遠山霜月祭の中盤戦だ、では行ってみよう!!
本日12時40分に飯田についたKITは、レンタカーを借りて、中郷・正八幡宮の霜月祭を見に来た、その後一旦離れ、遠山郷・和田宿にあるヨシマルヤストアーで飲食物を買い、再び中郷・正八幡宮に戻ってきた。
その時、時刻は15時少し過ぎを指していた・・・・。
【ここまでが、前半戦のあらすじだ】↓
大宮に入ると、釜に水を足していた・・。
そういえば、この室内の湿度はどうなのだろうか?
この湯気なら、かなりの高湿だと思うのだが。
15時20分頃、『釜祓い』が始まる。
太鼓を叩きながら、釜祓いをうたい、氏子数名がアトをとる。
まだ見物客は少なく、自由に動き回れる、
そして見物客と氏子の見分けもついてきた(笑)
『釜祓い』
釜祓いの途中に『八丁字立て』が行われる。
以外に刺さるほど、柔らかいのか・・・今思えば竈に一度も触れていない。
※触っちゃだめなのかな・・・聞けばよかった。
八本の八丁字を釜柱に立てる。
釜祓いが始まると、『末社祭』『きしめ・お白餅・白飯の献上』が行われる。
※これらは、撮れていない。
16時過ぎからゴザが敷かれる。
へっつい(炊事場)からどんどん食べ物が運ばれてくる。
こちらはただ見ているのみ・・・。
先湯の御神酒(御神酒開き・夕食)
先湯一に先立つ御神酒の宴であり、夕食を兼ねている。
竈の四方に敷いたゴザに、先湯一を務める式礼二人と願二人を正面にして、三方に氏子たちが座り、空いた場所に見物客が座る。
帳元が「先湯の御神酒を用意しましたので召し上がり下さい」と挨拶をする。
もちろんビールではなく、日本酒だ。
夕食が始まる。
では私も御相伴にあずかります。
焼きさんまだ。
けんちん汁、ごはん・・・と続く。
エビフライ、漬物、お酒を飲み、おなかがいっぱいになった。
夕食を買う必要は全くなかった・・・・ということだ。
ここで隣りに座った浜松の御大と祭りの話をして、
三遠南信の祭り一覧とメールアドレスを入手、また会えそうな予感がするな・・・。
17時15分には片付けが終わる。
これから『先湯一』(湯開き)が始まる。
源王大神の湯立て『役湯』である、中央の二人が式礼、その両隣りが願ばたきである。
丸膳には、大根の輪切二切・塩・御神酒・お白餅・祓幣・火打ち石・大豆だ。
『五大尊 印 呪文』(1)
火花が散る。
五方五座で繰り返される。
鈴を鳴らしてから立ち上がる、竈の左の座へ移動して、同じことを繰り返す。
遠山氏の家紋だ、お茶碗に箸の図だ。
『五大尊 印 呪文』(2)
『産土の舞』
五大尊と同じく、役湯・準役湯にのみ伴う舞である。
『産土の舞』(1)
右手に鈴を持ち、左手には扇をもって舞い、竈を一回りする。
『産土の舞』(2)
18時少し手前、『湯木舞』が始まろうとしている。
帳元二人が源王大神の祠から湯木を水干にのせて持ってくる、
竈を一周してから式礼二人、願二人に渡す。
『湯木舞』
湯木を両手で持ち、五方に対して行う。
『湯開き』という。
『湯開きの唱』
謹請中央の神の湯を 守り開かにゃ誰開く・・・。
湯木に巻いてあった帯封を口にくわえる。
氏子たちが集まり、アトをとる。
『湯殿渡し』
御白妙を もろ手に持ちてな ヤンヤーハーハ おがむ
おがむには 四方の神々な ヤンヤーハーハ
〔正八幡社〕は 湯殿へ渡るな ヤンヤーハーハ 湯衣
ァー湯衣や あやかにしきかな ヤンヤーハーハ
※〔 〕の中はかわる。
『湯召し』
二本の湯木を揃えて、両手で持ち、湯殿渡しと同じ足取りで踏み出した時、
湯木を右手で持ち、その先で湯を軽くはねる。
『湯召し』
〔梵天帝釈〕へ御湯召 おみかげこーぐそ 雲と昇ぼれ
禰宜が湯立ての神楽歌のモトをとり、周囲の者が鈴を鳴らしてアトをとる。
『御湯を召されたら雲となって上がって行ってください』 という意味である。
湯木を合わせ持って、釜の上に水平にかざして振りながら唱え、最後に湯木で
手の平を叩く。
まだ18時30分である、あと12時間以上ある、
『この祭り、半端ないって!!!』
『先湯二』『先湯三』へと続いていく・・・。
『子どもの舞』
ここでも後継者不足は大きな問題だという。
拝殿前では、初詣り(?)が行われる。
※合っているだろうか・・・自信ない。
時刻は19時30分、残り12時間だ!!
今が何の儀式がわからなくなってきた・・・『まぁ、いいか・・。』
このように夜は更けてく・・・。
時折、外気が入り、体を震わす・・・・。
『外にはいきたくない!!!』とニート的なことを考えてしまう。
時刻は21時15分だ。
21時30分、『神の子上げ』だろうか・・・。
時々、瞼が重くなり、ウトウトしてしまうが、寝ることはなかった。
ボーッと見ていると、不思議な気持ちになる。
祭に溶けこんでしまうような・・・・・・。
22時25分、竈の清掃となる。
野球に例えると、7回かな・・・と芝整備を思い出すが・・・。
まだまだ、舞は続く。
しかし私は少しだけ疲れ、この位置が定位置となってしまった。
若い衆は元気がある!!
時刻は23時となった。
23時10分、再びゴザが敷かれ、食事の準備が始まる。
御一門の御神酒(夜食)の時間だ。
ごはん、けんちん汁の他にも、おかずも多く勧められ、満腹となった。
夕食は0:00までとなった。
そして、12月2日(日)に変わった、
南信州・遠山郷の地で、霜月祭の最中に、日をまたぐ・・・なんだか感慨深い。
そして、まだ7時間30分残っているという現実・・・なんという長丁場だ。
『遠山霜月祭・・・半端ないって!!』
※またそれかよ・・・・。
遠山霜月祭に行こう!《3-2》 完