、
この時には、振り返ることも大事なのさー!
ここから、ダムの上に上がる。
さあ、行こう!
あなたは、無料のエレベーターに乗りますか?
または、有料のインクラインに乗りますか?
わたしは、インクラインを選ぶ!!
往復300円、JAF会員なら、270円だ。
地元にお金を落とそうぜ。
2番乗り場だ、車内は、ほぼ満員である。
人が乗り次第、発車だ、発射?!
下へ向かう乗り物とすれ違う、大したことではないが、なんだが嬉しい。
傾斜面にレールを敷いて、荷物などを台車に乗せ、動力で引き上げる装置がインクラインだ、京都・東山のインクラインが有名だぞ!
ダムの上に到着だ。
道の幅はとても広い、375mの横幅がある。
すげー、開放的だ、いいよダム!
あれがインクラインの駅だ、かなりの急こう配であることがわかる。
しっかし、変な形しているな!!(失礼・・・)
4分の空中散歩が楽しめる、宮ヶ瀬インクライン。
遊覧船・ミーヤ丸が運行している、
ここ、ダムサイトから、宮ヶ瀬湖畔を結ぶシャトルコースと宮ヶ瀬湖を遊覧船するコースがある。
ミヤガセだから、ミーヤ丸だろう。
ここから、宮ヶ瀬湖畔に行き、食事して、お土産などを買い、再びここダムサイトに戻ってくる、良いプランだろう。
一応、展望台にも行ってみよう。
ガラス越しなので、映り込みがあり、壮快感がない、やはり外の方が良い。
端まで歩いて来ると、ある建物がある。
しかし、展望室があるこの建物は、休館日であった。
少しがっかりしたが、人件費を使うほどの人は来ないのかもしれない。
良い山容だ、人工的と自然とのコラボだな。
では、350mを戻ろう。
巨大なすべり台のようだ、神奈川県に水を供給し、発電も行う、ダムって素晴らしい。
そういえば、八ッ場ダムはどうなってるんだろうか、
行きたいと思いながら、早数年だ・・・。
ランドマークタワーからは、宮ヶ瀬ダムが見えるのだ、当たり前か・・・。
『水とエネルギー館』に入ろう、ここは無料だ。
それも2枚だ、宮ヶ瀬ダムと石小屋ダムだ。
中は広くそしてきれいだ。
まさに、ハコモノ!!
宮ケ瀬のこと、ダムのこと、いろいろと学ぶことができる。
左のタービン的なもの、なんだかカッコいい!!
なんだか、近未来的なモノがあった・・・・。
よくわからんが、いいよ!!!
2Fに上がると、こんな広大な空間があった・・・・・。
とても殺風景だ。
全国のダムを紹介するパネルがある、
『黒部ダムに行きたい!!』
黒部ダムも観光ダムとして成功しており、宮ヶ瀬ダムと1位・2位を争う。
ダムの写真など、各地のダムのパンフレットが置いてある。
興味あるダムのパンフレットをもらっていこう。
こちらが入口だったのだが、全くの逆周りをしてしまった。
階段下には、受付が見える、ダムカードはここでもらう。
そして、真向かいの壁には・・・。
ダムカード配布一覧がある、すごい数だが・・・・。
では、帰りもインクラインで行こう。
このロープだけが今の頼りである!
帰りに、石舞台的な何かに寄る。
ダム工事前の宮ヶ瀬の風景があった。
かつてここには、清川村、津久井町、愛川町があった、そして300戸あまりの家屋が、水没したという、渇水になると道路や交通看板など、町や村の一部を見ることができるという。
石舞台的の何かの中だ、雨宿りはできそうだな。
次に、石小屋ダムにも寄る、ダムカードをもらったからね。
こじんまりとした綺麗なダムだ。
では、上に戻ろう。
また、愛ちゃん号とすれ違う、満車である。
愛ちゃん号からインクライン、そしてミーヤ丸と乗り物だけで渡り歩くことができる。
では最後に、あいかわ公園パークセンターに寄ってみる。
こういうのって、いいよね・・・。
あいちゃん、半原のゆるキャラだろうか。
この竹を抜ければ、駐車場だ。
本日は、ダムの魅力を存分に味わうことができた、
そして別のダムにも行きたくなってしまった。
ダムの造形美、そして大きさに圧倒される、その感動を再び感じたいと心が求める!
さて、楽しみが増えたぞ!!!
宮ケ瀬ダムに行こう! 完